「すらすら解ける20手台」partⅣ結果発表<最終回:総評>
「すらすら解ける20手台」partⅣ結果発表<総評>
■創棋会の次回課題
☆12月号掲載作品展の課題
・「複数の打歩詰関連手筋を含む作品」。29手以内。
打歩詰を巡る手筋は実に多彩です。思いつくままに挙げるだけでも、不成、打診、森田手筋、ブルータス手筋、不利逃避、不利合、不利先打等々、さまざまな手筋があります。
12月号作品展は楽しめるものにしたいと考えておりますので、面白い狙い、ユニークな表現、組み合わせの妙を味わえる作品の投稿をお待ちしています。
作家の皆さんの腕の見せ所です。10月20日の例会で選題しますので、奮って投稿ください。
投稿は→ blogsokikaitusin■gmail.com(■を@に変えてください)
なお、これまで紹介した例題はこちらからご覧いただけます。
→ http://sokikaitusin.blog.fc2.com/blog-category-19.html
■「すらすら解ける20手台」partⅣ結果発表<総評>
創棋会のネット作品展「すらすら解ける20手台」PartⅣ、結果発表も前回で終了。
長い間お付き合いいただきありがとうございました。
今日は総評を紹介させていただき、振り返りを行いたいと思います。
まず投稿から出題について。
おかげさまで20作と多数の作品が揃いました。
投稿下さった作家の皆様、ありがとうございました。
今回出題させていただいた作品は、次の20名の方々から投稿いただいたものです。
あらためて感謝申し上げます。
下線部の6名が「すらすら解ける20手台」に初投稿いただいた方々です。(敬称略)。
有吉弘敏、有山隆、石川和彦、片山智之、kisy一族、金少桂、則内誠一郎、
中出慶一、西村章、ぬ、野曽原直之、野々村禎彦、廣瀬崇幹、松田圭市、
松本浩一、三輪勝昭、RINTARO、山路大輔、山本勝士、吉松智明
また解答は次の17名の方からいただきました。(敬称略)。
皆様ありがとうございました。
下線の方には、今回初めて解答いただきました。引き続きよろしくお願いします。
有山隆、有吉弘敏、奥鳥羽生、片山智之、小池正浩、白木大輔、則内誠一郎、
占魚亭、竹中健一、中出慶一、西村章、ぬ、野々村禎彦、原田雄二、松本浩一、
山下誠、山本勝士
投稿、解答とも6名の新しい顔ぶれとなり、常連の方とあわせて、大いに企画を盛り上げていただけました。
引き続きよろしくお願いします。
作品展の主旨からは、成績を競うものではないのですが、総評ということで、ちょっと振り返ると、出題20作の平均点は2.37でした。
2016年の第一回からの推移を見ると、2.15→2.37→2.32→2.37となります。
Cがゼロとして、AとBが同数なら2.5、全員がBなら2.0ですから、この数字はこの種の企画展なら及第点かと思います。ちなみに2.5を超えたのは6作品でした。
また作品展の主旨に合ったものが好評という点で、C点ゼロの作品数に注目すると、2016年が4作、以降、10作、4作ときて、今回は9作でした。
約半数がCゼロというのは、おおむね企画の主旨にマッチした選題だったと考えます。
詰将棋である以上謎解きの要素はありますし、20手台ですから、ひとにらみで解けるものばかりだったとは申しませんが、いたずらに難解な作品、煩雑な作品はなく、解けば納得の作品が揃っていたと思いますが、いかがでしょうか。
小池正浩:
この催しも、もう4回目ですか。8月の行事として定着した感がありますね。
個人的には寂しい解答結果となりましたが、多くの短評、特に新規の方々で賑わうことを願っております。
★「8月の行事として定着」と言っていただけるのは嬉しいです。
解答は多くの新顔の方で賑わいました。
白木大輔:
解こうと挑戦はしましたが、残念ながら、あまり解けませんでした。
少ないですが、解けた分だけ応募します。
よろしくおねがいします。
★こういう催しは多くの方の解答で盛り上げていただくのが何より。
解けた分だけでも解答を寄せていただき感謝申し上げます。
ぬ:
解けた分だけ送ります。内容中心に評価しました。
作品数も多いし当たらないだろうと思いつつ、作者予想も付けました。
スラスラ度は1>4>9>2>7>5>12>19>10>13>3>14>6>17(自作、無解を除く)
★ぬさんには作者予想していただきありがとうございました。
3作的中はお見事!
3番と6番のすらすら度がやや意外。
というのは、今回の出題は、管理人が考えた難易度順だったのです(笑)。
しかし、難易度というのが、いかに主観で左右されるものかということがよくわかりました(汗)
西村章:
実力者の作品はこの様なスラスラ展でもとても綺麗に出来ておりうまいもんだなあと感心しました。
★作家目線の感想ありがとうございました。
実力者の皆さん、着想をどのように表現するか、そこに技を感じますね。
山下誠:
一部はすらすらとはいきませんでしたが、多彩な作品を楽しみました。
★バラエティに富んだ作品が揃いました。
作家の皆さまには感謝!
竹中健一:
時間に追われて焦って解いたからかもしれませんが、すらすら解ける作品は多くはなかった気がします。
でも楽しめました、有難うございます。
★時間が無いと、ちょっとした罠に落ちたり。
でも解答を見れば「やられた」と苦笑いするようなものだったりします。
中出慶一:
評価は、「すらすら度抜群」、もしくは短大級「短大でも十分通用する手順・狙いを持った内容」かのどちらかで評価したい。
短大でも通用すると思える作品は、9番、14番、17番、18番、19番、20番です。
★短大で通用する作品はおおむね同感。
9・14・18・19は今回の評点上位ベスト5ですね。
片山智之:
初参加でしたが、存分に楽しませて頂きました。
作品を評価するにあたっては、①すらすら、サクサク解けるか、②終形や収束に美を感じられるか、を判断基準としました。
短評は一つの意見として参考にして頂ければ幸いです。
今後も参加できるよう、尽力して参りたいと思います。
★投稿、解答、いずれも初参加でしたが、楽しんでいただけて何よりです。
「美を感じるかどうか」という視点、大事にしてくださいね。
有吉弘敏:
好作とそうではない作とのギャップが前回より広がっている感覚です。
テーマややりたい事が明確であり、かつすらすらである作品をどうしても高評価してしまいます。
★「難易度順」の出題がギャップを感じさせた面はあったかもしれません。
主張が明確ですらすらというものを揃えるのが理想なのですが、なかなか難しいところではあります。
野々村禎彦:
年々レベルが上がっているのではないでしょうか。
例会検討時の上位4作は本誌との重複出題でも良いと思います。
例会と解答締切等の日程調整が新たに必要になりますが。
★「すらすら」の要件を十分明確に出来ないままですが、今年は詰将棋らしい謎解きの要素を備えた作品が揃っていたと思います。
それでいて難解ではない(まして煩雑さとは程遠い)、解けば爽快な作品揃いだったのが、レベルアップと受け止められたのではないでしょうか。
少々自画自賛に過ぎるかもしれませんが…。
発表形式については、もう少し解答を増やしたい、それには出題数を絞り込みたい、しかし折角の投稿は大事に扱いたいという矛盾を感じています。
そういう意味では、パラ誌発表とネット発表に分けるというのは一つのアイデアですね。
重複ではなく、別々に出題するとして、パラに5~6題(10月号?)、ネットは今まで通り8月に十数題、というようなイメージですね。 発表を分散すれば解答者の負担も、幾分か軽減されると思います。
少なくとも「すらすら解ける20手台」を本誌で出題するというのは、やってみたい企画ではあります。
☆解答者への呈賞につきましては、次の2名の方に詰棋書を贈呈させていただきます。
片山智之さん、松本浩一さん
楽しみにお待ちください。
■創棋会の今後の予定
※10月と11月は会場が異なりますのでご注意ください。
***【次回例会】*************************************************
[日時] 2019年10月20日(日)13時~
[場所] 大阪市港区民センター 楓
〒552-0007 大阪市港区弁天2-1-5
アクセス → https://www.osakacommunity.jp/minato/access.html
[会費] 無料
[課題] 12月号作品展「複数の打歩詰関連手筋を含む作品」29手以内
***【次々回例会】***********************************************
[日時] 2019年12月15日(日)13時~
[場所] 大阪市福島区民センター 304号
〒553-0006 大阪市福島区吉野3-17-23
アクセス → https://www.osakacommunity.jp/fukusima/access.html
[会費] 無料
[課題] 3月号作品展「捌きを楽しむ作品」29手以内
******************************************************
★課題作の投稿などはこちらまで → blogsokikaitusin■gmail.com(■を@に変えてください)
以上
■創棋会の次回課題
☆12月号掲載作品展の課題
・「複数の打歩詰関連手筋を含む作品」。29手以内。
打歩詰を巡る手筋は実に多彩です。思いつくままに挙げるだけでも、不成、打診、森田手筋、ブルータス手筋、不利逃避、不利合、不利先打等々、さまざまな手筋があります。
12月号作品展は楽しめるものにしたいと考えておりますので、面白い狙い、ユニークな表現、組み合わせの妙を味わえる作品の投稿をお待ちしています。
作家の皆さんの腕の見せ所です。10月20日の例会で選題しますので、奮って投稿ください。
投稿は→ blogsokikaitusin■gmail.com(■を@に変えてください)
なお、これまで紹介した例題はこちらからご覧いただけます。
→ http://sokikaitusin.blog.fc2.com/blog-category-19.html
■「すらすら解ける20手台」partⅣ結果発表<総評>
創棋会のネット作品展「すらすら解ける20手台」PartⅣ、結果発表も前回で終了。
長い間お付き合いいただきありがとうございました。
今日は総評を紹介させていただき、振り返りを行いたいと思います。
まず投稿から出題について。
おかげさまで20作と多数の作品が揃いました。
投稿下さった作家の皆様、ありがとうございました。
今回出題させていただいた作品は、次の20名の方々から投稿いただいたものです。
あらためて感謝申し上げます。
下線部の6名が「すらすら解ける20手台」に初投稿いただいた方々です。(敬称略)。
有吉弘敏、有山隆、石川和彦、片山智之、kisy一族、金少桂、則内誠一郎、
中出慶一、西村章、ぬ、野曽原直之、野々村禎彦、廣瀬崇幹、松田圭市、
松本浩一、三輪勝昭、RINTARO、山路大輔、山本勝士、吉松智明
また解答は次の17名の方からいただきました。(敬称略)。
皆様ありがとうございました。
下線の方には、今回初めて解答いただきました。引き続きよろしくお願いします。
有山隆、有吉弘敏、奥鳥羽生、片山智之、小池正浩、白木大輔、則内誠一郎、
占魚亭、竹中健一、中出慶一、西村章、ぬ、野々村禎彦、原田雄二、松本浩一、
山下誠、山本勝士
投稿、解答とも6名の新しい顔ぶれとなり、常連の方とあわせて、大いに企画を盛り上げていただけました。
引き続きよろしくお願いします。
作品展の主旨からは、成績を競うものではないのですが、総評ということで、ちょっと振り返ると、出題20作の平均点は2.37でした。
2016年の第一回からの推移を見ると、2.15→2.37→2.32→2.37となります。
Cがゼロとして、AとBが同数なら2.5、全員がBなら2.0ですから、この数字はこの種の企画展なら及第点かと思います。ちなみに2.5を超えたのは6作品でした。
また作品展の主旨に合ったものが好評という点で、C点ゼロの作品数に注目すると、2016年が4作、以降、10作、4作ときて、今回は9作でした。
約半数がCゼロというのは、おおむね企画の主旨にマッチした選題だったと考えます。
詰将棋である以上謎解きの要素はありますし、20手台ですから、ひとにらみで解けるものばかりだったとは申しませんが、いたずらに難解な作品、煩雑な作品はなく、解けば納得の作品が揃っていたと思いますが、いかがでしょうか。
小池正浩:
この催しも、もう4回目ですか。8月の行事として定着した感がありますね。
個人的には寂しい解答結果となりましたが、多くの短評、特に新規の方々で賑わうことを願っております。
★「8月の行事として定着」と言っていただけるのは嬉しいです。
解答は多くの新顔の方で賑わいました。
白木大輔:
解こうと挑戦はしましたが、残念ながら、あまり解けませんでした。
少ないですが、解けた分だけ応募します。
よろしくおねがいします。
★こういう催しは多くの方の解答で盛り上げていただくのが何より。
解けた分だけでも解答を寄せていただき感謝申し上げます。
ぬ:
解けた分だけ送ります。内容中心に評価しました。
作品数も多いし当たらないだろうと思いつつ、作者予想も付けました。
スラスラ度は1>4>9>2>7>5>12>19>10>13>3>14>6>17(自作、無解を除く)
★ぬさんには作者予想していただきありがとうございました。
3作的中はお見事!
3番と6番のすらすら度がやや意外。
というのは、今回の出題は、管理人が考えた難易度順だったのです(笑)。
しかし、難易度というのが、いかに主観で左右されるものかということがよくわかりました(汗)
西村章:
実力者の作品はこの様なスラスラ展でもとても綺麗に出来ておりうまいもんだなあと感心しました。
★作家目線の感想ありがとうございました。
実力者の皆さん、着想をどのように表現するか、そこに技を感じますね。
山下誠:
一部はすらすらとはいきませんでしたが、多彩な作品を楽しみました。
★バラエティに富んだ作品が揃いました。
作家の皆さまには感謝!
竹中健一:
時間に追われて焦って解いたからかもしれませんが、すらすら解ける作品は多くはなかった気がします。
でも楽しめました、有難うございます。
★時間が無いと、ちょっとした罠に落ちたり。
でも解答を見れば「やられた」と苦笑いするようなものだったりします。
中出慶一:
評価は、「すらすら度抜群」、もしくは短大級「短大でも十分通用する手順・狙いを持った内容」かのどちらかで評価したい。
短大でも通用すると思える作品は、9番、14番、17番、18番、19番、20番です。
★短大で通用する作品はおおむね同感。
9・14・18・19は今回の評点上位ベスト5ですね。
片山智之:
初参加でしたが、存分に楽しませて頂きました。
作品を評価するにあたっては、①すらすら、サクサク解けるか、②終形や収束に美を感じられるか、を判断基準としました。
短評は一つの意見として参考にして頂ければ幸いです。
今後も参加できるよう、尽力して参りたいと思います。
★投稿、解答、いずれも初参加でしたが、楽しんでいただけて何よりです。
「美を感じるかどうか」という視点、大事にしてくださいね。
有吉弘敏:
好作とそうではない作とのギャップが前回より広がっている感覚です。
テーマややりたい事が明確であり、かつすらすらである作品をどうしても高評価してしまいます。
★「難易度順」の出題がギャップを感じさせた面はあったかもしれません。
主張が明確ですらすらというものを揃えるのが理想なのですが、なかなか難しいところではあります。
野々村禎彦:
年々レベルが上がっているのではないでしょうか。
例会検討時の上位4作は本誌との重複出題でも良いと思います。
例会と解答締切等の日程調整が新たに必要になりますが。
★「すらすら」の要件を十分明確に出来ないままですが、今年は詰将棋らしい謎解きの要素を備えた作品が揃っていたと思います。
それでいて難解ではない(まして煩雑さとは程遠い)、解けば爽快な作品揃いだったのが、レベルアップと受け止められたのではないでしょうか。
少々自画自賛に過ぎるかもしれませんが…。
発表形式については、もう少し解答を増やしたい、それには出題数を絞り込みたい、しかし折角の投稿は大事に扱いたいという矛盾を感じています。
そういう意味では、パラ誌発表とネット発表に分けるというのは一つのアイデアですね。
重複ではなく、別々に出題するとして、パラに5~6題(10月号?)、ネットは今まで通り8月に十数題、というようなイメージですね。 発表を分散すれば解答者の負担も、幾分か軽減されると思います。
少なくとも「すらすら解ける20手台」を本誌で出題するというのは、やってみたい企画ではあります。
☆解答者への呈賞につきましては、次の2名の方に詰棋書を贈呈させていただきます。
片山智之さん、松本浩一さん
楽しみにお待ちください。
■創棋会の今後の予定
※10月と11月は会場が異なりますのでご注意ください。
***【次回例会】*************************************************
[日時] 2019年10月20日(日)13時~
[場所] 大阪市港区民センター 楓
〒552-0007 大阪市港区弁天2-1-5
アクセス → https://www.osakacommunity.jp/minato/access.html
[会費] 無料
[課題] 12月号作品展「複数の打歩詰関連手筋を含む作品」29手以内
***【次々回例会】***********************************************
[日時] 2019年12月15日(日)13時~
[場所] 大阪市福島区民センター 304号
〒553-0006 大阪市福島区吉野3-17-23
アクセス → https://www.osakacommunity.jp/fukusima/access.html
[会費] 無料
[課題] 3月号作品展「捌きを楽しむ作品」29手以内
******************************************************
★課題作の投稿などはこちらまで → blogsokikaitusin■gmail.com(■を@に変えてください)
以上
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