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【結果発表】ネット作品展「すらすら解ける20手台」PartⅢ<14回目>

【結果発表】ネット作品展「すらすら解ける20手台」PartⅢ<14回目>

■パラ9月号創棋会作品展パスワードクイズは受付中です!
 詰パラ9月号(21P)の創棋会作品展
 今回は合作による「あぶり出し」が課題、組曲で詰上りが想像しやすい作品展だったと思いますが、ご解答いただけたでしょうか。
 連動企画の「パスワードクイズ」は引き続き受付中です。
 詰上り4文字(手順解答は不要)を下記に送ってください。こちらの賞品にはレア品を用意しています。よろしくお願いします。
    blogsokikaitusin@gmail.com

■「すらすら解ける20手台」part結果発表<14回目>
 創棋会のネット作品展「すらすら解ける20手台」には、13名の方から解答をいただきました。
 解答いただいたのは次の方々です(敬称略)。皆様ありがとうございました。
   有吉弘敏、奥鳥羽生、則内誠一郎、鷲見慎吾、中出慶一、野々村禎彦、himasume、
   福原徹彦、三輪勝昭、RINTARO、安田恒雄、柳原裕司、山下誠
 昨年より「すらすら度」は上がったと思いますが、23問と言う大量出題!
 多数の方に解答に取り組んでいただきましたこと、あらためて感謝申し上げます。
 PartⅠ・Ⅱ以上に、楽しんでいただける作品も多かったのではないかと思います。
  ※出題 →  http://sokikaitusin.blog.fc2.com/blog-entry-202.html

 それでは本日は中出さんの作品を紹介します。

⑲中出慶一作
19.png

【作意】
 23桂成、43玉、33成桂、同玉、36飛、35歩、同飛、43玉、33飛成、同玉、
 34歩、43玉、35桂、同銀、33歩成、同玉、15角、同香、34歩、43玉、
 55桂、同銀、33歩成、同玉、55角、同香、34銀打まで27手詰

【正解】
 6手目→35歩
 手数→27手

【評点】(Aは3点、Bは2点、Cは1点とし、誤無解を除いて集計)
 平均点:2.58、A:7、B:5、C:0、誤解:0、無解:1、無評価:0

【作者のことば】
 玉を33から43へ振り回して詰めに必要な銀を入手するまでのミニ趣向的手順になっています。
 「狙いの一手」6手目35歩合 (この作品は全体が流れるような手順が続きますので受けの手を指定)

★19作目は中出さんの作品。
 中出さんは入選500回に迫る大ベテランですが、どのような課題にも取り組まれるところに敬意を表します。
 飛車角のダイナミックな動きを表現するのがお得意ですが、思い描いた構想を大胆に創作されるのが持ち味で、作品からいつも若さが感じられます。
 本作は48と28の二枚の角をどうやって働かせるかがポイントです。
 55角、同銀、23龍とする筋が見えますが、42玉、43龍、51玉、53龍に61玉と逃げられると続きません。
角の前に26飛を使いたいところなので、23桂成から33成桂と軽く捌きます。
 33同玉に36飛と回ります。43玉は34銀から56桂までですから、35に合駒です。
 金気は同飛から34に打って詰むので、桂香歩のいずれかとなります。
 香は同飛、同銀(43玉では44香!)、34歩、43玉、55桂、同銀、33歩成、同玉、55角で詰み。
 桂は同飛、同銀(43玉は55桂、同銀、33飛成以下)、34歩、43玉、55桂、同銀、33歩成、同玉(同銀は35桂!)、55角で詰み。
 35歩が最善です。

<6手目:35歩>
19_35歩

 35歩、同飛に同銀は34歩から55桂~55角があるので、43玉とかわします。
 ここで55桂から33飛成とするのは同銀と取られて詰みません。
 そこで33飛成と捨て、同玉に34歩、43玉から35桂と捨て、同銀と取らせて24銀を移動させます。
 33歩成と捨て同玉とさせてから、15角と待望の桂馬の入手。
 これは同香と取って、34歩、43玉のとき、今度は55桂と捨てます。
 同銀に、33歩成、同玉のとき、55角と質駒の銀を取り、34銀打までの詰み。


福原徹彦:34歩~33歩成を繰り返す知恵の輪風の手順で楽しく解ける。

★局面を動かす鍵が明快で楽しく解きほぐしていくことが出来ます。

則内誠一郎:散々(33)利かされて。

★33地点に何度も繰り返される捨駒にリズム感があります。

himatsume:玉が43と33の地点を行ったり来たりで面白い。

★玉の往復運動もお楽しみいただけました。

山下誠:玉は3三と4三を往復するだけだが、攻め方に変化があって楽しめる。

★攻め方は桂捨てを挟んで二枚角を捌きます。

RINTARO:手は限られてますが、合駒の綾があり、スラスラとまではいかなかったです。

★6手目の変化でちょっと立ち止まりますが、決して難解ではありません。

安田恒雄:駒取りなので残念ですが、期待通り角2枚が消えてくれたのでスッキリしました。

★初形の駒数は多いのですが、手順に躍動感があって、不動駒も少なく、スッキリした印象が残ります。

野々村禎彦:狙いの35歩合でぴったり収まる構成は良いが、大模様すぎるのでは。

★大模様を気にしないのが中出さんらしい。

鷲見慎吾:初形には圧倒されました。捨てる順番を確定させるための巧妙な駒配置ですね。

★計算された駒配置。

奥鳥羽生:趣向手順にはまり込みうっかり手なりに進めると一歩不足。

★6手目をうっかりすると一歩不足になります。

三輪勝昭:35歩合は妙手ではなく43玉が妙手?

★35同飛にいったん43玉とかわすのが延命の受け。

中出慶一:最後に玉方の右銀を質駒として入手して大団円となります。その構想を実現する過程の趣向的手順を楽しむ作品です。「すらすら解ける20手台」にぴったり?と思います。

有吉弘敏:主旨にぴったり。テーマも明快。

★33⇔43の往復運動に、桂の打ち捨て、歩打ち・成り捨ての趣向的手順が好評で、C評価無し、2.58の高い評価を獲得しました。


☆結果発表へのご意見や感想などがあれば、下記宛にご一報ください。
 随時紹介させていただきますので、よろしくお願いします。
    blogsokikaitusin@gmail.com


■創棋会の今後の予定
***【次回例会】*************************************************
[日時] 2018年10月21日(日)13時~
[場所]  関西将棋会館 4F 多目的ルーム
   https://www.shogi.or.jp/about/base/kansai/
[会費]  千円(学生無料)
[課題] 「よくわかる作家の個性
   投稿は→ sokipara@yahoo.co.jp

***【次々回例会】**********************************************
[日時] 2018年12月16日(日)13時~
[場所]  関西将棋会館 4F 多目的ルーム
[会費]  千円(学生無料)
[課題] 「未定」決定しましたら案内させていただきます。
*************************************************************** 
以上
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