【結果発表】ネット作品展「すらすら解ける20手台」PartⅡ<9回目>

【結果発表】<9回目>
    ネット作品展「すらすら解ける20手台」PartⅡ


 創棋会のネット作品展「すらすら解ける20手台」には、15名の方から解答をいただきました。
 解答いただいたのは次の方々です(敬称略)。皆様ありがとうございました。
   有吉弘敏、大西智之、奥鳥羽生、kisy、金少桂、小池正浩、則内誠一郎、竹中健一、
   占魚亭、中出慶一、中村雅哉、福原徹彦、三輪勝昭、安田恒雄、山下誠

 22問と言う大量出題にもかかわらず、多数の方に解答に取り組んでいただきましたこと、あらためて感謝申し上げます。
 「すらすら解けない!」というお叱りを受ける問題もあったようですが、楽しんでいただける作品も 多かったのではないかと思います。
   ※出題 → http://sokikaitusin.blog.fc2.com/blog-entry-126.html

それでは結果発表の第九回、山路大輔さんの作品です。

⑬ 山路大輔作
すらすら_13


【作意】
  12角成、同玉、24桂、21玉、22銀成、同角、31歩成、同角、13桂、同角、
  32桂成、11玉、23桂、12玉、24桂、同角、11桂成、13玉、12成桂、同玉、
  22成桂、13玉、23成桂まで23手詰

【正解】
  19手目→12成桂
  手数→23手

【評点】(Aは3点、Bは2点、Cは1点とし、誤無解を除いて集計)
  平均点:2.86、A:12、B:2、C:0、誤解:0、無解:1、無評価:0

【作者のことば】
 キーとなる一手、初手でも良いのですが、「19手目(12成桂)」としたいと思います。12桂成という手が出てくると思いきや、それは出てこず、代わりに12成桂が出るというわけです。
 即興で創りましたが、結構気に入っており、自分らしい一作に仕上がったと思います。


★看寿賞の連続受賞ですっかり有名作家となった山路さん。創棋会作品展は初登場。
 例会参加記も山路さんのブログにアップされていますので、そちらもご覧ください。
   → http://pathfindertume.blog.fc2.com/blog-entry-19.html
 さて本作は例会で頂戴した作品です。
 4×4のコンパクトな初形は解図欲をそそります。また持駒桂4枚からは桂の連打や打ち捨てが期待されます。
 一見して31銀を捌きたいところですが、いきなり22銀成では同角、31歩成、同角、32角成、11玉で詰みません。
 ここは12角成から24桂と打ち換えておくのが好手筋。24桂は取れないので21玉と引く一手ですが、ここで22銀成から31歩成とするのが好手順。続いて、同角に13桂と捨てるのが気持ちの良い手です。今度11玉なら23桂がありますので同角と取らせて13を塞ぎます。
 32桂成としたときに11玉と寄るのが最善。23桂と打たせて12玉と上がり、24桂捨、同角に11桂成と捌くのが好感触です。
以下13玉に12成桂と押し売りして収束です。


福原徹彦:持駒4桂を上手く活用した軽快作ですね。

★桂の打ち捨て、打った桂の多段活用と、4桂が活躍します。

山下誠:これは楽しい手順。四桂の威力で遂に2四角とさせることに成功。

★3手目の24桂は取ってくれませんが、15手目の24桂には同角と応じるしかなく、フィニッシュとなります。

安田恒雄:持駒桂4枚でスラスラ度は大です。何度も33とを動かしたくなってしまいました。

★43飛がよく利いています。33とは最後までにらみを利かしたまま。

Kisy:4×4で桂馬が4枚という、解きたくなる作品。4手目と10手目の局面を比べると突然2枚の駒が消え、さらに収束まで全て限定されていてすごいと思いました。

★23角、32歩、32銀が消えて24桂が登場。

奥鳥羽生:角を桂に打ち替え23にスペース確保。後は小駒の細かい手順でスラスラ度80点

★いかにも大事そうな23角を捨てるのが局面打開の鍵でした。

有吉弘敏:狭い玉で、すらすらの主旨に沿ってます。

★狭いところでよく手が続くものです。

金少桂:箱庭物でよく捌ける気持ち良い手順。すらすら度70点。

★打った駒の活用もあるので良く捌けたという印象が残ります。

三輪勝昭:よくあるパターンだが、23桂と打って11桂成と捨てる手が好い感じで、新作と言えそう。

★いつものことながら、打って捨てる手は好感度アップ。

則内誠一郎:角を翻弄する所が楽しくて良い。

★翻弄物は評価があがります。

占魚亭:凝り形を解しつつ、受方角を翻弄。心地よい手順でした。

★「こういう手が出るといいな」という手が出てくるのも解後感をアップしています。

中出慶一:持駒4桂趣向にやさしい手順で玉方角を4回動かすのは、「すらすら解ける・・・」+αを持った作品です。

★易しいけれども一本道ではなく、解いて楽しい作品です。

中村雅哉:解図意欲をそそる構図・持駒に、文句なしの易しさ。課題にここまでマッチする作品を作る手腕に脱帽。

★これを即興で創作された作者の力量に敬意を表します。

竹中健一:これはすらすら解けて良かったです!今回のテーマでは上位だと思いました!

★頂戴したのは好評ばかり。
 今回の作品展で、見事最高得点2.86を獲得されました!


☆結果発表へのご意見や感想などがあれば、下記宛にご一報ください。
 随時紹介させていただきますので、よろしくお願いします。
   blogsokikaitusin@gmail.com

***【次回例会】*************************************************
[日時] 2017年10月15日(日)13時~
[場所] 関西将棋会館 4F多目的ルーム
    https://www.shogi.or.jp/about/base/kansai/
[課題] 12月号掲載作品展「遠打や遠開き3回以上」。
      遠打のみ・遠開きのみ・両者の合計、いずれも可。29手以内
          投稿は→ sokipara@yahoo.co.jp
          編集部に郵送いただいても結構です。

***【次々回例会】**********************************************
[日時] 2017年12月17日(日)13時~
[場所] 関西将棋会館 4F多目的ルーム
[課題] 3月号掲載作品展「繰り返しを含む短編

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