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九州Gに行ってきました(1月11日)

九州Gに行ってきました

■年賀詰
 前回、則内誠一郎さんの年賀詰を紹介させていただきました。
 令和初の年賀詰に相応しい初形「R」です。
 早速、詰手順を見ていきましょう。
年賀詰(則内作)
   ※52の「圭」は「成桂」です。

 53桂成と邪魔な65の桂を捌きたくなるところですが、同玉で続きません。
 まず44飛と金を入手します。同玉は45金までですから、同馬の一手。
 そこで53桂成と捨てるのが好手順。
 66飛の利きも通って、一気に見晴らしがよくなります。
 53桂成に同馬は45金まで。これは同玉と応じるしかありません。
 それには52桂成と成桂を入手。
 54玉とかわして、65金は63香が利いているので打てません。
 46桂と手に入れた桂を打ち、55玉に56金までの詰みです。

<詰上り:「2」>
年賀詰(則内作)詰上り

 なんと詰上りは「2」になりました。
 「R」から「2」になる立体曲詰
 令和2年に相応しい年賀詰の好局です。
 「おもちゃ箱」の「2020年年賀詰展示室」にも掲載されています。
 気に入った方は、是非おもちゃ箱で実施予定のお気に入り投票に清き一票を投じてください。

【詰手順】44飛、同馬、53桂成、同玉、52桂成、54玉、46桂、55玉、56金迄9手詰

■九州Gに行ってきました
 1月11日(土)、九州Gに行ってきました。
 今年は12年ぶりで九州での全国大会ということもあり、イベント準備に備えた打合せがメインでした。
 最初は解答選手権の話題。会場のことや、初級戦と一般戦のそれぞれの開示時間をどうするかなど、皆さんから意見が出されていました。
 次の話題は作品集。九州G初の作品集を大会で披露しようと鋭意準備中。「青い鳥」などの発行に携わった倉敷の小林さんが出版のお手伝いをされるということで、ページ数をどうするかなど、意見交換されました。
 創棋会の作品集もそろそろ考えたいとは思いますが、とりまとめはなかなか大変そうですね。
 最後は全国大会。9月開催ですから、細かいプランはこれから詰めて行かれるようで、大まかな段取りのご相談でした。
 今回の課題は「大駒の合駒」。新しい方の投稿もあり、良い作品が揃ったようで、作品展が楽しみです。
 2次会は博多駅近くの居酒屋で歓談。
 楽しい一日を過ごせました。九州Gの皆さんにはあらためて感謝申し上げます。

【会合風景】
九州G20200111_1

九州G20200111_2

■創棋会の次回課題
☆ネット作品展(2月出題予定)の課題
 「教材に使える10手台~大駒捨てのある作品」。
 「教材に使える10手台」を開催します。
 PartⅣとなる今回のテーマは「大駒捨て」です。
 初めて詰将棋の面白さを知ったのは「捨駒」だという方が多いのではないでしょうか。
 そのなかでも「大駒捨て」には一段とインパクトがあったかと思います。
 将棋の川柳に「ヘボ将棋王より飛車をかわいがり」とありますが、大駒は大切な駒です。
 その価値の高い大駒を捨てて玉を詰めるわけですから、これ以上ない痛快さです。
 ネット作品展では、思わず詰将棋が好きになる、そんな「大駒捨て」のある作品を揃えたいと思いますので、作家の皆さま、奮ってご投稿ください。
 2月例会で選考し、2月下旬に当ブログ「創棋会通信+α」で出題します。
 投稿は→ blogsokikaitusin■gmail.com(■を@に変えてください)

◇例題紹介
 それではいつものように、管理人の好みで選んだ例題を紹介させていただきます。

上田吉一作 詰パラ1970年2月(「古今短編詰将棋名作選」第162番、「極光21」第39番)
上田162

 86から97への逃路が気になる形ですが龍の力で防げます。
 手始めに86香と打ちます。
 同玉なら77龍、85玉(97玉は99香から89桂)、94角成、同金、75飛成で詰みます。
 86同とには77桂と捨てるのが軽手。
 同と と取らせてもう一度86香と捨てます。
 同玉に77飛成と と金を取ります。
 97玉と逃げられそうですが、98歩から78龍右で詰み。
 龍の威力はすごいですね。
 85玉とかわしたところでは、初形からは思いもよらぬ打歩詰の局面。
 困ったようですが打開の好手があります。
 76龍右上!

<9手目:76龍右>
上田162_76龍右

 先ほどまで働いていた67の龍を馬の利きに捨てます。
 これは同馬の一手。これで86歩が打てます。
 76龍右は歩を取る駒を呼び寄せる打歩詰打開の好手でした。
 86同馬となったところで決め手が出ます。
 74龍 !!

<13手目:74龍>
上田162_74龍

 何も利いていないところにスパッと捨てるのが、気持ちの良い一手。
 空中へのタダ捨てにはため息が出ます。
 同玉なら63角成まで、また同金なら94角成まで、いずれも角の利きで詰みです。

【詰手順】86香、同と、77桂、同と、86香、同玉、77飛成、85玉、
     76龍右、同馬、86歩、同馬、74龍、同金、94角成まで15手詰


谷口 均作 詰パラ1998年4月(看寿賞、「蒲公英」第40番)
谷口均_蒲公英40

 持駒は豊富ですが手がかりは36飛と33とだけ。
 まず15香と捨てて応手を問います。
 15同玉には、26角、14玉、15金、13玉、24角、同銀、同金、同玉と清算すれば、34飛や15銀で詰みます。
 最善は24玉。
 ここで35角と打つのが、心理的に指しにくいところ。
 33玉と と金を取られてしまうと詰みが見えませんから。
 しかし33玉には、55角が妙手。

<5手目:55角>
谷口均_蒲公英40_55角

 玉の逃げ場所がたくさんあり、何よりも42玉と広い方に逃げられるのが不安です。
 少し変化を確かめておきましょう。
 32玉は24角の開き王手で簡単。34玉なら13角成で捕まります。
 44歩合なら、同角右と取れば開き王手、そこで42玉なら64角が利きます。
 ということで、単に42玉と逃げるのが正解ですが、それにもフワッと64角と出ます。
 51玉とどんどん広い方に逃げられそうですが、それには62金と打って逃走を止められます。以下、41玉に31角成と龍を取れば、同玉に53角成の両王手で決まります。
 64角には33玉と戻ります。
 ここからが華麗な収束。
 まず44角と捨てます。
 同玉なら55金までですから、24玉とかわします。
 それには42角成と、先ほどまで大活躍の角を成り込みます。

<11手目:42角成>
谷口均_蒲公英40_42角成

 これは同龍と取るしかありません。
 最後の決め手が、34飛
 同銀なら14金まで、同玉には35金までの詰みとなります。

 35角から55角という妙手順を中心に、打った角が変化でも縦横に働き、最後はすべて捌いてフィニッシュするのが素晴らしい。
濃密な手順が評価され、圧倒的な支持で看寿賞に輝きました。

【詰手順】15香、24玉、35角、33玉、55角、42玉、64角、33玉、
     44角、24玉、42角成、同龍、34飛、同玉、35金まで15手詰


■創棋会の今後の予定
***【次回例会】************************************************* 
[日時] 2020年1月19日(日)13時~
[場所]  大阪市福島区民センター 302号(広い部屋です)
   〒553-0006 大阪市福島区吉野3-17-23
   アクセス → https://www.osakacommunity.jp/fukusima/access.html
[会費]  無料
[課題] なし

★☆★ 終了後新年会開催 ★☆★
[日時] 2020年1月19日(日)17時30分~
[場所] 「桜百番」
  〒553-0001 大阪市福島区海老江1-1-14 阪神野田駅内2F
    TEL:06-6451-8756
    アクセス  https://sakura100ban-noda.gorp.jp/
  <最寄駅> 阪神本線 野田駅 徒歩1分
          地下鉄千日前線 野田阪神 徒歩2分
          JR東西線 海老江駅 徒歩3分
[会費] 3,000円(学生・女性1,000円)
★予約の都合上、ご参加いただける方は事前に連絡いただきますようお願いします。
連絡はこちらまで → blogsokikaitusin■gmail.com(■を@に変えてください)

***【次々回例会】*********************************************** 
[日時] 2020年2月16日(日)13時~
[場所]  大阪市港区民センター 楓 
   〒552-0007 大阪市港区弁天2-1-5
   アクセス → https://www.osakacommunity.jp/minato/access.html
   <最寄駅>地下鉄中央線・JR環状線「弁天町」徒歩7分
[会費]  無料
[課題]  ネット作品展「教材に使える10手台~大駒捨てのある作品~
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★課題作の投稿などはこちらまで → blogsokikaitusin■gmail.com(■を@に変えてください)
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