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「すらすら解ける20手台」partⅣ結果発表<8回目>

「すらすら解ける20手台」partⅣ結果発表<8回目>

■創棋会の次回課題
☆12月号掲載作品展の課題
・「複数の打歩詰関連手筋を含む作品」。29手以内。
 打歩詰を巡る手筋は実に多彩です。思いつくままに挙げるだけでも、不成、打診、森田手筋、ブルータス手筋、不利逃避、不利合、不利先打等々、さまざまな手筋があります。
 12月号作品展は楽しめるものにしたいと考えておりますので、面白い狙い、ユニークな表現、組み合わせの妙を味わえる作品の投稿をお待ちしています。
 作家の皆さんの腕の見せ所です。10月20日の例会で選題しますので、奮って投稿ください。
   投稿は→ blogsokikaitusin■gmail.com(■を@に変えてください)
 なお「すらすら解ける20手台」の結果発表をスタートしますので、例題紹介はしばらくお休みさせていただきます。


■「すらすら解ける20手台」partⅣ結果発表<8回目>
 創棋会のネット作品展「すらすら解ける20手台」partⅣには、17名の方から解答をいただきました。
 解答いただいたのは次の方々です(敬称略)。皆様ありがとうございました。
 下線の方には、今回初めて解答いただきました。引き続きよろしくお願いします。
    有山隆、有吉弘敏、奥鳥羽生、片山智之、小池正浩、白木大輔、則内誠一郎、占魚亭、
    竹中健一、中出慶一、西村章、、野々村禎彦、原田雄二、松本浩一、山下誠、山本勝士

 今年は昨年より出題数を減らしたのですが、それでも20問と言う大量出題になってしまいました!
 多数の方に解答に取り組んでいただきましたこと、あらためて感謝申し上げます。
 過去3回以上に、楽しんでいただける作品が多かったのではないかと思います。
  ★出題は以下のURLを参照下さい。
     → http://sokikaitusin.blog.fc2.com/blog-entry-287.html

 出題順に結果発表を行っています。今日は8作目です。

⑧ 中出慶一作
08sura4.png

【作意】43金、同玉、53と、32玉、62飛生、42歩、同飛生、31玉、
   43桂、21玉、13桂、同歩、22歩、12玉、24桂、同歩、
   21歩成、同玉、31桂成、同玉、23桂、21玉、11桂成、同玉、
   12歩、21玉、23香、31玉、22香成まで29手詰

【正解】
  3手目→53と
  手数→29手

【評点】(Aは3点、Bは2点、Cは1点とし、誤無解を除いて集計)
  平均点:2.38、A:5、B:8、C:0、誤解:0、無解:4、無評価:0 

【作者のことば】
 本作の原図は42飛と打つ手順でしたが柴田昭彦さんのアドバイスで改良。
 初手、3手目が比較的難解な手になり、5、7手目に連続飛不成、歩捨合が入って、平凡な収束手順ですが、飛を捨てて収束できれば最高だった、と思っています。この内容ならば、短大でも通用すると思っています。


★創棋会の大ベテラン中出さんの登場。
 中出さんはつい最近詰パラ誌上で入選500回を達成されました
 年間10作入選しても50年かかるわけですから、気の遠くなるような数字ですが、初入選は1969年(昭和44年)だそうですから、まさに50年かけての達成。
 本当におめでとうございます。

 さて本作、65飛をどうやって活用するか。
 桂が沢山あるので44桂と打ちたくなります。
 22玉の一手に、14桂、13玉、25桂、14玉と追ってしまうと詰みません。
 22玉に32金と打ち、13玉、14歩、同玉、25と と追うのも13玉で息切れ。
 初手は43金が正解。
 金はトドメに残したいところで意表の一手です。
 21玉と逃げれば、22歩、同玉、33金と俗に攻めるのが好手順。
 33同玉なら、25桂が打て、32玉(22玉は34桂以下)、44桂、43玉、53と、同玉、62飛成で詰みます。
 33金に13玉と逃げれば24と と捨てるのが好手。
 同歩なら14歩~26桂~15飛という筋があるので、同玉と取りますが、36桂、33玉、25桂、32玉、44桂打、21玉、22歩、同玉、34桂と4枚の桂で攻めれば詰みます。
 43金は同玉と取るしかありません。
 ここで45飛が第一感ですね。
 32玉には打歩詰回避の42飛不成が見えています。
 以下、31玉、43桂、21玉、13桂、同歩、22歩、12玉、24桂、同歩、21歩成、同玉、31桂成、同玉、23桂、21玉、11桂成、同玉と手筋を使って香を入手しますが、香一枚では詰みません。もう一枚歩があれば12歩と打てるのですが…。
 3手目45飛は、手が続きますが詰みません。
 正解は53と です。

<途中図>3手目:
08sura4_3t.png

 同玉なら62飛成で詰みますから32玉とかわします。
 63のと金が動いたので、今度は62に飛車が成り込めます。
 しかし62飛成には42歩と捨合する好手があり、同龍には21玉で打歩詰、同銀成や同とでは22玉から13玉の脱出が止まりません。
 ここは62飛不成といくのが好手。
 21玉なら22歩から42飛があり成、また31玉なら43桂、21玉、13桂、同歩と13を塞いで31桂成、同玉、42と(銀成)とすれば詰みです。
 そこで玉方も42歩合と捨合で応じます。同飛成なら21玉で逃れようという受けの好手。
 当然攻め方も42同飛不成と連続不成で迫ります。
 31玉に43桂、21玉、13桂、同歩と取らせて打歩詰を解消。
 22歩と打って、12玉に24桂と捨てて、桂の打ち場所を作ります。
 同歩、21歩成、同玉に、31桂成と捌いて、同玉に23桂と打ち換えます。
 21玉に11桂成と香を入手。
 31玉なら41飛成というきれいな手があります。
 このあたりの桂を使った手順は軽快です。
 11同玉となった局面では、捨合させて稼いだ一歩があるので、12歩と打つことが出来ます。
 21玉に23香と打って収束。
 詰上りがちょっと重いのが玉にキズですが、序盤の応酬は見応えがあり、好評をいただきました。


西村章:初手43金が打ちにくく本筋もですが2手目22玉の変化も難しいと思いました。

★22玉の変化、簡単に詰みそうなのですが、ちょっと骨が折れます。

則内誠一郎:2手目22玉で逃れと錯覚する。

★33金の俗手、これしかないのですが、なかなか指しにくい。

山本勝士:初手に対し21玉の変化が24との妙手を含み素晴らしい

★24とがありました。変化にしておくのはもったいない好手(笑)

原田雄二:A:すらすら度3点、好感度3点、表現力3点、技術力3点。相加平均3.00点。」

★本局も満点評価ですが、すらすら度満点は恐れ入りました。

占魚亭:キーとなる一手は5手目ではないのか。

★3手目45飛も強力な紛れですから…。

野々村禎彦:キーはむしろ初手だと思うが。飛不成〜中合の筋と気付けば後はすらすら。

★なるほど初手も…

有吉弘敏:本作だけに数日悩みました。初手の紛れと変化が深すぎる・・。
 収束形は、攻方駒に重複感があります。

竹中健一:収束がもったいない。初手はなかなか難解でした。

★実力者からも初手が難解との感想。
 また共通して収束へのコメント。作者も飛車を捨てる収束に持って行きたかったことでしょう。

有山隆:細かい好手が入ってます。詰上がりもう少しすっきりさせかったか。

★前半が素晴らしいだけに収束が惜しいという声には同感。

片山智之:飛の二連続不成がカッコいいと思いました。

★3手目45飛の紛れがあるので一層引き立ちますね。

山下誠:飛車の不成物。桂を活用した軽いタッチでまとめている。

★4桂を駆使したリズミカルな寄せ。

奥鳥羽生:一歩稼ぎの素晴らしい序

★導入部には好評サクサクでした。


■創棋会の今後の予定
 ※10月と11月は会場が異なりますのでご注意ください。
***【次回例会】************************************************* 
[日時] 2019年10月20日(日)13時~
[場所]  大阪市港区民センター 楓
  〒552-0007 大阪市港区弁天2-1-5
     アクセス → https://www.osakacommunity.jp/minato/access.html
[会費]  無料
[課題] 12月号作品展「複数の打歩詰関連手筋を含む作品」29手以内

***【次々回例会】*********************************************** 
[日時] 2019年12月15日(日)13時~
[場所]  大阪市福島区民センター 304号
  〒553-0006 大阪市福島区吉野3-17-23
     アクセス → https://www.osakacommunity.jp/fukusima/access.html
[会費]  無料
[課題] 3月号作品展「捌きを楽しむ作品」29手以内
****************************************************** 

★課題作の投稿などはこちらまで → blogsokikaitusin■gmail.com(■を@に変えてください)
以上
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