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詰パラ10月号到着

<詰パラ10月号到着>

■パラ9月号創棋会作品展への解答お願いします!
 詰パラ9月号(21P)の創棋会作品展
 今回は合作による「あぶり出し」が課題、組曲で詰上りが想像しやすい作品展だったと思いますが、ご解答いただけたでしょうか。
 連動企画の「パスワードクイズ」は引き続き受付中です。
 詰上り4文字(手順解答は不要)を下記に送ってください。こちらの賞品にはレア品を用意しています。よろしくお願いします。
    blogsokikaitusin@gmail.com

■「すらすら解ける20手台」PartⅢ
  *出題 → http://sokikaitusin.blog.fc2.com/blog-entry-202.html
  *結果稿(第一回) → http://sokikaitusin.blog.fc2.com/blog-entry-202.html

 本日は結果発表を休ませていただき、詰パラ10月号の紹介と、創棋会の次回課題についての例題紹介をさせていただきます

■詰パラ10月号到着
・表紙は北村憲一さん。これで何度目の登場なのでしょうか。解図意欲をそそる簡素図式です。
・詰棋校(12P~)。
 小学校:個性派、軽め、難解作と複数のキーワードが並びました。バラエティに富んだ選題です。
 中学校:採用されるには9手詰の投稿が狙い目のようですね(笑)。
 高校:温暖化の影響で台風が多いのを実感する今日この頃です…。
 短大:林さんは中編名作選に4作が選ばれていますが、いずれも選者絶賛。今後の活躍に期待。
 大学:在庫も好作揃いなんですね。中編発表の場が拡充されるといいですね。
 大学院:院8は見たことのない趣向とのこと、何が飛び出すのでしょうか。
・会合作品展(18~20P)。たま研に、四国、九州。いずれも盛会で結構なことです。
 たま研の担当は太刀岡さん。中学担当、全国大会に続いて、ご苦労様。
 詰四会の担当は伊達さん。かしこでも腕を振るってくださいね。
・全詰連の頁(21P~)。書籍部から送料改訂のお知らせ。「藤井聡太推薦!将棋が強くなる基本3手詰」の発刊案内も。浦野さんのハンドブックシリーズ以外にも良識ある入門書が出るのは入門者にはありがたいことかと思います。
・半期賞(22P~)。山路さんが短大・大学・大院の3校で受賞。大学の感想には「創棋会に参加して某作品展の…」という下りがあります。お役に立てて何よりです(笑)
 また大学では三本裕明さんが初受賞。受賞のことばには岸本さんの写真が(笑)。岸本さんも初受賞おめでとうございます。
・短コン募集(29P~)。今年は予想通り7手詰です。ストックがないので今から準備しないといけないのですが競争率も高そうで…。
またこの時期には例年ネット界で裏短コンが開催されるのですが今年は?
・持駒のある風景(30P~)。今月号の表紙の創作秘話(?)。桂香図式のネタは尽きないようですね。
・大道棋よもやま話(32P~)。この類型はあまり見たことがありません。
・ちえのわ雑文集(34P~)。根津将棋の定跡!なんと詰将棋も一局。残念ながらついていけてませんが。
・名局ライブラリー(36P~)。高縄山ろくさんが平成26年の初入選作家の一人として紹介されています(笑)
・社団戦3日目(41P~)。12連勝と快進撃が続いています。
・事前予約のススメ(48P~)。金子さんによるWEB利用による事前予約についてのお話。受付の現金管理、参加者名簿作成などは大きなメリットですね。参加者数の把握につながるとベストなんですが、どの位の方が利用されたのでしょうか?まだまだアナログ派の方が多いような気もします。
・サロン(51P~)。デパート賞。看寿賞の選考でも複数の委員から評価を得ていた斎藤さんの作品。並べ直してユニークな構成に感嘆。
・会合案内(53P~)。8月は会合があちらこちらで。詰工房、香龍会、詰四会、九州Gに創棋会
 今月の創棋会は10月21日(日)の開催です。多くの方のご参加をお待ちしています。
・編集室(104P~)。須藤さんの天災に関する記載。さぞかし大変だったことと思います。ご無事で何より。

■創棋会の次回課題は「よくわかる作家の個性」
 12月号掲載作品展の課題は、「よくわかる作家の個性」。29手以内です。
 10月例会で選題します。
  投稿は→ sokipara@yahoo.co.jp

「よくわかる作家の個性」
 この「課題」わかっていただけますでしょうか?
 「○○流」と呼ばれて一世を風靡した作家を思い浮かべていただければ、何となくわかっていただけるのではないでしょうか。
 「○○流」と呼ばれなくても、図を見ただけで、あるいは作意を並べただけで、この人の作品だと分かる。そこには強烈に伝わってくる作家の個性が表れていると思います。
 作家の個性を感じさせられる作品を紹介させていただきます。

森田正司作 詰パラ1958年5月
(「春霞」第38番、「あさぎり」第30番、「古今中編詰将棋名作選Ⅰ」第66番)
森田正司あさぎり30

 今回は森田正司さんの作品を2作紹介させていただきます。
 構想派、理論派と称された森田さんですが、産み出された作品は「理知的」という言葉がピッタリというのが管理人の印象です。

 まず一作目。
 31飛成、24玉では続きませんから、34銀と捨て同金と取らせてから31飛成とするのが好手順。
 24玉のときにいきなり34龍では、13玉で続かないので、23と と捨てるのが軽妙な一手。
 同歩なら34龍から14金があるので、同玉と応じます。
 これで34角と金を取って13玉に11龍と回ります。
 24玉と逃げれば25金から31龍まで。随分簡単に詰んでしまいました。
 実は巧妙な受けがありました。
 12桂と捨合するのです。

<10手目:12桂>
森田正司あさぎり30_12桂

 同龍と取らせると先ほどの手順で31龍と回ることが出来ません。
 同龍、24玉となったところで、入手した桂を16に捨て、空いた15地点に15龍と捨てるのが気持ちの良い一手。
 取れば25金までですから33玉とかわしたところで、23角成と捨てるのが決め手。
 同歩に32金から45銀までの詰。

 本作は12桂の捨合を中心に、前半の23と、後半の16桂・15龍・23角成の捨駒がバランスよく組み合わされた佳品です。

 森田さんは「玉の隣でも詰方の駒の利きがあるところに打つ捨合」を変則合と呼んでいました。単なる中合よりも意外性があるということでそういうネーミングにされたのでしょうが、あまり流布しなかったようです。

  34銀、同金、31飛成、24玉、23と、同玉、34角、13玉、
  11龍、12桂、同龍、24玉、16桂、同歩、15龍、33玉、
  23角成、同歩、32金、34玉、45銀まで21手詰

森田正司作 詰パラ1975年1月(「古今中編詰将棋名作選Ⅱ」第94番)
森田正司中篇Ⅱ

 この初形は実戦型と呼んでもいいでしょう。
 実に端正な形です。
 金気を残して31角と打ちたい形です。
 31角、同玉、53角、22玉、32桂成、同玉、42角成、22玉、13飛成、同玉、24銀、22玉、33銀成、同桂、32飛、13玉、33飛成と順調に進みますが、23銀合とされるとどうやっても詰みません。
 もったいないようですが31銀と捨てるのが好手。
 同玉に53角と拠点を築き、22玉には32桂成から42角成と網を絞っていきます。
 22玉のとき13飛成と龍を取り、同玉に31角で合駒を訊きます。
 22桂合は、同角成、同玉、32飛、13玉に25桂と打てば詰みますから、ここは香合が最善。
 22香合も、同角と取って、同玉のとき25香と再度合駒を訊きます。
 23桂合は、同香成、11玉、22成香、同玉、32飛と打てば先ほどと同じ筋で詰み。今度も香合が最善です。
 23香合に同香成とすると、11玉とされ22成香、同玉、25香、23香合は千日手。
 23同香不成と取るのが渋い好手です。

<17手目:23香不成>
森田正司中篇Ⅱ23香生

 23同香不成に11玉なら、21香成や33馬があるので、13玉とかわします。
 ここで15香として、もう一度合駒を訊きます。
 何合でも取って同玉に15飛と打ちます。
 23玉の一手に25飛と回りますが、13玉とかわしたとき頭に利く駒は14から打って同玉に24馬まで。
 よって14合は桂馬が最善。
 13玉まで追ったとき24馬と引き、22玉と引けば入手した桂を34に打ちます。
 11玉のとき33馬と捨てるのが決め手で、同桂に22飛成までの詰み。
 33手の長丁場を感じさせない美しい流れの作品でした。

   31銀、同玉、53角、22玉、32桂成、同玉、42角成、22玉、
   13飛成、同玉、31角、22香合、同角成、同玉、25香、23香合
   同香不成、13玉、15香、14桂合、同香、同玉、15飛、23玉、
   25飛、13玉、24馬、22玉、34桂、11玉、33馬、同桂、22飛成まで33手詰

 森田さんと言えば「森田手筋」が有名ですね。詰手筋に名前が冠されているのは例を見ないと思います。森田さんが構想派作家と呼ばれる所以です。
 また森田さんの著書「春霞」は1971年に発刊されましたが、カテゴリー別に作品を配置する形式は多くの個人作品集で取り入れられました。そして「春霞」の名前は、詰工房で斬新な構想作№1を決める『春霞賞』として今も称えられています。
 それ以外にも詰将棋研究会(詰研)を主宰され多くの若手を育てたこと、「詰将棋めいと」を発行し多数の詰キストに創作や論考など幅広く活躍の場を与えられたことなど、その功績は数え切れません。
 森田さんは2003年に68歳で逝去されました。


■創棋会の今後の予定
***【次回例会】*************************************************
[日時] 2018年10月21日(日)13時~
[場所]  関西将棋会館 4F 多目的ルーム
   https://www.shogi.or.jp/about/base/kansai/
[会費]  千円(学生無料)
[課題] 「よくわかる作家の個性
   投稿は→ sokipara@yahoo.co.jp

***【次々回例会】**********************************************
[日時] 2018年12月16日(日)13時~
[場所]  関西将棋会館 4F 多目的ルーム
[会費]  千円(学生無料)
[課題] 「未定」決定しましたら案内させていただきます。
*************************************************************** 
以上
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