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詰パラ4月号到着

<詰パラ4月号到着>
★創棋会例会は開催中止
 4月19日開催予定の創棋会例会は新型肺炎の感染拡大を受け、残念ながら中止とさせていただきます。
 会合参加を楽しみにされていた方には大変申し訳ございませんが、事情お汲み取りいただきますようお願いいたします。

 新型肺炎の感染拡大のなか、満開の桜を楽しむ姿も見られました。
桜0404_2

■「教材に使える詰将棋」partⅣの結果発表中
 創棋会のネット作品展「教材に使える10手台~大駒捨てのある作品~」は2/19にブログで出題させていただきました。
    http://sokikaitusin.blog.fc2.com/blog-entry-333.html
 結果発表は3/28にスタートし、以下のURLからご覧いただけます。
  1回目 → http://sokikaitusin.blog.fc2.com/blog-entry-339.html
  2回目 → http://sokikaitusin.blog.fc2.com/blog-entry-340.html
 作者ならびに解答者の皆さまにはあらためて感謝申し上げます。

■詰パラ4月号到着
・表紙は藤井憲郎さん。2013年が初入選とは思えません。
 きっと「解けてうれしい」で沢山の作品を見せていただいたからでしょうね。
・詰将棋学校(12P~)。
 小学校:年度初めで忙しい…という予定だったのに…という方は、ぜひ詰将棋を!
   19番斉田さんはなつかしいお名前。
 中学校:初めての10手台挑戦が本校という方も多いでしょう。
   難解作や構想作へのチャレンジと解けたときの達成感は詰将棋の醍醐味ですよ!
  (広告:10手台登竜門には創棋会のネット作品展「教材」もよろしく)
 高校:コロナ騒ぎの終息が見えてきません。
   詰将棋を楽しむ日々が習慣として定着すれば幸いです。
 短大:残念ながら佐久会場も含めてほぼすべての会場で初級一般戦が中止。
   この日に向けて準備に取り組んでこられた方の無念は察するに余りあります。
 大学:新学期のスタートが遅れるところもあるようです。
   自宅で学習という方もいらっしゃると思いますが、気分転換には詰将棋をどうぞ。
 大院:略記は正しく。当然のことなんですが…。
   一方で、判別可能な誤記などは救済という優しい処置。
・内藤國雄の小ルーム(18P~)。タダで取れる駒を取らずに…というのは取らず手筋の妙手順。
・詰四会作品展(20P)。この選題の言葉、どういう作品が集まったのか、興味津々。
・九州G作品展(21P)。「大駒の合駒」。小学校担当の田川さんの初入選作は意欲作。
・全詰連の頁(22P)。チャンピオン戦中止のお知らせと書籍部からのご案内。
  「無双」は初版完売で増刷とのこと、谷川さん効果?
・半期賞(23P~)。受賞者の皆さんおめでとうございます!
  中学の青木さん、短大の藤井規之さんは初受賞。
・持駒のある風景(30P~)。コロナの話。原稿執筆当時は北海道に非常事態宣言で大変だったと思います。
  石川和彦さんの「詰将棋の道3」。金無双だけで作品集をまとめられるというのはすごい力量で、しかも相当短期間で纏められたと思われるので、あらためて感服。
・おもちゃ箱だより(32P~)。年賀詰。今年は創棋会の新年例会でも鑑賞。あらためて上位作に敬意を表します。
  創棋会からは則内さんの作品が上位入賞。本ブログで紹介しています。
   出題 → http://sokikaitusin.blog.fc2.com/blog-entry-325.html
   解説 → http://sokikaitusin.blog.fc2.com/blog-entry-326.html
・ちえのわ雑文集(34P~)。管理人の鈴川さんによる「詰将棋のビジネスモデル」。
  名古屋の全国大会前夜祭でも似た話をお聞きしたような記憶があります(いささか曖昧ですが)。
  ディズニーのキャラクターのように、絵になる初形や詰め上がりをTシャツにプリントされたり、自作の好形作をTwitterのアイコンに使うようなイメージで、解かなくても価値ある作品が広く使われ、その権利が認められるというのは面白いかも。
・詰将棋の眺め方(38P~)。伊藤正さんによる内田昭氏の「不規則な銀の繰り返し」。
  50年近く前の好作が、名解説で蘇る! 毎号目の離せないコーナーです。
・会合案合(46P~)。今月号で開催予告されている、4/12香龍会、5/3詰備会、4/19創棋会はいずれも開催中止。
  残念ですがこのような状況では中止の判断もやむをえません。
  こういうときこそ会合で楽しく集えればと思ったのですが、残念!
  しかし創棋会の課題作「駒の軌跡」は皆さまの投稿を元に選考を進めてまいりますので、奮ってご投稿ください。
・結果稿(47P~)。注目すべきは短大(64P)。作品のことではなく担当業務にかかる時間の短さ!
  できればその段取り術も公開いただきたい。


■創棋会の次回課題は「駒の軌跡」です
 創棋会の次回課題は「駒の軌跡」です。
 詰パラ6月号作品展への出題作となります。
 駒が移動する軌跡をテーマにした作品の投稿をお待ちしています。
 駒の移動といっても表現はさまざまです。
 回転もあれば鋸のようなもの、水平移動に垂直移動、振子のような往復移動もそうですね。
 表現の面白さに笑みがこぼれる、手順を並べて楽しめる、そんな作品が多いのではないかと思います。
 作家の皆さんの腕の見せ所ではないでしょうか?
 創意溢れる作品の投稿をお待ちしています。
 投稿はこちらまで → blogsokikaitusin■gmail.com(■を@に変えてください)

◇例題紹介
 それでは例題紹介です。
 いつものことですが、管理人の好みで「これはいいな」と思った作品を紹介させていただきます。
 今回は角の動きを楽しんでいただける作品です。


本郷昌幸作 詰パラ1977年4月号(「現代詰将棋中編名作選」第3番)
本郷作_現中3

 33銀を取らせるわけにはいかないので、重いようでも44金と打ちます。
 同龍なら同銀成、24玉に35角と捨てて簡単。
 25玉とかわされたところで26角を動かして開き王手したいのですが、15角では27龍と香を抜かれてしまいます。
 37角引と左に引くのが正解。
 26に捨合するのは、同香から27桂があって受けになってないので、35玉と寄ります。
 それには46銀と打って穴を塞いでおくのが好手筋。
 同龍と取らせて、26角と出ます。
 25玉に、今度は15角が利きました。
 35玉には26角行と48の角を出ます。
 25玉と寄られてみると、角を動かしているだけで、なかなか筋が見えてきません。
 2枚の角も窮屈です。
 ここで、狙いの手順が飛び出します。
 59角と最遠移動!

<1図:13手目 59角>
本郷作_現中3_59角

 59角には35玉と寄るしかありません。
 今度は、26角引と15の角で王手。
 25玉とかわしたとき48角引とするのが一連の構想。
 35玉と寄ったときに、角を使うのは千日手模様。
 47桂が、46銀で蓋をしたところを開けに行くような味の良い手です。

<2図:19手目 47桂>
本郷作_現中3_47桂

 同龍と取らせて、68角と捨てるのが狙いすました一手。
 同とには、57角と連続捨てが決め手。
 同龍と取らせて45金までの詰み。

 初形の48角を59に、26角を48に移動させ、鮮やかな収束を実現させるのですが、駒の入替パズルのような手順がとても楽しめる一作です。

【詰手順】44金、25玉、37角引、35玉、46銀、同龍、26角、25玉、
  15角、35玉、26角行、25玉、59角(1図)、35玉、26角引、25玉、
  48角引、35玉、47桂(2図)、同龍、68角、同と、57角、同龍、45金まで25手詰


堀田雅裕作 将棋ジャーナル1984年11月号 改良図
(ジャーナル賞「現代詰将棋中編名作選」第58番)
堀田作_現中58

 玉を守るのは銀一枚。攻め方は大駒三枚と銀で包囲。
 すぐに詰みそうな形ですが、77龍などとやるのは99玉、79龍、89銀合と抵抗されて詰みません。
 77角と捌くのが正解。
 しかし79玉と潜られると、7段目の角と銀が龍の活用には邪魔です。
 そこで68角、88玉、79角と、もったいないようですが角を捌いて身軽にすれば、同玉に77龍と待望の龍の活用が図れました。
 89玉と寄ったところで78銀としたくなりますが、99玉でどうにもなりません。
 99玉を防いで78角とすれば、今度は79玉と逃げます。
 それには96角が好手。

<3図:11手目 96角>
堀田作_現中58_96角

 7段目の角を6段目にうごかしたことで、89玉に78銀とできます。
 98玉や99玉は龍を使っての詰みがあるので、もう一度79玉と逃げます。
 87銀の開き王手なら69玉で捕まりませんし、67銀は元の局面に戻ってしまいます。
 79玉にはあっさりと89銀が好手。
 これは同玉と取るしかなく、そこで78角と捌くのが味の良い一手。
 9筋には逃げられないので79玉ですが、そこでひらりと67角の開き王手が決め手です。

<4図:19手目 67角>
堀田作_現中58_67角

 角が67に動けば89玉とはできませんから69玉とするしかありませんが、78龍、59玉、58龍までの詰み。
 最初は必要だった67の銀が途中で邪魔駒になっていたのです。
 序盤で59の角を77→68→79と捌き、後半は67銀の消去を織り込みながら、87の角を78→96→78→67と動かして、局面を微妙に変化させながら詰みに至るという、角のパズルチックな動きが何とも言えません。

【詰手順】77角、79玉、68角、88玉、79角、同玉、77龍、89玉、
  78角、79玉、96角(3図)、89玉、78銀、79玉、89銀、同玉、
  78角、79玉、67角(4図)、69玉、78龍、59玉、58龍まで23手詰


金子義隆作 詰パラ2011年9月(「現代詰将棋中編名作選」第237番、「撫子」第32番)
金子義隆作_現中237

 持駒は豊富ですが、48玉と潜り込まれても大丈夫なのかという形。
 26銀や28金のような手は48玉でダメそうです。
 俗手ですが38銀と歩を取るのが正着。
 48玉には37銀と立ちます。
 同玉は47金打で簡単だし、49玉も48金で容易。
 まず57玉から調べましょう。
 これには47飛と打ち、66玉に55銀と引いて、75玉に64銀と打つと意外に狭く、84玉なら877飛と回って85合に75金打から詰みます。64銀に86玉なら76金と捨て同玉に75金と打って詰み。
 59玉が難物ですが、58飛と と金を取り同玉に88飛と打ちます。68歩合なら48金でも47銀でも持駒が豊富なので詰み。78歩合には47銀、67玉、58金、76玉、77歩、75玉、65金、同玉、55金という筋で詰みます。
 (58飛と取る前に89飛と打ち69銀合に58飛、同玉、47銀という順でも詰みます)
 38銀に48玉は詰むことがわかったので、同角と取る一手です。
 手順を追うとわかるのですが、38同角不成と応じます。
 18飛の横利きを通さないと安心して攻められないので47金打とします。
 これも同角不成と応じます。

<5図:4手目 47同角不成>
金子義隆作_現中237_47角

 ここまでくると何となく先が見えてきます。
 続いて36金打とします。
 これにも同角不成。
 そこでちょっと破調ですが、17飛打として合駒を訊きます。
 すぐに27飛と捨てたくなるのですがそれでは一歩足りなくなるので合駒を稼ごうという手です。
 27桂合は36金と取り、同玉なら25角、同玉、27飛、26歩、16銀で詰み。
 36金に47玉も27飛、37金(歩は59桂~48金~25銀~36角)、59桂、同と(36玉は25角)、37金、同桂成、48金、46玉、73角で詰み。
 27歩合が最善の受け。これなら先の変化の59桂がないので、同飛と取るしかないのですが、それには同角不成とします。

<6図:10手目 27同角不成>
金子義隆作_現中237_27角

 27角不成となって見事に角の一回転!
 ここからが収束ですが、47金打、26玉、15銀と平凡に追います。
 25玉となったところで局面を見ると打歩詰。
 27角が馬なら26歩と打って簡単ですがそうはいきません。
 角の一回転が不成だったのは、打歩詰に誘導するためだったのです。
 25玉には先ほど打った金を36金上と捨てます。
 これにも当然、同角不成です。
 もう一枚の金を35金と捨てるのが好手。
 これは同角と取るしかなく、26歩、同角と打歩詰が打開できました。
 14銀として24玉に25歩、同角ともう一度角を動かして、13銀不成までの詰み。

 角の一回転に36、25への翻弄も加わって楽しさ倍増の一作。

【詰手順】38銀、同角不成、47金打、同角不成(3図)、36金打、同角不成
  17飛打、27歩、同飛、同角不成(3図)、47金打、26玉、15銀、25玉、
  36金上、同角不成、35金、同角、26歩、同角、14銀、24玉、
  25歩、同角、13銀不成まで25手詰


■創棋会の今後の予定
***【次回例会】************************************************* 
★例会は開催中止とさせていただきます。
 昨今の新型肺炎の感染拡大状況を勘案しての苦衷の判断です。
 楽しみにして下さった方には申し訳ございません。

[日時] 2020年4月19日(日)13時~
[場所]  大阪市福島区民センター 302号(広い部屋です)
〒553-0006 大阪市福島区吉野3-17-23
アクセス → https://www.osakacommunity.jp/fukusima/access.html
<最寄駅>阪神本線 野田駅・JR東西線 海老江駅・地下鉄千日前線 野田阪神から 徒歩数分
[会費] 無料
[課題]  「駒の軌跡」。駒が移動する軌跡をテーマにした作品の投稿をお待ちしています!

***【次々回例会】*********************************************** 
[日時] 2020年6月21日(日)13時~
[場所]  大阪市港区民センター 楓 
〒552-0007 大阪市港区弁天2-1-5
アクセス → https://www.osakacommunity.jp/minato/access.html
<最寄駅>地下鉄中央線・JR環状線「弁天町」徒歩7分
[会費]  無料
[課題] 後日案内させていただきます。

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★課題作の投稿などはこちらまで → blogsokikaitusin■gmail.com(■を@に変えてください)
以上
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