ネット作品展「教材に使える10手台」出題中

ネット作品展教材に使える10手台出題中
 2月22日に一斉出題しました。
 初心者向けから上級者向けまで、詰将棋の面白さや楽しさが伝わる作品が揃っています。
 1問でも結構ですから解けた方は、解答をお願いします。
◇解答送り先: blogsokikaitusin@gmail.com
◇解答締切 : 3/20(月)
◇解答要領 : 解けた作品には作品展の主旨に見合った評価(「良・可・否の三段階評価)と短評をお願いします。
優秀解答者1名に呈賞
★図面は次のサイトから取り出すことができます。
http://firestorage.jp/download/dddefb791590baf9ebbe51759cdaa1aba3c6302a
パスワード 「kyouzai」です。

■お詫びと訂正
 2月8日にアップした「【結果発表】創棋会の年賀詰人気投票<6回目>」に誤りがありました。
   №21 「S」の作者名
     )廣瀬 崇貴 → )廣瀬 崇幹
 廣瀬さんには大変失礼いたしました。謹んでお詫び申し上げます。
 ご指摘いただいたブログ読者の方には感謝申し上げます。ありがとうございました。

■春が近づいています
 近くの公園に散歩に行ったら梅の花が咲いていました。
 まだ満開ではないのですが、写真を撮りましたので、紹介させていただきます。

梅1

 桜の花が咲く頃には解答選手権ですね。

■打歩詰の作品紹介
 今回から打歩詰の過去の名作を紹介させていただきます。
 ある催しのために打歩詰を調べることになったのですが、そのときに思い出したのが「将棋めいと」13号(1992年7月)から19号(1995年11月)まで連載されていた湯村光造さんの「歩詰手筋総まくり」という論考。
 押し入れからめいとのバックナンバーを出してきて眺めているところですが、ここで取り上げられた作品を自分なりに鑑賞しなおして、紹介させていただきます。
 なお湯村さんの論考が契機となり「打歩詰大賞」が創設されました。
 同大賞の作品群はブログ「借り猫かも」で詳細に紹介されています。
http://torakamaneko.cocolog-nifty.com/blog/cat59275509/index.html


大橋宗桂作 将棋舞玉62番
舞玉62番
                     (圭は成桂)

 まず一作目は、ちょっと珍しい手筋から。
 なお本作はめいと13号で紹介されていました。
 古典らしい(?)おおらかな配置です。
 初手から53銀生、34玉(53同玉は71角)、23角、33玉、42銀引生、22玉、45角成とする手がありますが、そこで25成桂とされると(失敗図①)、これ以上続きません。

<失敗図① 25成桂まで>
失敗図①

 先ほどの手順で45に質駒があれば失敗図でも持駒が増えているので何とかなりそうです。
 そこで初手は45金とします。
 これは取る一手。まず銀から調べてみましょう。
 同銀には53銀生から同じように進めたとき45角成と銀を入手できます。25成桂とされても、23銀と打てます。しかも13玉には25桂、24玉と追えば、46馬と飛車まで取れるので、駒余りの詰み。
 それでは同飛はどうでしょうか。銀よりもっと強力な駒が手に入るので簡単そうです。
 同じように進めると23飛と打てます。
 しかし12玉とされた局面(失敗図②)は、なんと打歩詰になっているではありませんか。

<失敗図② 12玉まで>
失敗図②

 33飛生や43飛成と開き王手しても45銀と馬を取られ、13歩、22玉、34桂、同銀で詰みません。
 25飛成も45銀で全然ダメです。
 13飛成、同玉、25桂も筋っぽいのですが、24から15に脱出されると捕まりません。
 どこが悪かったのでしょうか?
 23に飛車以外の駒を打てれば打歩詰にはなりません。
 どこかに駒が落ちていないか…。

 盤を広く見渡すと、他の駒を入手する巧妙な手段がありました。
 45同飛のときに56桂と跳ねます。さらに34玉となったときに46桂と捨てます。
 同飛とさせておいてから23角と打つと、同じように進めたとき、56角成と歩を入手できるというわけです。
 今度は23に歩が打てますから12玉となった途中図では13歩が打てます。

<途中図:16手目 12玉>
16手目12玉

 ここからは、13歩~25桂~46馬と質駒を奪って一気の寄せです。
 本作は有利な駒を取ると詰まず、わざわざ不利な駒を取ることで打歩詰を打開しようとする構想を実現した作品でした。

【作意】45金、同飛、56桂、同歩、53銀不成、34玉、46桂、同飛、23角、33玉、
    42銀引不成、22玉、56角成、25成桂、23歩、12玉(途中図)、13歩、同玉、
    25桂、24玉、46馬、15玉、17飛、16香、27桂、26玉、35馬まで27手詰

 「四百人一局集」によると、大橋宗桂は1789年(寛政元年)に八世名人を襲位。「将棋舞玉」は1786年に献上され、献上図式としては最後のものということです。
 「舞玉」をキチンと鑑賞したことはないのですが、もう一局『古今短編詰将棋名作選』に採録された作品があるので、紹介させていただきます。

大橋宗桂作 将棋舞玉13番(『古今短編詰将棋名作選』第17番)
舞玉13番

 最初の5手が抜群の味の良さです。
 いきなり84桂は同龍があるので、93銀と捨て同角に84桂が手順の妙。
 今度同龍なら81銀から42龍があるので(75角の利きが消えた)同角の一手。
 ここで93金と只捨てするのが気持ちの良い一手。同玉なら91龍~96香から詰み。
 同角と取らせれば94金が消えたので94桂と打って龍の利きもそれるので42龍と馬を奪って収束です。
 前半の切れ味の良さが素晴らしい一局です。

【作意】93銀、同角、84桂、同角、93金、同角、81銀、82玉、94桂、同龍、
    42龍、81玉、63角、71玉、72龍まで15手詰

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★次回例会
[日時] 2017年4月16(日)13時~
[場所] 関西将棋会館 4F和室
[課題] 次回(6月号)企画展のため作品の一般募集は行いません。
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★偶数月の第三日曜日に例会を開催します。
 6月は18日です。場所は大阪市福島区民センターになります。
 毎回、何か課題作を持ち寄って楽しく過ごせるようにしたいと考えています。
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