【結果発表】ネット作品展「すらすら解ける20手台」<7回目>

【結果発表】ネット作品展「すらすら解ける20手台」<7回目>

結果発表の7回目です。

その前に、前回発表のh160seさんの結果発表に対してコメントをいただきましたので紹介させていただきます。

三輪勝昭
 nono_yさんの短評を見て人それぞれだなと思いました。
 その手順に出来るかどうか知らないが、34歩合から馬鋸で桂を取る作品になったとします。
 で、そのどちらを採択するか?
 僕は馬鋸の作品には絶対しません。
 まあ、僕が馬鋸嫌いと言うのがあるのですが、馬鋸にすると詰上り45角が馬になってしまう。
 僕はこれが決定的に差があると思う。
 僕に賛同する作家も多いと思いますが、これは性格なんだと思う。
 そして、性格が作風になって行く。
 だから詰将棋は面白い。

★詰棋観は人それぞれ。だから創作も解答も鑑賞も面白いと言えるのではないでしょうか。

さて本日は9題目。ベテラン山本さん、④番に続く登場です。

⑨山本勝士作
⑨_2 山本勝士_12玉

【作意】
11銀成、同玉、33馬、同銀、21と、同玉、32角、㋑31玉、22歩成、同玉、
23香、12玉、24桂、同銀、21角成、23玉、32馬、12玉、23銀、11玉、
22銀成まで21手詰
㋑ 11玉は、22銀、同銀、12香、同玉、24桂以下

【正解】
8手目→31玉
手数→21手

【評点】(Aは3点、Bは2点、Cは1点とし、誤無解を除いて集計)
平均点:1.54、A:0、B:7、C:6、誤解:0、無解:3、無評価:1

★実戦型。
 23から14の逃走ルートが見えているので、それを防ぐ手を考えなければいけない。
 22銀を動かすしか手はないが、21銀生は23玉でダメ。
 となると11銀成と香を取る手になるが、33角が利いていてちょっとやりにくい。
 23玉なら34馬、14玉に16香で詰むので、同角か同玉か。
 同角なら同馬、同玉に21と と寄れば、同玉、32角、11玉、22銀、12玉、21銀生、11玉、12香と俗に追って詰む。
 同玉と取るのが最善だが、今度21とでは、同玉、32銀打、12玉、22歩成、同玉、33馬、同玉、55角、44歩、45桂、22玉、44角、12玉と手は続くが捕まらない。
 平凡に33馬と角を取るのが正解。
 玉方も同桂は22銀~21角があるので同銀と頑張る。
 21と と桂を取れば、12玉には22歩成から34角とする手があるので、同玉と応じる。
 32角と打ったところで、玉は31に逃げるか、11に逃げるか。
 どちらに逃げても同じようですが、11玉だと22銀と捨ててから12香と打つ手があり、24桂から21角成と角捨ての好手があって早く詰む。
 31玉には軽く22歩成と捨てて23香と打換えます。
 今度は12玉と寄るしかないのですが、24桂の打ち捨てが退路封鎖の手筋。
 同銀と取らせれば、32角を馬に変えてから23銀打で幕です。

金少桂
 変化読みが極めてメンドクサイ実戦的な作。
序の駒取がやや露骨すぎる。すらすら度35点。

河童生
 これはスラスラ。いいえ、ゴジャゴジャで詰みました。

★一手一手に変化があって手が止まります。すらすら度が落ちました。

奥鳥羽生
 11玉の変化は(の方がw)好手順。

★確かに作意よりも詰将棋らしい手順ですね。

三輪勝昭
 32角に11玉は22銀、同銀、12香、同玉、24桂、11玉、21角成があるのか。
 良い変化だけど、変別限定なんで……。
 その32角~24桂のところだけ詰将棋らしいが、序盤と収束は頂けない。

★変別限定というのは「作意と同じ手順でも詰むが、変化別詰があるから誤解、作意は限定されている」という意味でしょうか。
 変化は割り切れているので問題はないわけですが、親切設計ではないということですね。

有吉弘敏
 詰将棋らしい手が少ない・・ですね。

★気持ちの良い大駒捨でもあれば、また印象は変わるのですが…。

山下誠
 序の駒取りが露骨すぎて、印象が悪い。

久保紀貴
 駒取りだらけで好手がない。

中出慶一
 序盤の3連続駒取り手順を解消した作りを期待します

★ダイレクトな駒取りが続いたのが不評でした。
 駒を取る手は演出次第では俗手の妙手になったりするのですが、本局は駒取の前後に工夫が欲しかったですね。

名無し名人
 いきなり駒取り三連続とは。ここまでして実戦型にするのがベテランの味?

★ベテランの味を発揮した好作を見せていただけるのを期待しましょう。

nono_y
 3連続駒取りで始まる、実戦形らしい詰む将棋。
 誤解であってほしいが…

鳥本敦史
 一本道。 

★お二人には一目だったのでしょうか。
 それほど易しくはなかったと思いますが。

濱田博
 かなり難しかったです。

某氏(無解): 
 多分11銀成の筋だが、紛れが多く例会では時間切れ。5分くらいでサクっと解けないと課題不適合です。

★直感で追える展開ではないので、「5分でサクッと」はちょっときびしかったかもしれません。

則内誠一郎
 将棋の力をつける20手台なら合格。

★「実戦型」ですが、読みの力が要求される「実戦的」な作品でした。
 味のある変化もあって上手くまとめられていますが、駒取りを忘れさせてくれるような好手が盛り込まれていれば、もっと評価は上がったと思います。


☆結果発表へのご意見や感想などがあれば、下記宛にご一報ください。
 随時紹介させていただきますので、よろしくお願いします。
  blogsokikaitusin@gmail.com

***【次回例会】*****************************************************
[日時]2016年10月16日(日)13時~
[場所] 関西将棋会館 4F和室
[課題] 「合のつく手筋、3通り以上」(移動合・打診合など。造語も可。)(29手以内)
作品の投稿先 ⇒ sokipara@yahoo.co.jp
編集部に郵送いただいても結構です。
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以上
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