詰パラ8月号が到着

■詰パラ8月号が到着
・表紙は野々村さん。新人かと思いきや、何と1980年代に創作を始められ、長い「積読生活」を経て、スマホ詰パラとの出会いで再燃されたとのこと。
・新人コンクール(18P~)。②国広さんは全国大会にも参加。山路さんが家庭教師をされている方ですね。
・ちえのわ雑文集(34P~)。小池正浩さん。自己紹介では鑑賞が主体とのこと。資料収集は苦労が多いと思われるが、淡々とした書きぶりには人柄があらわれているように感じられます。
・覆面推理(40P~)。やってみると面白そうなのですが…。
・読者サロン(46P~)。いよいよ大道棋教室が再開!集客度を基準に評価されるとのこと。スタートが楽しみです。「大道棋よもやま話」(30P~)でも紹介されています。
・会合報告(46P~)。創棋会の6/19例会報告など。長年世話役を務められた猪股さんが退任され、幹事に中出さん、事務全般は吉松、作品展は則内さんという体制になりました。猪股さんにはあらためて感謝申し上げます。
また本ブログでご案内のとおりWEB作品展を開催します。奮ってご投稿ください。

■創棋会の次回課題はネット作品展「すらすら解ける20手台
開催要領は以下のとおりです。
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♪♪♪♪♪ ネット作品展すらすら解ける20手台」 ♪♪♪♪♪
・ブログ「創棋会通信+α」で8月下旬に開催。
※応募作を一斉に出題する予定。
・作品投稿は下記アドレスで受付。
blogsokikaitusin@gmail.com
★いつもの投稿先ではないのでご注意ください。
※投稿図には、「作意」と「狙いの一手」を必ず記載。
※ペンネーム投稿もOKですが、実名を記載してください。
※投稿締切は8月20日(土)。

「やさしい中編作の発表の場が少なくなった…」と感じている方、「メールなら気軽に投稿できるのに…」とお考えの方、投稿をお待ちしています。
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■創棋会の次々回課題は「合のつく手筋、3通り以上」
次々回課題は以下のとおりです。
課題:「合のつく手筋、3通り以上」(移動合・打診合など。造語も可。)
投稿先: sokipara@yahoo.co.jp
締切:10月例会(10/21)
作品展:詰パラ12月号


さてネット作品展の投稿受付は8月20日(土)が締切です。
完全作はすべて掲載させていただく予定ですので、投稿をお待ちしています。

ということで、今回は「すらすら解ける20手台」の、解いて楽しい合駒趣向作を紹介させていただきます。


岡田敏作(近将1958年4月、『百合の露』第71番)
岡田敏_近将195804

34から43という脱出路が見えているので、初手は逃路に先着する43角
35玉には44銀(角)から48龍があるので、同龍と取る一手。
26銀と押さえて34玉に12角と打つと、意外に受けが限られている。
23香合は、同角成、同玉(同銀は35香)に14龍とすれば、同玉、15銀打(15香でも詰む)、23玉、24銀上、34玉、35香まで。
23桂合なら、35香のところで46桂がある。
23金合は、15銀打のところで金打から簡単。
銀は品切れ。
ということで23角合が正解となる。

<6手目:23角合>
岡田敏_6手目

同角成に同玉では14龍と切って15銀打とする手があるので同銀と取る。
そうなると攻めるには16から角を打つしかないが、今度の合駒は簡単。
頭に利く駒は取って35から打つことが出来る。桂なら46桂がある。
25角合しかない。

<10手目:25角合>
岡田敏_10手目

同角、同歩となった局面で、継続の手段が14龍の強手。
同銀と取らせて35銀が狙いだ。
24合が気になる変化だが、頭に利く駒以外は25龍まで。
香合は、23龍と銀を取り、14角から15銀打で詰む。
金合は、同龍として35金からばらせば13角打があって早い。
14同銀、35銀に、いったん23玉とかわすのがしぶとい受け。
24銀上、34玉となったところで、もう一度23から角を打って合駒を訊く。
頭に利く駒も桂も取れば一手詰なので、三度目の角合が最後の抵抗。
以下はばらして詰みとなる。
角打角合だけでなく43角や14龍などの大駒捨ても入り、軽快派岡田さんの解いて楽しい解後感のよい一局でした。

『百合の露』は1979年に発行された岡田さんの第二作品集。タイトルの通り、合駒百番の作品集である。

作意:43角、同龍、26銀、34玉、12角23角合、同角成、同銀、16角25角合、同角、同歩、14龍、同銀、35銀、23玉、24銀上、34玉、12角23角合、同銀不成、同銀、同角成、同玉、24銀打、34玉、23角まで27手詰


中出慶一作_(パラ1990年9月、『想春譜』第92番)
中出慶一_パラ199009

24角を動かして25香で開き王手をする筋が見えるが、行きがけの駄賃とばかり香を取る42角成では、11玉と落ちられてまったく詰まない。
初手は33角成と捨て、15角と26の角を活用するのが正解。
45桂と55桂が上部を押さえているので24に捨合(変則合)するしかない。
頭に利く駒は24同角から33角成と捨てれば34に打てるので簡単。
頭の丸い駒は、桂が品切れなので24角合が最善。

<4手目:24角合>
中出慶一_4手目

同角と取って、33角成と捨てたところから、角打角合が繰り返される。
55角44角合
51角42角合
11角22角合

9手目いきなり11角では22歩と移動合されて逃れるので、55角として42香を44に動かし、次に51角から31銀を42に動かし、ようやく11角と打てる。

<18手目:24角合>
中出慶一_18手目

22を塞ぐことが出来たので、21手目に再度15角とすると、今度角合では同角、23玉、34角まで。作意は24香合として、もう一度33に角を捨て香打ちまでの詰みとなる。
楽しい趣向作でした。

作意:33角成、同玉、15角24角合、同角、22玉、33角成、同玉、55角44角合、同角、同香、51角42角合、同角成、同銀、11角22角合、同角成、同歩、15角24香合、同角、23玉、33角成、同玉、34香まで27手詰


最後の作品は、20手台ではないのですが、角打角合の攻防がなんと7回も現れるという相馬康幸さんの名作を紹介させていただきます。

相馬康幸作(近将1988年10月、『Collection』№63)
相馬康幸_近将198810

一目打歩詰の局面ですが、どうやって打開していくのでしょう。
まず83の銀を活用して54飛を動かし、43角成とする。
桂は品切れ、歩は打てない、頭に利く駒は同馬と取って66から打てるので角合しかない。

<4手目:54角合>
相馬康幸_4手目

同馬、同飛となった局面は、初形から83銀が消え、52角が持駒になっている。
角は3か所から打てるが、87角と打つと76歩と突き出され、同角、同桂、同とに56玉から逃げられる。
しかし47角と打っても54飛の利きがあるので56歩と突き出されて詰まない。
そこで83角74角合として54飛を74に動かしておく。
それから47角とすれば56角合の一手。

<12手目:56角合>
相馬康幸_12手目

同角、同歩で56の逃走路が消えたので、43角54角合で74飛を54に動かしてから、87角とすれば今度こそ76角合の一手。

<20手目:76角合>
相馬康幸_20手目

同角、同歩で75に空間が出来た。
もう一度83角74角合として54飛を74に動かして、43角54角合と最後の角打角合。

<28手目:54角合>
相馬康幸_28手目

ここで54銀成とするのが局面打開の好手。同飛とするしかなく、54角成以下打歩詰が解消され、最後は75の空間に角を打って詰む。

下手な手順解説より、角打角合を繰り返しながら微妙に局面が変化していくパズル的な面白さを味わっていただければと思います。

『Collection』は相馬康幸氏の作品集。1997年発行。玉の81格全格配置。

作意:74銀不成、同飛、43角成54角合、同馬、同飛、83角74角合、同角成、同飛、47角56角合、同角、同歩、43角54角合、同角成、同飛、87角76角合、同角、同歩、83角74角合、同角成、同飛、43角54角合、64銀成、同飛、54角成、同飛、
66歩、64玉、75角まで35手詰


「合のつく手筋」はまだまだたくさんあると思います。『造語も可』としていますので、創意あふれる作品の投稿をお待ちしています。

***【次回例会】*****************************************************
[日時]2016年8月21日(日)13時~
[場所] 関西将棋会館
[課題] 「すらすら解ける20手台
作品の投稿先 ⇒ blogsokikaitusin@gmail.com
※宛先に注意してください。
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以上
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