【結果発表】創棋会の年賀詰人気投票<4回目>

【結果発表】創棋会の年賀詰人気投票<4回目>

 創棋会の年賀詰ネット作品展への人気投票結果発表4回目です。
 今回は「2017」の4作品です。


№13 「2」 真島隆志作
13)「2」

【作意】
 22歩成、同玉、13角成、同玉、33飛成、14玉、13龍、同玉、23角成迄9手

【人気投票】
 1位:0票、2位:1票、3位:2票
 総得点 4点、投票総数 3票 (得点は1位:3点、2位:2点、3位:1点で集計)

★13局目「2」は真島さん。看寿賞作家で現在は鳥取県在住。

作者のことば
 初形曲詰の創り方が分からず、今一つな出来ですみません。一応、形にはなりました。

★作者の皆さんコメントは控えめですが、本作も捨駒連発で好評でした。

須藤大輔
 入り方が難しく、考えさせられた。終わってみればいつもの収束。

★45角と34飛のバッテリーを活用する形にしたいのですが、どこから手をつけるか悩むところです。
 14飛が筋のように見えますが、同銀とされると22歩成、同玉のとき23に銀が利いてくるので23桂成と出来ません。
 32飛成もありそうな手ですが、同歩、22歩成、同玉、23桂成、31玉と逃走されます。
 そこで23歩が邪魔なので22歩成と消します。同歩なら32飛成、11玉、12角成から23桂成として駒余りの詰み。
 22同玉には13角成と捨てるのが好手。
 同玉に33飛成から13龍と34の飛車を捌いて同玉に23角成までの詰み。

中出慶一
 飛が3二でなく1三で捨てる手順が新鮮です。

★34飛をどうやって消すか、というのが考え処でした。

山下誠
 大駒捨てが続き、気分よく仕留める快作です。

★団子状態の飛角が捌けて気持ちが良いですね。

安田恒雄
 32飛成から読み始めて少し苦労しました。清涼詰は気持ち良い。

★清涼詰となる作品、ここまでも結構多いのに気がつきました。


№14 「0」 濱田博作
14)「0」

【作意】
 22金、同玉、24龍、31玉、22龍、同玉、34桂、23玉、22金まで9手

【人気投票】
 1位:2票、2位:2票、3位:0票
 総得点 10点、投票総数 4票 (得点は1位:3点、2位:2点、3位:1点で集計)

★14局目「0」は濱田さん。
 数字の「0」ですから細身に仕上げていただきました。
 初手24桂がかなり際どいのですが、11玉、12金、同飛、同桂成、同玉、14龍、13金合で逃れているようです。
 他には手が無さそうですが、34龍がいなければ34桂の筋があるということに気づけば22金から24龍と寄る手が見えます。
 このとき31玉と引かれた形が一瞬逃走を許しそうなのですが、22龍と突っ込めば25馬が52に利いているので取る一手。
 これで34桂が打てるので、どこに逃げても金打までの詰み。
 24龍から22龍が評価され投票では№12の「R」と並んで3位となりました。

作者のことば
 「0」だけに歩無しにしてみました。こういう企画は楽しいですね。

★歩無し図は少なく、他には8番・25番だけでした。

須藤大輔
 33桂が手順を暗示、というか明示?

★34桂から22金が見えるかどうかで難易度の評価が分かれます。

奥鳥羽生
 一瞬の逃亡感。しかし、長い馬の足があった。

安田恒雄
 左辺への逃亡が気になる所で24龍、22龍の押し売りの感触が良かったです。

★22龍に42(41)玉なら52金の一手詰ということが目に映らないと収束が見えません。
 初形の34龍は25馬の52への利きを隠す意味でも好配置です。

h160se
 龍消去が入るとはすばらしい。

★大駒捨てが入ると解後感がグッと上がりますね。


№15 「1」 則内誠一郎作
15)「1」

【作意】
 13銀、21玉、43角成、32金、33桂、31玉、42銀、同金、21馬まで9手

【人気投票】
 投票 なし

★15局目「1」は則内さん。
 今回の年賀詰組曲は則内さんの発案。20作を超える作品が果たして揃うのかと、弱気なブログ管理人の背中を押してくれました。
 また「1」の字も、作りにくいのではないかと率先して引き受けていただきました。感謝申し上げます。
 本作以外にもいくつかのパターンを投稿してもらいましたが、次の「7」のサイズとのバランスを勘案され、最終的に本作に落ち着きました。

 初手、詰将棋らしいのは33銀です。同金なら12角左成で詰みますが、同玉でも21玉でも詰みません。
 俗に13銀と打ち込むのが正解です。
 同金なら同歩成、同玉、12角成以下9手駒余りの詰みです。
 21玉と角を取る手には43角成と追撃です。
 12銀打があるので32金と上がって備えます。
 ここで33桂が巧打。同金寄は22銀打まで。
 やむなく31玉と寄って凌ぎますが、42銀が決め手です。
 同金に21馬と飛び込んで詰みです。

須藤大輔
 33銀から考えた。変化もあって初手は指しにくい。

★適度な紛れと変化が作品に深みを与えていますね。

安田恒雄
 序盤は少し時間を要しましたが、定番の収束で最終的に印象が薄くなりました。

★打った駒が捌ける展開になれば印象が変わったかもしれませんね。

中出慶一
 使い古された手筋が違う形で表現されているのが良いです。

★収束3手は習いある手筋ですが、13銀の俗手や32金の移動合が盛り込まれて新味が出たのではないでしょうか。


№16 「7」 信行寺持光作
16)「7」

【作意】
 13銀、同桂、24桂、同歩、23銀、21玉、31龍、同玉、32金まで9手

【人気投票】
 1位:0票、2位:0票、3位:1票
 総得点 1点、投票総数 1票 (得点は1位:3点、2位:2点、3位:1点で集計)

★16局目「7」は信行寺さん。中国地方にゆかりのある方のペンネームです。ペンネームの由来もそちらから。
 さて強腕の作者ですが、本作は難解さを排し、易しく仕上げていただきました。
 24桂と打ちたくなりますが13玉で逃れます。
 13銀と捨てるのが好手。13同玉は14銀があるので同桂と応じます。
 これで13玉の脱出ルートがなくなったので24桂と打てます。
 同歩に23銀の楔を打ち込みます。
 21玉とかわしても31龍と切るのが決め手で、同玉に32金打までの清涼詰です。

須藤大輔
 同一作が怖い形。

★同一作検索ではセーフでした。

安田恒雄
 実戦形できれいな手順ですが、どこかで見たような気がします。

★最後の3手、31龍と切って頭金というのは一つのパターンですね。

中村雅哉
 好形で易しく年賀詰にぴったり。

★思わず解いてみたくなるような好形。
 手順も筋良く指せば、変化や紛れはなく、最後は大駒も消えて気持ちよく詰みます。


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★次回例会
[日時] 2017年2月19(日)13時~
[場所] 関西将棋会館 4F多目的ルーム
[課題] ネット作品展 「教材に使える10手台
タイトル必須 …(  )向け(  )の教材
           初心者向けあぶり出しの教材
              実戦派向けミニ趣向の教材
指導要領(自作解説)【必須 …簡単なもので結構です
・ 条件『教え易い、分かり易い、覚え易い』
・ 投稿先 → blogsokikaitusin@gmail.com
      (いつもの宛先ではありません)
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★4月以降も偶数月に例会を開催します。
 偶数月の第三日曜日開催。
 毎回、何か課題作を持ち寄って楽しく過ごせるようにしたいと考えています。
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