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【結果発表】ネット作品展「教材に使える10手台」PartⅡ<1回目>

【結果発表】ネット作品展「教材に使える10手台」PartⅡ<1回目>

■解答選手権~チャンピオン戦~3月25日(日)に開催されました。
 今年の参加者は過去最多の105名。
 諸事情を考慮して東京・大阪・名古屋の三会場で開催したのも初の試み。
 そして藤井聡太さんの四連覇!
 ただ一人の満点という快挙でした。
 藤井さんが優勝された名古屋会場の様子はテレビでも取り上げられていましたが報道陣の多さは、29連勝のときのフィーバーにも匹敵する雰囲気。
 このような盛り上がりを支えた各地の運営スタッフの努力に、あらためて敬意を表したいと思います。
 初級一般戦も4月7日(土)に開催されるが、今年は開催場所が大きく増えました。
 すでに満席となっている会場が続出とのこと。
 こちらも盛り上がりが定着し、詰将棋愛好家が増えることを祈念します。


■【結果発表】ネット作品展「教材に使える10手台」PartⅡ<1回目>
 創棋会のネット作品展「教材に使える10手台PartⅡ~実戦に役立つ詰将棋~」には、13名の方から解答をいただきました。
 解答いただいたのは次の方々です(敬称略)。皆様ありがとうございました。
    有吉弘敏、馬屋原剛、奥鳥羽生、金少桂、久保紀貴、則内誠一郎、占魚亭、
    竹中健一、中出慶一、福原徹彦、松尾裕、山路大輔、山本勝士

 多数の方に解答に取り組んでいただきましたこと、あらためて感謝申し上げます。
 実戦に役立つ手筋満載の作品が揃っていたので、楽しんでいただけたのではないかと思います。

それでは今日から出題順に結果発表を行ってまいります。

① 奥鳥羽生作
①

【作意】43歩、32玉、23銀、同玉、34金、22玉、13馬、同玉、15香、同と
  23金打、14玉、24金まで13手

【評点】(Aは3点、Bは2点、Cは1点とし、誤無解を除いて集計)
  平均点:2.45、A:5、B:6、C:0、
  誤解:0、無解:1、無評価:0

作者のことば
 詰将棋創作を始めて最初に作ろうとしたのが13角成捨てという、うん十年前の思い出。
 結局大したものはできなかったが。
 本作は角成ではなく馬ですが、
  ・香で取れば、12地点が空く。(23金、11玉に対し12香を可能に)
  ・桂で取れば、33への利きがなくなる。(23香、32玉に対し33金を可能に)
  ・玉で取れば、香に打ち替え12へ利きを作る。(22玉なら、23金、11玉に対し12金を可能に)
 という意味です。
 実戦に役立つかは疑問ですが、昭和50年代に一二三先生の矢倉で13角成で詰みという実戦があったはず。?
 人生でも実戦でも若い頃の情熱を忘れずに。

★玉方の金銀桂香が自然な配置。
 玉を左に逃がしたくないので53から金銀を打ちたくなりますが、それでは駒が足りなくなります。
 43歩と叩くのがいかにも実戦的な一手。
 同玉なら34銀と打ってピッタリ詰みます。
 32玉と寄って抵抗しますが、23銀と捨てて同玉に34金と拠点を築きます。
 32玉は23金打の一手詰、14玉も24金打がありますから、22玉とするしかありません。
 ここであわてて23香と打つのは32玉と寄られて詰みません。
 13馬とスパッと捨てるのが気持ちの良い一手。
 同香や同桂は今度こそ23香と打って詰みます。
 同玉と応じるしかありませんが、15香が決め手です。
 同と と取らせて、23金打から24金までの清涼詰となりました。

金少桂:金銀の枚数が限られているので駒効率の良い寄せ方が求められる。1枚不足気味のところ13馬捨てが絶妙。

★13馬は焦点の捨駒。

有吉弘敏:13馬が好手。

馬屋原剛:13馬が決め手

占魚亭 :7手目13馬が決め手。

竹中健一:13馬の飛び込みが決め手ですね!

山本勝士:13馬の味すこぶる気持ち良し

★13馬に好評価が集中!

久保紀貴:軽い手から始まり、13馬が指のしなる決め手! 

★歩、銀と捨て、大駒捨てという盛り上がりのある巧い演出。

則内誠一郎:見た目すっきり。13馬には驚きました。

★形が良いことも主役を引き立てています。

中出慶一:馬から金への攻撃主役交代が旨く行っています。

★序奏は馬の長い足を活かして、13馬捨で主役交代。

福原徹彦: 13馬と飛び込む手が詰棋的にも実戦的にも感じの良い手。

★こんな手が実戦で出たらどれだけ気持ちがいいでしょうか。

山路大輔:13馬が強烈。実戦に出てきてもおかしくない好作。

★作者が若い頃の情熱を大切にしてきたからこそ生まれた一局でしょうか。
 加藤一二三さんの13角成は、ちょっと見つからなかったのですが、次の一局が収束即詰みに打ち取った将棋で記憶に残っています。終盤だけ手順を記します。

 第24期A級順位戦(昭和45年2月3日)
 先手:加藤一二三八段、後手:有吉道夫八段

<96手目:後手19飛…後手の持駒は歩一枚>
加藤vs有吉

 図は19飛と打たれて詰めろ角取になっている。
 加藤はすでに一分将棋だが、ここから即詰みに打ち取った。
 32と、同玉、24桂、同歩、23銀、同玉、24歩、13玉、23金、14玉、15歩、同飛成、同銀、同玉、25飛まで111手で加藤の勝ち。
 途中24歩と取り込むのが好手。

■創棋会の次回課題「ダブル不成」
 さて創棋会の次回課題は「ダブル不成」です。
 4月例会で選考の上、詰パラ6月号の作品展に掲載の予定です。
 「ダブル不成」の解釈は自由です。
 双方不成、二種不成、同一地点に不成二回、等々、多彩な表現が可能かと思います。
 創意あふれる作品をお寄せください。
 投稿は→ sokipara@yahoo.co.jp


■創棋会の今後の予定
***【次回例会】*************************************************
[日時] 2017年4月15日(日)13時~
[場所]  関西将棋会館 4F 和室
  https://www.shogi.or.jp/about/base/kansai/
[会費]  千円(学生無料)
[課題] 「ダブル不成」
投稿は→ sokipara@yahoo.co.jp

***【次々回例会】**********************************************
[日時] 2017年6月17日(日)13時~
[場所] 大阪市立福島市民センター
  大阪市福島区吉野3‐17‐23
    地下鉄千日前線野田阪神駅、阪神電車野田駅、JR東西線海老江駅から徒歩5分。
    JR環状線野田駅から徒歩8分
      https://www.osakacommunity.jp/fukusima/
[会費] 無料
[課題] 今回は一般募集していません
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