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詰パラ3月号到着

<詰パラ3月号到着>

■詰パラ3月号
・表紙。趣味としてずっと続けられる詰将棋はいいですよね。また日曜日を「詰将棋」だけに使ってみるのも面白いかもしれませんよ。
・詰将棋学校(12P~)。
 小学校:サービス問題ということで取り組みましたが3分は無理でした(汗)
 中学校:日曜朝の子供番組。ウン十年前の記憶は今も鮮やか。
 高校:活字の世界はスペースの制約があり原稿の仕上げには一苦労。「泣く泣くカット」のお気持ちよくわかります。
 短大:ここでもタイムトライアル…。
 大学:このクラスでこの特集。しかも初入選がお二人!
 大院:山路さんの作品は注目ですね。
・内藤国雄の小ルーム(18P~)。今月は最終回で2題ですが、一つは双玉で17手!でも初手が絶対なので(笑)サービス問題かもしれません。
・たま研作品展(20P~)。一度参加したいと思う会合の一つ。課題は「合駒を二回以上動かす」です。
・創棋会作品展(21P~)。課題は「繰り返しを含む短編」。狙いの分かりやすい楽しめる作品が揃いました。本作品展では新顔という作者もいらっしゃいます。「短編」ということでもあり、是非とも解答をお願いします
・九州G作品展(22P~)。「素数にまつわる詰将棋」というユニークな課題。①の意図を考えるのは一興。
・全詰連の頁(23P~)。看寿賞の推薦募集。受賞作発表後にあちらこちらで呟きが漏れ聞こえますが、お気に入りの作品があれば是非とも推薦をお願いします。幅広い分野から優秀作が集まることを期待しています。
また解答選手権の告知も。なんと初級一般戦は昨年の16か所を上回る26会場!参加された方が詰将棋ファンとなることを切に願います。
・おもちゃ箱だより(28P~)。年賀詰。皆さん初形曲詰とは思えない好作揃い。
・名局ライブラリー(28P~)。2013年まで来ました。今年中に追いつきそうですね。
・ちえのわ雑文集(32P~)。「コンピューターとの共存」。柿木は麻薬のようなところもありますが、使いこなして共存するというレベルに到達するのはなかなか難しい?
・会合案合(43P~)。1月は会合開催が多く報告も多彩です。
・結果発表:
短編コンクール(52P~)。鈴川さんによる解説。短評を多く採用されていますが、ポイントを押さえられていて、簡潔軽妙な文章に好感。
創棋会作品展(85P~)。「遠打や遠開き、3回以上」、解答に取り組まれなかった方も好作の数々を結果稿で鑑賞ください

■「教材に使える10手台」partⅡ
 創棋会のネット作品展「教材に使える10手台~実戦に役立つ詰将棋~」、2/22に11題を出題しました。
    http://sokikaitusin.blog.fc2.com/blog-entry-169.html
 出題作の作者は次の9名の方々です。
   (敬称略、作品順ではありません、複数作投稿された方もいらっしゃいます)。
  奥鳥羽生、金少桂、則内誠一郎、妻木貴雄、中出慶一、西村章、
  野曽原直之、山本勝士、吉松智明

 実戦に役立つ手筋が盛り込まれた作品が揃っています。
 解いていただければ詰将棋の面白さや楽しさが伝わると思います。
 1問でも結構ですから解けた方は、解答をお願いします。

◇解答送り先: blogsokikaitusin@gmail.com
◇解答締切 : 3/20(火)
◇解答要領 : A・B・Cの三段階評価短評をお願いします。
※解答いただいた方から若干名に呈賞
  また「力試し」解答者は別枠で1名に呈賞

★図面は次のサイトから取り出すことができます。
   http://firestorage.jp/download/c505c180a09f41928c851f51fd4dd89a1fdfdcc4
   パスワード 「kyouzai2」です。


■創棋会の次回課題「ダブル不成」
 さて創棋会の次回課題は「ダブル不成」です。
 4月例会で選考の上、詰パラ6月号の作品展に掲載の予定です。
 「ダブル不成」の解釈は自由です。
 双方不成、二種不成、同一地点に不成二回、等々、多彩な表現が可能かと思います。
 創意あふれる作品をお寄せください。
 投稿は→ sokipara@yahoo.co.jp

 それでは「ダブル不成」の例題を紹介させていただきます。

山田修司作 近代将棋1964年12月(『夢の華』第51番)
夢の華51

 清貧図式で、飛角香歩の対子図式にもなっています。
 初形打歩詰の局面。
 打歩詰の打開は攻撃力を減らすか、防御を強くするか。
 例えば、12角成、同香と34角を捨てることが出来れば22歩が打て、11玉に23桂までとなります。これは攻撃力を弱めるパターン。
 ただし本局の場合は12角成を同飛と取られると続きません。
 そこで13桂と打診します。
同飛成と取ってくれれば、防御が強くなるので22歩と打てます。以下、同龍、同飛成、同玉に23飛と打てば簡単。
 しかし同飛不成という応手がありました。
 成れるところを不成と応じて防御力を強くしないという好防です。

<2手目:13同飛不成>
夢の華51_13飛生

 持駒が歩一枚では手が無いようですが、思い切って22飛成と捨てるのが打開の好手。
 同玉に13角成と飛車を取り返すことができます。
 13同玉なら23飛、また同香には23飛と打つ手があるので、33玉と上部脱出を目指しますが、22馬と捨てるのがピッタリです。
 同玉に23飛と打てば収束も目前ですが、12玉と寄ったとき、あわてて33飛成とすると21玉で打歩詰になってしまいます。
 じっと33飛不成とするのが決め手です。

<11手目:33飛不成>
夢の華51_33飛生

 こうしておけば21玉には、22歩と打つことが出来、同玉に23飛成までの詰み。

 本作には「双方不成ミニ」というタイトルが付けられています。
 短編で双方飛不成を表現した小品。

【作意】
  13桂、同飛不成22飛成、同玉、13角成、33玉、22馬、同玉、23飛、12玉、
  33飛不成、21玉、22歩、同玉、23飛成まで15手詰


岡田敏作 将棋世界1986年7月(『詰の花束』第228番)
詰の花束228

 27金では18玉で王手が続きません。
 ここは筋良く18金と捨てたいところ。
 26玉なら44角、35飛(移動合!)、27金、15玉、26銀、24玉、35銀以下。
 同玉と取らせて、36馬と迫れば一気に玉の行動範囲は狭くなります。
 28玉に37銀と打ち、17玉と追ったところで打歩詰の局面になりました。
 ここで28角という手があります。
 平凡に同銀成と取られると、18歩、同成銀と打歩詰は解消できますか、それ以上手が続きません。26金がなければ26角と打てるのですが…。
 となると27金と捨てる手が浮かびます。
 これには同飛不成と応じるのが好防です。

<8手目:27同飛不成>
詰の花束228_27飛生

 27同飛成とすると、29桂、同龍に18歩と打って、同龍、26馬までです。
 同飛不成なら18歩が打歩詰になるというわけです。
 攻め方も技を繰り出します。
 まず29桂と捨てます。
 18玉には27馬があるので、飛で取る一手ですが、同飛不成と応じて打歩詰で逃れようとします。

<10手目:29同飛不成>
詰の花束228_29飛生

 ここで決め手が28角。
 同銀は26銀まで。
 やむなく同飛成と応じます。
 これでやっと18歩と打つことが出来ました。
 同龍と取らせて、26馬までの詰みです。

 玉方飛不成が2回飛び出す軽快作。

【作意】
  18金、同玉、36馬、28玉、37銀、17玉、27金、同飛不成、29桂、同飛不成
  28角、同飛成、18歩、同龍、26馬まで15手詰


北原義治作 近代将棋1960年1月(『古今短編詰将棋名作選』第75番、塚田賞)
北原古短75

 19桂が有力そうに見えます。
 16玉の一手に38馬と歩を入手して、25銀と打てば15玉で打歩詰ですが、27桂と跳ねるのが気持ちの良い手です。
 同飛成と取らせれば16歩が打てますから、同龍に24銀まで両王手の詰みです。
 おっと、27桂に同飛不成とされると相変わらず16歩が打歩詰。
 しかしここで好手があります。
 24龍と捨てるのです。攻め方の勢力を弱める妙手です。
 これで同と と取らせれば16歩と打てるというわけです。16歩、26玉、36金まで。
 でもよく見ると遠く59馬が26に利いていますね。まだ16歩は打てません。
 もう一度初形に戻ります。
 まず37馬と捨てます。59馬を消しておかないと打歩詰になるのは説明済み。
 これには同飛不成と応じるのが受けの好手。

<2手目:37同飛不成>
北原古短75_37飛生

 予定通り19桂と打って16玉に38馬と歩を入手。
 同とに25銀とすれば15玉と逃げて打歩詰ですが、そこで27桂と跳ねるのが気持ちの良い活用。
 最善は同飛不成

<10手目:27同飛不成>
北原古短75_27飛生

 またもや打歩詰となりますが、24龍と捨てるのが決め手。
 同と ととらせれば打歩詰は解消。
 16歩と打ち、26玉に36金までの詰み。

 二度の玉方飛不成に伏線手59馬消去や24龍の好手を配した密度の濃い作品。

【作意】
  37馬同飛不成、19桂、16玉、38馬、同と、25銀、15玉、27桂、同飛不成
  24龍、同と、16歩、26玉、36金まで15手詰


伊藤看寿作 宝暦5年(1755年)『将棋図巧』第12番
図巧12

 最後の一局は図巧から。
 初手は23飛。
 32玉に13飛不成が先まで読んだ一手です。

<3手目:13飛不成>
図巧12_13飛生

 13飛不成に42玉と逃げるのは、54桂、52玉、64桂で捕まります。
 21玉と逃げたときに急いで23飛成とすると22銀と移動合で受けられ13桂に11玉の局面が打歩詰。
 そこで21玉には23飛不成とします。
 3手目の13飛不成はこの手を見ていたわけです。

<5手目:23飛不成>
図巧12_23飛生

 23飛不成に22桂合は13桂、32玉(12玉は24桂まで)、53飛成、14桂と馬を抜かれますが、24桂、22玉に、21桂成と捨てれば同玉に23龍と廻って詰みます。
 22銀と移動合で凌ぎますが、13桂と打ち、11玉に12歩と打てるのが飛不成の効果です。
 同玉に、24桂と拠点が出来ます。
 11玉のとき、21桂成と捨て同玉に33桂と打ち換えるのが好手順。
 33同香には、22飛成、同玉、23銀と打って簡単。33同香と取らせず22飛成では23銀に33玉と脱出されます。
 33桂には11玉が最善ですが、12桂成と24に打った桂を捨てるのが気持ちの良い活用。
 そして同玉に13馬が決め手です。13桂を33に打ち換えたのはこのためだったのです。
13同銀に21飛成までの詰み。

 攻方の飛車不成二回に桂の打ち換えという好手順があり、軽快な作品。

【詰手順】
  23飛、32玉、13飛不成、21玉、23飛不成、22銀、13桂、11玉、12歩、同玉、
  24桂、11玉、21桂成、同玉、33桂、11玉、12桂成、同玉、13馬、同銀、21飛成まで21手詰


■創棋会の今後の予定
***【次回例会】*************************************************
[日時] 2017年4月15日(日)13時~
[場所]  関西将棋会館 4F 和室
   https://www.shogi.or.jp/about/base/kansai/
[会費]  千円(学生無料)
[課題] 「ダブル不成
        投稿は→ sokipara@yahoo.co.jp

***【次々回例会】**********************************************
[日時] 2017年6月17日(日)13時~
[場所] 大阪市立福島市民センター
      大阪市福島区吉野3‐17‐23
       地下鉄千日前線野田阪神駅、阪神電車野田駅、JR東西線海老江駅から徒歩5分。
       JR環状線野田駅から徒歩8分
          https://www.osakacommunity.jp/fukusima/
[会費] 無料
[課題] 今回は一般募集していません
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      blogsokikaitusin@gmail.com
以上
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