詰パラ6月号到着

<詰パラ6月号到着>
 気がつけば6月。
 5月は市内でオープンガーデンの企画があり、街中できれいな花壇をたくさん見ることが出来ました。

ガーデニング1

ガーデニング2


■詰パラ6月号
・表紙。青木さんはユニークな作品を数多く発表されています。
 形と手順のバランスというのは永遠の課題でしょうか。
 より多くの解答者に楽しんでもらうことを目指すかどうか、個々の作品に込められた作者の想いはどうなのか。興味深いテーマですが答えは簡単に出るはずもないですね。
・今月は詰将棋学校がお休み。
・順位戦(11P~)。武島さんの休場は残念。宮原さんには早く復帰を望みます。
・同人室(16P~)。課題は「不利」。これは解釈の幅が広いですね。
・やさしい大学院(19P~)。6月号に相応しいコーナー。目玉は833手の作品!
創棋会作品展(11P~)。今回の課題は「ダブル不成」。
  一挙5題出題! 解いて納得の楽しんでいただける作品ぞろいです。
  今月号の目玉企画の一つです。一題でも解けた方、ぜひ解答下さい
・全詰連の頁(21P~)。全国大会のご案内。皆さん東京でお会いしましょう!
・大道棋よもやま話(24P~)。コンピューター将棋世界選手権の話題。
・ちえのわ雑文集(28P~)。谷川幸永さんの個性的な自説開陳。色々な感じ方を表明されるのは良いことだと思います。
  規約がらみの議論は、ともすれば極論や正論が主張されることによって不毛な論争になりがちですが、さまざまな立場から意見が出されるのは好ましいと考えます。
  おそらく一定の時間のなかで落ち着くところに落ち着くのではないかと。そのためにも多くの方が意見を出されることは有意義なことだと思います。
・七條賞(30P~)。竹中健一さんが1位。福村さんはついに首位の座を明け渡すことになりました。
・門脇賞(34P~)。今年は角建逸さんに決定。出版というよりも本づくりを通しての貢献が評価されたとのこと。紙書籍の愛好家としては心からおめでとうと言いたい。
  個人的には「ミクロコスモス」が将棋世界の付録になったことが印象的で、また「詰将棋探検隊」は後世に残る良書だと思います。
・解答選手権初級一般戦レポート(36P~)。風みどりさんによる報告はイメージが膨らみますね。それにしても今年の初級一般戦は熱い一日でした…。
・サロン(34P~)春霞賞の発表。大賞に輝いた久保さん、中村さん、おめでとうございます。
  酒井さんの「旨い」も面白い内容でした。
・全国大会の案内(50P~)。15回以上参加者リストが掲載されています。
・会合案内(52P~)。各地、参加者が多いような気がします。解答選手権の余韻でしょうか。
  創棋会は次回例会6月17日開催です。よろしくお願いします!
・結果稿~創棋会作品展(87P~):3月号作品展は「繰り返しのある短編」でした。結果稿で楽しい手順を鑑賞してください。


■「古今中編詰将棋名作選」から
 「中編名作選」プロジェクトは現在進行中とのことですが、1978年に発行された「古今中編詰将棋名作選Ⅰ・Ⅱ」から、好作を紹介させていただきます。

大井 美好作 詰パラ 1956年2月(「古今中編詰将棋名作選Ⅱ」第40番)
大井美好作Ⅱ40

 23飛をいつ取るか、また72飛をどうやって働かせるか、といったことを考えながら手を進める必要があります。
 イントロは金の連打から。12金、11金と捨てて21金と拠点を作ってから23銀成と飛を取るのが手順です。
 同玉に33飛と巨砲を据え、12玉には24桂と歩を補充。
 21玉となったところで、32飛成、11玉、31龍が有力ですが、21合で打歩詰。31飛成と切って捨てるのが英断の一手。
 同玉に41香成で72飛の活用が見えてきました。
 41同玉は53桂生と馬を取って簡単ですから、21玉と寄ります。
 ここで33桂不成とするのが妙手です。

<17手目:33桂不成>
大井美好作33桂

 すぐに32飛成と出来るところをなぜ33桂不成とするのか?
 手順を進めるとその意味が分かります。
 33桂不成には11玉と寄るしかありませんが、21桂成と捨て、同玉に32飛成と行きます。
 11玉に23桂から銀を入手します。
 上部に逃げられそうですが23銀と攻めるしかありません。
 13に22龍と香を取り24玉と逃げたとき、34銀不成がハッとする開き王手。
 34銀成では15玉とされると53馬の利きがあって詰まないのです。
 34銀不成なら同玉と取るしかなく45金と活用できます。
 45に桂馬がいるとこの45金ができません。33桂不成から21桂成で邪魔駒の45桂を消去したわけです。
 45金には43玉と逃げるしかありませんが、44香が最後の決め手。
 同馬と取らせて42龍まで、見事に「1」の字が浮かび上がりました。
 初形からは曲詰になると想像がつきません。
 45桂の邪魔駒消去や34銀不成の好手を織り込みながら気持ちよく捌け、詰め上がりの意外性もある好作です。

<詰上り 「1」>
大井美好作「1」

【作意】12金、同玉、11金、同玉、21金、12玉、23銀成、同玉、33飛、12玉、
   24桂、21玉、31飛成、同玉、41香成、21玉、33桂不成、11玉、21桂成、同玉、
   32飛成、11玉、23桂、同銀、12歩、同銀、同桂成、同玉、23銀、13玉、
   22龍、24玉、34銀不成、同玉、45金、43玉、44香、同馬、42龍まで39手詰

 大井美好氏は1926年(大正15年)生、1985年没。軽妙な手を織り込みながら流れるような捌きの手順は大井流と呼ばれました。


■創棋会の今後の予定
***【次回例会】*************************************************
[日時] 2018年6月17日(日)13時~
[場所] 大阪市立福島市民センター
      大阪市福島区吉野3‐17‐23
       地下鉄千日前線野田阪神駅、阪神電車野田駅、JR東西線海老江駅から徒歩5分。
       JR環状線野田駅から徒歩8分
          https://www.osakacommunity.jp/fukusima/
[会費] 無料
[課題] 今回は一般募集していません

***【次々回例会】*************************************************
[日時] 2018年8月19日(日)13時~
[場所]  関西将棋会館 4F 多目的ルーム
   https://www.shogi.or.jp/about/base/kansai/
[会費]  千円(学生無料)
[課題] 「すらすら解ける20手台 PartⅢ」(予定)
   募集要項はあらためて案内させていただきます。

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