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詰パラ6月号到着

<詰パラ6月号到着>

■詰パラ6月号
・表紙は岡さん。詰将棋の原点は好形・好手順というのは同感。裾野を広げるには是非ともその方向が必要です。
 ただオタクの世界もあるから詰将棋の世界は奥深さがあって面白い。
 深遠な世界の面白さをどうやって知ってもらうのか?
 それが普及の課題の一つではないかと。
・保育園の佐藤さんのことばから「昭和→平成」を思い出そうとしました。
 しかし正月明けだったので、連休もなく、昭和天皇崩御のしめやかなムードが蔓延していて、今ひとつ印象が希薄。
 またこの年は消費税が導入されたのが記憶にあります。
 ちなみに詰パラは夏に400号に到達しています。
・順位戦(11P~)。各級3名が降級というのはなかなかきびしい!
・同人室(16P~)。課題は「構想作」。解釈の幅が広いにもかかわらず投稿が9作とは?
 また次回課題は「作風が滲み出る作品」。昨年12月号の某コーナーとよく似てますね(笑)
・臨時大学(18P~)。楽しく解けそうな作品が揃っていますね。
創棋会作品展(19P~)。今回の課題は「局面の対比」。
 手順を楽しみながら盤面の微妙な変化を味わっていただける作品揃いです。
 解けば納得していただける作品ばかりですので、一題でも解けた方、ぜひ解答下さい!
・ちえのわ雑文集(24P~)。鳩森美羽さんによる「kisy一族」の紹介。
 誌上で存在は知っていましたが、ネットでつながる集団で、参加人数が多く、メンバーもバラエティに富んでいるという凄い創作集団ですね。
 また7月の全国大会では作品集も刊行されるとのこと。これは見逃せないですね!
・七條賞(29P~)。竹中健一さんが単独の満点で昨年に続いて1位。占魚亭さんが惜しくも1問落として満点を逃し2位。
・門脇賞(32P~)。今年は浦野真彦さんに決定。おめでとうございます!
 浦野さんは看寿賞を二度受賞されているのですが、今回は詰将棋の普及という点で功績が評価されました。
 ハンドブックシリーズの出版をはじめ、解答選手権の運営、将棋世界の「詰将棋サロン」の選者や看寿賞の選考委員も長年に亘って務められるなど、幅広く詰将棋界に貢献されてきました。
 個人的には解答選手権の大阪会場の運営では非常にお世話になっております。
 これからのご活躍を祈念するとともに、引き続きのご支援をよろしくお願いします。
・解答選手権初級一般戦レポート(36P~)。野々村禎彦さんによる詳細な報告はリアリティがあります。
 また運営についてのご意見もいただき、参考にさせていただきます。
・全国大会の案内(40P~)。15回以上参加者リストが掲載されています。
 皆さんのご参加をお待ちしています。
・全詰連の頁(42P~)。浦野さんの門脇賞。解答選手権の振返り。全国大会のご案内。
・サロン(46P~)。
 ネット作品展「教材Ⅲ」の結果発表。有吉さんの作品、ぜひ鑑賞してください。
  → http://sokikaitusin.blog.fc2.com/blog-entry-268.html
 春霞賞の発表。いずれも素晴らしい構想作ばかり。
 小泉さんによる「Limit7」。使用駒7枚以内のアンソロジーで、全国大会で発刊予定。
・会合案内(52P~)。10連休前後の開催となったところはいずれも参加者が多かったようですね。
 創棋会は次回例会6月16日開催です。よろしくお願いします!
・結果稿~創棋会作品展(93P~):
 3月号作品展は「平成31年に因んだ作品」でした。
 1番と2番はアイデア賞。3番と4番は課題に相応しい手順構成。結果稿であらためて鑑賞してください。


■第35回全国大会
 今年は大阪です。このブログでも関連記事を紹介します。
 概要については5/1にも紹介していますので、そちらを参照下さい。
   ※概要 → http://sokikaitusin.blog.fc2.com/blog-entry-262.html
 アマレン杯握り詰、締切は5月末日でしたが、おかげさまで多数の投稿をいただきました。
 手数制限の主旨については5/6に申し上げましたが、作家の皆さまには主旨をご理解いただきましたこと、あらためて感謝申し上げます。
   ※手数制限の主旨 → http://sokikaitusin.blog.fc2.com/blog-entry-265.html
 大会では参加者に十分鑑賞いただけるよう、準備を整えたいと存じます。

 書籍販売については、多くの申込をいただいています。
 パラ誌上でも、小泉さんの「Limit7」やkisy一族の作品集(ネットでは『青い鳥』として紹介されています)が発刊予定とのこと。
 また若島さんも『盤上のフロンティア』が発刊間近ですね。
 『この詰将棋がすごい!2019』も着々と準備が進んでいるようです。
 好著の発刊が目白押し。これだけでも全国大会参加の値打ちがありますよ!


■創棋会の次回課題は「簡素図式」
 6月例会の課題は9月号作品展になりますが、簡素図式です。枚数は 「盤面5枚以内、使用駒は持駒含めて9枚以内」。たとえば盤面3枚なら持ち駒は6枚までOKです。ただし裸玉はご遠慮いただきます(双裸玉はOK)。
 駒数の少ない作品は解いてみようという気になります。
 作品展も9月で残暑が厳しいでしょうから、涼しげな初形に解図欲がそそられるのではないでしょうか。
 作家の皆さまからの投稿、お待ちしています。

 それでは例によって、例題を紹介させていただきます

二上達也作 将棋世界1987年12月(『現代詰将棋中編名作選』第80番)
二上作

 32角、12玉と進めて、14飛がひと目。同金なら23金から、また13歩合のような手では23角から24金で簡単。しかし13に角金銀を合されると続かない。
 ここは一間離して15飛が正解。
 今度13合は何を合しても23角成から33金打で詰むので、14に捨合で凌ぎます。
 しかし平凡な14歩合などは、23角成、同玉、33金打、24玉、25金で寄るので、角金銀のどれかを合する必要がある。
 14合を同飛と取り、13合(これも角金銀)となったとき、持駒に角銀があると、23角成、同玉、34角(銀)、14玉、25金で詰み。
 したがって14合は金が最善です。

<4手目:14金打>
二上作14金

 14金打は同飛と取ります。
 同金とは取れないのですが、23角成から24金を防がないといけないので、13には斜めに利く駒を合しなければなりません。
 金は品切れ。
 角には、11金、同玉、13飛成、同金として33角と打てば詰むので13銀が正解。
 13銀にも11金と迫るのが好手。

<7手目:11金>
二上作11金

 11同玉に13飛成と切り、同金に22銀と捨てます。
 同玉に33金と打ち、12玉に21角成と捨てるのが決め手。
 最後は金2枚の清涼詰、盤面も金一色のきれいな詰め上がりです。

【詰手順】
 32角、12玉、15飛、14金打、同飛、13銀、11金、同玉、13飛成、同金、
 22銀、同玉、33金打、12玉、21角成、同玉、32金左、12玉、22金まで19手詰


森田正司作 詰パラ1973年12月(『残照』第37番)
森田作

 本作は創棋会の課題「無防備図式」で発表されたものですが、持駒一色、簡素図式と、いくつもの初形趣向になっています。
 初手39金と打ちたくなりますが48玉から大海に脱出されてしまいます。
 潜り込まれそうですが48金と拠点をするのが正着。
 これには29玉と逃げますが、39金と捨て、同玉に38金打と重ね打ち。同じようでも28金捨てから38金打では17玉と逃げられて捕まりません。
 29玉にはさらに39金打と最後の一枚を打ちます。
 19玉と逃げたところで46角とのぞけば、18玉、28金寄以下、詰んだように見えますが、28歩と捨合する延命策がありました。

<10手目:328歩>
森田作28歩

 28同角、18玉となったところで、初形から予想もしない打歩詰の局面。
 これには軽く29金と捨て、同玉に39金と引けば、18玉に19歩と打つことができます。
 27玉に37金と最後の金を活用して詰み。
 重く打った3枚の金がすべて動いて、解後感は悪くありません。

【詰手順】
 48金、29玉、39金、同玉、38金打、29玉、39金打、19玉、46角、28歩
 同角、18玉、29金、同玉、39金、18玉、19歩、27玉、37金まで19手


天地道人作 近代将棋1978年9月(塚田賞、『現代詰将棋中編名作選』第9番)
天地作

 初手香打ちは当然。27香と離して打ちます。
 24合が自然ですが、それには22飛と捨てるのが好手で、同玉、33銀打、12玉、22金、13玉、24銀成の順で詰み。
 25歩と中合する手が浮かびます。同香なら14玉とかわされるので、これも22飛と捨てます。同玉とさせて25香、23歩、33銀打、12玉、13歩、同玉、24金打と強引に攻めて詰みます。
 歩を渡すと13歩と叩かれるので25桂と中合するのが有力そうですが、今度は43飛と横から攻める手がありました。24玉に15銀と端から捨てて同玉に13飛成とすれば、14合に26金まで。
 そこで歩を渡さず、26に金も打たさないというのが、26桂・25桂の2連続中合の妙防です。
 26桂を同香と取らせておけば、26金が打てないので43飛の筋はありません。
 もちろん歩がないので22飛の筋も詰みません。
 1図から21飛としても22桂合、同飛成、同玉、33銀、12玉となって、歩が無くては続きません。

<1図/4手目:25桂>
天地作25桂

 25同香に14玉とかわしますが、16飛と押さえ、26金、36桂と拠点を築いたところで、13飛成と捨てるのが気持ちの良い手。

<2図/13手目:13飛成>
天地作13飛成

 同玉に25桂と打ち直して、12玉まで追ったとき、13桂成と軽く捨てるのが決め手。
 簡素な初形から2連続の中合が飛び出し、最後は飛車捨、桂捨と気持ちの良い収束。
見事、第52期塚田賞中編賞を受賞されました。

【詰手順】
 27香、26桂、同香、25桂(1図)、同香、14玉、16飛、25玉、26金、24玉、
 36桂、23玉、13飛成(2図)、同玉、25桂、14玉、15銀、23玉、33銀成、12玉、
 13桂成、同玉、24銀、12玉、23銀成、21玉、22成銀まで27手詰


 今回は盤上3枚の簡素図式を紹介させていただきました。
 見るからに簡素な作品揃いだったと思います。
 作家の皆さまにはどうぞ好形好手順の簡素図式の投稿をお願いします。。


■創棋会の今後の予定
***【次回例会】************************************************* 
[日時] 2019年6月16日(日)13時~
[場所]  大阪市福島区民センター 303号
  〒553-0006 大阪市福島区吉野3-17-23
    アクセス → https://www.osakacommunity.jp/fukusima/access.html
[会費]  無料
[課題] 9月号作品展「簡素図式(盤面5枚以内、使用駒は持駒含めて9枚以内)」(29手以内)

***【次々回例会】*********************************************** 
[日時] 2019年8月18日(日)13時~
[場所]  大阪市福島区民センター 302号 ← いつもより広い部屋です ^^)
[会費]  無料
[課題] ネット作品展「すらすら解ける20手台PartⅣ」(予定)

★課題作の投稿などはこちらまで → blogsokikaitusin★gmail.com(★を@に変えてください)
以上
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