FC2ブログ

九州Gに行ってきました

<九州Gに行ってきました>
■九州G参加記
1月2814日(日)に開催された九州Gの会合にお邪魔させていただきました。
   ※1/20訂正
九州勤務の経験もあるのですが、九州Gの会合にはなぜか参加する機会がなく、今回初めての出席となりました。
 開催場所は博多市民センター。博多駅から歩いていきましたが20分もかからずに到着。
 隣は山王公園、梅や桜が咲いているときに来れば風情がありそうです。

<山王公園>
公園

<博多市民センター>
市民センター

 九州Gの会合も今回が60回とのこと。昭和の時代から続いているそうです。
 13時スタートということで会合が開かれている会議室にお邪魔すると、すでに酒井さん、八尋さん、坂田さん、古森さんが盤駒を広げておられます。
 しばらくすると倉掛さん、千々岩さん、小池さん、太田さん、少し遅れて石川さんが顔を出されました。
 私は初参加なので自己紹介しながら皆さんに創棋会のPRを行いました。
 九州Gでは課題作は各自がA3の図面用紙にマジックで手書きしてホワイトボードに貼り、それを参加者一同が解くという形式です。
 皆さんが解答に黙々と取り組んでいる様子は創棋会に似た感じ。
 また会場で課題作の創作を試みる方がいらっしゃるのもまったく同じで、詰将棋の会合は雰囲気に共通点があるものだと思いました。
 解答選手権が近づいているということで、今年の運営についても種々確認が行われていました。
 会合終了後は二次会。博多駅近くに移動して居酒屋へ。今日のお店は注文も料理が出てくるスピードも普通でした(笑)。
 九州Gの皆さん、お世話になりありがとうございました。

<集合写真>
集合写真


■創棋会の次回以降の課題
☆次回課題はネット作品展「教材に使える10手台~実戦に役立つ詰将棋~」。
 昨年に続いてネット作品展「教材に使える10手台」PartⅡを開催します。
 今回のテーマは「実戦に役立つ」ことです。
 実戦型、囲い図式、格言の応用、実戦に応用できる手筋など、表現は自由です。

・作品投稿は下記アドレスで受付。
  ※ blogsokikaitusin@gmail.com
  ※ ペンネーム投稿もOKですが、実名を記載してください。
  ※ 投稿締切は2月17日(土)。
・2月例会で作品展の主旨に合うものを選題の上、ブログ「創棋会通信+α」で2月下旬に一斉出題します。

☆4月例会の課題は「ダブル不成」(6月号作品展)。
 「ダブル」の解釈は自由です。双方不成、同じ駒を二度不成、同一地点に二種不成などさまざまな表現があると思います。


■「教材に使える10手台」PartⅡ
 昨年2月にネット作品展「教材に使える10手台」を開催しました。
 詰将棋との出会いは人それぞれですが、多くの人に詰将棋の楽しさ、面白さを伝えられるような教材が作れるといいのではないか、そういう想いから、この企画を考えました。
 そのときの条件は『教え易い、分かり易い、覚え易い』というものでしたが、今回は少し切り口を変えて、実戦派にも詰将棋の面白さを知ってもらうために、「詰将棋は実戦の役に立つ」ということを、作品を解いたり鑑賞したりすることによって感じ取っていただけないものかと考えました。
 「読みの力を鍛える」という目的だけで詰将棋に取り組むのは、ちょっともったいない感じがします。1・3・5手をたくさん解いて「詰み形を覚え」た方には、少し長めの手数にチャレンジしてもらい、そこで何か実戦に応用の利くものをつかみ取るとともに、詰将棋の面白さや楽しさを知ってもらう、そういう作品を集めたいと考えた次第です。

 それでは、管理人の好みで選んだ例題を紹介させていただきます。


桑原辰雄作 将棋世界1955年11月号(『妙義図式』第43番)
桑原辰雄№43

 きれいな実戦型です。盤面も9枚で、手をつけてみようと思う好形。
 どこから手をつけましょうか?
 22角では14玉と上がられて手がありません。
 24角が同歩なら22馬から32飛成、13玉、23金を見てよさそうな手ですが、24角に14玉で続きません。
 初手は22馬と捨てるのが好手です。

<初手:22馬>
桑原辰雄№43_22馬

 手がかりを無くすようで指しにくい妙手です。
 14玉なら24金、同歩、23角までですから、22同玉と応じるしかありません。
 ここで32飛成を急ぐと13玉から14玉という脱出が防げません。また31金がなければ角が打てるので32金と引く手もありそうですが、13玉とかわされると続きません。
 ここは俗手ですが21金と桂馬を取るのが継続手段です。13玉なら22角、14玉、26桂までと奪った桂で詰めます。12玉と寄っても13金と捨てれば同じ手で詰みます。
 やむなく21同玉と取ったところで、43角と打ちたくなりますが、軽く12玉とかわされると、次の手がありません。
 上部脱出を防ぐ13桂が常套手段です。

<5手目:13桂>
桑原辰雄№43_13桂

 同香と取ってくれれば、今度こそ43角と打ち、12玉には11金から31飛成で詰みます。
 取らずに12玉とかわしたときに22金が決め手。
 同玉なら31角から32飛成の筋がありますから13玉と上部脱出を図りますが、構わず23金と歩を取って同玉に41角と打てば詰形です。
 12玉には13歩とたたき、同玉と取らせて33飛成とすれば、12玉に23龍までの詰み。

 意表を突く22馬にはじまり、俗手の21金、逃げ道封じの13桂と、実戦的な手や詰将棋らしい手筋が盛り込まれた好局です。

【作意】22馬、同玉、21金、同玉、13桂、12玉、22金、13玉、23金、同玉、
   41角、12玉、13歩、同玉、33飛成、12玉、23龍まで17手詰


中田章道作 中日スポーツ1993年3月(『月下美人』桂香図式の部第11番)
中田章道_月下_桂香№11

 初形は小駒だけ。43の逃げ道が気になりますが、今のところ持駒に金があるので大丈夫です。
 4筋の配置が重いので捌きたいのですが、33銀成とカッコよく捨てるのは同玉、42角に32玉や22玉とされると続きません。
 この形は詰将棋に慣れた人なら、24桂・同歩・41角・22玉・23金という手順が浮かぶところでしょう。
 となると41金が邪魔だからこれを消します。
 31金と寄って22玉に32金と引きます。
 同玉と応じたところで24桂と捨てます。

<5手目:24桂>
中田章道_月下_桂香№11_24桂

 24桂を同歩と取れば41角から23金があるので同銀の一手。これで24の逃げ道もなくなりました。
 24桂は、同歩と取れば23に空間が出来、同銀なら逃路封鎖できるという、効果的な犠打でした。
 同銀には41角と打ち、22玉に31銀不成と捨てます。同玉に32金までの一手詰を狙っています。この角銀コンビの詰み筋も良く出てくるパターンです。
 同玉と取れないので33玉とかわしたところで32角成が決め手です。
 41角と捨てた角を二段活用するのは気持ちの良い手です。

<11手目:32角成>
中田章道_月下_桂香№11_32角成

 32角成は、同玉と取るしかなく、42歩成、33玉、32金までの詰みです。

 邪魔駒消去、逃路封鎖、角の二段活用と楽しめる作品でした。

【作意】31金、22玉、32金、同玉、24桂、同銀、41角、22玉、31銀不成、33玉、
    32角成、同玉、42歩成、33玉、32金まで15手詰

 中田章道七段は2004年に引退されましたが、現在も将棋世界で「実戦に役立つ5手7手詰」を連載中。
 詰将棋作家としての活動は早く、詰パラには1970年4月号に初入選。作品集に『駒の詩』(1983年将棋天国社発行)などがあります。


北原義治作 (『独楽の郷Ⅳ』第68番)
北原義治_郷Ⅳ№68

 実戦に現れそうな初形。62龍の王手に72金合としたところでしょうか。
 62龍が強力なので、74桂、同歩、73金としたくなります。しかし平凡に同桂と応じられると駒不足。
 他には手がなさそうですが、こういうときの常套手段があります。
 94桂、同歩とこじ開けて、93金と捨てるのです。

<3手目:93金>
北原義治_郷Ⅳ№68_93金

 玉桂香の三枚が利いている焦点にタダで捨てる93金はインパクト十分。
 同桂なら、今度こそ74桂から73金があります。
 同香なら92金が送りの手筋です。92同玉に72龍と金を取り、82合には84桂から詰みます。
 同玉と取るしかありませんが、85桂と拠点を築きます。84玉なら75金の一手詰ですから82玉と戻りますが、85に桂馬がいるので、今度は74桂と捨て同歩に73金と打ち込む俗手攻めが利きます。

<9手目:73金>
北原義治_郷Ⅳ№68_73金

 これは同桂と取るしかありませんが同桂成と出来ます。
 93玉と逃げても奪った桂を85に打てば84玉と逃げだす一手です。
 以下は、74成桂と歩を取って、同玉に75歩と打ち、84玉に64龍までの詰みです。

 93金の焦点捨て、73金からの俗手攻め、変化にも送りの手筋が出てくるなど、実戦に応用できそうな手が出てくる一局でした。

【作意】94桂、同歩、93金、同玉、85桂、82玉、74桂、同歩、73金、同桂、
   同桂成、93玉、85桂、84玉、74成桂、同玉、75歩、84玉、64龍まで19手詰


本田 勇作 将棋世界2004年5月(『現代詰将棋短編名作選』第284番)
本田 勇

 美濃囲いです。64角から74桂と打って81玉まで追い込んだ局面のようですね。
 金銀があれば簡単ですが、あいにく持駒は飛び道具ばかり。
 93桂、同香、83香、同銀、91飛、同玉、73角成という虫の良い手順が目につきますが、これは91飛に72玉で詰みません。
 初手は平凡に82香と打ちます。
 71玉と寄ったところで、72銀がなければ81飛と打てるのですが、83桂は同銀、81飛、72玉と逃げられます。
 どうやら63の逃げ道を塞いでおく必要がありそうです。
 63桂と捨てます。

<3手目:63桂>
本田 勇_63桂

 今度同銀なら81香成と捨て、同玉に83(82)飛と打換えれば簡単ですから同金と応じます。
 ここでちょっといい手が見えます。
 83桂、同銀としてから、53角成と捨てます。
 同金なら81飛、72玉、61飛成で詰み。同飛でも81飛、72玉に64桂が利いて同金、61飛成で詰みです。
 ところが53角成に72玉と立たれると詰まないのです。72玉に64桂としても同飛で続きません。
 63桂、同金のとき、すぐに53角成と捨てるのが妙手です。
同金なら、83桂と捨て、同銀に81飛から61飛成がありますから同飛が最善です。
それでも83桂と捨て、同銀、81飛、72玉のとき、64桂が決め手です。

<11手目:64桂>
本田 勇_64桂

 64桂は同金の一手。これで金の守りが消えましたから、61飛成と切り、同玉に62金までの詰です。

 53角成が素晴らしい一手ということはわかりましたが、3手目にいきなり捨てるとどうなるのでしょうか?
 それは、同飛、63桂、同飛とされて詰みません。
 手順前後を許さない63桂から53角成のコンビネーションは絶妙です。

 最後に『現代詰将棋短編名作選』の解説から引用させていただきます
 「詰将棋マニアでなくても手を付けて見たくなる初形というのは、大切な要素の一つ。本作のような作品が、普段詰将棋を楽しまない人にも広く知られる機会があれば、大変うれしい。」(廣瀬崇幹)

【作意】82香、71玉、63桂、同金、53角成、同飛、83桂、同銀、81飛、72玉、
   64桂、同金、61飛成、同玉、62金まで15手詰


 今回は初形や手順に実戦らしさの感じられる作品を集めてみました。
 「実戦に役立つ」10手台。指将棋派が詰将棋の面白さを感じられる「教材」に相応しい作品をお待ちしています。


■創棋会の今後の予定
***【次回例会】*************************************************
[日時] 2018年1月21日(日)13時~
[場所] 関西将棋会館 4F多目的ルーム
[課題] なし(皆さんの発表したいことがあればお願いします)
  ※終了後新年会開催!
  <日時>1月21日(日)18時~
  <場所>大和水産 福島店
     TEL:06-6458-8581
     大阪市福島区福島5-13-18 福島ビル 1F
      JR大阪環状線福島駅 徒歩1分
        *駅を出て南側、二本目の通り(マクドナルドがあります)を西に曲がって直ぐ。
     参考URL https://r.gnavi.co.jp/496uttxr0000/

   <会費>3千円(学生・女性千円)
     ★参加いただける方は、予約の都合もあるので、下記宛ご一報いただければ幸いです。
        blogsokikaitusin@gmail.com

***【次々回例会】**********************************************
[日時] 2017年2月18日(日)13時~
[場所] 関西将棋会館 4F多目的ルーム
   https://www.shogi.or.jp/about/base/kansai/
[会費] 千円(学生無料)
[課題] ネット作品展「教材に使える10手台~実戦に役立つ詰将棋~」。
        投稿は→ blogsokikaitusin@gmail.com

***【その次の例会と課題】********************************************
[日時] 2017年4月15日(日)13時~
[場所] 未定(将棋会館または公共施設)
[会費] 未定
[課題] 「ダブル不成」
        投稿は→ sokipara@yahoo.co.jp

   ※課題によって投稿先が異なりますのでご注意ください

***************************************************************
※当ブログのコメントは管理者承認制になっていますが、下記アドレスに直接ご意見をいただければ、必要に応じて、返信させていただくとともに、内容をブログに反映するようにいたします。
      blogsokikaitusin@gmail.com
以上
スポンサーサイト
コメント
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する