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【結果発表】ネット作品展「すらすら解ける20手台」PartⅢ<18回目>

【結果発表】ネット作品展「すらすら解ける20手台」PartⅢ<18回目>

■パラ9月号創棋会作品展パスワードクイズは受付中です!
 詰パラ9月号(21P)の創棋会作品展
 今回は合作による「あぶり出し」が課題、組曲で詰上りが想像しやすい作品展だったと思いますが、ご解答いただけたでしょうか。
 連動企画の「パスワードクイズ」は引き続き受付中です。
 詰上り4文字(手順解答は不要)を下記に送ってください。こちらの賞品にはレア品を用意しています。よろしくお願いします。
   blogsokikaitusin@gmail.com

■「すらすら解ける20手台」part結果発表<18回目>
 解答いただいたのは次の方々です(敬称略)。皆様ありがとうございました。
   有吉弘敏、奥鳥羽生、則内誠一郎、鷲見慎吾、中出慶一、野々村禎彦、himasume、
   福原徹彦、三輪勝昭、RINTARO、安田恒雄、柳原裕司、山下誠
 昨年より「すらすら度」は上がったと思いますが、23問と言う大量出題!
 多数の方に解答に取り組んでいただきましたこと、あらためて感謝申し上げます。
 PartⅠ・Ⅱ以上に、楽しんでいただける作品も多かったのではないかと思います。
  ※出題 →  http://sokikaitusin.blog.fc2.com/blog-entry-202.html

それでは結果発表も最後の作品となりました。ベテラン北村憲一さんの作品です。

㉓北村憲一作
23.png

【作意】
 86香、85桂合、同香、同銀、84馬、92玉、82桂成、同玉、71銀不成、同玉
 62角成、82玉、71銀、92玉、93歩、同桂、74馬、81玉、73桂、同歩
 63馬行、92玉、82銀成、同玉、72馬寄、92玉、81馬、83玉、72馬行まで29手詰

【正解】
 17手目→74馬
 手数→29手

【評点】(Aは3点、Bは2点、Cは1点とし、誤無解を除いて集計)
 平均点:2.09、A:2、B:8、C:1、誤解:0、無解:2、無評価:0

【作者のことば】

★殿は北村さんの実戦型。
 詰パラ本誌でも桂香図式を精力的に発表しておられます。
 ときに腕力を発揮される北村さんですが、本局はどうでしょうか。
 一見して51角を活用したいところです。それには62銀が邪魔。
 ということで、84馬、92玉、82桂成、同玉、71銀不成までは一直線。
 92玉とかわせば、93歩、同桂、同馬と切ってしまうのが良く、同飛なら84桂があり、同玉でも84銀、92玉、93香から清算して詰みます。
 71同玉と取るしかなく62角成と出来ました。以下82玉、71銀、92玉、93歩、同桂、同馬、同玉、84銀、92玉、93香と好調な攻めが続きますが、同飛と取られても81玉とかわされても詰みません。
 初手は86香と打って応手を問うのが正解。
 84への捨合は同馬、92玉、82桂成から73馬があるので85に合する一手。
 何を合しても、同香、同銀、84馬、92玉、82桂成、同玉、71銀不成、同玉、62角成、82玉まで進めるしかないところ。
 ここで持駒が「銀・歩・85の合駒」となります。
 飛車や金を持っていれば71銀で簡単。
 銀がもう一枚あれば83銀から清算して84馬と引けば詰み。
 香があれば83香。92玉なら93歩から81銀です。
 そうなると85合は桂が最善だったことがわかります。
 85桂合も前述のとおり進めて82玉の局面となりますが、85銀が効いているので桂は打てません。
 そこで71銀と打って、92玉、93歩、同桂と形を決めてから、74馬と捨てるのが好手。

<17手目:74馬>
23_74馬

 84馬が無かったら84桂と打てることに気がつくかどうか。
 同銀は84桂から72馬があるので、81玉とかわしますが、73桂が継続の好手。
 同飛なら82銀成から73馬上で詰みますから、同歩と応じます。
 そこで63馬行と突っ込むのが決め手。
 同飛は同馬があるので、92玉ですが、82銀成から72馬寄とすれば二枚馬の力で収束です。


山下誠:2枚目の馬を作ってからの7四馬が妙手。1手指すごとに考えさせられてすらすら感はない。

★74馬が妙手。「1手指すごとに考えさせられ」というのは次の福原さんの感想にも通じるところでしょうか。

福原徹彦:いろいろ試して次の手を発見する感じだったので、すらすらの印象は少なかったです…。

★有力な手がたくさんあるわけではないのですが、一手一手に変化があり、途中下車しながら進む感じだったのでしょうね。

則内誠一郎:スーダラ節ではなさそう。

★スイスイとは行かなかった…。

安田恒雄:初手、84馬と入れるところでの香打ちはやりにくさがありました。守りの94銀を移動させないといけないのですね。キーとなる手の74馬から63馬上の手順がすらすらの中でも本作のハイライトで、気持ちの良い手でした。

★初手の発見に時間がかかったかどうかもすらすら感の分かれ目。
 85に銀を呼びその利き場所に74馬と捨てるのは味が良いと思います。

奥鳥羽生:2回とも馬を取らない。

★馬を消す構成に出来ればよかったのですが。

中出慶一:飛の利き筋に3回に渡って働きかけるも飛不動とは!?
2枚の強力馬が残る収束は残念なり。

★飛車の不動も重い印象を与えたようです。

有吉弘敏:難解。本作だけにかなり悩んだ。74馬は好手だが冗長な収束と29手を支える主題としては弱い。捨駒も少なく、詰む将棋に近い。

★きびしいご意見ですが、詰将棋的好手がもう少し欲しかったというのは同感。

野々村禎彦:74馬〜92馬でまとめたかった。収束が緩いと序の煩雑さが気になる。

★74馬〜92馬で決められれば最高なのですが。
 ハイウェイに乗ってしまえばそれまでの渋滞を忘れる。そういう構成にしたかったですね。
 収束はちょっと間延びしましたか。

三輪勝昭:17手目は74馬の一手だけど、73桂、同歩、63馬行と前の93歩から7手は好手順。
 これを素材とするなら僕ならこの序にはしない手順。好き好きではあるが。
 変化・紛れが煩雑でなく短いのでスラスラ展向きの作品。

★74馬の一手で終わらず63馬ともう一度捨てる手が入って盛り上がります。

鷲見慎吾:自ら取られに行き続ける馬、その馬でとどめを刺すのは面白いです。

★72馬の詰上りも引き締まった感じがあります

☆結果発表の最終回は総評でし。
 近々紹介させていただきますので、しばしお待ちください。

☆結果発表へのご意見や感想などがあれば、下記宛にご一報ください。
 随時紹介させていただきますので、よろしくお願いします。
   blogsokikaitusin@gmail.com

■創棋会の今後の予定
***【次回例会】*************************************************
[日時] 2018年10月21日(日)13時~
[場所]  関西将棋会館 4F 多目的ルーム
https://www.shogi.or.jp/about/base/kansai/
[会費]  千円(学生無料)
[課題] 「よくわかる作家の個性
投稿は→ sokipara@yahoo.co.jp

***【次々回例会】**********************************************
[日時] 2018年12月16日(日)13時~
[場所]  関西将棋会館 4F 多目的ルーム
[会費]  千円(学生無料)
[課題] 「未定」決定しましたら案内させていただきます。
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