【結果発表】ネット作品展「すらすら解ける20手台」<4回目>

【結果発表】ネット作品展「すらすら解ける20手台」<4回目>

結果発表の4回目は柴田昭彦さん。
大ベテランの登場です。
詰将棋の初入選が1953年3月の「詰棋界」ですから、作家として60年以上も活躍中!
1980年には作品集「詰将棋三十年」を発行されています。

⑥柴田昭彦作
⑥_2 柴田昭彦作

【作意】
14飛、㋑13桂合、同飛成、同玉、24角、12玉、13飛、21玉、33桂、同歩
12角、31玉、33飛成、㋺32飛合、同龍、同玉、42飛、31玉、41飛成、同玉
51角成、31玉、32歩、同玉、33香まで25手詰
㋑ 香合は、同飛成、同玉、24角、12玉、14香以下
  銀(金)合は、同飛成、同玉、24角、12玉、13飛、21玉、12角、31玉、42銀(金)まで
㋺ 金合は、同龍、同玉、42金まで

【正解】
14手目→32飛合
手数→25手

【評点】(Aは3点、Bは2点、Cは1点とし、誤無解を除いて集計)
平均点:1.94、A:3、B:9、C:4、誤解:0、無解:1、無評価:0

★柴田さんもペーパーでの投稿。
 前題に続いて持駒趣向で、作者得意の清貧図式です。
 金気がないので手がかりのつけ方が難しそうですが、玉を13に引っ張り出して24角と据えるしかありません。
 初手は合駒を稼ぐ14飛(15飛も可で、非限定)。
 2手目の合駒選び、金銀桂香の4択だが、金銀香は比較的簡単に詰むので、桂合に決定。
 24角から13飛と下段に追って、21玉にすぐ12角では31玉で手が続かない。
 いったん33桂と捨て、同歩と取らせておけば、31玉には33飛成が可能になる。
 ここでもう一度合駒を考えさせられるが、42龍の一手詰を防ぐのは飛車か金しかない。
 金は同龍~42金で簡単なので、32飛合と抵抗。
 今度は同龍~42飛~41飛成と取った飛を捨てて51角成と香を取れば、32歩から33香までのきれいな収束です。

nono_y
 持駒趣向の清貧図式で限定合も清貧。初手非限定は惜しいが、文句なくA

★最初から最後まで清貧でまとめられているんですね。

河童生
 2手目が決まれば、あとはスラスラ? そうは問屋は卸さない。

鳥本敦史
 合駒読みが面倒。 

★煩雑な変化ではないのですが、少し読む必要があります。

中村雅哉
 持駒に身構えるが、自然に追えば確かにそう難しくない。

久保紀貴
 使用駒趣向。手順の方は今ひとつ。

★攻め方の手は自然な手が多く、妙手感のある手は少なかったかもしれません。
 それが物足りなさにつながったのでしょうね。

山本勝士
 これはすらすらではない。ベテランの味。

名無し名人
 合駒メインの手順やまとめ方がいかにも柴田氏という感じ。

★作風が出た一局と言えそうです。

金少桂
 初形が洒落ている。手順は持駒大駒4枚の力技だけあって大味。すらすら度55点。

★金銀を使わないと粘りのある手順を創りにくい。大味とはピッタリの表現。

則内誠一郎
 美人だけど好みの分かれるタイプ。

★則内さんの好みには合ったのでしょうか?

濱田博
 初手の非限定はどうかな?B

★合駒を取ってすぐに消えるので、それほど気にはなりませんでしたが。

山下誠
 全体を通して、手順がやや安易。

三輪勝昭
 余り面白い手順ではないが、まあまあの作。

有吉弘敏
 収束が今一つ。

★33香までの詰め上がりはいい感じだと思うのですが。

野曽原直之
 収束の飛合や飛捨てが意外。

奥鳥羽生
 詰上り、何とか飛2枚は残らなかった。

中出慶一
 大駒4枚持駒で、2枚飛を消去する意欲作?
 合駒選択に苦慮するので、課題「すらすら解ける20手台」に忠実とは行きません。

★欲を言えば12角にはもう一働きさせたかったのですが、合駒もふくめて飛車をすべて消したのは作者の腕ですね。


☆結果発表へのご意見や感想などがあれば、下記宛にご一報ください。
 随時紹介させていただきますので、よろしくお願いします。
    blogsokikaitusin@gmail.com

***【次回例会】*****************************************************
[日時]2016年10月16日(日)13時~
[場所] 関西将棋会館 4F和室
[課題] 「合のつく手筋、3通り以上」(移動合・打診合など。造語も可。)(29手以内)
作品の投稿先 ⇒ sokipara@yahoo.co.jp
編集部に郵送いただいても結構です。
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以上
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