【結果発表】ネット作品展「すらすら解ける20手台」<16回目>

【結果発表】ネット作品展「すらすら解ける20手台」<16回目>

結果発表16回目です。

ラス前の出題19番目は しまなみペア さんの作品。
本作は、信行寺持光さん(尾道市)と高縄山ろくさん(松山市)の合作です。
お二人とも中四国の縁のある作家。詰四会や詰備会の常連メンバーでもあります。
ペンネームも中四国の観光スポットから。
倉敷の全国大会終了後、しまなみ海道に向かわれサイクリングを楽しまれた方もいらっしゃったのではないでしょうか。

⑲しまなみペア作「TetrisⅡ」
⑲_2しまなみペア作

【作意】
33角成、同玉、32金、㋑24玉、23と、同玉、22飛、34玉、35歩、㋺同と、
36桂、同と、35歩、同玉、26飛引成、34玉、43飛成、同馬、35歩、45玉、
46龍まで21手詰

㋑同馬は44銀、42玉、32桂成以下早詰
㋑34玉は33飛、25玉、17桂以下早詰
㋺同玉は36歩、同馬、47桂以下早詰

【作者のことば】
17手目43飛成=狙いの手(打歩詰回避)
詰上り(図)=タイトルの意味
⑲_2しまなみペア作詰め上がり

【正解】
17手目→43飛成
手数→21手

【評点】(Aは3点、Bは2点、Cは1点とし、誤無解を除いて集計)
平均点:2.07、A:4、B:7、C:3、誤解:0、無解:3、無評価:0

★出題時タイトル表示をうっかり。大変失礼いたしました。
 初形は5×5に収まっており、まずまずの形です。
 ただ、どこから手をつけるか、筋らしき手が浮かびません。
 少し考えると、46飛の横利きを無くさないことや43からの逃走路に注意することなどに気がつきます。
 そこでやりにくいのですが33角成から32金と打ちます。
 32同馬には44銀から32桂成と馬を取れば51玉には73角があって詰みます。また34玉なら33飛です。
 最善は24玉。14飛で簡単そうですが35玉とされ47桂、25玉で打歩詰。
 ここは俗に23と と歩を取るのが正解。
 23同玉に22飛と据えて、ようやく筋に入ってきた感じです。
 34玉には35歩の軽手で応手を訊きます。
 同玉なら36歩と連打し、34玉なら26桂以下、36同馬なら47桂として詰みます。
 同と とる一手に、26桂と捨てます。35にと金を呼んで、その利きに捨てるのが味の良い手です。
 同と と取らせて、もう一度35歩と叩きます。
 同玉、26飛成、34玉と進んで、何と打歩詰。
 そこで打開の好手が43飛成です。
 何の利きもないところにドカンとタダ捨てする気持ちの良い一手です。
 同馬の一手に35歩と打つことが出来、45玉に46龍まで、テトリスがくっきりと浮かび上がりました。
 ところでテトリスというゲームで遊んだことのある人、どのくらいいるのでしょう?
 落ちモノゲームの走りで、流行は90年代だったように思います。
 よく似たものには「ぷよぷよ」「ドクターマリオ」なんかがありました。子供とTVゲームで遊んだのを思い出しました。


名無し名人
 序にもう一工夫ほしい。 

有吉弘敏
 32金を入れるためだと思いますが、序の5手の2回の駒取は少し違和感があります。

★筋の良い人は、駒取りに抵抗があったかもしれません。

三輪勝昭
 10手目同玉の36歩、同馬、47桂は好変化。
 最後43飛成格好いい。
 序盤8手は逆算か。この紛れがあれば良しの手順は不快なので創り直して欲しい。」

奥鳥羽生
 満を持しての43飛成といったところ。35同玉の変化も一興。

★導入部分の評判がいまひとつなのは、おそらく作者も自認?
 10手目35同玉の変化はいいですね。

鳥本敦史
 序盤の駒取りも悪くはない感じ。

★そう言っていただけると嬉しいです。

則内誠一郎
 短評:詰上り図が命。歩3枚はパクりすぎ。

山下誠
 かなり強引な手順だが、詰上がりを見て納得。

★出題時タイトル表示をうっかりしたので、色々な受け止め方が発生。

山本勝士
 好形で難局。詰め上がりふたつの三角形をあぶり出す大秀作

★そのように見えないこともありません。

野曽原直之
 あぶりだし「TT」?と金を斜めに誘う手順が面白い。

★横に並べば絵文字の「TT」ですが…。

中出慶一
 田舎の曲詰(文字・形は不明)で、最後飛捨てが入り、締まった仕上がりになった。

河童生
 33角成から始まって、最後の締めは43飛成捨て。
 最終図が面白い。何に似ているかな?

★形の面白さは伝わったと思います。

中村雅哉
 強力な持駒に色々な紛れ筋。綺麗にできた曲詰の好作だが、課題に全くそぐわない(笑)。

★導入を過ぎればスラスラだったのですが…。

nono_y
 序は駒取り&俗手連発で難解。
 と金を誘導して取る「すらすら」手順を経て、狙いの飛捨て。
 序は看板に偽りありだが、あぶり出し締めなら文句なくA。

★序は他に手がないところですが、32金は打ちにくい手ですね。

金少桂
 テトリス!
 前々回会合で原図を見たので、比較的すぐにあれだな、とわかった。
 なので、序は変化飛ばししました。
 原図を見てなかったらかなり苦戦しただろうと思う。すらすら度45点。

★デジャヴ?
 読み飛ばしの術を使えば、それほどの難度ではなかったでしょうね。

★導入は逆算の苦労がしのばれるところですが、評判はいまひとつ。
 しかし、中盤からはすらすら度が上がり、と金を誘い出す細かな手順は味が良く、決め手の43飛成は切れ味抜群で、詰め上がりが象形ということで、盛り上がる演出でした。
 出題時にタイトルを表示していればもっと評点が高くなったのではないかと残念です。


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   blogsokikaitusin@gmail.com

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***【次回例会】*****************************************************
[日時]2016年10月16日(日)13時~
[場所] 関西将棋会館 4F和室
[課題] 「合のつく手筋、3通り以上」(移動合・打診合など。造語も可。)(29手以内)
作品の投稿先 ⇒ sokipara@yahoo.co.jp
編集部に郵送いただいても結構です。
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以上
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