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詰パラ3月号到着

<詰パラ3月号到着>
・残念なお知らせが一つ。
 今年の解答選手権チャンピオン戦は中止が決まりました。
 実行委員会のメッセージが速報ブログに掲載されています。

『新型コロナウイルスの感染防止のため、3月29日(日)に開催予定だった詰将棋解答選手権チャンピオン戦は、やむなく中止とします。
 競技参加を楽しみにされていた方には、大変申し訳ありませんが、事情お汲み取りいただきご了承くださいますよう、なにとぞよろしくお願い申し上げます。
 詰将棋解答選手権実行委員会』
   速報ブログは → https://blog.goo.ne.jp/shogi-problem

 ちょっとしたロス状態でブログの更新もキーボードを叩く手が重いです…。

■詰パラ3月号
・表紙。イラストは旬の人ですね。昨年は4月号に師弟で載っていたような。
 でもこの雄姿は、今年は拝めないのですね…(涙)。
 また作品は大野さん。短コンの11番も楽しめました。作者のことばも共感できる内容です。
・詰将棋学校(12P~)。
 小学校:コロナウイルスの話。皆さんも体調管理はくれぐれもご留意ください。
 中学校:解答選手権ネタその1。斉田さんは懐かしい。何年ぶりの登場?
 高校:好形作で指将棋派を誘うというのは行き届いた配慮。
 短大:解答選手権ネタその2。それにしてもオール看寿賞作家とは贅沢な選題。
 大学:手数長めでも易しいというのは嬉しい。
 大院:解答選手権ネタその3。岸本さんの採用には選者の温かい配慮があったんですね。
  また山路さんの作品には期待が高まります。
・内藤國雄の小ルーム(18P~)。問題よりもエッセーが楽しみなのですが(笑)
  内藤さんは将棋世界でもエッセーの連載がスタート。
・新人コンクール(20P~):湯川さんはキッズチャレンジでも最優秀に輝きました。
  また津久井さんは最近売り出し中の復活組。将棋世界サロンの初入選特集でも登場(この企画では竹中健一さんも登場)。
  原田さんは創棋会メンバー、期待の新人です。
・彩棋会作品展(21P~)。なかなかの顔ぶれですね。
・創棋会作品展(22P~)。課題は「捌きを楽しむ作品」。
  解いて楽しめめる、解けば爽やかな解後感が味わえる、そんな作品が揃いました。一題でも解ければご解答下さい。

・全詰連の頁(23P~)。看寿賞の推薦募集。お気に入りの作品があれば是非とも推薦をお願いします。
  今年も発表は7月号。表彰は9月の全国大会になります。
  2月号に続いて解答選手権の告知。なんと初級一般戦は昨年の28か所より増えて30会場に!
  コロナウイルス問題に見通しがついて無事開催されることを祈念しています。
・詰将棋の眺め方(26P~)。3回目は有吉弘敏さん。絶好調の短編作家が取り上げたのは安達康二さん。
  紹介された超短編の数々、私は「続々7手詰傑作集」でその多くを目にし、感動したことを思い出しました。
・持駒のある風景(30P~)。健康第一は年を取れば実感が増しますね。
・おもちゃ箱だより(32P~)。くるくる展示室。楽しい作品が揃ってますね。
・ちえのわ雑文集(34P~)。久保さんの「裏短コン」。現在結果発表中。
  現在5作が結果発表中。 → http://ikz26.blog.fc2.com/blog-entry-104.html
  生放送の内容 → https://twitcasting.tv/boku_ikiron/movie/588831542
  毎年のことですが意欲的な作が揃いました。
・名局ライブラリー(36P~)。湯村光造さんの追悼。紹介された作品はいずれも有名なものばかり。私にとってはめいとに連載された「歩詰手筋総まくり」が印象に残っています。
・読者サロン(40P~)。いつものカットがありません(笑)
・広告「無双」(39P~)。谷川九段のサイン風景。いい笑顔ですね。
・結果発表:
短編コンクール(52P~)。シード権を獲得された15作、おなじみの顔ぶれですが、構想作以外でも上位に食い込まれた作品があったのは良いことです。個人的には4番石川作、9番大崎作、21番白神作なども好みでしたが、上位進出ならず。いずれにしても年に1度の一大イベント、楽しめました。解説の鈴川さんには、心からお疲れ様と申し上げます。
同人室(76P~)。課題は「作風が滲み出る作品」。以前創棋会でも「よくわかる作家の個性」という課題にしたことがあります。錚々たる顔ぶれと作品は同人室ならでは。
創棋会作品展(88P~)。「複数の打歩詰関連手筋を含む作品」、レベルの高い作品展だったと思いますが、いかがでしょうか。解答に取り組まなかった方もあらためて結果稿で鑑賞ください。特に3番の大崎さんと4番の中村さんの作品は、高度な狙いを表現した快作ですので、ぜひその妙味を味わってください。・編集室(112P)。今月はなんと112Pというボリュームたっぷり!


■「教材に使える詰将棋」partⅣの出題中(解答締切は3/22)
 創棋会のネット作品展「教材に使える10手台~大駒捨てのある作品~」には多数の投稿をいただき、創棋会例会で選考された13題を2/19にブログで出題させていただきました。
   http://sokikaitusin.blog.fc2.com/blog-entry-333.html
 出題作の作者は次の10名の方々です。あらためて感謝申し上げます。
  (敬称略、作品順ではありません、複数作投稿された方もいらっしゃいます)。
    奥鳥羽生、片山智之、信行寺持光、則内誠一郎、中出慶一、西村章、野曽原直之、
    RINTARO、安田恒雄、吉松智明
 大駒捨ての爽快さを楽しめる作品が揃っています。
 解いていただければ詰将棋が好きになる、そういう作品ばかりです。
 「力試し」の3題も、形はよくありませんが、解けば納得の作品ばかりです。
 1問でも結構ですから解けた方は、解答をお願いします。

◇解答送り先: blogsokikaitusin■gmail.com (■を@に変えてください)
◇解答締切 : 3/22(日)
◇解答要領 : A・B・Cの三段階評価と短評をお願いします。
※解答いただいた方から若干名に呈賞。
 また「力試し」解答者は別枠で1名に呈賞
★図面は次のサイトから取り出すことができます。
    https://firestorage.jp/download/9acf723fb54e728f936e301be037258e63f0d136
  パスワード 「kyozai4」です。

■創棋会の次回課題は「駒の軌跡」です
 創棋会の次回課題は「駒の軌跡」です。
 詰パラ6月号作品展への出題作となります。
 駒が移動する軌跡をテーマにした作品の投稿をお待ちしています。
 駒の移動といっても表現はさまざまです。
 回転もあれば鋸のようなもの、水平移動に垂直移動、振子のような往復移動もそうですね。
 表現の面白さに笑みがこぼれる、手順を並べて楽しめる、そんな作品が多いのではないかと思います。
 作家の皆さんの腕の見せ所ではないでしょうか?
 創意溢れる作品の投稿をお待ちしています。
 投稿はこちらまで → blogsokikaitusin■gmail.com(■を@に変えてください)

◇例題紹介
 それでは例題紹介です。
 いつものことですが、管理人の好みで「これはいいな」と思った作品を紹介させていただきます。

三枝文夫作 詰パラ1957年3月(『古今中編名作選Ⅰ』第61番)
三枝文夫

 本作は一度当ブログでご覧いただきました。
 そのときの内容をあらためて紹介させていただきます。

 入玉作ですが、46玉の脱出に用心し、2枚のと金に触らないようにすればそう難しくありません。
 初手は36金と押さえます。
 27玉と横にかわす一手ですが26金と寄ります。
 玉は37に戻っても18に潜り込んでも36馬があるので、17玉と寄ります。
 それには27金と引きます。

<1図:5手目 27金>
三枝27金

取れば63角打ちがあるので18玉とひたすら逃げます。
ここで17金と寄れば同玉と取るしかなく、玉と金の追いかけっこは終わりです。

<2図:7手目 17金>
三枝17金

 17同玉には53角と打ちます。
 18玉には36馬と引けば、27桂合が最善の受け。
 そこで17角成から19龍と大駒の連続捨てが飛び出し、同桂成に26銀まで。
 金が36→26→27→17と鋸引きするのは楽しい手順で、収束も申し分ない好作でした。

【作意】36金、27玉、26金、17玉、27金(1図)、18玉、17金(2図)、同玉、
 53角、18玉、36馬、27桂合、17角成、同玉、19龍、同桂成、26銀まで17手詰


髙橋恭嗣作 詰パラ1983年7月号(半期賞、「現代詰将棋短編名作選」第80番)
髙橋_現短80

 52銀成から72飛成とする筋が見えますが、41玉と逃げられて詰みません。
 初手は24角の遠打が好手。
 33角と成れるところから打つのが良さそうに見えますが、24から打たないと、玉に32へ逃げられたときに困るのです。
 先に角を打っておけば、42合なら、今度こそ52銀成から詰みます。
 24角には41玉と銀を取って逃げますが、そこで61飛不成と行くのが好手。
 飛車を成ると、32玉、52龍、23玉、63龍、43桂と捨合の妙防があり、同龍、24玉で打歩詰。

<3図:3手目 61飛不成>
髙橋_現短80_61飛生

 61飛不成には32玉とかわしますが62飛不成と連続不成で迫ります。
 23玉なら63飛不成と歩を入手。24玉には36桂、同香で打歩詰を打開して、25歩から43飛成です。
 63飛不成に43桂の捨合も同飛不成以下、36桂~25歩~46桂までピッタリの詰み。
 しかしここで受けの妙手がありました。
 52歩と捨合します。

<4図:6手目 52歩>
髙橋_現短80_52歩

 52歩を同飛成と取れば、23玉、63龍、43桂ともう一度捨合されて、これは打歩詰。
 52歩に替えて桂ならば、同飛成と取り、23玉、63龍のとき43に捨てる桂が品切れなので24玉とするしかなく36桂から簡単に詰んでしまうのですが、52歩合だとそうはいきません。
 52歩合には同飛不成と応じます。
 63の歩は取れませんが1歩手に入りました。
 23玉とかわされますが、53飛不成とします。
 24玉なら36桂で簡単なので43桂と捨合して、最後抵抗です。

<5図:10手目 43桂>
髙橋_現短80_43桂

 同飛成では24玉で打歩詰。
 もう一度同飛不成とします。
 これで5連続不成です。
 24玉には、36桂、同香で25歩と打つことが出来ました。
 34玉にはもらった桂を46に打っての詰み。

 遠角からスタートして、飛車の連続不成に、52歩、43桂の捨合の妙防と素晴らしい攻防ですが、もう一つ楽しい趣向が表現されていました。
 手順を追っていただくと分かるのですが初形の71飛が、61→62→52→53→43とノコギリ状に動くのです。見事ではありませんか。

【詰手順】24角、41玉、61飛不成(3図)、32玉、62飛不成、52歩(3図)、同飛不成
    23玉、53飛不成、43桂(3図)、同飛不成、24玉、36桂、同香、25歩、34玉、
46桂まで17手詰


斎藤仁士作 近代将棋1997年12月(「現代詰将棋中編名作選」第155番)
斎藤_現中155

 盤面、大駒と銀歩がそれぞれ4枚と、目を引く配置です。
 初手は42龍がひと目。
 同銀なら13銀打まで。
 それでは詰将棋になりません(笑)
 玉方にはうまい受けがあります。
 32角と移動合。

<6図:2手目 32角>
斎藤_現中155_32角

 移動合の効果で、13銀には21玉と逃げることができます。
 しかし今度は、51龍と銀を取って、22銀打を狙います。
 それには、ひらりとかわすような41角の移動合。

<7図:6手目 41角>
斎藤_現中155_41角

 41角を龍で取ると、同龍と取り返されて詰みません。
 22銀打、32玉と追います。
 もう一枚、62に銀がありました。これを62龍と奪って、33銀打を目指します。
 52銀と引いて43に逃げ道をつくるのは33銀打、43玉、44銀成があります。
 そこでまたしても52角の移動合が好防。

<8図:10手目 52角>
斎藤_現中155_52角

 33銀打、41玉と追って、今度は銀が落ちていませんが、61の龍が手に入ります。
 ただしあわてて61龍は同角から51方面に逃げられてしまうので、31銀成と捨て、同玉と取らせてから、61龍が正しい手順です。
 61同角には21飛が決め手。

 21の角が32→41→52→61と動くのですが、攻方の龍も42→51→62と動きます。さらに玉の動きも12→21→32→41。
 3つの駒がノコギリ状に動く珍しい作品。
 難解さはありませんが、解かなくても並べて楽しい作品です。

【詰手順】42龍、32角(6図)、13銀、21玉、51龍、41角(7図)、22銀打、32玉、
   62龍、52角(8図)、33銀打、41玉、31銀成、同玉、61龍、同角、
   21飛、同玉、22銀成まで19手詰


■創棋会の今後の予定
***【次回例会】************************************************* 
[日時] 2020年4月19日(日)13時~
[場所]  大阪市福島区民センター 302号(広い部屋です)
  〒553-0006 大阪市福島区吉野3-17-23
    アクセス → https://www.osakacommunity.jp/fukusima/access.html
    <最寄駅>阪神本線 野田駅・JR東西線 海老江駅・地下鉄千日前線 野田阪神から 徒歩数分
[会費] 無料
[課題] 「 駒の軌跡」。駒が移動する軌跡をテーマにした作品の投稿をお待ちしています!

***【次々回例会】*********************************************** 
[日時] 2020年6月21日(日)13時~
[場所]  大阪市港区民センター 楓 
  〒552-0007 大阪市港区弁天2-1-5
    アクセス → https://www.osakacommunity.jp/minato/access.html
    <最寄駅>地下鉄中央線・JR環状線「弁天町」徒歩7分
[会費]  無料
[課題] 後日案内させていただきます。

****************************************************** 

★課題作の投稿などはこちらまで → blogsokikaitusin■gmail.com(■を@に変えてください)
以上
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