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【結果発表】ネット作品展「教材に使える10手台~大駒捨てのある作品~」<10回目>

【結果発表】ネット作品展「教材に使える10手台~大駒捨てのある作品~」<10回目>

■花
・4月下旬に散歩の途中で撮影したものです。

花壇0420№347

■【結果発表】ネット作品展「教材に使える10手台~大駒捨てのある作品~」<10回目>
 創棋会のネット作品展「教材に使える詰将棋~大駒捨てのある作品~」には、17名の方から解答をいただきました。
 解答いただいたのは次の方々です(敬称略)。皆様ありがとうございました。
   嵐田保夫、有吉弘敏、片山智之、奥鳥羽生、白木大輔、則内誠一郎、占魚亭、
   竹中健一、津久井康雄、西村章、野曽原直之、原田豪、福原徹彦、松澤成俊、
   RINTARO、安田恒雄、山下誠
 多数の方に解答に取り組んでいただきましたこと、あらためて感謝申し上げます。
 大駒捨てを堪能できる作品が揃っていたので、楽しんでいただけたのではないかと思います。
 出題は2月19日。次のURLからご覧いただけます。
    http://sokikaitusin.blog.fc2.com/blog-entry-333.html

それでは今日は10回目の結果発表、「力試し」の第二問です。

⑫ 中出慶一作
 2020kyozai12.png

【作意】28銀、48玉、38銀、57玉、68角、同玉、58金、同玉、59香、同玉
 79飛、68玉、58飛、同玉、59飛、同玉、69金まで17手

【評点】(Aは3点、Bは2点、Cは1点とし、誤無解を除いて集計)
  平均点:2.40、A:7、B:7、C:1、誤解:0、無解:2、無評価:0

【作者のことば】
 序盤の2枚銀捨て(実際には取られないが……)を経て、後半の角・飛・飛の畳み込み捨てが狙いの入玉図です。
 2枚銀捨ての成立、初手4八角の余詰防止の配置を得るのには、何度も修正を繰り返し、苦労しました。

★前問に続いていささか駒数の多い初形ですが、解けば納得の手順が展開されます。

片山智之:89飛を働かせるためにどうするか・・・。
 すべてはその一点にかかっていますが、それまでの手順が難解。高段者向けの作品。

★ポツンと離れた89飛の存在が気になるところですね。

竹中健一:79金を見て収束の予測がつくので解きやすかったです。

★強豪は配置から手順を推測されます。
 79飛と金を取る形を狙うわけですが、そこに持って行くにはどうするか。

占魚亭:脱出を防ぎつつ堅実に寄せる。

★あちらこちらに逃げ道があるので用心しながら攻める必要があります。

原田豪:28銀はしてみるところですが…

★作者は48角からの余詰防ぎに苦労されたとのことですが、やはり第一感は28銀。
 同玉なら18飛と打って簡単です。
 38玉も39金、47玉、48金、46玉、45飛で詰み。
 47玉とかわすしかありません。

松澤成俊:2八銀が取れないのでは以外と手が狭い

★28に拠点が出来たので安心して攻めることが出来ます。
 47玉には37銀と、銀を連打。
 先ほど38玉の変化が詰むことを確認していますので、同玉とは取れませんので、これも57玉とかわします。
 今度は57桂がなくなったので46から45への逃げ道に注意が必要。
 たとえば58香のような手では46玉から抜けられてしまいます。
 57玉には68角と捨てるのが好手。
 これなら46には逃げられませんし、66玉も77角、57玉に67飛と打てば詰みます。
 68角は同玉と取る一手。

福原徹彦 :取れない捨駒2連続が良い。収束で飛や香の捕捉力が活かされている。

RINTARO:逆算で加えた序の6手が蛇足な気もしますが、38銀を捨て駒で打ちたかったらこうなりますか。
 58金と打って飛車を残すところがポイント。

★68同玉には58金と打つのが好手。
 同玉には59香と捨てて玉をおびき出すのが気持ちの良い一手。

西村 章:金をおいしく入手してから連続飛車捨てが鮮やかでした。 

★59同玉と取らせて待望の79飛が実現。

野曽原直之: 58と59に2回ずつ捨駒する。

★79飛には68玉とかわしますが、ここから58飛、59飛と連続で飛を捨てるのが豪快な決め手。

津久井康雄:79飛以外すべて捨て駒着手で緩みが無い。

★捨駒の技、大駒捨ての爽快さを味わっていただけたでしょうか。

山下誠:線駒と金銀の特徴を活かした使い分けが見事。

★銀2枚を連続して捨てた後、飛角香を巧みに捨てていく構成はベテランの腕。

有吉弘敏: 序の銀打ちの意味づけや駒取りがちょっと・・・。

★28銀はともかく38銀は捨駒で出現させたい駒です。
 駒取りを避ける表現方法はあったかもしれません。
 則内さんの次のご意見なども一つの参考になるかと思います。

則内誠一郎: 素材を活かして駒を減らせれば。
 収束の簡略図
 収束看略図№12_則内

★18金から19香と捨てて38銀の開き王手から飛車の二枚捨て。
 紛れは減ってしまいますが、形は良くなります。

奥鳥羽生: 後半が酒井克彦39銀成を思い出させる、今では教材となる手筋。

★酒井さんの看寿賞受賞作(近代将棋1964年9月、「からくり箱」第17番)ですね。
 酒井克彦39銀成

【作意】38銀、18玉、19金、同玉、28歩、39銀成、同飛、28玉、
    29銀打、19玉、18銀、同玉、19飛、同玉、29金まで15手詰

 発表時誤解者が8割も出た作品。
 多くの方が39銀成のところで39金合としましたが、それは29金から綺麗に詰むものの13手の早詰。


■創棋会の今後の予定
***【次回例会】************************************************* 
★6/21に例会を開催するかどうか、検討中です。
 緊急事態宣言が5/31まで延長されたため、大阪市の区民センターの自粛要請期間は引き続き6月末までという状況です。
 大阪府が自粛解除基準を設定したこともあり、僅かですが自粛が緩和される可能性もあるとは思いますが、楽観できる情勢でもありません。
 開催時期、方法などは、決定次第、当ブログにてご案内させていただきますので、引き続きお時間をいただきますこと、ご了承ください。


[日時] 2020年6月21日(日)13時~
[場所]  大阪市港区民センター 楓 
  〒552-0007 大阪市港区弁天2-1-5
  アクセス → https://www.osakacommunity.jp/minato/access.html
  <最寄駅>地下鉄中央線・JR環状線「弁天町」徒歩7分
[会費]  無料

[課題] 詰パラ9月号作品展「すらすら解ける20手台」。
 今回は詰パラ誌上とネットでのコラボ開催です。
 6月中旬までに集まった作品で一次選考を行い、詰パラ掲載作品を決定。
 そこで選に洩れた作品や追加投稿作は、8月例会で選考し、ネット作品展に出題の予定です。
◆「すらすら解ける20手台」投稿要領
・投稿図には、「作意」と「指定の一手」を必ず記載してください。
※「指定の一手」は、出題時解答者に記載いただき正誤判定するためのものです。
 解答者の負荷低減のため、「指定の一手」と「手数」を記載いただくという方式を採用。
 (もちろん解答は全手順記載でもOKです)
・ペンネーム投稿もOKですが、実名を記載してください。
・投稿締切:第一回6月14日(日)
        第二回8月9日(日)
・投稿先: blogsokikaitusin■gmail.com (■を@に変えて下さい)

***【次々回例会】*********************************************** 
[日時] 2020年8月16日(日)13時~
[場所]  大阪市福島区民センター 302号(広い部屋です)
  〒553-0006 大阪市福島区吉野3-17-23
  アクセス → https://www.osakacommunity.jp/fukusima/access.html
    <最寄駅>阪神本線 野田駅・JR東西線 海老江駅・地下鉄千日前線 野田阪神から 徒歩数分
[会費] 無料
[課題]  ネット作品展「すらすら解ける20手台」。
  今回は詰パラ誌上とネットでのコラボ開催です。
****************************************************** 

★課題作の投稿などはこちらまで
 → blogsokikaitusin■gmail.com(■を@に変えてください)
以上
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