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<続・創棋会の次回課題は「すらすら解ける20手台」>

<続・創棋会の次回課題は「すらすら解ける20手台」>

 当ブログへのアクセスが4万回を超えました。
 ご愛読の皆さまには深く感謝申し上げます。
 引き続き情報発信に努めてまいりますので、これからも「創棋会通信+α」をどうぞよろしくお願いいたします。

 さて新型肺炎ですが、日本では緊急事態宣言も解除され、欧米の流行も下火になっているようですが、南半球では流行は拡大を続けている模様。人々の活動はグローバルにつながっていますので、まだまだ油断は禁物です。

・花
 紫陽花も見頃になってきました。

№352紫陽花0527


■創棋会の次回課題は「すらすら解ける20手台」
 6月例会は開催を予定していますが、後記のとおり、急遽中止となる可能性もありますので、ご承知おきください。
 中止の場合は当ブログで告知させていただきます。
 今回は9月号作品展向けの課題で「すらすら解ける20手台」です。
 「すらすら解ける20手台」は、「やさしい中編作の発表の場が少なくなった」という声を受け、また創棋会でもネット作品展を開催したいということから、2016年8月に当ブログで第一回を開催。
 それから毎年夏の企画ということで開催を続けてきました。
 今年は5回目になることから、詰パラ誌上とネット上でコラボ開催としたいと考えました。
 第一回の締切は6月14日(日)とし、それまでに届いた作品を選考して詰パラ9月号作品展で出題。
 第二回の締切は8月9日(日)とし、それまでに投稿された作品と一回目の選考に漏れた作品の中から選考されたものを当ブログのネット作品展で出題。
 詰パラ誌上とネット上の出題時期は出来るだけ揃えるようにしたいと考えています。
 出題は残暑が厳しい時期になることが予想されますので、すらすら解けて、気分爽快になる作品展となるように、作家の皆さまからの投稿、お待ちしています。

◆「すらすら解ける20手台」投稿要領
・投稿図には、「作意」と「指定の一手」を必ず記載してください。
 ※「指定の一手」は、出題時解答者に記載いただき正誤判定するためのものです。
   解答者の負荷低減のため、「指定の一手」と「手数」を記載いただくという方式を採用。
   (もちろん解答は全手順記載でもOKです)
・ペンネーム投稿もOKですが、実名を記載してください。
・投稿締切:第一回6月14日(日)
       第二回8月9日(日)
・投稿先: blogsokikaitusin■gmail.com (■を@に変えて下さい)


 それでは例によって、例題紹介させていただきます。

北川 明作 詰パラ2008年9月(『撫子』第36番)
北川明_撫子36

 上部脱出の心配はありませんがどこから攻めましょうか?
 ここは筋良く33歩成、同金、22銀成と捨てて、同玉に31角がうまい手作り。
 同玉なら33飛成の一間龍を見ています。
 取る手は無いので、23玉と逃げますが、打ったばかりの角を13角成と捨てるのが気持ちの良い捌き。

<図1 7手目:13馬>
北川明_撫子36_13馬

 もちろん同玉なら33飛成の横からの一間龍があります。
 32玉とかわすしかありませんが、もう一度31馬と飛び込むのが痛快な一手。
 13玉と逃げる一手です。
 ここで13馬と引けば32玉で元に戻ってしまい千日手模様。
 困ったようですが好手がありました。
 14金と捨てるのです。

<図2 11手目:14金>
北川明_撫子36_14金

 虎の子の金を手放して惜しいようですが、同玉と取らせて26桂が狙いの一手。
 23玉と引けば33飛成から34金まで。
 この変化に備えて31角を馬に換えておいたわけです。
 また24玉なら、今度こそ13馬があり、同玉に33飛成で詰みます。
 26桂は同角成と取るしかありません。
 そこで、13馬と捨てるのが決め手。
 同玉に待望の33飛成。
 14玉と逃げても、24金、15玉、13龍までの詰み。
 26桂捨ての効果で上部脱出が出来ず投了です。

 本作は創棋会の課題「スイッチバック」に投稿されたもの。
 31に打った角が13と31を往復するのが見事なスイッチバック。

【詰手順】33歩成、同金、22銀成、同玉、31角、23玉、13角成(図1)、32玉、
    31馬、23玉、14金(図2)、同玉、26桂、同角成、13馬、同玉、
    33飛成、14玉、24金、15玉、13龍まで21手詰


塩野入清一作 詰棋めいと第8号1988年9月(『現代詰将棋中編名作選』第86番)
塩野入清一_現中86

 塩野入さんと言えば「コスモス」などが有名な趣向作家。
 本作も盤面7枚という簡素な初形から楽しい手順が飛び出します。
 初手はこれしかないという23桂。
 12玉には21銀があるので危ないようでも22玉とかわします。
 33銀と捨て同馬と取らせて、31角成とすれば、12玉の一手。
 そこで軽く11桂成と成り捨てます。
 同馬と応じるしかありませんが、今度は24桂、23玉、32馬と出来ます。
 34玉なら46桂から54馬があります。54金はこの変化のためです。
 13玉と逃げますが12桂成

<図3 13手目:12桂成>
塩野入清一_現中86_12桂成

 同馬の一手に25桂。
 24玉には33馬が利きます。
 35玉なら26龍から46龍があるので、14玉と逃げるしかありませんが、またも馬の利きに13桂成と成り捨て。
 同馬となったところで桂馬があれば26桂ですが、あいにく桂は使い切ってしまいました。
 しかし15馬と捨てる絶好の一手がありました。

<図4 13手目:15馬>
塩野入清一_現中86_15馬

 これは同玉の一手。
 最後は16銀と軽く捨て、同玉に26龍までの詰み。

 本作の素晴らしさは中編名作選の新ケ江さんの解説から引用させていただきます。
『本作は「桂の王手、馬の王手、桂の成捨て、同馬」という手順を簡素な配置で最大回数(成り捨ては三回が限度)実現したミニ趣向作で、桂の成り捨てを全て「同馬」の応手で統一したところに作者のこだわりが現れている。』

【詰手順】23桂、22玉、33銀、同馬、31角成、12玉、11桂成、同馬、
   24桂、23玉、32馬、13玉、12桂成(図3)、同馬、25桂、24玉、
   33馬、14玉、13桂成、同馬、15馬(図4)、同玉、16銀、同玉まで25手詰。



■創棋会の今後の予定
***【次回例会】************************************************* 
★6/21の例会は、緊急事態宣言も解除されましたので、開催の方向で考えています。
 ただし自粛緩和の揺り戻しによる感染再拡大という状況も懸念されます。
 楽観できる情勢ではないという認識ですので、急遽開催中止になる可能性もあるということをご承知おきください。中止となった場合は、当ブログで告知させていただきます。
 なお当日は、感染拡大防止のため、発熱その他健康に懸念のある方は参加を控えてください。参加される方も、マスクの着用、ソーシャルディスタンスの確保、大声での会話を控える(部屋入口は開放するので隣室への配慮もあります)、マイ盤駒の持参推奨(事務局でいつも通り用意しますが)ということで、当日の運営にご理解とご協力をお願いしたいと存じます。

[日時] 2020年6月21日(日)13時~
[場所]  大阪市港区民センター 楓 
   〒552-0007 大阪市港区弁天2-1-5
   アクセス → https://www.osakacommunity.jp/minato/access.html
   <最寄駅>地下鉄中央線・JR環状線「弁天町」徒歩7分
[会費]  無料
[課題] 詰パラ9月号作品展「すらすら解ける20手台」。
  今回は詰パラ誌上とネットでのコラボ開催です。
  6月中旬までに集まった作品で一次選考を行い、詰パラ掲載作品を決定。
  そこで選に洩れた作品や追加投稿作は、8月例会で選考し、ネット作品展に出題の予定です。
  「すらすら解ける20手台」投稿要領の詳細は本文を参照下さい
・投稿図には、「作意」と「指定の一手」を必ず記載してください。
・投稿締切:第一回6月14日(日)
       第二回8月9日(日)
・投稿先: blogsokikaitusin■gmail.com (■を@に変えて下さい)

***【次々回例会】*********************************************** 
[日時] 2020年8月16日(日)13時~
[場所]  大阪市福島区民センター 302号(広い部屋です)
  〒553-0006 大阪市福島区吉野3-17-23
  アクセス → https://www.osakacommunity.jp/fukusima/access.html
  <最寄駅>阪神本線 野田駅・JR東西線 海老江駅・地下鉄千日前線 野田阪神から 徒歩数分
[会費] 無料
[課題]  ネット作品展「すらすら解ける20手台」。
  今回は詰パラ誌上とネットでのコラボ開催です。
****************************************************** 

★課題作の投稿などはこちらまで
 → blogsokikaitusin■gmail.com(■を@に変えてください)

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