【結果発表】創棋会の年賀詰人気投票<3回目>

【結果発表】創棋会の年賀詰人気投票<3回目>

 創棋会の年賀詰ネット作品展への人気投票結果発表3回目です。
 今回は「YEAR」の4作品です。


№9 「Y」 浦野真彦作
9)「Y」

【作意】
 21歩成、同玉、31金、同玉、22銀、同馬、41飛成、同玉、42金まで9手

【人気投票】
 1位:2票、2位:1票、3位:0票
 総得点 8点、投票総数 3票 (得点は1位:3点、2位:2点、3位:1点で集計)

★9局目「Y」は浦野さん。
 出品をお願いしたところ快諾いただき、頂戴したのがこの作品でした。
 一目、42飛の利きを通したい局面です。
 二枚馬の守りも強力なので、うまく攻めないといけません。
 初手は邪魔な22歩を21に成り捨てます。
 21同玉にはさらに31金と捨てて玉を危険地帯におびき寄せます。
 31同玉となったところで22銀捨てがうまい手。
 同馬と取らせれば42への馬の利きが消え、22の逃げ道封鎖にもなる一石二鳥の手です。
 最後は決め手の41飛成。同玉に42金まで頭金の詰みとなりました。

【作者のことば】
 連続捨てということでお許しください。馬2枚で余詰なしは幸運でした。

★随分控えめなコメントをいただきましたが、オール捨て駒の軽快作で、1位に推す方が2票、総得点は8点と好評でした。

須藤大輔
 形は綺麗。

★№5が均整のとれたYとすれば、こちらは駒が一枚少なく、かわいい「Y」です。

安田恒雄
 きれいな詰め手順ですが、初形で詰上がりが見えてしまいます。

★51銀・42飛が収束3手を暗示?

中村雅哉
 捨駒連発だが一目で解けて嬉しい。

★今回の連作曲詰の主旨にピッタリの易しい好作でした。


№10 「E」 広瀬稔作
10)「E」h

【作意】
 24銀、同玉、16桂、同金、22飛、同馬、14金まで7手

【人気投票】
 1位:0票、2位:0票、3位:1票
 総得点 1点、投票総数 1票 (得点は1位:3点、2位:2点、3位:1点で集計)

★10局目「E」は広瀬稔さん。昨年は看寿賞を受賞され、脂の乗っている作家のひとり。

須藤大輔
 22飛の筋だとすぐに分かる形。

★筋の良い人には24銀から22飛がすぐ見えたようです。
 初手の紛れとしては12銀がありますが、14玉で逃れです。
 初手は筋良く24銀から。
 同玉にあわてて22飛とすると、同馬、16桂に23玉と下がられてあわてることになります。
 16桂と22飛の手順前後はダメです。
 まず16桂と捨て、同金と取らせてから22飛と決め手を出します。
 これなら同馬とするしかなく、14金までの詰み。

h160se
 よくできた手筋もの。

★オール捨駒できれいにまとまった作品だと思います。

安田恒雄
 5手目22飛の発見で解決。3筋の駒が単なる壁になっているのが惜しい。

★壁を利用してうまく字形を表現したという見方もできますが…。


№11 「A」 野曽原直之作
11)「A」n

【作意】
 24香、13玉、22銀、同金、23香成、同玉、24金まで7手

【人気投票】
 投票なし

【作者のことば】
 新春向けの軽い作品ということで変化は一切ありません

★11局目「A」は野曽原さん。
 作者コメントのとおり変化はなく、すらすら解けます。

安田恒雄
 易しい手順ですが、スラスラで気持ち良く解けました。

★作意がすぐに見えた人には易しかったと思いますが、結構紛れがあります。
 たとえば32銀と金を取る手は結構手が続きます。
 32同玉に21銀と打つと35角が良く利いているので23玉と戻るしかありません。
 そこで24金では34角が良く利いているので、25香と打って34角を動かそうとしますが24歩と中合されてきわどく逃れます。
 32銀と取る前に26香を利かせておく手がありそうですが、それには25角と移動合され、34への脱出を図られると続きません。
 初手は俗ですが24香と短打が正解。
 これには13玉の一手。
 そこで22銀と逃路を塞ぎ、取れる駒を取らずに23香成と軽く捨てるのが好手。
 同玉に24金までとなります。
 なお5手目欲張って22同香成とすると24歩合とされて34角の守りが強く詰みません。

須藤大輔
 13桂がなくても成立していそうなのが残念。

★13桂がないと13金、同香、24香迄の早詰が発生します。


№12 「R」 山田康平作
12)「R」

【作意】
 25桂、同歩、24銀、同玉、14飛、33玉、34金、同桂、45桂まで9手

【人気投票】
 1位:2票、2位:2票、3位:0票
 総得点 10点、投票総数 4票 (得点は1位:3点、2位:2点、3位:1点で集計)

★12局目「R」は山田康平さん。
 管理人は全く面識がないにもかかわらず、厚かましく出品のお願いをしたところ快諾いただき、本作を投稿いただきました。
 「このレベルのもので良いでしょうか?」という謙虚なメッセージも添えられていましたが、見事人気投票の3位に輝きました。

須藤大輔
 持駒のせいか他の手に誘われなかった。

★桂の打ち場所を考えると手順が見えたという方は練達の士?

安田恒雄
 歩を吊り上げての銀捨ては気持ちが良いのですが、角頭の金が桂に変えてくれと言っています。

★実力者は配置から手順を推理する。

名無し名人
 25桂~24銀は好手順。作者予想=北浜健介氏。

★初手24銀と歩を取らず、25桂と捨ててから24銀と捨てるのが詰将棋らしい気持ちの良い手順です。

小池正浩
 空けた場所にグイッと捨てる24銀の感触が良いですね。

★指し手の音が聞こえてくるような短評。

中出慶一
 5段目の銀、金がきれいに捌かれるのが良いですね。

★捨駒は全部取ってくれます。それも異なる駒で取ってくれるので、不動駒が少なく、良く捌けた印象が残ります。

山下誠
 取らず手筋に始まり、爽やかに仕上げる好作です。

★流れるような手順で心地よく詰めることが出来ました。

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★次回例会
[日時] 2017年2月19(日)13時~
[場所] 関西将棋会館 4F多目的ルーム
[課題] ネット作品展 「教材に使える10手台
 ・ タイトル必須 …(  )向け(  )の教材
            初心者向けあぶり出しの教材
               実戦派向けミニ趣向の教材
 ・ 指導要領(自作解説)【必須 …簡単なもので結構です
 ・ 条件『教え易い、分かり易い、覚え易い』
 ・ 投稿先 → blogsokikaitusin@gmail.com
     (いつもの宛先ではありません)
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★4月以降も偶数月に例会を開催します。
 偶数月の第三日曜日開催。
 毎回、何か課題作を持ち寄って楽しく過ごせるようにしたいと考えています。
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