もうすぐ全国大会

<もうすぐ全国大会>

■第33回全国大会
 全国大会は7月16日(日)です。開催まであと1週間です。
 今年は名古屋開催。大会関連情報は香龍会のHPで発信されています。
 アンケート協力の依頼も出ています。
  → http://blog.goo.ne.jp/tumesyougikaigou-kouryuukai
 「詰将棋おもちゃ箱」でも大会情報を見ることが出来ます。
  → http://toybox.tea-nifty.com/taikai/
 今年は前夜祭も行われます。7月号の「ちえのわ雑文集」(50P~)にも書かれていますが、講師の一人は鈴川さんです。
 また『短編名作選』や『解答選手権2017年鑑』などの新刊書も入手できます。
 創棋会も書籍コーナーに出品を計画しています。「漫陀楽」や「撫子」に加えて、「蝸牛Ⅱ」「残照」など残部僅少となった作品集などを出す予定です。

■ひふみん
 「ユリイカ」という誌や文学評論、思想などを取り扱う芸術雑誌があります。
 なんと7月号は「加藤一二三」特集!
 たまたま将棋世界の横に置いてあったのですが、そうでなければまず気がつかなかったでしょう。
 長年の加藤ファンとしては買う一手。
 本人だけでなく、羽生、佐藤、森内、先崎、糸谷ら錚々たる顔ぶれのインタビューや、将棋と縁遠い世界の方からも複数の寄稿があり、いかにも芸術誌らしい構成。
 残念ながらというか、当然というか、詰将棋の話はありませんが。
 ちなみにこの雑誌の書名は「Eureka」が由来とのことです。
 それにしても加藤一二三の各方面への露出は凄い。
 ひふみんが大棋士であることは間違いないが、ここまでの露出は藤井効果もあってのことでしょうね。

■創棋会の次回&次々回課題
「すらすら解ける20手台」PartⅡ
 創棋会では今年もネット作品展「すらすら解ける20手台」を開催します。
 「やさしい中編作」の発表の場を作るということについては、多くの方から好意的な反応をいただきました。
 ブログ掲載作は全解答者の短評を掲載する予定です。評点よりも、解答者の生の声を知りたいという方、ぜひとも投稿をお願いします。

・作品投稿は下記アドレスで受付。
  ※ blogsokikaitusin@gmail.com
  ※ 投稿図には、「作意」と「狙いの一手」を必ず記載。
  ※ ペンネーム投稿もOKですが、実名を記載してください。
  ※投稿締切は8月19日(土)。
・8月例会で作品展の主旨に合うものを選題の上、ブログ「創棋会通信+α」で8月下旬に一斉出題します。

☆12月号掲載作品展の課題
・「遠打や遠開き、3回以上」、遠打のみ・遠開きのみ・両者の合計、いずれも可。29手以内。
・10月例会で選題します。
  投稿は→ sokipara@yahoo.co.jp
   ※「すらすら解ける20手台」PartⅡの投稿先とは異なりますのでご注意ください。

 課題作の例題紹介、今回も「遠打」です。
 引き続き、飛角香 三種類の「遠打」を鑑賞してください。
 前回はやや長めの作品を紹介したので、今回は超短編作です。
 いずれも20世紀に発行された素晴らしいアンソロジーに収録された好作ばかりです。

まず第一局は飛車です。
安達康二作(詰パラ1968年9月、『夢の車輪』第48番、『続々七手詰傑作集』第89番)
安達康二作

 いかにも何かが出てきそうな初形。
 初手23桂成と捨てる手が、同玉と取れば22飛の一発なのでやってみたいところだが、15玉とかわされる。
 そこで59角と引いても84角がよく利いいていて48合で詰まない。
 それではと75飛と打っても同角と応じられ、51角成には42合で続かない。
 実は初手64飛と捨てておくのが巧い手です。
 15玉には14と切る手があるので、これは同香の一手です。
 それから23桂成と捨てます。
 15玉と逃げたとき、決め手が出ます。
 75飛の限定遠打!

<図:5手目75飛>
安達康二作75飛

 合駒すれば59角の一発です。75飛が84角の利きを封じています。
 やむなく同角と取れば、今度は51角成です。
 初手64飛の効果で75角の利きが止まっているので、これで詰み。
 当時詰パラでは創作勝抜戦という企画があり、安達氏は本作で見事4連勝。
 本作は村山隆治さんの「詰将棋をたのしむ本」(金園社、1978年発行)でも限定打の項で取り上げられています。

【作意】64飛、同香、23桂成、15玉、75飛、同角、51角成まで7手詰

 『続々七手詰傑作集』は1969年9月の発行。
 『七手詰傑作集』の発行が1961年夏、『続七手詰傑作集』は1966年春発行ですから、当時は随分マメに発行されていたようです。残念ながら四集目以降の発行はありません。
 安達さんは当時超短編で好作を連発されており、本集には8作が収録されています。ちなみに収録数トップは吉田健さんで13作!


続いて角の遠打です。
小西真人作(詰パラ1971年9月、『古今短編詰将棋名作選』第176番)
小西真人作

 平凡に43と と寄るのは、24玉、42角、33香合、同角成、同桂で桂が25に利いているので詰みません。
 32馬では44玉と上がられ58飛の守りが強くどうにもなりません。
 44の脱出を防いで66角とするのは、55合なら32馬と引いて詰むのですが、軽く24玉と上がられ続きません。
 ちょっと手が無さそうですが、素晴らしい好手がありました。
 88角の限定遠打です。

<図:初手 88角>
小西真人作88角

 なぜわざわざ58飛の利いているところに打つのでしょうか。
 同飛成なら32馬がありますから取れません。
 55合も32馬です。
 そうなると24玉と上がるしかありません。
 66角とどこが違うかというと、このとき79角と引けるのです。
 角を99、77、66、55のどこに打っても24玉で継続手がなかったのですが、唯一88の地点だけが79に活用できる場所だったのです。
 79角に68歩合や57歩合なら同角から25歩と打って簡単です。
 最善の受けは35桂合。これなら25に打つ手がありません。
 それでも同角と取り、36桂と捨ててから35銀と出るのは味が良く、詰上りの43馬も引き締まっています。
 遠角の構想をシンプルにまとめた好作です。

【作意】88角、24玉、79角、35桂合、同角、同歩、36桂、同歩、35銀、25玉、
  43馬まで11手詰

 『古今短編詰将棋名作選』は1977年2月発行。名作200番と補遺50局、合計250作の好局が収録されています。
 今回角さんが企画された『名作選』は収録400局!こちらも発刊が待ち遠しいですね。


最後は香です。
小林敏樹作(詰パラ1985年7月、『80年代ショート詰将棋ベスト200』第78番)
小林敏樹作

 32飛と打って41玉となった局面は、14角と32飛のバッテリーを活用すれば簡単に詰みそうです。
 しかし、33飛成も12飛成も14龍と取られてしまい、2枚銀の守備も強力で、続きません。
 初手絶妙の一手があります。
 39香の遠打です。66馬の利きにビシッと打ちます。

<図:初手 39香>
小林敏樹作39香

 38に合駒されたらどうなるのでしょうか?
 それには32飛、41玉に38飛成と開き王手すれば、14龍と取られても32龍と突っ込んで詰み。38以外、どこに合駒しても同じように詰みます。
 同馬と取らせれば33飛と打つことが出来ます。
 22玉と上がられたときに、13飛成と打ったばかりの飛車をスパッと捨てるのが気持ちの良い決め手。

【作意】39香、同馬、33飛、22玉、13飛成、同玉、23角成まで7手詰

 『80年代ショート詰将棋ベスト200』は詰将棋作家集団ACTの編集で1994年3月に発行された。小林さんは収録数最多の13作。


■45周年記念行事「記念懇親会」
・日時:8月20日(日)18時から
・場所:山内農場 福島駅前店
    〒553-0003 大阪府大阪市福島区福島5-14-12 プラザ2(2F)
    TEL:06-6454-5988
    JR環状線福島駅出てすぐ南側
・会費:3千円(学生・女性は千円)

・企画は検討中。良いアイデアがあれば、何なりとご一報ください。
・記念作品ということで 「45」にちなんだ作品を募集中 。あぶり出しや初形曲詰だけでなく幅広い表現の作品をお待ちしています。
なお作品は詰パラまたはブログで紹介させていただく予定です。
・出席できない方からもメッセージがあれば大歓迎!
・出席いただける方、予約の都合もありますので、事前にご一報いただければ幸いです。
・作品、メッセージ、出欠のご連絡は下記までお願いします。
blogsokikaitusin@gmail.com

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★次回例会
[日時] 2017年8月20(日)13時~
[場所] 関西将棋会館 4F多目的ルーム
[課題] ネット作品展「すらすら解ける20手台」PartⅡ
   投稿は→ blogsokikaitusin@gmail.com
★「45周年記念懇親会」
 例会終了後の開催となります。
   日時:8月20日(日)18:00から
   場所:山内農場 福島駅前店
      〒553-0003 大阪府大阪市福島区福島5-14-12 プラザ2(2F)
      TEL:06-6454-5988
      JR環状線福島駅出てすぐ南側
   会費:3千円(学生・女性は千円)
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★次々回例会
[日時] 2017年10月15日(日)13時~
[場所] 関西将棋会館 4F多目的ルーム
[課題] 12月号掲載作品展「遠打や遠開き3回以上」29手以内
     投稿は→ sokipara@yahoo.co.jp
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※当ブログのコメントは管理者承認制になっていますが、下記アドレスに直接ご意見をいただければ、必要に応じて、返信させていただくとともに、内容をブログに反映するようにいたします。
      blogsokikaitusin@gmail.com
以上
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