創棋会の次回課題など

<創棋会の次回課題など>
■あれこれ
・藤井聡太四段の活躍
 5月12日の王将戦予選で勝利して17連勝。凄いですね。
 藤井さんが活躍するたびに解答選手権のことをとりあげてもらえるのもありがたい。
 ただ藤井さんも詰将棋は一人の詰将棋愛好家として楽しみたいという気持ちがあると思うので、過熱取材は控えていただきたいという思いもある。

・3月のライオン
 4月22日から後編の公開が始まった。
 連休の混雑を避けて劇場に足を運んだが、結構な観客数。
 途中で詰パラが映像に!青い表紙で20〷年7月号だったように見えたが、もしかすると映画用の作り物だったかも。
 エンドロールも目を凝らしていると、「詰将棋パラダイス」と「叶 雅生」の文字が!!

・創棋会の45周年記念行事
 色々考えているところですが、現在決まっているのは懇親会の開催です。
 8月20日の例会終了後開催予定です。
 詳しい場所や時間が決まればあらためて案内しますので、参加をお考えの方はぜひともご一報ください。

■創棋会の次回課題
 さて創棋会の次回課題は「持駒込みの七対子図式」です。
 七種(飛角金銀桂香歩)各2枚と玉の初形15枚(成駒可)。双玉は不可です。
 6月例会(6/18)で選題を行い、詰パラ9月号に掲載の予定です。
 作品の投稿はこちらにお願いします。
  → sokipara@yahoo.co.jp

 さて例題紹介ですが、そのものズバリの作品が少ないということもあり、少しでも関連のありそうな切り口で紹介させていただきます。
 今回と次回は「対子図式」です。

 今回は古い話ですが1983年6月の創棋会の課題が「対子図式」でしたので、その中から三作を紹介します。
 前回紹介した宇佐見さんの作品もこのときの課題に投稿されたものです。詰パラ掲載は1983年8月でしたので、訂正させていただきます。
 ちなみにこのときの例会が第64回、参加者には柳田さん、飯尾さん、角さん、塩野入さん、柳原さんのお名前もあります。

 まず一作目は谷口均さんの作品です。

谷口均作(詰パラ1983年8月、『残照』第3番)
谷口均作対子1983

 使用駒が飛角金桂各2枚ずつの対子図式。盤面は僅か5枚で対象形というのも好印象。
 16角が有力そうですが48玉とされると馬と桂の守りが強く続きません。
 手のつけ方に迷うところですが、47角が巧打。
 49玉には39金、59玉、69飛の好手順があります。
 同馬と取らせて28飛と拠点をつくることに成功。
 47馬が質駒になっているので39玉と落ちますが、49金と捨て、同桂成に37龍が決め手です。

【作意】47角、同馬、28飛、39玉、49金、同桂成、37龍、同馬、29金まで9手

 『残照』は創棋会創立三十周年を記念して例会課題作を精選して編集されたもの。
 81局が収載され2002年に発刊されました。


 次の作品は岡田敏さんの作品です。

岡田敏作(詰パラ1983年8月、『詰の花束』第241番)
岡田敏作対子1983

 使用駒が飛角金銀歩各2枚ずつの対子図式。
 無条件で32玉と逃げられては捕まらない形なので初手14角はこの一手。
 22玉、23飛、32玉となったところで、13飛成に誘われるが21玉と落ちられると不思議なことに続きません。
 ここは24飛成と縦に移動して開き王手するのが正解。
 玉方は23に捨合いして抵抗します。
 金銀合は同角成、31玉、21飛以下簡単。
 桂合も同角成、31玉に43桂があります。
 歩合をされるとどうなるでしょうか。そのときは攻め方には巧い手があります。
 同角成、31玉に21飛と捨て、さらに12馬と捨てるのです。
 おっと打歩詰になりました。そうです。5手目は24飛成ではなく24飛不成としておくのです。
 そうすれば12玉に13歩と叩けるので25金を活用しての詰みとなります。
 自然な初形から打歩詰の局面が出てくるのはちょっと意外な軽作でした。

【作意】14角、22玉、23飛、32玉、24飛不成、23歩、同角成、31玉、21飛、同玉、
   12馬、同玉、13歩、同玉、14金、12玉、23飛成まで17手。


 最後の一局は藤井孝一さんの作品。

藤井孝一作(詰パラ1983年8月)
藤井孝一作対子1983

 使用駒が飛角金桂香歩各2枚ずつの対子図式。
 66角と34桂が22金に当たっているので、これを活かしたい。
 初手は拠点を築く35金。
 13玉は22角成で論外ですが、14玉も13飛!の強手があり同金に15飛とすれば作意同様に進めて早く詰みます。この13手を解答された方が若干名おられたそうです。
 15玉が最善だが、それでも13飛と捨てます。
 同金なら33角不成、14玉、25馬があるので、14合の一手。
 桂合は、同飛、同玉、26桂で簡単。
 金(銀)合は、同飛、同玉、25金、同香、15歩、同玉、26金(銀)以下早い。
 ということで香合に決まりますが、同飛、同玉に決め手の13飛が出ます。
 同金と取らせて、さらに15香と連続して捨てれば、最後の決め手が33角不成
 初形から打歩詰の局面が出るとは思わせないところは岡田さんの作品同様ベテランの腕でしょうか。

【作意】35金、15玉、13飛、14香、同飛成、同玉、13飛、同金、15香、同玉、
   33角不成、14玉、25馬、同香、15歩、23玉、22角成まで17手


 今回の課題「持駒込みの七対子図式」は作例が少ないということですので、作家の皆様には腕の見せどころではないでしょうか。

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★次回例会
[日時] 2017年6月18日(日)、13時~
[場所]  福島区民センター
   大阪市福島区吉野3‐17‐23
    千日前線野田阪神駅、阪神野田駅、JR東西線海老江駅から徒歩5分。
    JR環状線野田駅から徒歩8分
      https://www.osakacommunity.jp/fukusima/access.html
[課題] 「持駒込みの七対子図式
   七種(飛角金銀桂香歩)各2枚と玉の初形15枚(成駒可)
    ※双玉は不可。
  ・詰パラ9月号掲載予定。
  ・投稿先 → sokipara@yahoo.co.jp
  ・6月例会(6/18)で選題を行う予定。
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★次々回例会
[日時] 2017年8月20(日)13時~
[場所] 関西将棋会館 4F多目的ルーム
[課題] 昨年好評だったネット企画開催の予定。
※終了後「45周年記念懇親会」を開催します。
 開始時刻と場所についてはあらためて案内いたします。
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