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詰パラ1月号到着

<詰パラ1月号到着>

 年末、それも28日に詰パラが到着!編集部に感謝。
 今回のタイトル、活字媒体なら「あけましておめでとうございます」と書くところですが、WEBですからリアルタイムのご挨拶をさせていただきます。

 本年も創棋会のブログ「創棋会通信+α」をご愛読いただきありがとうございました。
 また創棋会の活動へのご支援をいただき感謝申し上げます。
 来年もどうぞよろしくお願いします。
 皆さまにはどうぞ良い年をお迎えください。

 さて創棋会の1月例会は1月20日ですが、若島正さんによる講義「チェス・プロブレム入門」が開催されることになりました。
 また『チェス・プロブレム入門』も1/15に刊行されるとのこと。
 乞ご期待!

【大阪市内のイルミネーション】
大阪市役所

■詰パラ1月号が到着
・表紙。山田渉太さんは中学3年。彩棋会で揉まれている様子が目に浮かぶようです。
・斎藤慎太郎王座祝賀詰(3P)。豪華メンバーによる記念詰将棋。一見して曲詰と思われる作品が揃っています。字形は何となく想像がつきますね(笑)。解答を出してお祝いしましょう!
・ヤングデ詰将棋(11P)。解付きコーナーに年賀詰登場!
・詰将棋学校(14P~)。新年号です。各校の担当者の新年のご挨拶は「多数の解答を」というトーンですね。
 小学校:担当も残すところ半年となりました。
 中学校:入選回数少なめの特集というのはいいですね。
 高校:解答増は良い傾向。よく見れば10月号の解答は100名越え。期中では珍しい?
 短大:竹中さん、いよいよ短大に登場ですか…。
 大学:曲詰を期待させる作品が揃いましたが、果たして?
 大院:今月から堀内さんが担当。受賞作は1作ですが「未知との遭遇」看寿賞です。裏短コンの解説も読ませるものがあり、期待しています。
・大道棋教室(18P~)。今月から常設。大道棋ファンの皆さんには嬉しいことです。
・段級位認定(20P~)。毎年のことながら、プロ棋士、同人作家をはじめ実力者揃いのすごい顔ぶれです。須藤さん同人間近!
・全詰連の頁(22P~)。昨年の振り返り。解答選手権は凄い盛り上がりでしたね。
・持駒のある風景(24P~)。昭和64年の年明け、天皇崩御のときには繁華街がとても静かだったのを思い出しました。今回新元号は1ヶ月前には公表されるようで、前回とは違いますね。例によって(?)朗人作家倶楽部の作品展ですが、賞品が凄い。1976年発行の詰パラ250号です!
・おもちゃ箱だより(26P~)。年賀詰に関する記事。新春くるくる特集と題して3題のやさしい趣向詰が出題されています。ネットで鑑賞したい方は下記からどうぞ。
  http://www.ne.jp/asahi/tetsu/toybox/tenji/index.htm
・ちえのわ雑文集(28P~)。山本理さんの「将棋の溜まり場を目指して」。暁将棋部屋の発刊に続いて、スマホ詰パラを語る会、若島さんのチェスプロブレム入門講座と、次々とイベントを開催。その実行力には敬意を表します。
・段級位取得一覧(40P~)。三百名近い方が紹介されています。
・会合案合(44P~)。1月の例会。今月掲載外の九州Gやたま研も含めて今年は5か所開催ですね。創棋会は1月20日(日)が例会と新年会です。みなさんのご参加お待ちしています!
・新春詰将棋(裏表紙)。藤井聡太さんの特別出題。


■創棋会の次回以降の課題
☆次回課題はネット作品展「教材に使える短編~駒の特性を学ぶ~」(15手以内)。
 本年2月は、昨年、一昨年に続いてネット作品展「教材に使える詰将棋」を開催します。
 今回のテーマは「駒の特性を学ぶ」です。

☆4月例会の課題は「局面の対比」(6月号作品展)。
 ある局面から数手進むと局面が微妙に変化する。多様な表現があると思います。

★どちらも投稿はこちらまで → blogsokikaitusin@gmail.com


■創棋会の次回課題は「教材に使える短編~駒の特性を学ぶ~」
 創棋会の次回課題はネット作品展「教材に使える短編~駒の特性を学ぶ~」(15手以内)です。
 「教材に使える詰将棋」は今回で3回目となります。
 当初は長めの手数の詰将棋にチャレンジいただき、詰将棋の楽しさや面白さを知ってもらおうということで「教材に使える10手台」というタイトルにしたのですが、二桁手数の作品ばかりではハードルが高いので、今回は手数区分を15手以内の短編としました。
 そして今回のテーマは「駒の特性を学ぶ」です。
 駒の力を発揮した詰手筋、駒の特徴がよく現れた手順、そういう作品に触れることで詰将棋の面白さや妙味を知っていただき、ますます詰将棋を好きになっていただきたい。そう考えた次第です。
 例題は、このあと紹介させていただきます。
 作家の皆さまには、課題に相応しい作品の投稿をお願いします。
 投稿作は2月例会で選考し、2月下旬に本ブログで一斉出題の予定です。

◇例題紹介
教材に使える短編~駒の特性を学ぶ~

 前回のブログ(http://sokikaitusin.blog.fc2.com/blog-entry-238.html)で、例題紹介に香と桂を一作ずつ取り上げました。
 香と桂の続編は後日紹介させていただきますが、今回は銀の特性を学びたいと思います。
 銀の格言で有名なのは「銀は千鳥に使え」というものがあります。銀を斜め使うことを言い表したものです。「銀は不成に好手あり」という言い方もあります。成れば金と同じ動きになるのですが、不成なら斜め後ろの利きが残るので、不成が好手になることも多いということかと思います。
詰将棋では銀をどのように活用しているのか、早速例題を見ていきましょう。

影男作 将棋世界1974年9月
(『古今短編詰将棋名作選』第193番、『果し状』「簡素図式」第3番)
影男

 52飛と42角のバッテリーを活用したいのですが、22銀がいかにも邪魔です。
 どうやって消すのが正解でしょうか?
 11銀成や21銀不成は同龍と取られてダメですから、13銀成と捨てます。
 同玉なら24角成まで、また11玉なら33角成ですから、21玉と逃げる一手です。
 そこで22成銀では同玉で切れてしまいますから、12成銀としますが、32玉とかわされると53角成としても33玉とされ逃げられてしまいます。
 正解は13銀不成です。
 こうしておけば21玉には12銀不成と追撃が可能となります。
 32玉とにげれば、23銀不成が決め手です。

<5手目:23銀不成>
影男23銀

 43玉なら53飛成まで。このとき34の逃げ道を塞いでいるのが銀不成の効果です。
 41玉と逃げますが、51角成と捨ててキレイなフィニッシュ。

 盤面6枚の簡素な初形から攻め方の銀不成が三連続で飛び出す、銀を千鳥に使った一局でした。
 なお「影男」は、若き日の伊藤果プロのペンネームです。

【手順】13銀不成、21玉、12銀不成、32玉、23銀不成(図)、41玉、51角成、同龍、32飛成まで9手詰


天工生作 詰パラ1970年12月(『古今短編詰将棋名作選』第171番、『小さな絵』第13番)
天工生

 今度は玉方銀の妙技をご覧いただきましょう。
 56飛と銀がタダですが37玉と逃げられてダメ。
 47歩と突き出すのが味の良い手です。
 36玉には、26金、47玉、48飛、37玉、45飛とする気持ちの良い変化。
 同銀上成は56飛。同銀上不成にも57金の好手があり、36玉は26金、同桂成なら37金。
 やむなく56に利かせて同銀引不成と応じますが、56飛と銀を入手。
 このとき同銀不成と取るのが好手。同銀成では47銀打から58桂で早く詰みます。
 それでも47銀打と攻めますが、同銀不成と頑張ります。
 手筋の58桂にも同銀不成(図)と粘ります。

<8手目:58銀不成>
天工生58銀

 ここで57金が決め手。
 同桂成には37金。36玉は26金。作意は同玉と取って56金打までの11手詰です。

 玉方の4連続銀不成を味良く表現した好作です。
 なお「天工正」は近藤郷さんのペンネームです。

【手順】47歩、同銀引不成、56飛、同銀不成、47銀打、同銀不成
  58桂、同銀不成、57金、同玉、56金打まで11手詰


山中龍雄作 将棋世界1971年12月(『山中龍雄作品集』第79番)
山中79

 狭い玉に豊富な持駒。簡単そうですが33銀が良く利いています。
 初手13金の俗手が際どいのですが32玉、31飛、43玉、33飛成、54玉で逃れ。
 ここは危険地帯におびき出す21金が正解。
 取れば31飛があるので32玉ですが、そこで42金と捨て、同銀と取らせて、31金と寄るのが妙手順。
 今度43玉なら、44飛から52金の好手順があります。
 31同銀と取ったところで、22飛と捨てるのが強烈な一手。
 同玉なら33金から31と、また41玉なら33桂ですから、これも同銀と取るしかありません。
 これでようやく42金と拠点を築くことが出来ました。
 21玉には33桂不成と跳ねるのが決め手です。
 同銀と取ったのが次図。

<12手目:33同銀>
山中79_33銀

 なんと初形の33銀が、33→42→31→22→33と一回転
 玉方の守備銀を千鳥のように翻弄する楽しい作品でした。

【手順】21金、32玉、42金、同銀31金同銀22飛同銀
  42金、21玉、33桂不成、同銀(図)、31と、22玉、32金まで15手詰


小林敏樹作 詰パラ1988年12月(『80年代ショート詰将棋ベスト200』第178番)
小林敏樹

 銀は不成に好手ありを逆手に取ったのが本作。
 開王手が見えています。55銀が有力そうですが、36玉や56玉で詰まない形。
 46飛、同銀として質駒をつくってから56銀も有力そうですが、やはり36玉や56玉で詰みません。
 となると36玉や56玉とされたときに詰む形を考える必要があります。
 36玉からの上部脱出を防ぐのは27角と捨てるのが好手。
 56玉なら、54龍がピッタリで、47玉に57飛まで。27角はこの変化に備えた限定打です。36合は55飛までですから、同と と取るしかありません。
 そこで53銀成とするのが妙手。

<3手目:53銀成>
小林敏樹53銀

53に銀を成って開き王手。
44合とされて困ったようですが、同龍、同玉、43飛まで。
36玉は35飛があるので、56玉と逃げますが、55飛が好手。
54から離して打つと65玉で逃げられてしまいます。
同玉と取らせて54龍までの詰。
この詰上りから53には銀を成らなければいけなかったことがよくわかります。

【手順】27角、同と、53銀成(図)、56玉、55飛、同玉、54龍、まで7手詰

銀のソッポ成りを主題に、飛角の限定打を前後に配した、完璧な表現。
発表月の短編コンクールで見事1位に輝いた好作です。


■創棋会の今後の予定
***【次回例会】************************************************* 
[日時] 2019年1月20日(日)13時~
[場所]  大阪市福島区民センター 304号
  〒553-0006 大阪市福島区吉野3-17-23
  アクセス → https://www.osakacommunity.jp/fukusima/access.html
[会費]  無料
[課題] なし(皆さんの発表したいことがあればお願いします)
事前の投稿はこちらまで → blogsokikaitusin@gmail.com
New! 若島正さんによる「チェス・プロブレム入門」の講義が14~16時に行われます。できるだけチェスの盤駒をご持参ください

★♪☆♪★ 新年会 ★♪☆♪★
例会終了後、新年会を開催します。
[日時] 1月20日(日)17時30分~
[場所] 志な乃亭 野田阪神店
  大阪市福島区大開1-14-19
    TEL:050-3462-7261
  阪神 野田駅、JR東西線 海老江駅、地下鉄千日前線 野田阪神駅から 徒歩1~2分
   参考 → https://r.gnavi.co.jp/k029418/map/
[会費] 3千円(学生・女性千円)
予約の都合上、ご参加いただける方は事前に連絡いただければ幸いです。 
    blogsokikaitusin@gmail.com

***【次々回例会】*********************************************** 
[日時] 2019年2月17日(日)13時~
[場所]  大阪市港区民センター 楓
〒552-0007 大阪市港区弁天2-1-5
TEL:06-6572-0020
交通 地下鉄中央線・JR環状線  弁天町駅 徒歩7分
アクセス → https://www.osakacommunity.jp/minato/access.html
※1月例会と場所が異なりますのでご注意下さい。
[会費]  無料
[課題]  ネット作品展「教材に使える短編~駒の特性を学ぶ~」(15手以内)。
 投稿はこちらまで → blogsokikaitusin@gmail.com


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