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【結果発表】ネット作品展「教材に使える詰将棋~駒の特性を学ぶ~」<1回目>

【結果発表】ネット作品展「教材に使える詰将棋~駒の特性を学ぶ~」<1回目>

 3月中に結果発表をスタートする予定だったのですが、準備が悪くて遅くなってしまいました(汗)。
 今日から少しずつ結果発表していきますので、ご容赦くださいm(__)m

■【結果発表】ネット作品展「教材に使える詰将棋~駒の特性を学ぶ~」<1回目>
 創棋会のネット作品展「教材に使える詰将棋~駒の特性を学ぶ~」には、17名の方から解答をいただきました。
 解答いただいたのは次の方々です(敬称略)。皆様ありがとうございました。
   有吉弘敏、奥鳥羽生、金少桂、則内誠一郎、鷲見慎吾、占魚亭、竹中健一、中出慶一、
   西村章、鳩森美羽、福原徹彦、藤野勝好、蛇塚の坂本、ほっと、まさ、RINTARO
   柳原裕司

多数の方に解答に取り組んでいただきましたこと、あらためて感謝申し上げます。
駒の特性を学ぶことが出来る作品が揃っていたので、楽しんでいただけたのではないかと思います。

それでは今日から出題順に結果発表を行ってまいります。

① 中村雅哉作
01).png

【作意】24香、23飛、同香不成、12玉、22香成、同玉、24飛まで7手

【評点】(Aは3点、Bは2点、Cは1点とし、誤無解を除いて集計)
 平均点:2.20、A:5、B:8、C:2 (誤解:0、無解:1、無評価:1)

作者のことば
 「香」の特性を学ぶ作品。2手目の合駒次第で成と生を使い分けますが、同じ飛び道具でも飛・角などの大駒と違い、成ってしまうと元の特性が失われます。
 あと、4枚しかない(だから2手目香合できない)のも特性の一種かな?(笑)。
 合わせて飛の特性「成ってももとの効きを失わない」「前に効くが斜めに利かない」なども学べます。

★作者のことばに尽きますが、補足解説を。(補足じゃなくて蛇足だろう…カゲの声)
 「香は離して打つ」ということが理解できれば初心者は卒業。
 『下段の香に力あり』という格言もあります。香は、その打ち場所が遠ければ遠いほど力を発揮する、これが香の大きな特性です。
 本作も24香と離して打てば詰み。
 と、思ったら23に捨合する受けの妙手がありました!
 23合に同香不成なら12玉と寄り、同香成なら21玉と引いて、逃れようという意図です
 小駒は成ると元の性能を失います。
 この逃れも、香は成らなければ縦には利くが、成ると斜めには利かないということを逆用しているわけです。
 もう少し23合を掘り下げてみます。
 角・金・銀は同香成、21玉のとき、12から打って詰んでしまいます。斜めに利く駒はダメでした。
 桂はどうでしょうか?それには、同香不成が良く、12玉に24桂で詰みです。
 香は品切れですから、残るは飛車しかありません。
 飛合に同香不成なら12玉、同香成なら21玉です。
 なんと23飛合が最善でした。
 同香成は21玉で詰みません。
 同香不成に12玉で逃れそうですが、持駒に飛車があるので好手段があります。
 22香成と捨て24飛と打ちます。これは打換という手筋です。
 24飛の局面は、これで詰んでいます。
 今度は23合も同飛成まで。
 香は成ると元の性能を失いますが、飛車は成っても元の性能を失わずさらに強力な駒になります。その違いがよくわかりますね。
 7手という超短編ですが、合駒を考えることで、駒の特性を学べる楽しい教材でした。

金少桂:成ったときに元の性能が消えてしまう香と残る飛の違い。

★「成る」ということについて、小駒と大駒の違いを学習できる一局です。

奥鳥羽生:作意で香飛の違い、変化で香飛と角金銀桂の違い、が詰手筋としてわかる。

中出慶一:合駒の応手(合駒種)を問い、旨く考えさせるパズルになっていますね。

★玉方の応手によって詰め方が変わります。変化を確かめていくことで詰手筋を学べます。

ほっと:これは教材にうってつけ。

★駒の特性だけでなく、合駒を考える問題としても、良い教材だと思います。

則内誠一郎:香3囲い。香打、香生、香成。

★香づくし。

蛇塚の坂本:合い駒だけの問題だと思う。

★初心者や指将棋派の方に詰将棋の面白さを知っていただきたいというのが「教材に使える詰将棋」のコンセプトです。

柳原裕司:この筋は角合や桂合を見たことがあるけれど飛合もあったか。単純で面白い。

★23の捨合、詰キストの第一感は角や桂ですね。

RINTARO:飛合が珍しいか。幕開けにふさわしい作品。

有吉弘敏:「飛合限定は意外でした。」

★強力な飛車を捨合するというところに意外性を感じていただければありがたいです。

福原徹彦:飛合が最善で、香が飛に変わると1手詰の局面になってしまうのは面白い。

西村章:持ち駒の香を飛に変える面白い手順。

★わらしべ長者のような趣き。

鳩森美羽:成っても前へ直進できる利きを残すのは飛車だったというわけ。

占魚亭:香と飛の違い。

鷲見慎吾:テーマは飛と香の違いと予想。香から飛の持駒変換のシンプルな表現、教材として最適だと感じました。

竹中健一:香と飛の違いがよく分かりますね!テーマに忠実だと思いました!

★「香と飛の違い」に言及する声も大変多く、好評でした。


■創棋会の今後の予定
***【次回例会】************************************************* 
[日時] 2019年4月21日(日)13時~
[場所]  大阪市福島区民センター 303号
  〒553-0006 大阪市福島区吉野3-17-23
     アクセス → https://www.osakacommunity.jp/fukusima/access.html
[会費]  無料
[課題] 6月号作品展「局面の対比」(29手以内)

***【次々回例会】*********************************************** 
[日時] 2019年6月16日(日)13時~
[場所]  大阪市福島区民センター 303号
[会費]  無料
[課題] 9月号作品展「簡素図式(盤面5枚以内、使用駒は持駒含めて9枚以内)」(29手以内)

※課題作の投稿などはこちらまで
   → blogsokikaitusin■gmail.com (■を@に変えてください)
以上
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