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創棋会の次回課題は「すらすら解ける20手台」

<創棋会の次回課題は「すらすら解ける20手台」>

・花
連休の終り頃、近所で撮影したものです。
毎年5月には大阪のバラ園に出かけるのですが、今年は自粛モードの為、果たせず。

バラ0508№350


■創棋会の次回課題は「すらすら解ける20手台」
 6月例会の開催は検討中ですが、課題は9月号作品展になります。
 今回は「すらすら解ける20手台」です。
 「すらすら解ける20手台」は、「やさしい中編作の発表の場が少なくなった」という声を受け、また創棋会でもネット作品展を開催したいということから、2016年8月に当ブログで第一回を開催。
 それから毎年夏の企画ということで開催を続けてきました。
 今年は5回目になることから、詰パラ誌上とネット上でコラボ開催としたいと考えました。
 第一回の締切は6月14日(日)とし、それまでに届いた作品を選考して詰パラ9月号作品展で出題。
 第二回の締切は8月9日(日)とし、それまでに投稿された作品と一回目の選考に漏れた作品の中から選考されたものを当ブログのネット作品展で出題。
 詰パラ誌上とネット上の出題時期は出来るだけ揃えるようにしたいと考えています。
 出題は残暑が厳しい時期になることが予想されますので、すらすら解けて、気分爽快になる作品展となるように、作家の皆さまからの投稿、お待ちしています。

◆「すらすら解ける20手台」投稿要領
・投稿図には、「作意」と「指定の一手」を必ず記載してください。
  ※「指定の一手」は、出題時解答者に記載いただき正誤判定するためのものです。
   解答者の負荷低減のため、「指定の一手」と「手数」を記載いただくという方式を採用。
   (もちろん解答は全手順記載でもOKです)
・ペンネーム投稿もOKですが、実名を記載してください。
・投稿締切:第一回6月14日(日)
       第二回8月9日(日)
・投稿先: blogsokikaitusin■gmail.com (■を@に変えて下さい)


それでは例によって、例題紹介させていただきます。

塚田 正夫作 将棋1973年7月(「古今中編詰将棋名作選」第134番)
塚田_古今134

 故塚田九段の作品。
 好形で、いかにも実戦に現れそうな自然な形が解いてみようという気にさせます。
 実戦なら23歩と叩く手や32と と入る手を考えるところですが、そういう俗手では13玉とかわされると後続がありません。
 端に逃げられても詰む筋は意外と限られていて、初手は23金と捨てるのが良く、同玉に45角と引くのが好手順です。
 これなら13玉には23金まで。22玉も23金で簡単。
 34に合駒するしかありませんが、35桂と打てば、22玉、23金、31玉、32と と簡単に詰みます。
 しかし一つだけこの詰みを逃れる駒がありました。
 34飛と飛車を合いするのです。

<4手目:34飛>
塚田_古今134_34飛

 こうしておけば最後の32とを同飛と取れるというわけです。
 しかし攻め方は他に手もなく、34飛にも35桂と打ち、22玉に23金、31玉、32と と迫ります。
 同飛と応じる一手ですが、同金、同玉と清算して、54角と最初の場所に戻って王手するのが洒落た一手。
 22玉なら23飛があるので、31玉と引きますが、32飛、41玉のときに、軽く42飛成と捨てるのが決め手です。
 同玉に43桂成と35に打った桂を活用。
 41玉に、42歩から32成桂までの詰み。

 清楚な初形から飛車合が飛び出し、奪った飛車を捨てて軽く詰上げる。
 塚田流の枯れた味が出た一局ではないでしょうか。

【詰手順】23金、同玉、45角、34飛、35桂、22玉、23金、31玉、32と、同飛、
    同金、同玉、54角、31玉、32飛、41玉、42飛成、同玉、43桂成、41玉、
    42歩、31玉、32成桂まで23手詰


小西 逸生作 近代将棋1959年12月(「古今中編詰将棋名作選」第71番)
小西_古今71

 小西さんと言えば切れ味鋭い短編の名手というイメージですが、本局は中編です。
 金がないので詰めにくそうに見えますが、44銀と打てば、結構狭いことがわかります。
 24玉なら、35龍、13玉、25桂まで。
 32玉と引くしかないのですが24桂が軽手。
 同角は52龍と入れば、42角上の一手に43銀成とし、31玉には23桂不成を利かせて、同歩に42成銀と角を取ります。22玉なら32成銀と寄って簡単ですから同角ですが、22角、32玉、44桂、22玉、42龍と追って詰みます。
 24桂には41玉とかわしますが、そこで33桂と捨て、打ったばかりの桂を32に捨てるのが気持ちの良い捌き。
 同玉の一手に52龍と入ります。
 43銀成がありますから、42角上として31に退路を作って凌ぎます。
 このとき43銀不成とするのが先を見た好手。

<11手目:43銀不成>
小西_古今71_43銀

 31玉と引くしかありませんが、23桂不成、同歩としておくのが大切な手順。
 ここで42銀不成と出来るのが、43銀不成の効果です。
 うっかり42銀成とすると、22玉とかわされ、32成銀には11玉、41龍、12玉、21龍、13玉で捕まりません。
 4手目24同角のときは角が24にいたので上部脱出の恐れはなかったのですが、今回は角が33なので24に逃げ道があります。

<15手目:42銀不成>
小西_古今71_42銀

 42銀不成としておけば、22玉には、12と、同玉、33銀不成という手順で詰みます。この変化にも銀不成の効果が現れます。
 42銀不成は同角と取るしかありません。
 13角と打ち、22合なら同角成から42龍と迫る一間龍の形を狙います。
 42龍に13玉と逃げるのは35角から12龍があって脱出できません。
 32玉と逃げても、22角成と捨て、同玉に42龍と寄せの網を絞ります。
 ここで32飛合が受けの好手。
 33角、13玉のとき12と と軽く捨てる手がありますが、これを同飛と取ってしまおうという手です。
 しかし、同龍とすれば同玉に11飛まで、きれいに詰みました。

 桂馬を活用した序奏から銀不成の好手を織り込み最後は飛車合も飛び出し、29手という長丁場を感じさせない軽快な作品でした。

【詰手順】44銀、32玉、24桂、41玉、33桂、同角、32桂成、同玉、
   52龍、42角行、43銀不成、31玉、23桂不成、同歩、42銀不成、同角、
   13角、32玉、22角成、同玉、42龍、32飛、33角、13玉、
   12と、同飛、同龍、同玉、11飛まで29手詰


■創棋会の今後の予定
***【次回例会】************************************************* 
★6/21に例会を開催するかどうか、検討中です。
 大阪は緊急事態宣言が解除されましたが、各種の自粛要請は段階的に緩和される見通しで、5/23時点では大阪市の区民センターの利用については、イベントなどは自粛要請の対象になっています。
 例会については開催の可能性もあると考えていますが、一ヶ月先のことなので、自粛緩和の揺り戻しによる感染再拡大という状況も懸念されます。
 楽観できる情勢ではないという認識ですので、今しばらく様子を見させていただきたいと存じます。
 開催時期、方法などは、決定次第、当ブログにてご案内させていただきますので、引き続きお時間をいただきますこと、ご了承ください。


[日時] 2020年6月21日(日)13時~
[場所]  大阪市港区民センター 楓 
  〒552-0007 大阪市港区弁天2-1-5
  アクセス → https://www.osakacommunity.jp/minato/access.html
  <最寄駅>地下鉄中央線・JR環状線「弁天町」徒歩7分
[会費]  無料

[課題] 詰パラ9月号作品展「すらすら解ける20手台」。
 今回は詰パラ誌上とネットでのコラボ開催です。
 6月中旬までに集まった作品で一次選考を行い、詰パラ掲載作品を決定。
 そこで選に洩れた作品や追加投稿作は、8月例会で選考し、ネット作品展に出題の予定です。
◆「すらすら解ける20手台」投稿要領
・投稿図には、「作意」と「指定の一手」を必ず記載してください。
 ※「指定の一手」は、出題時解答者に記載いただき正誤判定するためのものです。
   解答者の負荷低減のため、「指定の一手」と「手数」を記載いただくという方式を採用。
   (もちろん解答は全手順記載でもOKです)
・ペンネーム投稿もOKですが、実名を記載してください。
・投稿締切:第一回6月14日(日)
       第二回8月9日(日)
・投稿先: blogsokikaitusin■gmail.com (■を@に変えて下さい)

***【次々回例会】*********************************************** 
[日時] 2020年8月16日(日)13時~
[場所]  大阪市福島区民センター 302号(広い部屋です)
  〒553-0006 大阪市福島区吉野3-17-23
  アクセス → https://www.osakacommunity.jp/fukusima/access.html
  <最寄駅>阪神本線 野田駅・JR東西線 海老江駅・地下鉄千日前線 野田阪神から 徒歩数分
[会費] 無料
[課題]  ネット作品展「すらすら解ける20手台」。
  今回は詰パラ誌上とネットでのコラボ開催です。
****************************************************** 

★課題作の投稿などはこちらまで
 → blogsokikaitusin■gmail.com(■を@に変えてください)
以上
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