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大会アルバム(5)解答競争

大会アルバム(5)解答競争
 今年の第35回詰将棋全国大会は大阪開催。記念すべき令和初の開催です。

 例年、加藤さんのおもちゃ箱に大会アルバムが掲載されるのですが、昨年で終了されましたので、今回は創棋会メンバーが中心になって運営を行いましたので、このブログで大会の模様をお伝えしています。
 参加された方は楽しかった大会を振り返っていただき、残念ながら参加できなかった方は大会の雰囲気を少しでも感じ取っていただければ幸いです。
 なお、掲載されては困る写真があった場合は、削除・差し替えなど対応いたしますので、blogsokikaitusin■gmail.com(■を@に替えてください)までご一報ください。
 また運営メンバーが撮影した場面以外に「こんなシーンもあったよ」という方は、同じく上記アドレスまで写真を提供いただければ、大変ありがたいです。

 さてそれでは本日も、大会の様子を紹介していきます。

■解答競争
 休憩時間は旧知の方との歓談や書籍コーナーに足を運ばれていました。
 新刊が多かったので書籍コーナーは盛況でした。
 ということで、定刻の14時30分を少し過ぎたところで、第二部開始。
 大阪大会では定番の「ミニ詰将棋解答選手権」の始まりです。
 問題をスクリーンに投影すると、後方の席では見えないこともあるので、例年ペーパーが配付されます。このあたりが解答選手権風ですね。
 ペーパーなら一つ一つの問題にじっくり取り組めるというメリットもあります。
 ただし配付するのに時間がかかるという弱点もあり、兼ね合いが難しいところです。

 予選問題は、全部で30問。1手詰から5手詰で、前半の15問は手数が明示されているが、後半はアトランダムに問題が並んでいます。
 正解すれば1問につき2点。誤解はマイナス1点。自信が無ければスルーするのが最善なのですが、そううまくいくかどうか。
 2015年大阪大会では最高得点は竹中さんが53点という驚異の高得点。
 その竹中さんでも最後の問題まで行き着くのが大変だったというお話だったので、今年は解答時間を少し増やして(笑)6分にしました。

 選手の皆さんに問題が行き渡ったところで解答の要領を説明し、静寂のなかで、競技スタート!
 司会が1分ごとに経過時間を読み上げますが、残り1分を切るころには、会場のあちらこちらからため息が…。
 お時間となったところで、今度は採点用紙と正解を、同じくペーパーで配付し、同時にスクリーン上でも、柿木で正解を投影していきます。

 なお問題は創棋会員が持ち寄りましたが、最後のまとめは、創棋会のホープ、廣瀬崇幹さんと中村宜幹さんの二人が中心となって行いました。

 参考までに、予選問題からいくつか紹介させていただきます。
 解答は末尾に記載しますので、チャレンジしてみてください。

<第10番>
予選22

 まさかの大道棋!
 馬の行き場所が数ヶ所ありますが、正解は一つ。

<第19番>
予選19

 開き王手の筋が見えていますが…

<第22番>
予選22最終版

 86飛が有名な作品の手順を暗示している?

 採点も終わったところで、いよいよ決勝ランド進出メンバーの決定です。
 すっかりおなじみの光景ですが、まず10点の方から立ち上がっていただきます。
 さすがに大半の方が立たれました。
 「15点以下の方は着席してください」にも、着席される方はまばらです。
 20点となると少し減りましたが、まだまだたくさんの方が残っています。
 25点でちょっと減ってきました。
 30点で、10数人くらいでしょうか。
 そこからは1点刻みで進めます。
 35点以下の人が着席したところで9名の方が残られたので、この方々で決勝ラウンドを行うことになりました。

 以下、お名前と予選の成績です。(敬称略)
  谷川浩司 42点(予選トップ!)
  有吉弘敏・馬屋原剛・久保紀貴・竹中健一・藤井規之(40点)
  田中颯・利波偉(38点)
  かめぞうさん(36点)

<決勝ラウンド開始>
解答競争

 決勝戦はスクリーンに問題を投影して皆さんで早解き競争を行っていただきます。
 早く2問正解した方が優勝。予選1位は1問のアドバンテージ。
 制限時間は60秒。お手つきは一回休みになります。

<第1問>
決勝05

 いきなり悩ましい問題で、皆さん長考。
 最初に挙手された方は残念ながらお手つき。
 誰もチャレンジしないかと思われたとき、谷川九段がみごとに正解されました。
 これで谷川九段、見事に優勝。
 1位の景品は、斎藤王座のクリアファイル、谷川さんのタオル、棋書の3点セットということで、会場の笑いを誘っていました。
 解答競争のあとで退席されたのですが、キッチリ優勝されるところはカッコいいですね。

 これでアッサリ優勝が決まったのですが、引き続き2位を決めるということで、どんどん問題が出されます。
 次々と正解が入るのですが、3人リーチとなったところで、久保さんが2問目の正解で2位をゲット。
 久保さんの正解された問題はいずれも谷本治男さんの作品。
 2位のひと言では「谷本さん問題と相性がいいのかも」と。

<第4問> 
決勝02

 まだ時間があったので、今度は3位を決めることになりました。
 正解者が入れ替わって4人リーチとなったところで馬屋原さんが抜け出して3位となりました。

 皆さん、お疲れ様でした。
 この後、競技に参加された方に、当月賞や当日賞なども渡されました。

… 大会アルバム(6)に続く …
以上 



★問題の正解
【予選10番】
 84馬、75飛、82銀まで3手詰
  紛れ:初手64馬や65馬は73桂跳で逃れ。
      初手85馬は74桂跳で逃れ。"

【予選19番】
 45金まで1手詰
  紛れ:初手25飛は56玉で逃れ。
 まさかの一手詰が後半に配置されているとは、人が悪い(笑)

【予選22番】
 26飛、同玉、36飛まで3手詰
  紛れ:98飛は38歩合、同馬、18玉で逃れ。
 山本民雄氏の名作や谷口均氏の看寿賞受賞作を想起された方が多かったのではないでしょうか。
 作意は裏をかくような手順。

【決勝1番】 中村宜幹作
 52金、54玉、65銀、63玉、62金打 まで5手詰。
    ・2手目同玉は43金以下。
 初手に紛れが多く、大道棋特有の悩ましさ。
 捨駒のない詰将棋を解くのは難しかったようです。

【決勝4番】 谷本治男作
 54龍、同玉、36角、同桂、64金 まで5手詰。
    ・2手目同龍は46金まで。
    ・4手目53玉は63金まで。
 54龍から36角がハッとさせられるアクロバティックな手順。
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