ネット作品展、解答締切は来週9/20です

ネット作品展、解答締切は来週です!

■香龍会に行ってきました。
9/11(日)香龍会に初参加。
管理人は、昭和50年代は三重県に住んでいたので、名古屋はなじみのある場所です。
香龍会も第一回(?)作品展に顔を出させていただき、一度は顔を出したいと思っていました。
今日は12名の方が参加。大変賑やかな会合でした。
すでに会合報告も出されているので、詳しくはそちらを参照いただければ幸いです。
http://blog.goo.ne.jp/tumesyougikaigou-kouryuukai
作品は、服部さんや三輪さんの新作、鳥本さんからは大道棋の紹介などがあり、楽しませていただきました。
また地元ということもあって、藤井聡太 新四段誕生に関する話題も盛り上がりました。

…折角参加しながら、創棋会のPRを忘れてしまいました…
香龍会の皆さん、このブログを読んで、ネット作品展への解答をお願いします!

■「すらすら解ける20手台」の解答締切は9月20日(火です!
創棋会のネット作品展「すらすら解ける20手台」、8月24日に投稿された20作を一斉出題しました。
文字通り「すらすら解ける」作品が揃っています。
解けた方、1問でも結構ですから、解答をお願いします。
作品を発表された作家の皆さんも、自作を語る絶好の機会です。どうぞ解答をお願いします。
20手台の作品20作に全手順記載は大変かと思いますので、解答記載方法は簡単にしています。

◇解答送り先: blogsokikaitusin@gmail.com
解答締切:9/20(火)
◇解答要領:
・「キーとなる一手」と「手数」を記入してください。(もちろん全手順記入もOKです)
※キーとなる一手は問題ごとに設定しています。
・評価:ABC評価をお願いします。
※Aは3点、Bは2点、Cは1点とし、誤無解を除いて、集計いたします。
・短評:「すらすら度」「好感度」「表現力」「技術力」等々、色々な角度からのコメントをお願いします。
長くても結構ですので、たくさんの短評をお願いします。


■次回課題作
12月号掲載予定の作品展の課題です。
「合のつく手筋、3通り以上 (移動合・打診合など。造語も可。)(29手以内)

それでは今回も「合のつく手筋」を含む過去の名作を紹介していきます。

今回は森田手筋を紹介します。
森田手筋というのは、打歩詰を回避するために玉方に歩を取る駒合駒として発生させるもの。
森田正司氏が第一号局を発表されたので森田手筋と呼ばれています。

<森田手筋 第一号局>
森田正司作(詰パラ1959年9月、『春霞』第27番、『古今中編詰将棋名作選』第70番)
森田手筋1号局

初手は軽く16桂。目的は同飛と取らせて逃路封鎖です。
玉方も同飛不成と応じて、27への利きを無くします。
25香、15玉、33馬、26玉と追った局面は打歩詰。
ここで44角と銀の利きに打つのが好手。
同銀は同馬以下。35に合するしかないのですが、頭に利く駒は同角から27に打てるので35桂合とするしかありません。

<図:35桂合>
森田35桂

この局面で44角がなければ27歩と打つことが出来ます。
そこで15馬と捨てます。同飛は、35角~27歩~28桂があります。
同玉に33角成とし、26玉と戻ったところが次図。

<図:26玉>
森田26玉

不思議なことに前図から原形のまま44角が消えました。
この局面なら打歩詰ではないので27歩と打つことが出来ます。
同桂成と取らせて35銀とすれば24馬までのきれいな詰みです。
35桂と歩を取る駒を合駒で発生させ、合駒を発生させた駒を移動させて打歩詰を解消するという新手筋の一号局でした。

作意:16桂、同飛生、25香、15玉、33馬、26玉、44角、35桂合、15馬、同玉
33角成、26玉、27歩、同桂成、35銀、同玉、24馬まで17手詰


次の一局は森田手筋を銀合で表現した一局です。

北川邦男作(詰パラ1960年12月、『渓流』第21番、『古今中編詰将棋名作選』第79番)
北川邦男196012

初手35歩とすると、同玉、25飛、34玉で打歩詰です。
まず54飛成と打診します。香は品切れ。角桂なら45龍まで。
44金は35歩、同玉として44龍と取れば、同歩に25金まで。
最善の受けは44銀合です。

<図:44銀合>
北川邦男44銀

ここで35歩、同玉と取らせて、25飛としたのでは、34玉で打歩詰です。
その前に65龍とソッポに捨てるのが豪快な一手。
同銀と取らせれば、今度は54龍が消えているので、25飛から35歩が打てるという仕組みです。
1号局が打歩詰の局面になってから44角を消して打開したのに対して、本局は事前に54龍を消しておくという点が異なりますが、65龍捨ては強烈な一手でした。

作意:54飛成、44銀合、35歩、同玉、65龍、同銀、25飛、34玉、35歩、同銀
23飛成、同金、25銀まで13手詰


続いては飛合の一局。
山田修司(近将1962年11月、塚田賞、『夢の華』第21番、『古今中編詰将棋名作選Ⅰ』第83番)
山田修司196211

55銀から攻めていくしかないところですが、43玉、44銀上、34玉となったところで、33桂成とすると、45玉、46歩、54玉で打歩詰となってしまう。
そこで25銀~26歩~14龍とすると、24合以下33銀成~44銀成~24龍とする手があるので、24飛合しかない。

<図:24飛合>
山田修司24飛

この辺までは手なりで進むかもしれませんが、ここから素晴らしい手が出てきます。
まず25龍と捨てます。これは同飛の一手。
33桂成、45玉、46歩、54玉となったときに36馬と捨てるのが継続の妙手。
同歩となった局面は、なんと25飛が55に利いているではありませんか。
これで打歩詰が打開出来、55歩から詰むのです。
歩を取る駒を発生させ、その駒を龍捨てで移動させ、さらに36馬の妙手で取歩駒の利きを通すという素晴らしい構想作でした。

作意:55銀、43玉、44銀上、34玉、25銀、同玉、26歩、34玉、14龍、24飛合
25龍、同飛、33桂成、45玉、46歩、54玉、36馬、同歩、55歩、同飛
43銀不成、53玉、63歩成、44玉、34成桂まで25手詰


最後は森田手筋に移動合の攻防を絡ませた一局です。

若島正作(詰パラ1973年11月、半期賞、『盤上のファンタジア』第51番、『古今中編詰将棋名作選Ⅰ』補遺40番)
若島正_パラ197311

いささかすごい初形ですが、59歩から48銀、桂を跳んで94馬で開き王手などの手が見えます。
59から48銀は打歩詰になるので、開き王手を考えるのですが、詰将棋らしく(?)ソッポに84桂と跳ねてみましょう。
ここで作意は85との移動合です。
その意味は後でわかります。

<図:85と>
若島正_パラ197311_85と

ここで76馬とするのが好手。
玉方もじっと67桂合と受けます。
頭の丸い駒以外は59歩~48銀~67馬と取って詰みます。
初手64桂では67歩合とされて詰みません。

<図:67桂合>
若島正_パラ197311_67桂

これで59歩~48銀からの打歩詰を取る駒が発生したのですが、76馬を消さなければなりません。
59歩から77馬と捨てる手が見えます。しかし同龍とされると、48銀、59歩、同桂成の局面で77龍の横利きがあって続きません。
それでは86馬はどうでしょうか?
これは同ととされると、何と94馬の利きが復活して59歩が打歩詰となってしまうのです。
2手目の85とは、この86馬と捨てる手を防ぐ巧妙な受けだったのです。
正解はここで95馬と捨て、同ととしてから86馬とするのです。
今度は94馬が消えたので、同とと取れば打歩詰が解消できるというわけです。
そこで玉方は最後の抵抗で77飛合とします。
67桂が動いたときに飛の横利きを活かそうという狙いです。
しかし48銀、58玉、59歩、同桂成となったとき、76馬と捨てる手があり飛の利きをずらすことに成功。

2手目の85と移動合の妙防に対して、95馬、86馬の連続捨で打歩詰を打開するという構想で、森田手筋に一ひねり加えた秀作です。

作意:84桂、85と、76馬、67桂合、59歩、同玉、95馬、同と、86馬77飛合
48銀、58玉、59歩、同桂成、76馬、同飛成、47銀、57玉、48金まで19手詰


「合のつく手筋」には色々なものがあり、組み合わせも様々な手段があると思います。
課題作「合のつく手筋、3通り以上」への投稿、お待ちしています。


***【次回例会】*****************************************************
[日時]2016年10月16日(日)13時~
[場所] 関西将棋会館
[課題] 「合のつく手筋、3通り以上」(移動合・打診合など。造語も可。)(29手以内)
作品の投稿先 ⇒ sokipara@yahoo.co.jp
編集部に郵送いただいても結構です。
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以上
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