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もうすぐ例会~例会は12月17日です

<もうすぐ例会~例会は12月17日です~>

12月になりました。街の景色も年末モードです。
大阪市内もメインストリートに恒例のイルミネーションが点灯していました。
イルミネーション


■創棋会の次回課題は「繰り返しのある短編」
 創棋会の次回例会は12月17日です。
 開始は13時。
 会場は関西将棋会館の多目的ルームです。
 課題は「繰り返しを含む短編(17手以内)」です。
 例会で選考、3月号作品展に掲載の予定です。
 「繰り返し」についての定義はありません。
 これまで「駒の繰替え」「同種駒の打捨て」「同一地点への捨駒」「翻弄」「対称形で左右での捨駒の繰り返し」など、数々の好作を例題紹介で取り上げさせていただきましたが、「繰り返し」の表現はまだまだたくさんあると思います。
 自由な発想で「繰り返し」を表現して、どしどし好作を投稿いただきますようお願いします。
 なお創棋会作品展には、特に応募資格はありません。会合に参加したことがなくても結構です。幅広く投稿を受け付けています。
 投稿は→ sokipara@yahoo.co.jp

 それでは早速例題を紹介させていただきます。

北川明作 詰パラ1975年4月号(『蒲公英』第18番)
北川明197504

 44龍、49角、18桂の包囲網は強力です。心配なのは14の脱出口。
 ということで初手は14角と捨てて穴塞ぎ。
 同銀には27金と拠点を据えて、25玉に58角と合駒を訊きます。
 36に合するしかないのですが、頭に利く駒は同角、同龍に26から打って簡単な詰み。桂合も取って17桂まで。
 ということで最善は47角合です。

<6手目:47角合>
北川明197504_47角

 これは攻め方も同角と取るしかありません。
 同との局面で36角から清算するような手では切れてしまいます。
 角以外の駒が欲しいので、もう一度43角と合駒を請求します。
 今度も角合が最善ですから、34角合と応じます。

<10手目:34角合>
北川明197504_34角

 これも同角と取り同歩となった局面で、合駒を請求する手は無いのですが、詰将棋らしいいい手がありました。
 36角と捨てて、同龍に45龍と大駒の連続捨てです。
 35合は36金までですから、同龍の一手に26金までの詰み。

 角の王手に角合を繰り返し、最後は大駒の連続捨駒で締めくくる軽快作です。

【作意】14角、同銀、27金、25玉、58角47角合、同角、同と、43角34角合
    同角成、同歩、36角、同龍、45龍、同龍、26金まで17手詰


若島正作 京都民報1980年(『盤上のファンタジア』第20番)
若島正№20

 一見して26龍をどかせて25飛成としたい局面です。
 27桂と打てば、同龍の一手ですから、そこで48馬とすると、26合は25飛成まで、37合も同馬と取られて無効ですから16玉と逃げるしかありません。
 それには28桂と捨てて、同龍と取らせ、38馬と寄るのが好手順です。

<7手目:38馬>
若島正№20_38馬

 38馬には同龍も27合も25飛成までですから、15玉と綱渡りの受け。
 ここで調子に乗って37馬は16玉とされ、38馬、15玉で千日手です。
 ここは27桂と捨てて同龍と取らせてから37馬と捨てるのが好手順です。

<11手目:37馬>
若島正№20_37馬

 27桂と捨てた効果で、龍が取れるので16玉とは出来ません。
 同龍に25飛成までの詰みとなりました。

 桂を捨てながら接近するミニ馬鋸。とても楽しいミニ趣向作です

【作意】27桂同龍48馬、16玉、28桂同龍38馬、15玉、27桂同龍
   37馬同龍、25飛成まで13手詰


高坂研作 近代将棋1994年10月号(『蒲公英』第103番)
高坂研199410

 初手は銀を活用したいところですが、24銀左は34玉で大海脱出、24銀右は14玉、で打歩詰です。
 ここは黙って24歩と打ちます。
 33玉は42銀と飛車が取れますから13玉と寄って打歩詰で逃れようとします。
 じっと31馬と寄って22の合駒を訊きます。
 頭に利く駒は取って14に打てますから、角か桂。ここまではスラスラ進みます。
 角合なら、23歩成として、同玉に22桂成、同飛、32角と打つのが飛車を質にするうまい手で、同飛に24銀右、14玉、32馬で詰みます。
 最善は22桂合です。

<4手目:22桂合>
高坂研199410_22桂

 今度は同じ手は使えませんが、よく見ると打歩詰を打開できる舞台が整っているではありませんか。
 31馬がなければ14歩、同桂と進められます。
 そこで23歩成と打った歩を成捨て、同玉に32馬のタダ捨てが妙手。

<7手目:32馬>
高坂研199410_32馬

 32同玉なら42銀成がありますから同飛の一手。
 これで31馬を消去できました。
 もう一度24歩と打てば、33玉には42銀不成があるので、13玉と寄るしかありませんが、待望の14歩が打てます。
 同桂と取らせて、再度23歩成と成捨てれば、今度は14が塞がっているので、同玉に24銀右までの詰です。

 森田手筋を使った易しい打歩詰打開作です。
 32馬の好手はインパクトがありますが、何よりも24歩~23歩成という手が二回繰り返され、心地よいリズム感を生んでいます

【作意】24歩、13玉、31馬、22桂合23歩成、同玉、32馬、同飛、24歩、13玉、
   14歩、同桂、23歩成、同玉、24銀右まで15手詰


上田吉一作 詰パラ1987年9月号(『極光21』第82番)
上田吉一№82

 例題紹介の最後は龍の翻弄、中編作です。
 まず初手は61金と捨てます。
 41玉なら33桂と捨て同龍と取らせて51飛から清算して62角と打てば詰みます。
 61同玉にあわてて71歩成では龍の利きが強くて詰みません。いったん53桂と捨て同龍と二段目の守備を弱めます。
 そうしておけば71歩成を同玉なら、82飛と打ち61玉(81玉は73桂)、52角、51玉、71飛成、42玉、31龍、33玉、22龍、42玉、41角成といううまい手順で詰みますので、取らずに51玉とかわします。
 今度は61飛としても43と33の逃げ道を封じることは出来ません。
 まず33角で一つの逃げ道を塞ぎます。

<7手目:33角>
上田吉一№82_33角

 これは同龍の一手。
 続いて上部脱出を防ぐ香打。
 格言通り、遠くから打ってみましょう
 56香、53歩合、61飛、42玉、31飛成、43玉、55桂まで。駒余りで詰む?
 56香に53香合として55桂を消すのはどうか?それなら61飛、42玉のとき54桂と捨てる手があり、43玉なら55桂まで、同香も31飛成から54銀成で詰む。
 そうなると56香には55歩合と中合するのが好防。同香に53銀合が強防で、61飛から54桂には43玉と上がって凌いでいる(銀合以外は43玉に41飛成がある)。
 どうやら56香では詰まない。
 そこで発想を変えて55桂が打てるように54から香を打つのが正解。今度は何を合しても、61飛から55桂で詰む。
 唯一の受けが33地点を空ける53龍の移動合!

<10手目:53龍>
上田吉一№82_53龍

 53龍は取れば42から33に脱出されてしまいますから、52飛と押さえます。
 41玉となったところから気持ちの良い収束です。
 33桂と捨てて同龍と取らせます。これで33の逃げ道がなくなり54香の利きも通りました。
 打ったばかりの52飛が邪魔ですね。42飛成と捨てます。
 同玉なら52銀成から詰みますから、同龍と応じます。
 もう一度33桂と捨て、同龍と取らせて、52香成までの詰みです。

 移動中合を含む龍の翻弄に香の限定打を織り込んだ素晴らしい作品です。

【作意】61金、同玉、53桂、同龍、71歩成、51玉、33角、同龍54香、53龍
   52飛、41玉、33桂、同龍、42飛成、同龍、33桂、同龍、52香成まで19手詰


 例題は管理人の感性で「繰り返し」が表現されたと思われるもの選んでいます。
 今回はいかがでしたか。
 例会は来週17日です。皆さまからも、楽しい作品の投稿をお待ちしています。


***【次回例会】*************************************************
[日時] 2017年12月17日(日)13時~
[場所] 関西将棋会館 4F多目的ルーム
    https://www.shogi.or.jp/about/base/kansai/
[会費] 千円(学生無料)
[課題] 3月号掲載作品展「繰り返しを含む短編」。17手以内
        投稿は→ sokipara@yahoo.co.jp
        編集部に郵送いただいても結構です。

***【次々回例会】**********************************************
[日時] 2018年1月21日(日)13時~
[場所] 関西将棋会館 4F多目的ルーム
[課題] なし
※終了後新年会開催!
<日時>1月21日(日)18時~
<場所>大和水産 福島店
    TEL:06-6458-8581
    大阪市福島区福島5-13-18 福島ビル 1F
      JR大阪環状線福島駅 徒歩1分
    参考URL https://r.gnavi.co.jp/496uttxr0000/

<会費>3千円(学生・女性千円)
★参加いただける方は、予約の都合もあるので、下記宛ご一報いただければ幸いです。
   blogsokikaitusin@gmail.com


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※当ブログのコメントは管理者承認制になっていますが、下記アドレスに直接ご意見をいただければ、必要に応じて、返信させていただくとともに、内容をブログに反映するようにいたします。
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