FC2ブログ

詰パラ8月号到着

<詰パラ8月号到着>
 いつもならこの時期は花火の写真を載せるのですが、今年はいずこも中止。
 そこで夏らしいものということで朝顔をご覧ください。

朝顔361

■詰パラ8月号
・表紙の挿絵は藤井聡太さん。両手でVサインは意味深長?
・表紙。野村量さん。お名前の通り好作を量産。「つみき書店」情報では、近々「野村量の560」が出版される予定だそうです。
  → http://kazemidori.fool.jp/?p=8900
・詰将棋学校(12P~)。
 小学校:選題は2ヶ月前。掲載号の臨場感を持つのは大変ですね。
 中学校:結果稿を作成しなくても良い月には在庫を絞り出す作業がある。学校の担当は休まるときがないですね。
 高校:結果稿作成のご苦労はよくわかります。自身の伝えたいこと、多くの解答者の声、取捨選択には時間がかかります。
 短大:投稿から掲載までのスピードに驚きます。短10は懐かしい名前。
 大学:時間をかけて狙いを味わいたい作品揃い。Stay Homeが長引きそうですから夏休みの友にどうぞ。
 大院:減価事項が明示されるのは親切で結構なこと。それを差し引いても納得できるという作品が揃ったそうです。
・大道棋教室(16P~)。なつかしの香歩問題と思うと痛い目に遭う?
・内藤國雄の小ルーム(18P~)。詰将棋では直感を裏切る手に妙手があったりするのですが。
  6月号はまさに局面の対比。
  今月号の「?手」はいかにも「一手」と思わせて「実は…」ということだったり(笑)。
・Ⅾ級順位戦(20P)。編集室でも触れられていますが錚々たるメンバーですね。
・全詰連の頁(21P)。全国大会関連のお話。各賞受賞者を大会の席上でお祝いするというのは同感。
・詰将棋の眺め方(23P~)。小林敏樹さんの古典との接点。小林さんの切れ味鋭い大駒の使い方の原点の一つがこういうところにあったのですね。
・持駒のある風景(26P~)。昭和39年のオリンピックの話。歴史的背景から「OLYMPIC」詰将棋の意義を説かれています。奥が深い話です。
・おもちゃ箱だより(28P~)。詰将棋データの話。膨大な作業に敬意を表します。
・ちえのわ雑文集(30P~)。西村章さんの「創棋会と仲間たち」。50歳過ぎから詰将棋熱が再燃して活躍中の西村さん。
  創棋会の楽しさを余すところなく書いていただきました。
・春霞賞(35P~)。馬屋原さんの97香が大賞。おめでとうございます!
・全国大会案内(46P~)。各地で感染発生が増加していますが、無事開催を祈るばかりです。
  10回参加の候補者の方々も、ご無理の無い範囲で出席いただければと思います。
・読者サロン(48P~)。添川さんが修正図をたくさん発表されています。作品集の準備が進んでいるのではと期待。
・会合案内(50P~)。久しぶりの2ページ。「自衛」に努めてこの流れが途切れないようにしたいものです。
なお創棋会例会は8月16日です。こちらも無事開催を願っています。
・結果稿(53P~)。中高短は高得点揃い。院の有吉氏は曲詰の大家の復活が嬉しい。
・編集室(100P):水上さん。全国大会お疲れ様でした。
・デパート。長谷川さんは「走る」だけでなく「歩く」のも早くなった?有力作家が揃いましたが、ここにも宮原さんの名が。
・裏表紙。久方ぶりのFANAの広告。右下に「祝藤井棋聖」の文字が(笑)。


■創棋会の次回課題は ネット作品展「すらすら解ける20手台」
 「すらすら解ける20手台」には多数の投稿をいただき、6月14日までに届いた作を6/21の例会で選考。ただ時間切れで最終選考は7月例会になりました。
 好作が多く、悩ましかったのですが、課題に相応しい作品を選題出来ましたので、9月号をお楽しみにしてください。
 ところで「すらすら解ける20手台」は、「やさしい中編作の発表の場が少なくなった」という声を受け、また創棋会でもネット作品展を開催したいということから、2016年8月に当ブログで第一回を開催し、以降は毎年夏の企画ということで開催を続けてきましたが、今年もネット作品展は開催します。
 5回目ということで、詰パラ誌上とネット上でのコラボ開催です。
 ネット作品展は、詰パラ9月号とタイミングを合わせて8月末に当ブログ「創棋会通信+α」で開催します。
 投稿の締切は8月9日(日)です。
 あらたに投稿いただいた作品と、一回目の選考に漏れた作品を対象に、8月例会で出題作の選考を行います。
 例年「すらすら解けない」という指摘を頂戴します。20手台ですから、一目というわけにはいきませんが、解いて楽しめる作品を出題できるようにしたいと思います。
 残暑が厳しい時期の出題となることが予想されますので、すらすら解けて、気分爽快になる作品展となるように、引き続き、作家の皆さまからの投稿をお待ちしています。

◆「すらすら解ける20手台」投稿要領
・投稿図には、「作意」と「指定の一手」を必ず記載してください。
 ※「指定の一手」は、出題時解答者に記載いただき正誤判定するためのものです。
  解答者の負荷低減のため、「指定の一手」と「手数」を記載いただくという方式を採用。
   (もちろん解答は全手順記載でもOKです)
・ペンネーム投稿もOKですが、実名を記載してください。
投稿締切:8月9日(日)
・投稿先: blogsokikaitusin■gmail.com (■を@に変えて下さい)


■創棋会の次々回課題は 「ピン」
 創棋会の次々回課題は「ピン」です。
 12月号作品展に出題しますので、10月例会(10月18日開催予定)で選考します。
 手数は29手以内。
 「ピン」というのはチェス用語で、駒が動けないように釘付けされた状態のことを言います。
 ピンを巡る攻防が楽しめる作品をお待ちします。
 「ピン」の例題は今月後半から紹介させていただく予定です。


■例題紹介
 今回と次回は引き続き「すらすら解ける20手台」の例題を紹介させていただきます。
 駒を動かすと楽しさが伝わってくる、そんな作品を2作お届けします。

町田 和也作  詰パラ2011年2月 (「現代詰将棋中編名作選」第231番)
s町田作

 28飛とすれば両王手。37玉に38飛がまたもや両王手。
 気持ちの良い展開ですが、六段目から脱出されそうな感じもするので、初手36銀と打ちたくなります。
 36銀を同桂と取ってくれれば28飛から26銀として六段目に壁を作って詰める筋があります。しかし26玉とかわされると届きません。37歩が無ければ36銀から35銀と立つ手があって詰むのですが。
 そこでもう一度初形に戻って、28飛とします。これは37玉の一手。
 そこで38飛と戻します。
 26玉と逃げる手が気になりますが、35銀、15玉(25玉なら34銀打以下)、24銀、25玉(同玉は33銀、25玉、34銀以下)、34銀、24玉、33銀打、15玉、24銀打以下の詰みがありますから、27玉と寄るしかありません。
 これで初形から37歩が消えました。巧い序奏ですね。

<1図 4手目:27玉>
町田作4t27玉
 37歩を消去したので、今度は36銀と打てます。
 36銀に26玉なら35銀と立って詰むので、同桂と応じるしかありません。
 28飛と寄って37玉に26銀

<2図 9手目:26銀>
町田作9t26銀
 26銀を同龍なら38飛から18銀までなので同桂と取るしかありません。
 これで六段目に桂の壁が出来ました。
 もう一度38飛と戻って、27玉に18銀が、18の穴を塞ぐ気持ちの良い手。

<3図 13手目:18銀>
町田作13t18銀
 18銀を同龍なら37飛まで。同桂成と取って脱出を見せます。
 それには28飛と寄り37玉のとき26銀が決め手。
 これは同龍と取るしかなく、38飛から37飛の両王手で決まりました。

 28飛、38飛の両王手を繰り返しながら、36銀、26銀、18銀、26銀と次々と持駒の銀を捨てる手順はリズム感があって爽快です。 ロジカルでパズルを楽しむような一局。

【手順】28飛、37玉、38飛、27玉(1図)、36銀、同桂、28飛、37玉、
   26銀(2図)、同桂、38飛、27玉、18銀(3図)、同桂成、28飛、37玉、
   26銀、同龍、38飛、27玉、37飛まで21手詰


相馬康幸作 詰パラ1983年7月(「Collection」№23、「現代詰将棋中編名作選」第45番)
相馬作

 2作目は、以前紹介した相馬康幸さんの楽しい趣向作。
  http://sokikaitusin.blog.fc2.com/blog-entry-40.html

 初手は62角成の一手。
 93玉なら71馬までなので、玉方は84に捨合して延命を図ります。
 金や桂は同香で簡単。銀も同香~83香成から84銀と打ち替えて、71馬があります。
 角は、同香、93玉に71馬とし、84玉に62角から73の合を取って62馬とすれば詰みます。
 最善は香合です。

<4図 2手目 84香合>
相馬作2t84香
 ここから同香~83香成と捨て、85飛として、もう一度合駒を訊きます。
 金銀桂は先ほどと同じように同飛以下簡単です。
 角合は、同飛、93玉、82角、同銀、同飛成、同玉、85香と打てば詰み。
 今度も香合が最善です。

<5図 8手目 84香合>
相馬作8t84香
 84香合は同飛と取り、93玉、83飛成、同玉に85香と、もう一度合駒を訊きます。
 今度は香が品切れなので角合が最善となります。

<6図 14手目 84角合>
相馬作14t84角
 84角合も同香と取り、93玉、83香成、同玉に85香とした局面。
 今度の合駒は香合が最善です。

<7図 20手目 84香合>
相馬作20t84香
 同香と取ると93玉とかわされ、83香成、同玉、85香、84香合で千日手。
 先ほどとは違い持駒に角がありますので、72角とするのが決め手。
 同銀に84馬と香を取り、82玉に83香から73馬と、馬も捨ててきれいな収束です。

 持駒なしの状態から、84地点で捨合が繰り返され、香、香香、香角と、持駒を変換するという楽しい趣向作でした。

【手順】62角成、84香合(4図)、同香、93玉、83香成、同玉、85飛、84香合(5図)、
   同飛、93玉、83飛成、同玉、85香、84角合(6図)、同香、93玉、83香成、同玉、
   85香、84香合(7図)、72角、同銀、84馬、82玉、83香、91玉、73馬、同銀、
   81香成まで29手詰


■創棋会の今後の予定
★感染者の発生が続いており、状況次第で例会が急遽開催中止になる可能性もあります。中止となった場合は、当ブログで告知させていただきます。
 なお当日は、感染拡大防止のため、発熱その他健康に懸念のある方は参加を控えてください。参加される方も、マスクの着用、ソーシャルディスタンスの確保、大声での会話を控える(部屋入口は開放するので隣室への配慮もあります)など、当日の運営にご理解をお願いします。

***【次回例会】************************************************* 
[日時] 2020年8月16日(日)13時~
[場所]  大阪市福島区民センター 302号(広い部屋です)
   〒553-0006 大阪市福島区吉野3-17-23
   アクセス → https://www.osakacommunity.jp/fukusima/access.html
   <最寄駅>阪神本線 野田駅・JR東西線 海老江駅・地下鉄千日前線 野田阪神から 徒歩数分
[会費] 無料
[課題]  ネット作品展「すらすら解ける20手台」。
 今回は詰パラ9月号とネットでのコラボ開催です。
 投稿要領は本文を参照ください。
・投稿図には、「作意」と「指定の一手」を必ず記載してください。
・投稿締切:8月9日(日)
・投稿先: blogsokikaitusin■gmail.com (■を@に変えて下さい)

***【次々回例会】***********************************************
[日時] 2020年10月18日(日)13時~
[場所]  大阪市港区民センター 楓 
〒552-0007 大阪市港区弁天2-1-5
アクセス → https://www.osakacommunity.jp/minato/access.html
<最寄駅>地下鉄中央線・JR環状線「弁天町」徒歩7分
[課題] 「ピン」。本文参照ください。
[会費]  無料
******************************************************
以上

スポンサーサイト



コメント
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する