■全国大会(7/17倉敷)開催はもうすぐです!

■全国大会は来週です!
皆さん倉敷で会いましょう!
日時:2016年7月17日(日) 12:30~(11時受付)
場所:倉敷市芸文館別館1F アイシアター
   倉敷市中央1-18-1
会費:一般:1500円、女性・高校生以下:500円
   (懇親会:5500円、女性・高校生以下は割引)
→ http://www7.plala.or.jp/tsume/kurasikitaikai.html

■創棋会の次回課題はネット作品展「すらすら解ける20手台
開催要領は以下のとおりです。
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♪♪♪♪♪ ネット作品展すらすら解ける20手台」 ♪♪♪♪♪
・ブログ「創棋会通信+α」で8月下旬に開催。
※応募作を一斉に出題する予定。
・作品投稿は下記アドレスで受付。
blogsokikaitusin@gmail.com
★いつもの投稿先ではないのでご注意ください。
※投稿図には、「作意」と「狙いの一手」を必ず記載。
※ペンネーム投稿もOKですが、実名を記載してください。
※投稿締切は8月20日(土)。

「やさしい中編作の発表の場が少なくなった…」と感じている方、「メールなら気軽に投稿できるのに…」とお考えの方、投稿をお待ちしています。
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■創棋会の次々回課題は「合のつく手筋、3通り以上」
次々回課題は以下のとおりです。
課題:「合のつく手筋、3通り以上」(移動合・打診合など。造語も可。)
投稿先: sokipara@yahoo.co.jp
締切:10月例会(10/21)
作品展:詰パラ12月号

さて今回も「合のつく手筋」について過去の名作を紹介していきたいと思いますのでお付き合いください。
前回の予告どおり、「合のつく手筋」を連続して表現した作品を紹介させていただきます。

最初は大道棋から一局。
有名な香歩問題です。
これは詰手順ではなく、紛れに「連続中合」が出てきます。
香歩問題の攻防の綾を楽しんでください。

奇策縦横222図。
奇策縦横222

詰手順:Ⓐ83桂不成、81玉、82歩、92玉、95香、㋑93角合、91桂成、同玉、93香不成、㋺92角合、Ⓑ同香成、同玉、74角、91玉、81歩成、同玉、72角、91玉、92角成、同玉、83角成、81玉、82金まで23手詰
Ⓐ63桂不成、81玉、89香は83銀合で逃れ。これは有名な筋です。以下、82歩、91玉、92歩、同銀、81歩成、同銀とされ、あと2枚歩があれば92歩として詰むが、この局面は続かない。
Ⓐ72歩、81玉、85香で簡単そうだが、84桂合、同香、83金合二段中合の妙防で詰まない。
83金合の意味は82金と入る手に同金を用意した手だが、84桂を省略すると、71歩成、91玉、83桂不成、92玉、91桂成、93玉、84金で詰む。84歩では71歩成、91玉に92歩があって早い。
詰パラの購読を開始した頃、「秘手500番」が連載されており、初めてこの紛れの解説を読んだとき感動した記憶があります。
㋑香合は、91桂成、同玉、93香不成として
①桂香合には、81歩成、同玉、83香以下
②角銀合には、同香、同玉、94香、93合、83角/銀以下
㋺桂合は同香、同玉、74角、91玉、83桂、92玉、71桂成以下
Ⓑ81歩成、同玉、92香成、同玉、83角、93玉、82角、84玉以下逃れ
簡潔な構図ながら多くの変化紛れを内包しています。

Ⓐの逃れ筋を正解にしたものもあります。
奇策縦横230図。
奇策縦横230

詰手順:72歩、81玉、85香、84桂合、同香、83金合、71歩成、91玉、83桂不成、92玉、91桂成、93玉、83香成、94玉、84成香、同玉、75金、73玉、74金打、82玉、81と、72玉、64桂まで23手詰

詰パラでも11月から大道棋教室が再開されるということです。
詰パラHPの掲示板に以下の情報が出ています。
「[755] 大道棋教室の再開 Name:鳥本敦史 2016/06/27(月) 18:01
]約8年ぶりですが大道棋教室を11月号出題分より再開することとなりました。
半年に3~4題ペースです。
8月号に告知掲載予定ですが投稿受付しますので編集部まで。」
大道棋ファンには楽しみですね。


続いて二段中合です。
まず湯村光造作(詰パラ1957.07、『古今短編詰将棋名作選』第67番)
湯村光造195707

中段玉だが、使用駒は5枚と実に簡素な初形。
初手59香としてみよう。
56合では46金、66玉、77金まで。
57合にも同じ手段があるので、77に利かす57飛合は有力な受けだが、それには46金、66玉、56金打、67玉(同飛成は同金、67玉、69飛)、57金、68玉、58金で詰む。
この変化で香が58にいれば詰まないので、58中合が最強の応手となる。
58の合駒は何が正解か?
桂と歩は打てない。
香(飛)は同香、57合、46金、66玉、69香以下。
銀(角)は同香、57飛合(56合は46金以下)、同香、66玉(56合は46銀以下)、68飛以下駒余りの詰み。
正解は58金だ。

<2手目:58金合>
湯村光造195707_58金

これは取るしかないが、玉方は57に中合して延命を図ろうとする。
2手目の変化で調べたように、ここは77に利かす飛合が絶対の一手。

<2手目:58飛合>
湯村光造195707_57飛

これを同香と取っては56桂合で詰まないので、俗なようだが46金から56金打として中合の飛車を取りに行く。最後は69金の捨駒も入って収束も締まった。
2手目の変化読みがすべてという感じもするが、この簡素形から2段中合が出てくるのは意外性があります。

湯村光造氏は昭和8年生まれの大ベテラン。詰将棋めいと誌上で「歩詰手筋総めくり」を発表されています。

作意:59香、58金合、同香、57飛合、46金、66玉、56金打、67玉、57金、68玉、69金、同玉、79飛打、68玉、78飛引まで15手詰


森田正司作(将棋世界1957.10、『春霞』第31番、『古今短編詰将棋名作選』第68番)
森田正司195710

35馬から飛の活用を図りたいところですが、上部脱出を阻止できないので、まずは29香として玉方の応手を訊いてみる。
16玉には17歩から35馬、26合は35馬で簡単。
ちょっとひねって27中合も35馬から18飛があり容易に詰む。
そこで飛の横利きを止めるため28に中合するのが受けの妙手。
頭に利く駒は同香、27合のとき、35馬、16玉に17から打てるので、頭の丸い駒になるが桂は打てないので角が正解となる。
<2手目:28角合
森田正司195710_28角

同香に対して26合は35馬で簡単、16玉と潜り込むのも27角、17玉、18歩がある。
そこで27に連続中合するのが好手段。
35馬、16玉、36飛という筋があるのでこれを防ぐのは銀合しかない。

<4手目:27銀合
森田正司195710_27銀

今度こそ同香では16玉で続かないので、35馬とするしかないが、16玉に36飛と捨てるのが好手。
以下同銀成に、27角で成銀を呼んでから17歩とすれば、同成銀、26馬まできれいな詰みです。
連続中合に加えて、昨年の短コンで話題となった(?)中合を動かす手も入って、素晴らしい作品です。

作意:29香、28角合、同香、27銀合、35馬、16玉、36飛、同銀成、27角、同成銀、17歩、同成銀、26馬まで13手詰

続いては連続移動合です。
巨椋鴻之介作(近代将棋1959.02、第13期塚田賞(佳作)、『古今中編詰将棋名作選Ⅰ』第67番、『禁じられた遊び』第40番)
巨椋鴻之介_近将195902

余りにも有名な巨椋鴻之介氏の傑作。
過去多くの方が解説の筆を執られているので、要点を記します。

初手は軽く36香の短打。同玉は27銀から37龍があるので、26玉とかわし、17銀、15玉と追えば、あと1枚何かあれば詰む形。
そこで55龍とぶつけます。同金は同飛で簡単。35や25に合駒するのは同龍でこれまた簡単。
どうやっても詰んでしまうようですが、35歩と突き出す移動合の妙防がありました。

<失敗図:6手目35歩>
巨椋鴻之介_失敗図

同龍とすると、そこで25歩合とされて打歩詰です。35歩突が54飛の横利きを通して打歩詰に誘う妙手だったのです。
なんとか打開しようと26龍~55飛としても16歩、24玉、23銀成、25玉で続きません。
もう一枚歩があれば、24玉に25歩として詰むのですが。

正解は初手に44銀不成と捨て、同歩と取らせておくのです。
そうすると、36香から15玉と追って、55龍と捨てたとき、打歩詰に誘導するには、45歩、35歩と連続して歩を突き捨てる しかありません。

<8手目45歩>
巨椋鴻之介_45歩

しかし今度は、1歩余計に持ったため、25歩と打つことが出来るので、23銀成から収束する。
本作は初手の伏線を中心に、玉方2歩突き捨ての妙防、26龍や55飛の好手などを織り込んだ構想物の傑作です。

巨椋鴻之介氏は2010年12月に76才で逝去。近代将棋や詰パラで活躍され、詰パラ半期賞5回、塚田賞6回など数々の名作を発表されています。著作に『禁じられた遊び』(2008年、毎日コミュニケーションズ)があります。

作意: 44銀不成、同歩、36香、26玉、17銀、15玉、55龍、45歩、同龍、35歩、同龍、25歩、26龍、同歩、55飛、同金、16歩、24玉、25歩、同桂、23銀成、14玉、15歩、同玉、33馬、14玉、24馬まで27手詰

今回紹介した3作品、いずれも昭和30年代、今から50年以上も昔の作品とは思えない素晴らしい内容でした。

「合のつく手筋」を連続して表現した作品、もう少し紹介させていただきたいと思いますので、次回以降に続編を予定しています。

「合のつく手筋」はまだまだたくさんあると思います。『造語も可』としていますので、創意あふれる作品の投稿をお待ちしています。

***【次回例会】*****************************************************
[日時]2016年8月21日(日)13時~
[場所] 関西将棋会館
[課題] 「すらすら解ける20手台」
作品の投稿先 ⇒ blogsokikaitusin@gmail.com
※宛先に注意してください。
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