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もうすぐ全国大会

<もうすぐ全国大会>
 西日本の豪雨。広範囲に被害をもたらしています。
 被災された皆さんには心よりお見舞い申し上げます。


 交差点近くの花壇。通勤途中の信号待ちの一瞬に和む風景。
花壇1

 花壇2


■もうすぐ全国大会
 おもちゃ箱にプログラムが掲載されています。
   → http://toybox.tea-nifty.com/taikai/2018/07/post-c762.html
 第二部では、毎回おなじみの「ミニ解答競争」に加えて「平成詰パラクイズ」や「対戦詰将棋」。
 また販売ブースには「解答選手権年鑑」「中編名作選」に加えて「詰将棋ファン」も出ています。
 大会が待ち遠しいですね。


■創棋会の次回&次々回課題と例題紹介
☆「すらすら解ける20手台」PartⅢ
 創棋会では昨年、一昨年と続けてネット作品展「すらすら解ける20手台」を開催しました。
 「やさしい中編作」の発表の場を作ることと、創棋会でもネット作品展を開催するというのが主な理由でした。
 おかげさまでたくさんの投稿と解答をいただき、大いに盛り上がりました。
 そこで本年もすらすら解ける20手台」PartⅢを開催いたします。

・作品投稿は下記アドレスで受付。
  ※ blogsokikaitusin@gmail.com
  ※ 投稿図には、「作意」と「狙いの一手」を必ず記載。
  ※ ペンネーム投稿もOKですが、実名を記載してください。
  ※ 投稿締切は8月18日(土)。
・8月例会(8/19)で作品展の主旨に合うものを選題の上、ブログ「創棋会通信+α」で8月下旬に一斉出題します。

12月号掲載作品展の課題
・「よくわかる作家の個性」。29手以内。
・10月例会で選題します。
  投稿は→ sokipara@yahoo.co.jp
    ※「すらすら解ける20手台」PartⅢの投稿先とは異なりますのでご注意ください。

◇例題紹介
 「すらすら解ける20手台」PartⅢ  
 昨年のpartⅡでは「看板に偽りあり?」という指摘を頂戴しました。
 そこで今年は初心に帰って「すらすら解ける」作品を出題したいと思います。
 「すらすら解ける」というのは主観ですから定義は難しいのですが、私の考えや詰棋友の意見をもとに「こういう作品が相応しいのではないか」というものを例題として紹介していきたいと思います。

北原義治作 近代将棋1974年1月(「古今中編詰将棋名作選Ⅰ」補遺第41番、塚田賞)
北原作補42

 初手は42角と打つしかありません。
 22玉と逃げる一手ですが、33飛成に誘われます。
 同銀なら、同角成、13玉、24銀、同歩、同馬、22玉まで一気に進みますが、33馬なら31玉、また23歩でも31玉となって、12飛がよく利いていて詰みません。もっとも33飛成に24玉でも、24龍、同歩、同角成、22玉、23歩、同銀、33馬引、31玉と手は続きますが逃れ。いずれにしても33飛成はちょっと無理なようです。
 となると、33角成しかありません。これには13玉と逃げる一手。
 24馬も調子よく指せます。
 22玉となったところで33飛成としたくなりますが、同銀、同馬引、31玉となると、42銀から12飛を奪うことは出来ますが、ギリギリ逃れています。
 そこでいったん33馬(1図)と引くのが巧く、31玉に42馬と馬の位置を変えておきます。
 1図は24が生角になっていますが、種明かしは後ほど。

<1図~8手目:33馬>
北原作補42_33馬

 42馬、22玉となったところで、待望の33飛成です。
 これは同銀と取る一手。
 同馬行、13玉に24銀と打てばすぐに詰みそうです。
 24同歩、同馬、22玉(2図)と進みます。

<2図~18手目:22玉>
北原作補42_22玉

 ここまで進めてきた手順では、24角が馬になっていますから23歩は打歩詰。
 ここでやっと角は不成で活用して打歩詰を回避するのが正解と気がつきます。

【作意】42角、22玉、33角不成、13玉、24角不成、22玉、33馬(1図)、31玉、
  42馬、22玉、33飛成、同銀、同角不成、13玉、24銀、同歩、
  同角不成、22玉(2図)、23歩、同玉、33馬まで21手詰

 不成物の好作。この好形から角不成が4回飛び出すのですが、持駒に歩がないことや不成の効果が最後まで現れないところが好演出。
 手順は易しいのですが詰将棋のパズルとしての面白さが伝わってきます。
 こういう作品も「すらすら解ける20手台」に相応しいのではないか思います。


「よくわかる作家の個性 
 この「課題」わかっていただけますでしょうか?
 「○○流」と呼ばれて一世を風靡した作家を思い浮かべていただければ、何となくわかっていただけるのではないでしょうか。
 「○○流」と呼ばれなくても、図を見ただけで、あるいは作意を並べただけで、この人の作品だと分かる。そこには強烈に伝わってくる作家の個性が表れていると思います。
 作家の個性を感じさせられる作品を紹介させていただきます。

黒川一郎作 『振子』 「将棋浪漫集」第56番 1973年9月
黒川作振子

 持駒はたくさんありますが58玉と潜り込まれては手も足も出ないので、初手は51飛成が絶対。
 46玉と逃げるしかありませんが58桂と捨て同馬と取らせて58地点を埋めます。
 そうしておいて56金と打てば47玉に42龍の追撃が可能になります。

<7手目:42龍>
黒川作振子_42龍

 56玉の一手ですが、今度は48桂と捨て同馬と取らせてから46金と打ち、57玉に53龍と引けば、51→42→53と龍ノコが始まっているではありませんか。
 以下も桂捨、金打、龍ノコを繰り返せば、最後は55龍までの詰みとなります。

<詰上り:55龍>
黒川作振子_55龍

 「詰将棋で詩を書く」と言われた趣向詰の巨匠黒川さん。「浪漫集」は易しく楽しい作品揃いで、シンプルに表現された美しい趣向詰の世界と出会うことが出来ました。
 本作は短い手数ですが、桂捨・金打のリフレインと龍ノコがミックスされ「黒川流」を味わっていただくことが出来たのではないでしょうか。

【作意】51飛成、46玉、58桂、同馬、56金、47玉、42龍、56玉、48桂、同馬、
  46金、57玉、53龍、46玉、58桂、同馬、56金、47玉、44龍、56玉、
  48桂、同馬、46金、57玉、55龍まで25手詰


■創棋会の今後の予定
***【次回例会】*************************************************
[日時] 2018年8月19日(日)13時~
[場所]  関西将棋会館 4F 多目的ルーム
    https://www.shogi.or.jp/about/base/kansai/
[会費]  千円(学生無料)
[課題] 「すらすら解ける20手台PartⅢ  」
    投稿は→ blogsokikaitusin@gmail.com

***【次々回例会】**********************************************
[日時] 2018年10月21日(日)13時~
[場所]  関西将棋会館 4F 多目的ルーム
[会費]  千円(学生無料)
[課題] 「よくわかる作家の個性
    投稿は→ sokipara@yahoo.co.jp

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