FC2ブログ

もうすぐ例会~2月18日~

<もうすぐ例会~例会は2月18日~>

創棋会の次回例会
 次回例会は、2月18日(日)。スタートは13時です。
 場所は、関西将棋会館 4F多目的ルーム。
 会費は千円(学生無料)です。
 課題は、ネット作品展「教材に使える10手台~実戦に役立つ詰将棋~」。
 多くの方に参加いただき、楽しいひとときを過ごしたいと思います。

創棋会の次回以降の課題
☆次回課題はネット作品展「教材に使える10手台~実戦に役立つ詰将棋~」。
 昨年に続いてネット作品展「教材に使える10手台」PartⅡを開催します。
 今回のテーマは「実戦に役立つ」ことです。
 実戦型や囲い図式、「銀は不成に使え」「玉は下段に落とせ」といった格言の応用、駒の活用方法や寄せの手筋のような実戦に応用できる手筋など、表現は自由です。
 詰将棋が実戦に役立つだけでなく、面白く楽しいものだと感じていただけるような作品をお寄せください。

・作品投稿は下記アドレスで受付。
  ※ blogsokikaitusin@gmail.com
  ※ ペンネーム投稿もOKですが、実名を記載してください。
  ※ 投稿締切は2月17日(土)
・2月例会で作品展の主旨に合うものを選題の上、ブログ「創棋会通信+α」で2月下旬に一斉出題します。

☆4月例会の課題は「ダブル不成」(6月号作品展)。
 「ダブル」の解釈は自由です。双方不成、同じ駒を二度不成、同一地点に二種不成などさまざまな表現があると思います。


■「教材に使える10手台」PartⅡ
 昨年2月にネット作品展「教材に使える10手台」を開催しました。
 詰将棋との出会いは人それぞれですが、多くの人に詰将棋の楽しさ、面白さを伝えられるような教材が作れるといいのではないか、そういう想いから、この企画を考えました。
 そのときの条件は『教え易い、分かり易い、覚え易い』というものでしたが、出品された作品は、初心者向けから上級者向けまで、不成や打ち換え、合駒といった基本手筋から、スイッチバックやアンピン、遠打ちや趣向といったちょっぴり高級なものまで、また実戦型から大道棋まで幅広い分野の好局が揃いました。

 今回は少し切り口を変えて、実戦派にも詰将棋の面白さを知ってもらうために、「詰将棋は実戦の役に立つ」ということを、作品を解いたり鑑賞したりすることによって感じ取っていただけないものかと考えました。
 「読みの力を鍛える」「詰み形を覚える」といった目的で詰将棋に取り組むのはいいのですが、修練のためだけに詰将棋をやるのはもったいないと思いませんか。詰将棋にはもっと面白く楽しい謎解きの世界があります。
 そうは言っても詰将棋に親しんでもらわなければ始まりませんので、解いて楽しい作品を用意し、解くことを通じて実戦の役にも立つということを感じ取ってもらい、詰将棋を好きになってもらう、そういう作品を集めたいと考えた次第です。

 それでは、管理人の好みで選んだ例題を紹介させていただきます。

金田秀信作 旧王将1950年1月号(『古今短編詰将棋名作選』第39番)
金田秀信_短編№39

 ほれぼれするような好形作品です。
 好形の条件というのは色々ありますが、面積、使用駒数だけでなく、自然さも重要な要素。実戦型というのは自然さの一つの要素です。
 他には本作のように、成駒がない、当り駒が少ないといった点もポイントになります。
 さて本作は73からの脱出が見えていますが、63飛成から85龍と52角の力を活かして詰むことに気づけば、心配することはありません。
 しかしいきなり73銀と攻めては、同玉、63飛成、82玉で、もう一押しが出来ません。
 72金と捨てて84桂と打つのが好手順です。

<3手目:84桂>
金田秀信_短編№39_84桂

 84桂は同歩と取れば63飛成から83銀と打つことが出来ます。
 桂を捨てて駒を打つスペースを作る のは応用の幅が広い手筋です。
 73玉は63飛成がありますから、82玉と寄って凌ぎます。
 ここで73銀と捨てるのが、好手筋。

<5手目:73銀>
金田秀信_短編№39_73銀

 84桂の楔があるので、今度は同玉と応じれば63飛成から72龍までです。
 同桂と取るしかありませんが、そこで81飛成と捨てるのが決め手です。
 同玉に63角成とすれば、82玉、72馬までの詰み。

 72金から84桂という好手順で手がかりをつけ、焦点に捨てる73銀から最後は81飛成と大駒を捨ててフィニッシュ。軽快な作品でした。

【作意】72金、同玉、84桂、82玉、73銀、同桂、81飛成、同玉、
   63角成、82玉、72馬まで11手詰


山中龍雄作 将棋世界1969年3月号(『山中龍雄作品集』第23番)
山中龍雄№23

 35龍の睨みがあり、持駒も強力。
 41玉からの脱出に気をつけて攻めればよいので、22金は発見しやすいと思います。
 22金に41玉は61飛、51桂合、32金、52玉、62金、53玉、55龍から駒余りで詰むので、素直に22同玉と応じます。
 こうなれば23金と捨て同玉と取らせれば、24飛や24龍などがあって簡単そうです。
 しかし24飛は13玉とされると、15との守りが強く詰みません。
 24飛に代えて24金と打ってしまうと22玉で全然だめ。
 24龍は12玉で続きません。こういうとき銀が無いと不便です。
 この局面から鮮やかな手順が出現します。
 まず13金と焦点に捨てます。

<5手目:13金>
山中龍雄№23_13金

 13同桂も同香も24飛から32龍です。
 24飛と打つと13玉で逃れるのですが、13を塞いでおくと24飛が有効になるということです。
 13金には同玉とするしかありません。
 ここで12飛と捨てるのが強烈な一手。

<7手目:12飛>
山中龍雄№23_12飛

 13玉に24龍なら12玉で逃れますが、12飛と逃路に先着し、同香なら24龍で詰むというわけです。
 同玉と応じるしかありませんが、32龍と金を取り13玉に24金までの詰み。

 きれいな実戦形から、13金・12飛という目の覚めるような好手筋が飛び出す好作です。

【作意】22金、同玉、23金、同玉、13金、同玉、12飛、同玉、
   32龍、22歩、23金まで11手詰


宮家 隆作 詰パラ1963年9月(『古今短編詰将棋名作選』第110番)
宮家隆_短編№110

 4×4に収まったコンパクトな初形。
 23から銀や角を打つと13玉と上がられて続きません。
 13歩が同桂なら23銀と出来るので良さそうな手ですが、あっさり同玉とされ、23飛と打てるものの12玉と逃げられると13銀には同角と取られて、うまく行きません。
 もう一度初形をよく見ましょう。無い方が良い駒はありませんか?
 そうです34桂が無ければ、ここから角を打って簡単です。
 そうと決まれば34桂を消す一手です。22桂成と捨てます。
 同角は34角ですから同玉と取って、23飛と打ちます。
 12玉と逃げたところで盤面をよく見ると、今度は23飛が邪魔駒になっています!
 22飛成と捨てれば同玉で何をやっているのかわかりません。
 ここは13歩と叩いて同角と取らせ、そこで22飛成と捨てるのが好手順です。

<7手目:22飛成>
宮家隆_短編№110_22飛成

 これは同玉と取る一手。
 そこであわてて23銀と打つと31玉と逃げられ、53角に42金と移動合で受けられるとギリギリ逃れています。23銀で34桂としてもや はり31玉と逃げられ、続きません。
 ここで妙手があります。31角のタダ捨てです。

<9手目:31角>
宮家隆_短編№110_31角

 31角を同金なら23銀の一手詰。
 同玉と取れば、43桂と内、42玉に53銀打までの詰み。

 実戦型に二度の邪魔駒消去を盛り込み、31角の妙手でまとめた好局。

【作意】22桂成、同玉、23飛、12玉、13歩、同角、22飛成、同玉、31角、同玉、
   43桂、42玉、53銀打まで13手詰


岡田 敏作 将棋世界 1986年1月(『万華鏡』第131番)
岡田敏_万華鏡№131

初形を一見して、33金を捨て42馬を働かせる筋が浮かびます。
すぐに23金では同歩で詰まないので、13歩と叩いて同玉と取らせてから23金と捨てるのが正しい手順です。

<3手目:23金>
岡田敏_万華鏡№131_23金

 同歩では25桂と打って早いので同玉と応じます。
 24金と打ち、12玉に13金と打ったばかりの金を捨てるのが気持ちの良い運びです。

<7手目:13金>
岡田敏_万華鏡№131_13金

 同玉に待望の25桂です。
 23玉と寄るのが最善ですが、33馬、12玉に24桂と打ち、21玉となったところで、33の馬が邪魔ですから43馬と捨てるのが決め手。
 同香と取らせて、33桂不成と跳ねれば詰み。
 桂馬二枚の清涼詰です。

 難しい変化や紛れはなく軽快な手順に終始します。解いて気持ちの良い一局です。

【作意】13歩、同玉、23金、同玉、24金、12玉、13金、同玉、25桂、23玉、
   33馬、12玉、24桂、21玉、43馬、同香、33桂不成まで17手詰

 『万華鏡』は1986年に将棋天国社から発行された岡田さんの5番目の作品集。一般図式100局、清涼図式45局、あぶり出し35局の合計180局が収録されています。


柏川悦夫作 近代将棋 1962年4月(『駒と人生』第85番)
柏川悦夫_人生№85

 41から52への脱出路が見えていますが、ちょっと詰み形が見えません。
 31飛から22龍のような手は53玉からどんどん逃げられます。
 重いようでも22飛とするしかなさそうです。
 41玉に31角成と捨てると視界が開けます。
 そこで21飛成としても42玉とされますので、23桂と打つと、41玉なら53桂、同銀、31桂成、同玉、21飛成、42玉、22龍でピッタリ詰むのですが、22玉と飛を抜かれると続きません。
 しかしこの局面で34角がいなければ34に桂を打てます。
 そうです34角が邪魔駒なのです。
 ではどうやって消すか?
 22飛と打って、41玉に23角成とします。
 52玉と逃げられそうですが、41馬と捨てる手がありました。

<5手目:41馬>
柏川悦夫_人生№85_41馬

 41馬に61玉とされても51角成とすれば、72玉に62飛成として大駒三枚の威力で詰みます。
 41馬は同玉と応じるしかありません。
 そこで31角成と捨てれば、学習済みの局面です。
 31同玉には、打ちにくいのですが23桂と打ちます。

<9手目:23桂>
柏川悦夫_人生№85_23桂

 41玉には53桂から駒が余って詰みます。この変化も気が利いています。
 22玉と飛を抜かれますが、今度は34桂と打てます。
 32玉とかわせば、31桂成と捌いて、同玉に22龍からの詰み。

 34角の邪魔駒消去を上部追い出しの変化や不利感のある23桂でオブラートに包んだ味わい深い一局です。

【作意】22飛、41玉、23角成、52玉、41馬、同玉、31角成、同玉、23桂、22玉、
   34桂、32玉、31桂成、同玉、22龍、41玉、42桂成まで17手詰

 今回は軽快な手順の実戦型作品などを集めてみました。
 「実戦に役立つ」10手台。指将棋派が詰将棋の面白さを感じられる「教材」に相応しい作品をお待ちしています。


創棋会の今後の予定
***【次回例会】*************************************************
[日時] 2018年2月18日(日)13時~
[場所] 関西将棋会館 4F多目的ルーム
   https://www.shogi.or.jp/about/base/kansai/[会費] 千円(学生無料)
[課題] ネット作品展「教材に使える10手台~実戦に役立つ詰将棋~」。
        投稿は→ blogsokikaitusin@gmail.com

***【次々回例会】**********************************************
[日時] 2018年4月15日(日)13時~
[場所] 関西将棋会館 4F和室(水無瀬)
[会費]  千円(学生無料)
[課題] 「ダブル不成
       投稿は→sokipara@yahoo.co.jp

  ※課題によって投稿先が異なりますのでご注意ください

***************************************************************
※当ブログのコメントは管理者承認制になっていますが、下記アドレスに直接ご意見をいただければ、必要に応じて、返信させていただくとともに、内容をブログに反映するようにいたします。
    blogsokikaitusin@gmail.com
以上
スポンサーサイト
コメント
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する