FC2ブログ

全国大会に行って来ました

■全国大会に行って来ました
 7月15日(日)は全国大会でした。
 好天に恵まれたのは何よりですが、猛烈に暑い一日でした。
 会場も大勢の詰キストが集まり、熱い空間になりました。
 会場には少し早めに到着し、ちょっぴり設営のお手伝い。
 それにしても随分広い会場で、約400㎡あるそうです。
 写真には全部収まっていませんが、今回の収容可能人数は180人とのこと。
会場

 物販の準備などしていると、受付開始は11時なのですが、少しずつ参加者が入室してきます。
 今回はネットでの事前予約という仕組みがあったのですが、受付も当日申込みの方と事前予約の方はコーナーが別。事前予約の方は持参されたバーコードをスタッフがスマホで読み取って受付完了。アナログ人間の私には不思議な光景でした。
 開会は例年より少し早いのですが12時スタート。今年は昨年のような厳戒(?)体制ではなく通常の雰囲気。
 最初は恒例の主催者や来賓のあいさつ。
 幹事会報告では普及や広報について議論があったとのことで、詰将棋を様々な形で広めていく取り組みは多くの方の力が必要、参加者の皆さんのなかで力を貸していただける方は声をかけていただきたいとのことでした。
 メインイベントの一つは看寿賞。今回は3作が受賞されたのですが、大会に参加されたのは短編の上谷さんお一人とやや寂しい状況。上谷さんは連続受賞おめでとうございます!
看寿賞

 プロジェクターを使った解説は実行委員メンバーの久保さん。解説用冊子はなかったのですが、それぞれの作品のポイントを明快に紹介され、とてもわかりやすい解説でした。
 続いて七條賞。見事全問正解で解答王となった竹中さんと10位の加賀さんが出席しておられたので壇上で表彰。加賀さんは10傑入り15回という解答の鉄人ぶり、お見事です。
 お次は10回参加賞。詰パラ6月号の予告とは違うメンバーもチラホラ。田中さん、仲西さん、堀内さん、水野さん、三宅さん、吉松さんの6人。また市島さんが第一部終了後にご参加。皆さんメダルの重みを感じられたことと思います。
 また25回参加賞は太田さん。遠路佐賀からの参加。
 門脇賞は角さんの到着が遅れて、表彰のタイミングがちょっと後ろにずれました。出版への貢献が認められての受賞、おめでとうございます!
門脇賞

 最後はアマ連への感謝状贈呈。長年にわたり「アマレン杯握り詰」の後援をいただいたことへのお礼を込めて、次期代表となられる野山さんに感謝状が贈呈されました。野山さんより西村代表からのご挨拶が代読されました。アマ連とはこれからも良い関係を続けていきたいと思います。
 第一部の最後は握り詰の紹介。これは冊子が配付されているのですが、最近はプロジェクターで投影しながら解説するのが通例となっています。
 今回の解説は最近中学校の担当に就任された太刀岡さん。例によって合駒の入る作品や手数の長いものもあったのですが、要領よく解説を進められます。また途中で作者からの自己アピールも織り込んで楽しませてくれました。自己アピールは作者予想と裏腹の関係なのですが、この辺はご愛嬌。
 ここで第一部は終了となって、第二部開始まで物販コーナーが賑わいを見せます。
 2018解答選手権年鑑は間に合いませんでしたが、「中編名作選」には黒山の人だかり。昨年の短篇に続く快挙です。
 大阪の山本理(ただす)さんが制作された「暁将棋部屋」も好調な売れ行きだったようです。
 創棋会も「漫陀楽」「撫子」「蝸牛Ⅱ」を出品。3セット持参した「漫陀楽」はおかげさまで完売。詰将棋の研究にはうってつけの好著ですが、在庫はまだありますので、お問い合わせは下記までお願いします。
   blogsokikaitusin@gmail.com

 第二部は解答競争からスタート。今回もプロジェクターで一問ずつ投影しながらのタイムトライアル。問題作成は馬屋原さんが中心だったようです。初めのうちは駒数も少なく筋が見えればという問題が続くのですが、途中から盤面一杯に広がる凶悪そうな問題が登場。残り駒を確認しているうちに時間がなくなっていきます…。かしこばかりだったのですが、あっという間に30問が終了。私の成績は紹介を控えさせていただきます(笑)。
 成績上位者は、堀内さん、宮田プロ、北浜プロ。実力者は違いますね。
 続いて「平成詰パラクイズ」。これは今年が平成最後の全国大会ということから、司会の石黒さんがバックナンバーを通読して作成されたとのこと。マニアックな知識を問うものではなく、誰でも取り組める問題ばかりなのですが、勘で答えるしかない難問揃い…。知識も不足、勘も冴えず散々な成績(泣)。
 成績上位者は三角さん(60点満点の44点!)、吉岡さん、筒井さん。
 さらに解答競争とクイズの合計点上位の竹中さん、柳田さんの2名を加えて、計8名で次のイベント「対戦詰将棋」。
 これは2012年の松本大会で小学生だった藤井聡太さんが高校生の宮原航さんを破って優勝したことが記憶に新しい企画です。
トーナメントのどの枠を選ぶかも興味の的。右の枠では、一回戦でプロはアマを下し、二回戦では宮田さんVS北浜さんという戦いになりましたが、宮田さんが見事詰上げて勝ち上がり。アマ枠となった左側では堀内さんが勝ち上がり、決勝では宮田プロと対局。 宮田プロは詰ませば勝てる先手番が有利と考えていたのか、先後を決めるジャンケンに気合を入れていました(笑)。結果は宮田さんが詰めて勝ち。
 最後のイベントは一人一言。この時点で126人の参加ということで、さすがに全員喋るのは無理なので、最近流行りの(?)一県一言。司会が参加者のお名前を全部読み上げて起立していただくというのは一人ひとりの顔が見えて良かったと思います。
記念撮影も二回に分けて実施。大人数だとこういうところを仕切っていくのも大変。

 会場の片づけが終われば楽しい懇親会。
 懇親会は同じ建物の別フロア。こちらもなかなか広くて快適。
 懇親会では多くの方と交流ができ、名刺も数名の方からいただきました。お話の出来た皆さんにあらためてお礼申し上げます。
 握り詰の優秀作表彰などが懇親会の主なイベント。
 実行委員の若手スタッフからもひと言。
若手スタッフ

 今日大活躍の堀内さんから重大発表。(中味はどこかで発表されると思いますので、ここでは控えさせていただきます)
堀内さん

 盛り上がってきたところで詰パラ担当全員集合。学校だけでなく表紙、大道棋、同人室、それに堀内さんの姿も…。
担当

 最後は大橋健司さんが登壇されて締めの挨拶。

 後ろ髪を引かれる思いで東京を後にしましたが、本当に楽しい一日でした。スタッフの皆さん、本当にありがとうございました!
 来年は大阪開催です。多くの方のご参加をお待ちしています。また運営は創棋会メンバーが中心となって行う予定ですが、スタッフも楽しめる一日にしたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

 大会の模様は、加藤さんの「おもちゃ箱」をはじめ、色々なところに掲載されていますので、そちらも参考になさってください。
   http://toybox.tea-nifty.com/taikai/


■創棋会の次回&次々回課題と例題紹介
☆「すらすら解ける20手台」PartⅢ
 創棋会では昨年、一昨年と続けてネット作品展「すらすら解ける20手台」を開催しました。
 「やさしい中編作」の発表の場を作ることと、創棋会でもネット作品展を開催するというのが主な理由でした。
 おかげさまでたくさんの投稿と解答をいただき、大いに盛り上がりました。
 そこで本年も「すらすら解ける20手台」PartⅢを開催いたします。

・作品投稿は下記アドレスで受付。
  ※ blogsokikaitusin@gmail.com
  ※ 投稿図には、「作意」と「狙いの一手」を必ず記載。
  ※ ペンネーム投稿もOKですが、実名を記載してください。
  ※ 投稿締切は8月18日(土)。
・8月例会(8/19)で作品展の主旨に合うものを選題の上、ブログ「創棋会通信+α」で8月下旬に一斉出題します。

☆12月号掲載作品展の課題
・「よくわかる作家の個性」。29手以内。
・10月例会で選題します。
   投稿は→ sokipara@yahoo.co.jp
     ※「すらすら解ける20手台」PartⅢの投稿先とは異なりますのでご注意ください。

例題紹介
すらすら解ける20手台」PartⅢ
 昨年のpartⅡでは「看板に偽りあり?」という指摘を頂戴しました。
 そこで今年は初心に帰って「すらすら解ける」作品を出題したいと思います。
 「すらすら解ける」というのは主観ですから定義は難しいのですが、私の考えや詰棋友の意見をもとに「こういう作品が相応しいのではないか」というものを例題として紹介していきたいと思います。

小川悦勇作 王将1954年10月(「古今中編詰将棋名作選Ⅰ」補遺4番)
小川悦勇Ⅰ補4

 73のと金を捌きたくなりますね。92桂成と捨てて、同玉に82と上から92と と捌いていきます。
 84玉に85歩と叩いて58馬と活用するところまではすらすらと手が進みます。
 84玉と引かれたところで打歩詰の局面が現れます。
 ここで76桂右とするのが先を読んだ一手です。

<11手目:76桂右>
小川悦勇Ⅰ補4_76桂右

 85玉とかわす一手に84桂と跳んで同玉と取らせます。
 依然として打歩詰で、68桂を消した意味がちょっとわかりませんが手を進めます。
 ここで96桂と跳ねるのが打歩詰打開の基本手筋。
 同歩と取らせれば、95に逃げ場所があるので85歩が打てます。
 85歩、95玉に86角で香を入手します。
 同玉に87香と短く打つのが巧打。
 88香と遠くから打つと97玉とされて打歩詰になってしまいます。
 87香に95玉とかわすのは68馬があります。
 68馬と寄れるのは68桂を消去したからです。桂消去の意味合いが作意に出てこないのは奥ゆかしい構成です。
 87香には97玉とかわすのが最善で、98歩、87玉、76馬まで、見事な市松模様が現れました。

<詰め上がり:76馬>
小川悦勇Ⅰ補4_詰上


 本作、手順は難しくありませんが、68桂の消去や87香の単打にちょっとした謎解きのスパイスが効いています。そして詰上りはきれいな市松模様。
 あぶり出し曲詰は、解けたときの爽快感が格別です。
 本作は難渋な変化紛れもなく、解いて楽しい曲詰。こういう作品が「すらすら解ける20手台」に相応しいと思いました。

【作意】92桂成、同玉、82と上、93玉、92と、84玉、85歩、同玉、58馬、84玉、
  76桂右、85玉、84桂、同玉、96桂、同歩、85歩、95玉、86角、同玉、
  87香、97玉、98歩、87玉、76馬まで25手詰


■創棋会の今後の予定
***【次回例会】*************************************************
[日時] 2018年8月19日(日)13時~
[場所]  関西将棋会館 4F 多目的ルーム
  https://www.shogi.or.jp/about/base/kansai/
[会費]  千円(学生無料)
[課題] 「すらすら解ける20手台PartⅢ
  投稿は→ blogsokikaitusin@gmail.com

***【次々回例会】**********************************************
[日時] 2018年10月21日(日)13時~
[場所]  関西将棋会館 4F 多目的ルーム
[会費]  千円(学生無料)
[課題] 「よくわかる作家の個性
   投稿は→ sokipara@yahoo.co.jp

***************************************************************
以上
スポンサーサイト
コメント
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する