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詰パラ12月号到着

<詰パラ12月号到着>

★12月の創棋会例会は15日(日)開催です。

 昨年も書いたのですが、勤務先の近所に「少彦名神社」というところがあり、薬の神様「神農さん」を祀っています。
 そのお祭り「神農祭」が毎年11月22日~23日に開催されます。
 場所は大阪市中央区道修町。これは「どしょうまち」と読むのですが、大阪の難読地名の一つです。
 このお祭りの二日間は道修町の通り一杯に屋台が並びます。
 シンボルの張子の虎も通りの入り口に飾られ、11月中旬にスタートした御堂筋のイルミネーションに輝いています。

張子の虎№318

■詰パラ12月号が到着
・表紙は野々村禎彦さん。創棋会のネット作品展にも毎回投稿いただき感謝していますが、ツイッターを通じた交流で作品が生まれるというのは、現代風ですね。
・短コン(11P~)。今年は9手詰、規則正しいローテーション(笑)。常連作家に伍して初入選も2名。海外からの投稿も(笑)。
  *裏短 コンも忘れずに解答してください!
      http://ikz26.blog.fc2.com/
    解答締切は12月8日とのことです。
・同人室(20P~)。課題は「作風が滲み出る作品」。
  創棋会でも昨年12月号で「よくわかる作家の個性」というお題で作品展を開催し、個性溢れる作品を味わっていただきましたが、こちらは同人作家14名の競演ですから、さらに楽しめそうです。
・やさしい大学院(23P)。みるからに楽しそうな作品が揃いました!
・創棋会作品展(24P)。「複数の打歩詰関連手筋を含む作品」。
  バラエティに富んだ作品が揃いました。
  込められた構想がわかれば納得していただける作品ばかりです。
  一題でも解ければぜひ解答を!

・kisy一族オフ会作品展(25P)。オフ会は大盛況だったようですね。
  今回も解かなければ損と思えるようなお名前が並んでいますね。
・透明駒作品展(26P~)。凄い企画ですね。しかし、まずはルールを理解しなければ(汗)
・全詰連の頁(28P)。解答選手権 初級一般戦の開催地募集。1年が経つのは早い…。
・持駒のある風景(30P)。「にわか」。
  にわかせんぺいは博多のお菓子ですね。「べ」ではなく「ぺ」というところがこだわりなのか?
  箱には31Pの詰将棋のようなお面がついています。全国大会のお土産にどうぞ(笑)
・おもちゃ箱だより(32P~)。メディアの変遷からYouTubeのお話。
  現在プロ編入試験挑戦中の折田さんがYouTuberとして有名ですが、ネットで将棋教室を開いておられるようですから、「観る将」だけでなく指将棋派の方がメインユーザーなのでしょうか?
  ミクロコスモスの再生回数は驚きですが、見せ方も含めコンテンツ次第では「観る詰将棋ファン」を増やすことが可能かもしれませんね。
・ちえのわ雑文集(34P~)。深井一伸さんの「嫌がらせ不成」。成・不成の限定についての合理的な説明に思わず納得。
  「爪先まで…」の一文には、ともすれば『解答者の低評価は受け入れるので、キズとして許容してほしい』という考えに陥りそうになるのですが、姿勢をあらためないといけないと自戒。
・詰パラチーム参戦記(39P~)。見事3部リーグで優勝!快進撃はどこまで続くのか!
・会合案内(49P~)。
  創棋会の案内に原稿誤記がありました。今月の例会は12月 15 日(日)です
  確認不足申し訳ございません。
  なお新年会は、1月19日で間違いありません。
・結果稿:
 創棋会作品展(78P~)。「簡素図式」、解いていない方は、ぜひ結果稿を鑑賞ください。
・編集室(96P~)。小学校の結果稿が次号回しとのこと。3ヶ月後結果稿掲載になってからは珍しい?


■創棋会の次回課題
☆3月号掲載作品展の課
・「捌きを楽しむ作品」。29手以内。
 「捌き」。皆さんはこの言葉からどのようなイメージを持たれるでしょうか?
 詰パラの結果稿などで「よく捌けて気持ちが良い」といった短評を見かけます。
 捌ける詰将棋は、気持ちがいい。
 それはなぜでしょう。
 村山隆治さんの『詰将棋手筋教室』(2000年 毎日コミュニケーションズ)の用語辞典では「捌き」について、「盤上の駒が十分に活用され、動き回って盤上から消えていくプロセスのこと」と説明されています。
 駒が活用される、駒が動き回る、駒が消えていく、この三点をあげておられるのですが、いずれも解いて楽しく、さわやかさな印象の残る要素と言えます。
 言葉では十分説明しきれないところのあるテーマですので、今回から少しずつ例題を紹介させていただきますが、作家の皆さまには、各人の感性で、楽しめる作品をお寄せいただきたいと思います。
 12月例会で選題します。
 投稿は→ blogsokikaitusin■gmail.com(■を@に変えてください)

◇例題紹介
 管理人が「いいな」と思った「捌きを楽しむ作品」を紹介していきます。

田中 至作 「過雁組曲」(1969年5月)第4番
田中至「二」

 初手はどう見ても56歩と金を取る一手です。
 同玉なら46金と寄り、同玉に47馬と引く手があり簡単に詰みます。
 65玉とかわしますが、重く76金と打ち、56玉に66金上と香を入手します。
 同桂に59香などと打つのは58歩合で詰みません。
 軽く46金と寄って同玉に47馬と引きつけます。
 55玉なら57香で早いので、45玉と逃げ、46香を打たせて、55玉と寄ります。
 ここで35飛と捨てるのが気持ちの良い捌き。

<1図 13手目:35飛>
田中至「二」35飛

 35飛を同と と取れば、44銀不成、同と、65金まで。
 35飛には45歩合が受けの好手。
 (香合でも同じ手順で詰み。桂合は67桂まで。角銀合は64角打以下。)
 同飛、同と左に56歩と打てば収束は間近です。
 56歩、同とには、64銀左不成と活用するのが気持ちの良い一手。
 同と と取らせて、44銀不成ともう一つの銀も捌きます。
 54玉に36馬まで実に気持ちの良い詰上り。
 「ニ」の字が浮かび上がりました。
 本作は不動駒がなく、よく捌ける一局でした。

<詰上り図>
田中至「ニ」詰上り


【作意】56歩、65玉、76金打、56玉、66金上、同桂、46金、同玉、
   47馬、45玉、46香、55玉、35飛(1図)、45歩、同飛、同と左、
   56歩、同と、64銀左不成、同と、44銀不成、54玉、36馬(詰上り図)まで23手詰


田中 至作 「過雁組曲」(1969年5月)第8番
田中至「チ」

 持駒がないので盤上の駒を活用するしかありません。
 一見して46金、54玉、87角と進めたくなります。
 76合の一手ですが、歩合なら同角、同銀に53桂成の軽手があり、同香に55歩がピッタリ。同銀に45金までです。
 しかし76桂合とされると手がありません。
 それ以外に手が無さそうですが、好手順があります。
 まず66金と捨てます。
 同銀と取れば、今度こそ、46金、54玉、87角と進めて76桂合が出来ないので詰むというわけです。
 同玉と取るしかありませんが、67金としては55玉と戻られて元の木阿弥。
 66同玉には77金左と桂を取ります。56角を取られそうですが、46金があるので心配無用。
 同桂成に、78桂が手筋の一着。
 同成桂と取らせて、67金、55玉と進めます。
 ここで46金とすれば、54玉となって、87角には相変わらず76桂合で詰みません。
 ここまでの数手にどんな意味があったのでしょうか?
 そこで55玉の局面を初形と比べると、85の桂がいなくなったことに気づきます。
 96角は87に引くだけでなく74から63に利かすことも出来るようになりました。
 46金、54玉のとき、まず53桂成と捌いておきます。
 同香と取らせて、64と と香を入手するのが俗手ですが局面を転換する一手。

<2図 13手目:64と>
田中至「チ」64と

 64とを同銀なら55香があるので、同玉と取るしかありませんが、65香と打ちます。
 96角が74銀に利いているので54玉と戻るしかありませんが、63銀不成、同歩、同角成、同香と強引に歩を入手します。
 奪った一歩で55歩と叩けば、同銀に45金までの詰み。
 詰上りは「チ」になりました。

 大きい字形ですが不動駒4枚と良く捌けます。

<詰上り図>
田中至「チ」詰上り


【詰手順】66金、同玉、77金左、同桂成、78桂、同成桂、67金、55玉、
   46金、54玉、53桂成、同香、64と(2図)、同玉、65香、54玉、
   63銀不成、同歩、同角成、同香、55歩、同銀、45金(詰上り図)まで23手詰


大井美好作 旧パラ 1951年7月号(「秀局懐古録」下巻 第53番)
大井美好195107

 最後の一作は大井美好さんの作品です。
 捌きと言えば大井さん、というくらい有名です。

 22歩が無ければ31角と捨てる好手で詰む、ということに気がついた方は鋭い。
 そこで14香、22玉と邪魔駒を消して、13香成と捨てるのが軽妙な一手。
 同玉は31角がありますし、同香も11角と捨てる手があるので、同桂と取るしかありません。
 これには14桂と楔を打ち込むのが絶好の一手。
 31玉なら22角から清算して簡単なので21玉と引きます。
 直ちに22金から清算するのは駒不足なのですが、22金、同金と取らせてから43角と打つのが好手順。
 32歩合などは22桂成から23金があります。金銀の合なら22桂成から32角成として金銀2枚で易しい詰み。
 そこで32金寄と受けるのが受けの好手。

<3図 10手目:32金>
大井美好195107_32金

 32金に攻めを続けるには同角成と切るしかありません。
 同玉に43金と押さえ、21玉とかわしたところで、22桂成と捨てるのが手をつなぐ巧い手です。
 同玉に33金と桂を入手。
 21玉には43馬と入り、12玉に23金と捨てるのが好手。

<4図 21手目:23金>
大井美好195107_23金

 同玉に35桂と と金を取ると一気に視界が開けます。
 桂を跳ねる手はいつ見ても気持ちの良い捌きです。
 これには12玉と逃げたくなりますが、34馬、21玉に33桂打があり、32玉、43馬、22玉、23歩と俗に追って詰みます。
 14桂があって危なそうですが22玉が最善。
 予定通り14桂と打ち、12玉には34馬と引きます。
 21玉とかわして今度は33に打つ桂がありません。
 22歩なら31玉で切れ模様だし、43馬には12玉で千日手。
 しかし21玉には22桂成の好手がありました。
 同玉に23馬と入れば詰み形。
 31玉とかわせば41馬と入り、21玉には22歩と叩いて同玉に23桂成。21玉に32馬までの詰み。

 22歩消去の軽い導入、玉方32金を奪うやりとり、入手した金を消してしまうところ、2度に亘る14から22への桂打ちと成捨て、47の桂が35から23まで活用される、等々すべての駒が良く捌け、39手の長丁場を感じさせない一局。

【詰手順】14香、22玉、13香成、同桂、14桂、21玉、22金、同金、
   43角、32金(3図)、同角成、同玉、43金、21玉、22桂成、同玉、
   33金、21玉、43馬、12玉、23金(4図)、同玉、35桂、22玉、
   14桂、12玉、34馬、21玉、22桂成、同玉、23馬、31玉、
   41馬、21玉、22歩、同玉、23桂成、21玉、32馬まで39手詰


■創棋会の今後の予定
***【次回例会】************************************************* 
[日時] 2019年12月15日(日)13時~
[場所]  大阪市福島区民センター 304号
   〒553-0006 大阪市福島区吉野3-17-23
      アクセス → https://www.osakacommunity.jp/fukusima/access.html
     <最寄駅>地下鉄千日前線「野田阪神」、JR東西線「海老江」、阪神本線「野田」
[会費]  無料
[課題] 3月号作品展「捌きを楽しむ作品」29手以内

***【次々回例会】*********************************************** 
[日時] 2020年1月19日(日)13時~
[場所]  大阪市福島区民センター 302号(広い部屋です)
[会費]  無料
[課題] なし

★☆★ 終了後新年会開催 ★☆★
[日時] 2020年1月19日(日)17時30分~
[場所] 「桜百番」
   〒553-0001 大阪府大阪市福島区海老江1-1-14 阪神野田駅内2F
   TEL:06-6451-8756
   アクセス  https://sakura100ban-noda.gorp.jp/
   <最寄駅> 阪神本線 野田駅 徒歩1分
           地下鉄千日前線 野田阪神 徒歩2分
           JR東西線 海老江駅 徒歩3分
[会費] 3,000円(学生・女性1,000円)
★予約の都合上、ご参加いただける方は事前に連絡いただきますようお願いします。
  ※ご連絡はこちらまで → blogsokikaitusin■gmail.com(■を@に変えてください)

***【先々の予定】*********************************************** 
[日時] 2020年2月16日(日)13時~
[場所]  大阪市港区民センター 楓 
   〒552-0007 大阪市港区弁天2-1-5
      アクセス → https://www.osakacommunity.jp/minato/access.html
      <最寄駅>地下鉄中央線・JR環状線「弁天町」徒歩7分
[会費]  無料
[課題] 未定(ネット作品展「教材」) 12月例会終了後にご案内の予定
****************************************************** 

★課題作の投稿などはこちらまで → blogsokikaitusin■gmail.com(■を@に変えてください)

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