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詰工房(10月27日)に行ってきました

<詰工房(10月27日)に行ってきました>

■詰工房に行ってきました
 少し遅くなりましたが、10月27日(日)は東京に足を運びましたので、そのことを紹介させていただきます。
 「詰将棋の欠片」でも当日の様子がアップされていますので、参照下さい。
   → http://hirotsume.blog.fc2.com/blog-entry-930.html

 当日は、早い時間の新幹線で移動。
 道中は好天でしたが、残念ながら富士山の雄姿は拝めませんでした。
 まずは浅草に移動して社団戦の見学。
 丁度熱戦の最中でしたので、遠くから様子をうかがいました。
 お目当て(?)の販売コーナーに回りますと、浦野さん、竹中さん、野山さんと、錚々たる顔ぶれが店を出されていました。
 「5手詰ハンドブックⅢ」は発刊されたばかりとあって、飛ぶように売れていました。
5手詰Ⅲ

 柳田さんが全詰連ブックスを販売されていたので、解答選手権のことなどよもやま話ですっかり商売の邪魔をしてしまいました。
 社団戦の方は当日も好成績で、見事リーグ優勝!
 おめでとうございました!
 写真は午後の勝負がスタートしたところです。
社団戦20191027

 そこから大井町に移動して詰工房に顔を出しました。
 金子さんと来年の解答選手権の運営のことについて、色々教えていただきました。
 いかにリスクを減らして効率よく運営するか、色々と参考になりました。
 今日は社団戦と重なったので、参加人数は少なめでしたが、あちらこちらで新作の披露や話題作についての情報交換があり、そういう会話の中に入ることで非常に楽しいひとときを過ごすことが出来ました。
 加藤さんからお話のあった「詰将棋ユーチューバー」。時代はネットの動画配信で詰将棋を見せるところに来ているんですね!
 会合が終われば、楽しい二次会。
 会合参加が西日本に偏りがちですが、たまには関東にもお邪魔したいと思います。

【会合風景】
詰工房20191027

■創棋会の次回課題
☆3月号掲載作品展の課題
・「捌きを楽しむ作品」。29手以内。
 「捌き」。皆さんはこの言葉からどのようなイメージを持たれるでしょうか?
 詰パラの結果稿などで「よく捌けて気持ちが良い」といった短評を見かけます。
 捌ける詰将棋は、気持ちがいい。
 それはなぜでしょう。
 村山隆治さんの『詰将棋手筋教室』(2000年 毎日コミュニケーションズ)の用語辞典では「捌き」について、「盤上の駒が十分に活用され、動き回って盤上から消えていくプロセスのこと」と説明されています。
 駒が活用される、駒が動き回る、駒が消えていく、この三点をあげておられるのですが、いずれも解いて楽しく、さわやかさな印象の残る要素と言えます。
 言葉では十分説明しきれないところのあるテーマですので、今回から少しずつ例題を紹介させていただきますが、作家の皆さまには、各人の感性で、楽しめる作品をお寄せいただきたいと思います。
 12月例会で選題します。
 投稿は→ blogsokikaitusin■gmail.com(■を@に変えてください)

◇例題紹介
 管理人が「いいな」と思った「捌きを楽しむ作品」を紹介していきます

小峯秀夫作 近代将棋1960年1月(塚田賞、「古今中編詰将棋名作選」第72番)
小峯古今中Ⅰ_72

 中段玉ですが駒数も少なく、好感の持てる初形です。
 上部脱出が気になりますが45馬の利きがあるので、それほど心配はしなくても良さそうです。
 とはいうものの16から角や銀を捨てるのは気前が良すぎて駒が足りません。
 14銀と捨て同桂と取らせて14を埋めてから24飛と捨てるのが好手順。

<3手目:24飛>
小峯古今中Ⅰ_72_24飛

 置き駒の飛車を活用して捨てる24飛には、打ち捨てとは違う鮮やかさを感じます。
 同銀は34角の一発があるので同玉と取る一手。
 ここから23金、24金と、金を捌くのが味の良い手順。

<7手目:24金>
小峯古今中Ⅰ_72_24金

 24金、同玉となったところで、13角と捨てるのが、取れば23金を見た好手。
 24飛を捨て同玉となった局面では13の金が邪魔駒で、23金から24金と捨てたのは邪魔駒を消すためでした。
 25玉と逃げるしかありませんが、35角成と一歩入手し、16玉と逃げ出したところで17歩と叩きます。
 同玉に18金と押さえ、16玉となったところで持駒はないのですが、34馬左とするのが決め手。
 同銀の一手に、同馬から17銀までの詰み。
 不動駒が少なく、金の捌きが楽しい爽やかな好局です。

【作意】14銀、同桂、24飛、同玉、23金、25玉、24金、同玉、
   13角、25玉、35角成、16玉、17歩、同玉、18金、16玉、
   34馬左上、同銀、同馬、25香、17銀まで21手詰


北原義治作 近代将棋1973年月(塚田賞、「古今中編詰将棋名作選」第182番
北原古今中Ⅰ_182

 53桂成、51玉、62成桂と銀を剥がす手が見えますが、42玉とかわされると、成桂を動かして開き王手しても72飛と龍を抜かれて詰みません。
 初手は53銀不成としておけば、62銀不成に42玉とされても、53銀不成とバックして両王手になるので詰むのですが、左右どちらで行くのが正解でしょうか?
 44の銀を動かして53銀右不成とすると51玉、62銀不成、同銀に52銀と捨てたとき、42玉とかわされると詰みません。
 そこで正解は64の銀を動かす53銀左不成とわかります。
 51玉、62銀不成、同銀に52銀とすてれば、こんどは同玉と取る一手です。
 そこで再度53銀不成と入ります。

<7手目:53銀不成>
北原古今中Ⅰ_182_53銀

 51玉に62銀不成と銀を入手。
 42玉には53銀不成と両王手。
 41玉とギリギリのところで凌ぎます。
 42銀打の俗手は32玉で逃れ。
 32銀、同歩、61龍も51歩合くらいで詰まない。
 ここで52銀不成が巧妙な一手。

<13手目:52銀不成>
北原古今中Ⅰ_182_52銀

 42玉なら、41銀成があります。
 32玉にも、41銀不成と両王手。
 同玉に53桂不成と跳ねます。41玉の局面は53銀が邪魔駒だったのです!
 51玉には42銀が決め手。
 同角と取らせて61龍までの詰。
 銀が何度も不成を繰り返す、リズミカルな動きが楽しい一局でした。

【詰手順】53銀左不成、51玉、62銀不成、同銀、52銀、同玉、53銀不成、51玉、
   62銀不成、42玉、53銀不成、41玉、52銀不成、32玉、41銀不成、同玉、
   53桂不成、51玉、42銀、同角、61龍まで21手詰


■創棋会の今後の予定
***【次回例会】************************************************* 
[日時] 2019年12月15日(日)13時~
[場所]  大阪市福島区民センター 304号
   〒553-0006 大阪市福島区吉野3-17-23
      アクセス → https://www.osakacommunity.jp/fukusima/access.html
     <最寄駅>地下鉄千日前線「野田阪神」、JR東西線「海老江」、阪神本線「野田」
[会費]  無料
[課題] 3月号作品展「捌きを楽しむ作品」29手以内

***【次々回例会】*********************************************** 
[日時] 2020年1月19日(日)13時~
[場所]  大阪市福島区民センター 302号(広い部屋です)
[会費]  無料
[課題] なし
 ★☆★ 終了後新年会開催 ★☆★
   場所は阪神「野田」近くの居酒屋を予定。
   開始時間は17時30分。
   会費等詳細は12月初旬にご案内。

***【先々の予定】*********************************************** 
[日時] 2020年2月16日(日)13時~
[場所]  大阪市港区民センター 楓 
   〒552-0007 大阪市港区弁天2-1-5
     アクセス → https://www.osakacommunity.jp/minato/access.html
     <最寄駅>地下鉄中央線・JR環状線「弁天町」徒歩7分
[会費]  無料
[課題] 未定(ネット作品展「教材」) 12月例会終了後にご案内の予定
****************************************************** 

★課題作の投稿などはこちらまで → blogsokikaitusin■gmail.com(■を@に変えてください)

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コメント

No title

北原作は14~15手目は変同も、32玉、41銀生が作意(作者の意)では?
当時の近将は見つからないので、北原さんの霊に伺いました。(ちなみに古今中編名作選でも32玉、41銀(生限定も生表記なし)でした)

Re: 北原作

ご指摘ありがとうございます。
早速修正させていただきました。
41銀成が味の良い手に思えたので、確認が足りませんでした。
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