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【結果発表】ネット作品展「教材に使える詰将棋~駒の特性を学ぶ~」<5回目>

【結果発表】ネット作品展「教材に使える詰将棋~駒の特性を学ぶ~」<5回目>

街で見かけた綺麗な花。
街の花

■【結果発表】ネット作品展「教材に使える詰将棋~駒の特性を学ぶ~」<5回目>
 創棋会のネット作品展「教材に使える詰将棋~駒の特性を学ぶ~」には、17名の方から解答をいただきました。
 解答いただいたのは次の方々です(敬称略)。皆様ありがとうございました。
   有吉弘敏、奥鳥羽生、金少桂、則内誠一郎、鷲見慎吾、占魚亭、竹中健一、中出慶一、
   西村章、鳩森美羽、福原徹彦、藤野勝好、蛇塚の坂本、ほっと、まさ、RINTARO
   柳原裕司

 多数の方に解答に取り組んでいただきましたこと、あらためて感謝申し上げます。
 駒の特性を学ぶことが出来る作品が揃っていたので、楽しんでいただけたのではないかと思います。

 それでは今日は5回目の結果発表。2作品を一度に発表します。
 最初に申し上げておきますが、本日の2題には同一手順の作品があったとの指摘を受けています。確認不足のありましたこと、皆さまにお詫び申し上げます。
 内容は解説の中で触れさせていただきます。

⑤ 鷲見慎吾作
05).png

【作意】33飛、32金合、22角、21玉、32飛成、同玉、33金、21玉、11角成、同玉、22金まで11手

【評点】(Aは3点、Bは2点、Cは1点とし、誤無解を除いて集計)
   平均点:2.00  A:2、B:9、C:2 (誤解:1、無解:2、無評価:1)

【作者のことば】
 合駒と角の打ち場所をテーマに作りました。
 2手目金合ならば3手目22角で詰みで、13角で逃れ、
 2手目他合ならば3手目13角で詰みで、22角で逃れになります。

★初手13角と打ちたくなりますが、32玉から43玉の脱出が防げません。
 22角も、32玉、33飛、21玉で、53角の守りがあって31飛成と出来ません。
 初手は角を温存して33飛と上から押さえるのが正解です。
 32歩合なら、今度こそ13角から22角成があるので、22地点に利く、つまり横に利く駒でないといけません。
 そうなると32合は飛車か金で。
 飛車合にも13角と打って21玉のとき23飛成とする手がありました。飛角桂の3枚が利いているので防ぎようがなく詰みです。
 正解は32金合です。これなら先ほどの23飛成を同金と取れます。
 では32金合にはどう攻めれば良いでしょうか。
 今度は22角の短打が好手です。
 22角、21玉に、32飛成と切って金を入手します。
 同玉に33金と押さえ、21玉に、11角成と捨てるのが決め手です。
 同玉に22金までの詰み。
 なお9手目あわてて31角成では同角と取られて「アッ!」となりますので注意してください。
 易しい合駒選択と、角の使い方を学べる初心者向けの教材でした。

ほっと:合駒によって13角と22角を使い分ける。

★離し角と短打の角の使い分け。

RINTARO:うまくまとまってはいますが、教材に使える合駒問題の気がします。

★本作のような易しい合駒問題が入門用にピッタリかと。

蛇塚の坂本:2手目飛合いで少し違和感が有る。
西村章:2手目飛合は13角から23飛成。これが少々見えにくかった。

★23飛成の駒取りが筋の良い人には見えにくい?

金少桂:守備駒としても詰め駒としても金は強い。
奥鳥羽生:横にも斜め上にも利くのが金。

★合駒で金の特性が学べました。

まさ:飛と金の特性の違いがよくわかる。
占魚亭:飛車を金に。

★飛車と金の違いも学べました(笑)

鳩森美羽:駒数少なく、手順もさっぱり。53角が自然なようで上手い配置。

★配置は効率的でスッキリしていますね。

則内誠一郎:理解しやすいので教材に好適。

★「わかりやすい」というのは教材にとって重要な要素ですね。

竹中健一:大駒は離して打て??合駒請求??

★飛車は離して、角は長短使い分け。

福原徹彦:打った角が邪魔になる22角がうまい。

★打った駒が邪魔になり、それを消すというのは上手い手順構成です。

鷲見慎吾:他の作品での短評を、テーマとなる駒を予想しながら書いていて思ったのですが、自作はだいぶテーマとなる駒がわかりにくい気がします。

★解答者の受け止め方はさまざまでしたが、教材に好適という点では、多くの方の意見が一致。

有吉弘敏:簡素形ですが、初見の様な気がします。

★残念ながら同一手順がありました。加藤徹さんから連絡いただきました。
 ご指摘感謝申し上げます。

本間爽悦作 (サンケイスポーツ 1980-0931)
05)本間

野村量作 (徳島新聞 2007.1.18)
05)野村


⑥ 金少桂作
06).png

【作意】43銀、55玉、65金、56玉、66金、57玉、48金、46玉、47金、45玉、37金まで11手

【評点】(Aは3点、Bは2点、Cは1点とし、誤無解を除いて集計)
  平均点:2.64、A:10、B:3、C:1 (誤解:0、無解:2、無評価:1)

【作者のことば】
 大道棋金金銀、金銀銀問題の改作。
 この類型は金と銀の特性がよくわかると思います。
 同一作検索は本図、左右反転図ともに通過しましたが、同一手順とかはもしかしたらあるかも・・・。

★初手、65金や45金は三段目に逃げられるとちょっと捕まりませんから、考えられるのは64金、63銀、43銀あたり。
 64金は、55玉、65金、56玉、45銀、57玉、48金、46玉、38金と手が続きますが、57玉とされても48歩と捨合されても詰みません。
 63銀も有力なのですが、ここは34にも利きを残す43銀が正解。
 43銀、55玉に46金と打ちたくなりますが、44玉とバックされ、36金と開き王手しても33玉と逃げられてダメ。
 55玉に45金と打って56玉に47金では45玉と金を取られ、37金と寄っても47歩と捨合されて逃れます。
 55玉のとき、金は65から打ちます。しかし56玉に47金、45玉、37金では、やはり47歩でダメです。
 55玉、65金、56玉のとき、66金と引くのが好手。57玉と入玉されてしまうので非常に不利感があります。
 57玉には48金と打ち、46玉に47金と一回押すのが継続の好手段。
 これで45玉のときに37金と開き王手すれば詰み。
 金を66まで引いておいた効果が出ています。
 金銀の使い方を学ぶ一局でした。

有吉弘敏:悩みましたが面白かった。一旦57まで持ってくるところが盲点。
西村章:これは苦労した。66金がなかなか見えなかった。

★66金と引いて入玉させるのが抵抗のある一手です。

蛇塚の坂本:見事に玉を危険な4五に誘導せしめる。
RINTARO:金の使い方。詰上りが見えているので分かりやすかったです。
鳩森美羽:意外にヌルヌルして悩まされた。最終形が見えるまでが長かった。

★この類型を知っている人には詰上りが浮かんだことと思いますが、そうでない方は相当苦労されたのではないでしょうか。

奥鳥羽生:金と銀、それぞれの特性を活かす。
まさ:金銀をどう使うかで相当悩まされた。

★金銀の特性を学んでいただきました。

則内誠一郎:ひとまず入玉させるとは驚き。
福原徹彦:何をやっても詰みそうに見えて、作意以外は全然詰まない。ハマるとなかなか抜けられないと思う。

★紛れと意外性が大道棋の命です。

竹中健一:詰め上がりの形は予想できるのに、その形に持っていくのに一苦労。小駒をうまく使っていると思いました。
鷲見慎吾:テーマは金と予想、金と銀と香の特性を全て活かした詰上りがとてもこの企画にマッチしていると思います。

★簡単そうに見えて一本道ではありませんでした。

占魚亭:金少桂さんの作品かな?

★ご明察。「教材」にも大道棋を投稿いただけるのは作者ならでは。

ほっと:さすがに同一手順があった気がする。

★残念ながら同一手順がありました。こちらも加藤徹さんのご指摘です。
 大道棋ですから異なる局面から同じ手順が紡ぎ出されるということは、あり得る話なのですが…。

森美憲作 (詰パラ1991年2月)
06)森

手順は左右逆です。


■創棋会の今後の予定
***【次回例会】************************************************* 
[日時] 2019年6月16日(日)13時~
[場所]  大阪市福島区民センター 303号
   〒553-0006 大阪市福島区吉野3-17-23
      アクセス → https://www.osakacommunity.jp/fukusima/access.html
[会費]  無料
[課題] 9月号作品展「簡素図式(盤面5枚以内、使用駒は持駒含めて9枚以内)」(29手以内)

***【次々回例会】*********************************************** 
[日時] 2019年8月18日(日)13時~
[場所]  大阪市福島区民センター 302号 ← いつもより広い部屋です ^^)
[会費]  無料
[課題] ネット作品展「すらすら解ける20手台PartⅣ」(予定)

※課題作の投稿などはこちらまで
   → blogsokikaitusin■gmail.com (■を@に変えてください)
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