FC2ブログ

「すらすら解ける20手台」解答募集中

<「すらすら解ける20手台」解答募集中>
 創棋会の作品展「すらすら解ける20手台」は、詰パラ9月号ネット作品展の二本立てです。どちらも奮ってご解答ください。
 シルバーウイークは全国大会も中止となり、時間が出来たという方も多いのではないでしょうか。
 そういう方もそうでない方も、たくさん解けた方も1問だけ解けたという方も、解答くださいますようお願いします。

■新刊
 『青い鳥2020』を入手。
 僅か1年で続編が発行されるという驚異のスピード!
 内容も充実。看寿賞作家やプロ棋士の参加という豪華メンバー。
 読み物も満載で、「読む」詰将棋ファンにもお勧めです。特に久保さんと會場さんの対談は非常に面白かった!
 創棋会に縁のある方も多数登場され、創棋会作品展出題作(本誌もネットも!)も数作掲載されている。そのうえ上谷さんにはブログのPRまでしていただき、感謝申し上げます。
 注文は → https://shogi50.at.webry.info/202009/article_1.html
 つみき書店でも購入できるそうです → http://kazemidori.fool.jp/?p=9605

■花
 散歩途上で見かけた花。7月下旬に撮ったものです。

 0728→369
■「すらすら解ける20手台」解答募集中
 「すらすら解ける20手台」も今年で5回目となります。
 5回記念で、詰パラ9月号と当ブログのネット作品展とのダブル開催です。
 本誌では10作、ネット作品展には16作と、多数の作品が揃いました。
 投稿いただいた作家の皆様、ありがとうございました。

 今回ネット作品展に出題させていただいた作品は、次の15名の方々から投稿いただいたものです。
 あらためて感謝申し上げます。
   青木裕一、有吉弘敏、馬屋原剛、梶谷和宏、片山智之、北村憲一、
   信行寺持光、則内誠一郎、中出慶一、西村章、野々村禎彦、福原徹彦、
   安田恒雄、吉松智明、RINTARO
    (敬称略、作品順ではありません)。

 文字通り「すらすら解ける」作品が揃っていますので、多くの方からの解答をお待ちしています。
 1問でも解けた方、遠慮なさらずに解答をお願いします。
 短評は原則としてすべて掲載させていただきます。
 また解答者の中から若干名に呈賞の予定です。
 20手台の作品16作に全手順記載は大変かと思いますので、解答記載方法は簡単にしています。
 暗算で解けるもの、筋に入れば一気に詰ませることのできるもの、きれいな手順のものなど、解けば気持ちの良い作品が揃っていますので、多くの皆さんからの解答をお待ちしています。

◇解答送り先: blogsokikaitusin■gmail.com (■を@に変えてください)
◇解答締切:9/30(水)
◇解答要領:
 ・「指定の一手」と「手数」を記入してください。(もちろん全手順記入もOKです)
   ※「指定の一手」は問題ごとに設定しています。
 ・評価:ABC評価をお願いします。
   ※Aは3点、Bは2点、Cは1点とし、誤無解を除いて、集計いたします。
 ・短評:「すらすら度」「好感度」「表現力」「技術力」等々、さまざまな角度からのコメントをお願いします。
    長くても結構ですので、たくさんの短評をお願いします。

★出題は以下のURLを参照下さい。
http://sokikaitusin.blog.fc2.com/blog-entry-369.html

★図面と解答用紙は次のサイトから取り出すことができます。
・図面: https://firestorage.jp/download/78b973258e6b55d8b6a6f8936228f6e8e7d5a346

・解答用紙: https://firestorage.jp/download/90c10b6e0a399a6701adf6d04c0cc719b5e5d819

*パスワードはいずれも「sura2020」です。

■創棋会の次回課題は 「ピン」
 創棋会の次回課題は「ピン」です。
 「ピン」というのはチェス用語で、駒が動けないように釘付けされた状態のことを言います。駒が縛られて身動きできない状態と言えます。
 ピンを巡る攻防が楽しめる作品をお待ちします。
 12月号作品展に出題しますので、10月例会(10月18日開催予定)で選考します。
 手数は29手以内。
 投稿先: blogsokikaitusin■gmail.com (■を@に変えて下さい)


■例題紹介
 ピンを巡る攻防を楽しんでいただける作品をお届けします。
 例題紹介に当たっては『盤上のフロンティア』(若島正、河出書房新社、2019年6月)、「構想の最前線」(久保紀貴、『この詰将棋がすごい! 2019年度版』、2019年6月)、「歩詰手筋総まくり」(湯村光造、詰棋めいと13号/1992.7~19号/1995.11)などを参考にさせていただきました。この場を借りて感謝申し上げます。

 さて今回も打歩詰に絡む「ピン」を巡る攻防を楽しんでいただける作品を紹介させていただきます。
 いずれも「短打」がテーマ。どうぞお楽しみください


山本善章作 近代将棋1993年11月
山本善章199311

 がんじがらめの玉ですが77歩は打歩詰。
 歩以外の駒を手に入れるため、98角と打って合駒を稼ぎたくなります。
 98角に香合のような受けでは、同角と取って、同歩不成とすれば77香まで。同歩成でも77歩、同と、65銀、同角、66金まで。
 頭に利く駒はダメなので、桂合はどうでしょうか。これも同角と取り、同歩不成と抵抗されても、今度は68桂、同歩成とすれば77歩が打てます。
 少しひねって87歩不成という受けがありますが、それには96飛と引く手があります。
 86合の一手ですが、何を合しても同飛、同飛と進みます。そこで入手した駒が頭に利けば77から打って詰み。桂なら68桂から77歩です。
 しかし玉方にはまだ受けが残っていました。
 平凡ですが87歩成とします。
 同角と取ると同飛成と応じられ、77歩と打てるのですが、同龍、65銀、同角、66金、同龍となって詰みません。77同龍のとき96飛としても86歩合、65銀、同角、66金、同龍、86飛、77玉となっては捕まりません。
 87歩成に96飛と引くのも86歩合で続きません。

<失敗図:86歩合>
山本善章199311失敗図

 折角87にと金が出来ても98角にピンされて動けないので77歩が打歩詰になってしまうのです。
 どうにも手が無いようですが、87角という短打の妙手がありました。

<1図:初手 87角>
山本善章199311_87角

 これを同歩成と取れば77歩と打てるので簡単。
 同桂なら74飛まで。
 あくまでも打歩詰に誘うには同歩不成と応じるしかありません。
 それには96飛が幸便。
 頭に利く駒は渡せません。しかし86桂では同飛から68桂の筋があります。
 ここは86角合が最善の受けです。
 しかし同飛、同飛となったとき94角が好手。
 角は品切れですから85桂合と応じるしかありません。
 これを奪って68桂で収束。

【作意】87角(1図)、同歩不成、96飛、86角合、同飛、同飛、94角、85桂合、
   同角、同飛、68桂、同歩成、77歩、67玉、57金まで15手詰


則内誠一郎作 詰パラ2013年12月
則内誠一郎201312

 筋のいい方なら43飛成が浮かぶのではないでしょうか。
 43飛成、同玉、53金、44玉までは一気に進みますが、打歩詰。
 36桂と打っても、普通に同銀成と取られてダメです。
 56桂と左から行くのも、同と と応じられて、打開できません。
 しかし手順中、36桂や56桂を歩や香で取らせることが出来れば打開できそうな雰囲気があります。
 それには47銀か65とを動かす必要があるのですが、47銀を動かすのは難しそうです。
 そこで64桂と と金にぶつけて桂を捨てます。
 63玉と大海に脱出されそうでいささか打ちにくい一手ですが、63玉なら52角で捕まります。
 62玉と寄る手には51角があります。以下、63玉、43飛成、74玉、73龍、85玉、84龍と大駒で追えば12馬の利きもあって逃走を阻止できます。
 64桂は同と と取るしかありません。
 そこで待望の43飛成。
 同玉に53金と決め、44玉となったところで打歩詰。
 そこでまず36桂と捨てます。
 詰将棋的に同銀不成では45歩が打てて早いので同銀成と応じます。
 今度は左から56桂。これは同歩の一手。初手桂捨てでと金を動かしておいた効果が現われました。
 45歩が打てる形になりましたが、すぐに打つのは55玉から逃げられます。
 ここは66角と打って脱出を防ぎたいところです。
 55に何を合しても、同角、同と(同玉は56馬から45香)に、45歩が打てるので、同とから、22馬、同飛、54金まで駒余り。
 しかしそうはいきません。
 66角には55との移動合が妙手。

<失敗図 55と>
則内誠一郎201312失敗図

 これで45歩が打歩詰。66角が55とをピンしています。
 55角と取っても、同玉、56馬、64玉で大海に脱出されてしまいます。
 55とは打歩詰誘致のセルフピンの受けの妙手。
 失敗図の局面になってはどうにもなりません。
 どこがおかしかったのでしょうか。
 56同香となったところで、いい手がありました。
 55角と短く打つのが奥の手です。

<2図 11手目:55角>
則内誠一郎201312_55角

 55角を同玉なら56馬と香を取ったとき64に逃げることが出来ません。
 離して打てば移動合で逃れるのですが、55角と短打すれば移動合ができません。
 おかしな例えですが「敵の打ちたいところに打つ」みたいな一手です。
 55角は55と という移動合の好防を許さない短打の妙手でした。
 55角は同と と応じるしかありませんが、失敗図とは違いと金をピンする駒がないので45歩が打てます。
 同とに22馬と金を奪って同飛に54金打まで。

 本作は「短打」という課題で、創棋会作品展に出題されたもので、紛れに受けの妙手を用意した55角の短打が光る一局。

【作意】64桂、同と、43飛成、同玉、53金、44玉、36桂、同銀成、56桂、同香、
   55角(2図)、同と、45歩、同と、22馬、同飛、54金打まで17手詰


 最後は、ピンの例題ではないのですが、短打といえばぜひ知っておいていただきたい作品があるので、紹介させていただきます。

二上達也作 「二上詰将棋代表作」1974年(「将棋魔法陣」第二部73番)
二上作二部73

 盤面が龍・と金・歩だけの美しい初形。
 まず39角と気持ちの良い捨駒からスタート。
 同となら18歩から28龍。
 28に合駒するしかないのですが、頭に利く駒は、同角、同とに18から取った駒を打って詰みます。
 8段目には桂が打てないので、28角合と受けるのが最善。
 同角、同とのとき同龍と取るのは、16玉、15と、同玉、24龍と調子よく手が進みますが、16玉と逃げられると続きません。
 17歩と打てればいいのですが二歩です。
 ということは19歩を消せばいいわけです。
 ここで18歩と突き出すのが味の良い一手です。
 同玉とは取れないので同と と応じます。
 そこでもう一度39角と打てば、28への合駒は角が最善というのは学習済み。
 以下、同角、同と、同龍、16玉、15と、同玉、24龍、16玉、17歩、同玉、28龍、16玉、17歩、15玉、24龍とすらすら手が進んで詰みますが、角が余りました。これではおかしいですね。
 実は玉方に絶妙の受けがありました。
 39角には28と と寄る手があるのです。

<紛れ図 28と>
二上作二部73紛れ図

 28とを同角と取るのは18玉と潜り込まれて続きませんから、同龍とするのですが、16玉、15と、同玉、24龍、16玉と進むと、打歩詰となってしまいます。

<失敗図>
二上作二部73失敗図

 こうなっては詰まないので、7手目39角のところで別の手を考えます。
 39角と打つと28との移動捨合により39角が盤上に残ってしまい、そのため打歩詰になってしまったわけです。
 そこで39角を盤上に残さず攻めるのが28角の短打。

<3図 7手目:28角>
二上作二部73_28角

 同と と取るしかありませんが、同龍とすれば先ほどとは違い39角が残りませんから打歩詰にはならないというわけです。
 以下は16玉、15と、同玉、24龍、16玉、17歩、同玉、28龍、16玉、17歩、15玉、24龍まで軽快な手順で詰みます。
 打歩詰をあらかじめ防ぐ28角の短打が素晴らしい一手でした。

【作意】39角、28角合、同角、同と、18歩、同と、28角(3図)、同と、
   同龍、16玉、15と、同玉、24龍、16玉、17歩、同玉、
   28龍、16玉、17歩、15玉、24龍まで21手詰


■創棋会の今後の予定
★感染者の発生が続いており、状況次第で例会が急遽開催中止になる可能性もあります。中止となった場合は、当ブログで告知させていただきます。
 なお当日は、感染拡大防止のため、発熱その他健康に懸念のある方は参加を控えてください。参加される方も、マスクの着用、ソーシャルディスタンスの確保、大声での会話を控える(部屋入口は開放するので隣室への配慮もあります)など、当日の運営にご理解をお願いします。


***【次回例会】************************************************* 
[日時] 2020年10月18日(日)13時~
[場所]  大阪市港区民センター 楓 
  〒552-0007 大阪市港区弁天2-1-5
  アクセス → https://www.osakacommunity.jp/minato/access.html
  <最寄駅>地下鉄中央線・JR環状線「弁天町」徒歩7分
[課題] 「ピン」。本文参照ください。
[会費]  無料

***【次々回例会】***********************************************
[日時] 2020年12月20日(日)13時~
[場所]  大阪市福島区民センター 302号(広い部屋です)
  〒553-0006 大阪市福島区吉野3-17-23
  アクセス → https://www.osakacommunity.jp/fukusima/access.html
  <最寄駅>阪神本線 野田駅・JR東西線 海老江駅・地下鉄千日前線 野田阪神から 徒歩数分
[会費] 無料
[課題] 詰パラ3月号作品展 近々ご案内させていただきます。
****************************************************** 

・当ブログへのご意見や課題作の投稿はこちらまで 
⇒  blogsokikaitusin■gmail.com (■を@に変えて下さい)
スポンサーサイト



コメント
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する