古今中編詰将棋名作選から

<古今中編詰将棋名作選から>

 連休はあっという間に終わり、気がつけば2週間近く経っていました。
 連休中に撮った写真です。
 毎年ゴールデンウィークには近所の川に沢山の鯉のぼりが泳いでいます。
鯉のぼり


■最近読んだ本
 「等身の棋士」(北野 新太、ミシマ社、2017年)
 北野氏は報知新聞の記者。ここ数年は将棋関係の仕事が中心のようで第26回将棋ペンクラブ大賞も受賞されている。
 本書には将棋世界掲載のエッセーやWEBマガジンに連載されたものが収録されています。
 藤井聡太さんや羽生さんの記事は結構ボリュームがありました。
 また今泉健司さんや木村一基さんなど個性派棋士のエピソードは面白い内容でした。

■「古今中編詰将棋名作選」から
 「中編名作選」プロジェクトは現在進行中とのことですが、1978年に発行された「古今中編詰将棋名作選Ⅰ・Ⅱ」から、好作を紹介させていただきます。

岡田 敏作 詰パラ1964年3月(「古今中編詰将棋名作選Ⅰ」補遺17番)
岡田作1_補17

 37龍と58桂の包囲網は強力。
 45銀と捨てて43飛成とする筋が見えますが、その前に85角を活用して74角と合駒を請求します。
 桂馬は品切れです。何合をしても同角と取って同桂に45銀と捨てれば、同玉、43飛成まではすらすらと進みます。
 ここで65で取った合駒を46に打ってから54龍とする手があるので、これを防いで44金合とするのが好防です。
 65合が香だと46香から44龍と金を取って早いので、65合は歩合が最善だったことが分かります。

<8手目 44金合>
岡田作1_補17_44金


 46歩と打って、55玉と寄ったときに54と としますが、同金と応じることが出来るのが44金合の効果です。
 56歩と叩けば、同玉には54龍があるので、同馬の一手ですが、35龍と切るのが英断の一手。
 同銀には、64銀と捨て同金と取らせます。
 44金合が二度動くのがいいですね
 さらに、47桂と捨てるのが決め手です。
 同馬に45龍まで「ケ」の字が浮かび上がりました。

<詰上り 「ケ」>
岡田作1_補17_詰上り


 本作は、「こんにちは恵子ちゃん」と題して、柴田昭彦さんのお嬢さん誕生を記念して、岡田さん、長谷繁蔵さん、横田進一さんの3人で祝賀詰「ケイコ」を発表された中の一局です。

【作意】
  74角、65歩、同角、同桂、45銀、同玉、43飛成、44金、46歩、55玉、
  54と、同金、56歩、同馬、35龍、同銀、64銀、同金、47桂、同馬、45龍まで21手詰


■創棋会の今後の予定
***【次回例会】*************************************************
[日時] 2017年6月17日(日)13時~
[場所] 大阪市立福島市民センター
  大阪市福島区吉野3‐17‐23
    地下鉄千日前線野田阪神駅、阪神電車野田駅、JR東西線海老江駅から徒歩5分。
    JR環状線野田駅から徒歩8分
      https://www.osakacommunity.jp/fukusima/
[会費] 無料
[課題] 今回は一般募集していません

***【次々回例会】*************************************************
[日時] 2018年8月19日(日)13時~
[場所]  関西将棋会館 4F 多目的ルーム
        https://www.shogi.or.jp/about/base/kansai/
[会費]  千円(学生無料)
[課題] 「すらすら解ける20手台 PartⅢ 」(予定)
    募集要項はあらためて案内させていただきます。

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