創棋会の年賀詰、人気投票のお願い

■創棋会の年賀詰~人気投票のお願い

  ★☆★☆★ 創棋会メンバーによる年賀組曲 ★☆★☆★
  「HAPPY NEW YEAR 2017 FROM SOUKIKAI」

 解答は1月8日のブログで公開していますが、解いた方も解いていない方も、
 お気に入りの作品を選んで投票をお願いします

 ◇投票送り先: blogsokikaitusin@gmail.com
  ※ブログのコメント欄から投票いただいても結構です(管理人承認制なので非公開です)。
   その際、投票された方のお名前を忘れないようにしてください。
 ◇投票締切:1/21(土
  この日は創棋会の新年会です。新年会会場での投票も受け付けます。
 ◇投票要領:
 ・お気に入り」の作品を3つまで選んでください
  1位 ○番、2位 ○番、3位 ○番と記載してください。
 ・短評:長くても結構ですので、たくさんの短評をお願いします。

★図面と解答は次のサイトから取り出すことができますhttp://firestorage.jp/download/da2d4ef0ab6c7a622c9ab346c141330e3247015bパスワードは「nengakai」です。

※解答を見ずに解いてみたい方はこちらから図面だけ取り出せます。http://firestorage.jp/download/81e461b4142198951db6dbbad2a51454148e0497パスワードは「nenga」です。

 なお投稿いただいたのは次の24名の方々です。(敬称略、作品順ではありません)
  浦野真彦、北浜健介、梶下雄貴、久保紀貴、柴田昭彦、信行寺持光、須藤大輔、
  則内誠一郎、谷本治男、鳥本敦史、中筋俊裕、中出慶一、中村雅哉、中村宜幹、
  野曽原直之、濱田博、平井康雄、廣瀬崇幹、広瀬稔、真島隆志、水上仁、
  柳田明、山田康平、吉松智明


創棋会の次回課題
 創棋会の次回課題は「ネット作品展教材に使える10手台~」です。
  ・タイトル【必須】…(  )向け(  )の教材
  ・指導要領(自作解説)【必須】 … 簡単なもので結構です。
  ・条件『教え易い、分かり易い、覚え易い』
  ・投稿先 → blogsokikaitusin@gmail.com
  ・投稿締切 2月19日(日)
  ・発表 2月20日以降、当ブログで一斉出題し、解答募集の予定

 この企画を通じて、多くの人に詰将棋の楽しさや面白さを知ってもらえる教材が出来ればいいな、と虫の良いことを考えています。

 それでは今回も過去の作品から「教材に使える10手台」の例題を紹介していきたいと思います。
 今回は華麗な捨駒、構想、あぶり出しの三作品を紹介します。
 最初の二作品はいわゆる好形作ではないのですが、いつかこういうものを創ってみたいと思わせるような作品だと思い取り上げました。教材としてはやや上級かもしれませんが、詰将棋の魅力を感じ取っていただければと思います。


高橋和男作(詰パラ1973年4月・半期賞、『古今短編詰将棋名作選』第185番)
高橋和男

 66から67に脱出路があります。それを意識して攻める必要があります。
 初手は67桂と応手を打診します。
 66玉なら75龍、67玉、49馬、58と、69香、68角成、77飛とピッタリ詰みます。
 取るしかありませんが、67同銀では37馬と寄られてどう応じても飛打の詰み。
 同との一手に56銀とします。
 66同玉は65銀と打たれるので、同銀不成とするのが巧い受けです。
 うっかり同銀成としては45や65から飛打があります。
 そこでじっと37馬と寄るのが継続の手段。
 46に合しないといけませんが、55に利かさないと54飛から詰みます。
 しかし銀合は、それでも54飛、66玉、55銀、同銀、同馬まで。54飛に45玉も36銀までです。
 36に利かす金合も54飛、45玉、36銀、同金、55まで。
 どうやっても詰みそうですが、好防があります。46角成の移動合です。
 今度54飛なら、66から57へ逃げ出そうというものです。
 攻め方も44銀と楔を打ちます。57玉には48馬を用意しています。
 45玉と寄られてどうやって詰めるのでしょうか?
 ここで連続して大駒を捨てる妙手順がありました。
 第一弾は55飛と馬の利きに捨てます。
 同馬と取らせて54龍が第二弾の豪快な決め手!

<11手目54龍>
高橋54龍

 同馬の一手に46香も緊張感のある詰め上がりです。
 55飛から54龍は、目を見張る収束ではありませんか。
 タイトルをつけるなら、「中級者向けに素晴らしい捨駒を知ってもらう教材」というところでしょうか。

【作意】67桂、同と、56銀、同銀不成、37馬、46角成、44銀、45玉、55飛、同馬、
    54龍、同馬、46香まで13手詰

 高橋氏は1952年生まれ、初入選が近代将棋1968年9月で、その作品で塚田賞を受賞されています。発表作は約100局。


小西真人作(近代将棋1973年2月、『古今中編詰将棋名作選Ⅰ』補遺38番)
小西真人

 練達の士なら、ポツンと離れた28飛と持駒の香三枚から、香の連打を想起されることでしょう。
 43飛成では14玉から、また32角成なら34玉で上部脱出されてしまいますので、上部を塞ぎたいところです。
 しかしいきなり25香では、取ってくれれば32角成と出来るのですが、14玉とされて24銀成、15玉でつかまりません。
 ここは27香と遠くから打つのが正解です。
 今度14玉なら24銀成、15玉、12飛成まで。
 26や25に中合するのは24銀成までなので、飛車で取るしかありません。
 27同飛不成とするのが深謀遠慮の一手です。

<2手目27同飛不成>
小西27飛生
 ここでもう一度26香と離して打ちます。
 14玉なら、24銀成、15玉、12飛成まで。27が塞がっているので簡単。
 これにも26同飛不成と応じます。
 ここまでくれば次の一手は簡単ですね。
 そうです25香です。先ほどと同じ変化があるので同飛と取る一手です。
 三度の香打ち、いずれも飛車にくっつけて打つことで、24銀成から12飛成の変化で詰ますことができるわけです。
 27・26・25と香の三連打で25玉の脱出路がふさがりました。
 待望の32角成 … とすると13玉で打歩詰です。
 実は2手目と4手目に飛不成と応じたのは打歩詰に誘うためだったのです。
 飛成だと25飛は龍になっているので、32角成、13玉に14歩と打つことが出来、同龍、22馬までとなってしまいます。
 そこで攻方も32角不成とするのが正解です。

<7手目32角不成>
小西32角生
 今度は13玉に14歩と打てます。
 22玉に33歩成とすれば、同玉には43角成~32馬~43飛成があるので11玉と逃げます。
 32角を21に捨て、同玉には31と と寄り、11玉に12飛成と飛車も切って13香まで。
 飛角を消しての収束もきれいに決まりました。

 玉方の飛不成に攻方の角不成。双方不成が主題の一局です。
 また導入部の三香連打も、シンプルな仕組みで上手く出来ています。

 タイトルをつけるなら、「初心者に構想作の素晴らしさを知ってもらう教材」というところでしょうか。

【作意】27香同飛不成26香同飛不成25香、同飛、32角不成、13玉、14歩、22玉、
    33歩成、11玉、21角成、同玉、31と、11玉、12飛成、同玉、13香まで19手詰

 小西氏は1954年生まれ、詰パラ初入選は1969年で、70~80年代に活躍されました。
 発表数は約110題とのことです。


相馬康幸作(報知新聞1987年3月23日、看寿賞)
相馬康幸ヒロエ

 三局目はあぶり出しです。
 それも三段曲詰という珍しい作品です。
 女流棋士の中井広恵さんが女流名人在位時に相馬さんが贈られたもので、表彰式で披露されたものが新聞に掲載されたとのこと。
 まず初形がの字です。
 二枚の香に桂の紐がついているので脱出の心配をせずに攻められます。
 初手53金が巧い導入です。45金と上から押さえたいところですが、45に桂馬を打てなくなります。
 53同玉に45桂と打って拠点をつくります。
 62玉には63香成から73金とします。これで52玉なら64桂打、54玉なら55歩から53桂成で駒余りの詰み。
 そこで45桂には54玉とするのですが、続けて53金から清算するのが、貴重な金を手放してしまうだけに少し指しにくいかもしれません。
 53金、同と、同桂成、同玉に、もう一度45桂と打って54玉となったところでの字が現れます。

<10手目54玉「ロ」>
相馬康幸ロ
 ここからは収束です。
 55歩と打ち同と と取らせて66香の利き筋を通します。
 53桂成と捨てれば同玉に63香成が可能になりました。
 詰上りはです。

<詰上り「エ」>
相馬康幸エ

 手順に難しいところはなく、53への捨駒が繰り返されるところにリズミカルな味があって、解後感も良いと思います。

【作意】53金、同玉、45桂、54玉、53金、同と、同桂成、同玉、45桂、54玉、
    55歩、同と、53桂成、同玉、63香成、54玉、64成香まで17手詰

 詰将棋は実戦の終盤を切り取ったものではありません。あぶり出し曲詰などは、その代表の一つです。
 「詰上げたときに文字が現れる!」初めてあぶり出し曲詰に出会ったときには、手順よりもそのことに感動したものです。
 本作では初形が文字になっていて、途中で別の文字が現れ、詰め上がりも文字になるという三段曲詰ですから、その素晴らしさは形容できません。見事看寿賞を受賞されています。
 タイトルをつけるなら、「中級者に曲詰の素晴らしさを知ってもらう教材」というところでしょうか。

 相馬氏は趣向作家として有名。作品集に『Collection』があります。


 次回は上級者向けの手筋紹介を予定しています。

***【2017年の予定】********************************************
新年会
 日時:1月21日(土)、18時開始
     昼間の例会はありません。
 場所:海心丸 福島駅前店 TEL:050-5799-5113
    〒553-0003 大阪府大阪市福島区福島7-6-23 日の出ビル2F
      JR環状線 福島駅 徒歩1分
      JR東西線 新福島駅 徒歩5分
      阪神線 福島駅 徒歩5分
 会費:3,000円(学生・女性は1,000円
    昨年に続いて、感謝会費です。
 初めての方も大歓迎です。

****************************************************************
★次回例会
[日時] 2017年2月19(日)13時~
[場所] 関西将棋会館 4F多目的ルーム
[課題] ネット作品展 「教材に使える10手台」
 ・タイトル【必須】…(  )向け(  )の教材
 ・指導要領(自作解説)【必須】
 ・条件『教え易い、分かり易い、覚え易い』
 ・投稿先 → blogsokikaitusin@gmail.com
      (いつもの宛先ではありません)

*******************************************************************
★4月以降も偶数月に例会を開催します。
 偶数月の第三日曜日開催。
 毎回、何か課題作を持ち寄って楽しく過ごせるようにしたいと考えています。

*******************************************************************

※当ブログのコメントは管理者承認制になっていますが、下記アドレスに直接ご意見をいただければ、
  必要に応じて、返信させていただくとともに、内容をブログに反映するようにいたします。
      blogsokikaitusin@gmail.com
                                                以上
スポンサーサイト
コメント
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する