詰パラ12月号到着&創棋会例会12/18(次回課題の例題:曲詰)

■詰パラ12月号到着
・表紙:若島さんの入選100回。おめでとうございます。
・短編コンクール(11P~)。今月は何といってもこれです。9手詰が50題。
 昨年の覇者柳澤さんは不在ですが、三輪さん、武島さん、中村さんの名前はあります。果たして優勝は誰か?
・同人室(21P~)。第82回です。年2回開催ですから結構な歴史ですね。
 今回の課題は、回数にちなんで「82玉」でもよさそうなところですが「81玉」。
 意欲的な構図の作品も出題されています。
 今年は鈴川さんや若島さんが同人入りされたので、顔ぶれも変わってくるのでしょうか?
・同人入り記念作品展(22P)。若島さんは50年かけての同人入りとのこと。
 長期間、中味の濃い作品を発表し続けて同人入りされたことも驚きですが、解答選手権の企画・実行、『この詰将棋がすごい』の発行、各種の論評、と創作以外の分野でもハイレベルな活躍を続けておられることが驚異です。
・大学補講(23P~)。久保教授のことですから楽しい作品が揃っていることと思います。
・創棋会作品展(24P~)は後記します。
・全詰連の頁(25P~)。二上九段逝去。名棋士である以上に『将棋魔法陣』の作者として詰棋界に名を残されることでしょう。
 管理人が初めて手にした『将棋魔法陣』は初版の青焼きコピーで、全般的に当時の棋力では理解できるものが少なく、銀が5枚の作品があったりして、野口ブックスから改訂版が出るまで本棚にしまい込んだままでした。
・ちえのわ雑文集(32P~)。なぜか會場さんによる「2015年デパート年間表彰」。
・会合案合(48P~)。各地で会合が開催されました。また1月の会合案内も出ています。
 創棋会も新年会を開催しますので、どうぞ顔を出してください。
  新年会 日時:1月21日(土)、18時開始
  場所:海心丸 福島駅前店
 その前に12月は例会がありますので、ご参加および課題の投稿をお待ちしています。
・今月は記事が多かったのか、読者サロンはありませんでした。

創棋会作品展(24P~)。課題は「合のつく手筋、3通り以上」。
 素晴らしい作品が揃いました。解かなければ損です
 1題でも解ければ(いや解き掛けでも結構です)、ぜひ解答を出してください。
 当ブログでも、コラボ企画で、一題解答募集します。

創棋会作品展「合のつく手筋、3通り以上」
~ネット出題~
廣瀬崇幹作
合の手筋3通り_ブログ出題

◇解答送り先: blogsokikaitusin@gmail.com
◇解答締切:12/31(土)
◇解答要領:
  ・全手順記入ください。
  ・評価:ABC評価をお願いします。
  ・短評:長くても結構ですので、たくさんの短評をお願いします。


■創棋会の次回課題
 12月の創棋会例会は、12月18日(日)です。
 例会で選題する次回課題は「29の桂が跳ねる17手詰」。
   29は平成29年、干支は「酉」→とり→鶏→桂、17は2017の下二ケタ
   「新年に大きく躍進する⇒干支が空を翔ぶ⇒桂が跳ねる」
 ということで来年にちなんだ作品を募集しようという意図です。

 それでは例によって課題作の例題を過去の作品から紹介していきましょう。
 今回の例題は曲詰です。

田中至作(『過雁組曲』第47番)
田中至「ス」過雁組曲47番

 初手77銀とすると一気に視界が開ける感じ。
 74玉は73銀成があるので56玉とかわします。
 66飛と浮いたとき、55玉か45玉か、ちょっと考えさせられますが、45玉には37桂があるので55玉とします。
 54金と銀を取って戦力を補給します。
 これを同銀では64銀から37桂で早いので同玉と応じます。
 ここで53銀成と捨てておくのが51角が活用を見てうまい手です。
 同歩と取らせて63銀と楔を打ち込みます。
 37桂を嫌って55玉と綱渡りのような受けですが、ここからが気持ちの良い収束です。
 まず73角成として同飛と取らせます。
 続いて、65金、45玉に待望の37桂跳ね
 同金と取らせておいて、55金と捨てれば、同玉に37馬と質駒になった金を奪って、同香成に46金まで「ス」の字が浮かび上がります。

<詰上り「ス」>
田中至「ス」

【作意】77銀、56玉、66飛、55玉、54金、同玉、53銀成、同歩、63銀、55玉、
    73角成、同飛、65金、45玉、37桂、同金、55金、同玉、37馬、同香成、46金まで21手詰

 『過雁組曲』は田中至さんの曲詰集で1969年に発行されました。
 内容は「イロハ」48文字、「ABC」26文字、「一二三」10文字、「123」10文字、最後は「タナカイタル」6文字の計100文字。
 作者は本作品集の創作に当たり、次の3点を特徴として取り組まれたとのこと。
 「飾り駒を含まない」「自陣の小駒成駒を含まない」「変化手順にキズを残さない」。


安達康二作(詰パラ1999年11月、『夢の車輪』第105番)
安達康二詰パラ199911

 本作は「だんご三兄弟・三男」と題して、「長男」「次男」と三作同時に出題されました。
 初手は37桂と跳ねて、角を取ります。
 36玉なら、44角として、大駒の力で詰みます(㋑参照)。
 16玉には49角が限定打。38角では、15玉、14銀成、同玉、47角に36桂合で詰みません。
 49角に15玉なら、14銀成、同玉、13角成、15玉(同玉は25桂から二枚飛車が働く)、35飛成、同金、27桂として詰みます。
 この27桂を消すために27歩と捨合するのが好防。
 (なお先の変化で39飛の効きを遮断するために38歩合とする手も考えられますが、同角、15玉、14銀成、同玉、47角、23玉に、22飛成から44角とする好手段があって同手数駒余りとなります。)
 27同角以下は、この角を36~14と消去。
 さらに13角成から35飛成と気持ちの良い手が飛び出し、収束も味良く26桂の限定合が飛び出し、もう一度29桂と打ちなおして、38金の捨駒から17馬まで、気持ちよい詰め上がりとなります。

<詰め上がり図>
安達康二「三男」

【作意】37桂、㋑16玉、49角、27歩合、同角、15玉、14銀成、同玉、36角、23玉、
   14角、同玉、13角成、15玉、35飛成、同金、27桂、16玉、17歩、同玉、
   35馬、26桂合、29桂、28玉、38金、同桂成、17馬まで27手詰
㋑36玉、44角、47玉、38角、58玉、49角、69玉、67角、59銀合、同飛、同玉、52飛成以下。

 安達康二氏は2013年逝去。曲詰の名手として知られています。
 『夢の車輪』は安達氏の作品集で、2015年に出版されました。


 例会前にもう一度29の桂が跳ねる作品を紹介します。

***【次回例会】*****************************************************
[日時]2016年12月18(日)13時~
[場所] 関西将棋会館 4F 多目的ルーム(広めの洋室)
[課題] 「29の桂が跳ねる17手詰」(29手以内)
作品の投稿先 ⇒ sokipara@yahoo.co.jp
編集部に郵送いただいても結構です。

***【来年の予定】*****************************************************
新年会
 日時:1月21日(土)、18時開始
 場所:海心丸 福島駅前店(JR福島駅近く

 (昼間の例会はありません。)
 詳細は追って案内します。

★2月以降は偶数月に例会を開催します。
 偶数月の第三日曜日開催。
 毎月、何か課題作を持ち寄って楽しく過ごせるようにしたいと考えています。
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