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【結果発表】ネット作品展「すらすら解ける20手台」PartⅢ<17回目>

【結果発表】ネット作品展「すらすら解ける20手台」PartⅢ<17回目>

■パラ9月号創棋会作品展パスワードクイズは受付中です!
 詰パラ9月号(21P)の創棋会作品展。
 今回は合作による「あぶり出し」が課題、組曲で詰上りが想像しやすい作品展だったと思いますが、ご解答いただけたでしょうか。
 連動企画の「パスワードクイズ」は引き続き受付中です。
 詰上り4文字(手順解答は不要)を下記に送ってください。こちらの賞品にはレア品を用意しています。よろしくお願いします。
    blogsokikaitusin@gmail.com

■「すらすら解ける20手台」part結果発表<17回目>
 
 創棋会のネット作品展「すらすら解ける20手台」には、13名の方から解答をいただきました。
 解答いただいたのは次の方々です(敬称略)。皆様ありがとうございました。
   有吉弘敏、奥鳥羽生、則内誠一郎、鷲見慎吾、中出慶一、野々村禎彦、himasume、
   福原徹彦、三輪勝昭、RINTARO、安田恒雄、柳原裕司、山下誠
 昨年より「すらすら度」は上がったと思いますが、23問と言う大量出題!
 多数の方に解答に取り組んでいただきましたこと、あらためて感謝申し上げます。
 PartⅠ・Ⅱ以上に、楽しんでいただける作品も多かったのではないかと思います。
  ※出題 →  http://sokikaitusin.blog.fc2.com/blog-entry-202.html

 それでは今日は角さんの作品です。

㉒角建逸作
22.png

【作意】
 21龍、同玉、11歩成、同玉、13香、21玉、12香成、同玉、34角、11玉、
 23桂、21玉、43角成、32歩合、同馬、同玉、33銀成、21玉、22歩、12玉、
 11桂成、同玉、12歩、同玉、23馬、11玉、21歩成、同玉、22成銀まで29手詰

【正解】
 14手目→32歩合
 手数→29手

【評点】(Aは3点、Bは2点、Cは1点とし、誤無解を除いて集計)
 平均点:2.00、A:2、B:6、C:2、誤解:0、無解:2、無評価:1

【作者のことば】
 単に煙るだけの実戦型。どこにも投稿できずにお蔵入りしていた作。
 発表する場を与えていただき、感謝です。
 狙いの一手は「14手目32歩合」で。

★ラス前は今年門脇賞を受賞された角さんの作品。
 角さんが編集された「現代詰将棋短編名作選」と「現代詰将棋中編名作選」は詰将棋愛好家必携の好著かと思います。
 さて本作、右上隅4×5に収まった端正な実戦型。
 玉を守るのは桂香だけですが、持駒はなくどうやって攻めようかというところ。
 33銀成、同桂、11龍のような手では32玉から逃げられます。
 42龍が良さそうな手です。32桂合なら、同龍、同玉、14角として、31玉、43桂、22玉、23馬で詰んでしまいます。
 しかし32香合とされると、33銀成、同桂、同馬と追っても13玉で続きません。
 33銀成、同桂、42龍も32香合で詰みません。
 23馬、同玉、21龍も22歩合くらいで切れてしまいます。
 そうなると21龍と切って、同玉に11歩成と桂香を奪うしかありません。
 11歩成に31玉は、43桂、22玉、33馬、13玉、14香で詰むので、同玉と取ります。
 33馬と入るのは22歩合で続かないので25角の活用を睨んで13香と打ちます。
 21玉に12香成と捨て、同玉に34角と25角も戦力に加わりました。
 21玉ならちょっと打ちにくいのですが33桂という手があり、31玉、32歩、同玉、43角成で詰むので、11玉と引きます。
 11玉に12歩と打つと21玉と寄られて桂一枚では続きません。ここは23桂と打つのが正解。
 12玉なら、13歩と打ち、21玉、43角成、32合、同馬、同玉、33銀成、21玉、11桂成、同玉、12歩成と進めて32合が余って詰みますので、23桂には21玉と寄ります。
 43角成に対して何を合しても同馬と切って攻めるのですが、桂合だとどうなるでしょうか。桂合には、同馬、同玉、33銀成、21玉、13桂、12玉、11桂成、同玉、12歩、同玉、23馬、11玉、22成銀まで作意より2手早く詰みます。
 作意は32歩合

<14手目:32歩合>
22_32歩

 これも同馬と切って、同玉に33銀成とすれば、21玉と引く一手。
 22歩、12玉で打歩詰ですが、11桂成と捨てて、同玉に12歩と叩けば同玉と応じるしかなく、23馬から21歩成とすれば同玉に22成銀まで、みごとに煙りました。


有吉弘敏:まさかのミニ煙。

★本局、評価は「煙」に集中。

himatsume:ミニ煙とは予想外だった。

★この初形、実戦形から煙るのは意外性があったようです。

則内誠一郎:掟破りの序。型破りの煙。

★一方駒取りから始まる序奏の受け止め方はどうだったのでしょうか。

奥鳥羽生:早々に桂香を取るのが意表外と思っていたら、意表外のミニ煙。

福原徹彦:いきなり桂香を取ってしまうのが意外なところ。解いてみればミニ煙で印象が良くなる。

★駒取りを、意表を突く手段と捉えた方が多かったですね。

野々村禎彦:42龍は32香合で不詰とわかればバラすしかない。ミニ煙でニッコリ。

★42龍は読んでほしい紛れです。

三輪勝昭 :序4手は42龍が簡単に詰まない形になるので割と早くこれしかないと分かる。僕はこの序は不快でしかない。
  以下の手順もつまらない。

★駒取りには忌避感があるのも事実です。
何か詰将棋らしい手から入ってほしかったという気もします。

安田恒雄:実戦形に整えたことと駒取りから入ることの功罪はプラマイ零と評価しました。ミニ煙になるすらすらは気持ち良いです。

★駒取りのマイナスを実戦形が補ったということですね。

中出慶一: ミニ煙の中編ですが、後半10手が既成の収束になるのはいけない。

★収束は煙のパターンの一つですから、この形に持ち込むまでが作者の腕の見せ所。

山下誠:実戦型初形からいきなり桂香を払ってしまう意表のスタート。後半は気持ちよく駒が捌ける。

鷲見慎吾:いきなり桂と香を取るのは意外でした。最後はミニ煙でのスッキリした詰め上がり。

★駒取りが意表を突くスタートなら、ミニ煙もビックリの詰上り。
 解いてスッキリ、気持ちよくという方が多かったようです。


☆結果発表へのご意見や感想などがあれば、下記宛にご一報ください。
 随時紹介させていただきますので、よろしくお願いします。
    blogsokikaitusin@gmail.com


■創棋会の今後の予定
***【次回例会】*************************************************
[日時] 2018年10月21日(日)13時~
[場所]  関西将棋会館 4F 多目的ルーム
   https://www.shogi.or.jp/about/base/kansai/
[会費]  千円(学生無料)
[課題] 「よくわかる作家の個性
  投稿は→ sokipara@yahoo.co.jp

***【次々回例会】**********************************************
[日時] 2018年12月16日(日)13時~
[場所]  関西将棋会館 4F 多目的ルーム
[会費]  千円(学生無料)
[課題] 「未定」決定しましたら案内させていただきます。
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