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(続)創棋会例会(6/19)の開催場所と次回課題


■創棋会例会(6/19)の開催場所について
次回6月19日(日)創棋会例会の開催場所は、関西将棋会館ではありません。
大阪市立港区民センター(大阪市港区弁天2-1-5)です。
今年の解答選手権チャンピオン戦大阪会場で使ったところです。
地下鉄中央線またはJR環状線の「弁天町駅」から徒歩7分。
※場所が変更となりますが、多数のご参加をお待ちしています。

■「風船図式」
創棋会の次回課題は「駒配置5×5内の風船図」です。
「風船図式」とは「四周(1・9筋と一・九段目)に置き駒がないもの」です。
それを「5×5」というスペースで創っていただきたいというのが今回の課題です。
作家の皆さん、好作の投稿をお待ちしています。
作品の投稿先 ⇒ sokipara@yahoo.co.jp

■作品紹介
今回は初回象形のものを紹介させていただきます。

その前に管理人の例題を一つ紹介させていただきます。
管理人の例題②

「左右非対称で、象形じゃない!」と言わずに、易しい一桁ものなので、少し考えてみてください。


柏川悦夫作:王将1954.12(「駒と人生」第55番)
柏川悦夫

作意:33金、44玉、36桂、同銀、45歩、同銀、54飛、同角、36桂、同銀、56桂まで11手詰

「まりも」というタイトルが付けられています。
阿寒湖に生育するまりも。この初形から湖に漂うさまが伝わってくるようです。
狙いは桂打ちを作るための54飛捨てですが、36桂から45歩として銀を54に利かせてから飛車を捨てるのが味の良いところ。
「駒と人生」は1963年発刊。

森田正司作:近代将棋1986.03(創棋会第4作品集「金波銀波集」第104番)
森田正司

作意:56飛、同と、同飛、同玉、67金打、55玉、66金左、64玉、76桂、54玉、45銀、同玉、56金上、54玉、55歩、44玉、45金、同玉、57桂、44玉、56桂まで21手詰

森田さんの年賀詰。本作は1986年(昭和61年)寅年の作品だが、前年阪神タイガースが日本一となり、同球団のマーク(HとT)を図式化されたもの。
手順は、二枚の金がせり上がっていくところが見もの。

岡田敏作:詰パラ1965.04(「蝸牛Ⅱ」第58番)
岡田敏

作意:55桂、同角、76玉、64桂合、同香、同角、55桂、同角、53飛、64玉、73飛成、同金、62龍、同馬、65香まで15手詰

昭和40年度の看寿賞短編賞奨励賞受賞作。
双玉の盤面「王」で“三王図”というシャレッ気を込めた作品。
4手目逆王手の64桂が絶対の受け。他の手では53飛で早い。
二度の55桂が味の良い手で、最後は飛車二枚を捨てて気持ち良く詰み上がる。
なお発表図は一路右の中央であったが、後年コンピューターによって余詰が発見されたため、本図に修正されたもの。
「蝸牛Ⅱ」は2004年12月に岡田さんの傘寿を記念して発刊された。

さて、初形象形が出てきたらあぶり出し。
ということで次回はあぶり出し曲詰を紹介させていただきますので乞うご期待。

***【次回例会】*****************************************************
[日時] 2016年6月19日(日)13時~
[場所] 大阪市立港区民センター
(大阪市港区弁天2-1-5、地下鉄中央線・JR環状線「弁天町駅」徒歩7分)
今年の解答選手権チャンピオン戦大阪会場で使ったところです。
※場所が変更となりますが、多数のご参加をお待ちしています。
[課題] 「駒配置5×5内の風船図式」 (29手以内)
作品の投稿先 ⇒ sokipara@yahoo.co.jp
編集部に郵送いただいても結構です。
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以上


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