【結果発表】ネット作品展「教材に使える10手台」<5回目>

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■【結果発表】ネット作品展「教材に使える10手台」<5回目>
 創棋会のネット作品展「教材に使える10手台」には、10名の方から解答をいただきました。
 解答いただいたのは次の方々です(敬称略)。皆様ありがとうございました。
    有吉弘敏、上谷直希、奥鳥羽生、河童生、金少桂、小池正浩、
    則内誠一郎、占魚亭、名無し名人、野曽原直之

 多数の方に解答に取り組んでいただきましたこと、あらためて感謝申し上げます。
 楽しんでいただける作品が揃っていたのではないかと思います。
 それでは今日も結果発表を行います。今回は⑨と⑩の2作です。

中出慶一作 中級者向 タイトル「打ち替え手筋を習熟して解答や創作に生かそう」
09_打ち換えを学ぶ

【作意】61香成、同玉、62香、51玉、63桂、41玉、14馬、23桂、同馬、同馬、
   51桂成、同玉、43桂、41玉、31とまで15手詰

【評点】百点満点の88点(平均点×100÷3で算出)
    *平均点:2.63、良:5、可:3、否:0
         良は3点、可は2点、否は1点とし、誤無解を除いて集計

作者のことば
 まず63香がなければ、63桂と追いかけることができるので、その61香成捨てから入り、同馬なら直ぐに63桂以下簡単ですので、同玉で応じますが、そこで62香の短打の1回目の打ち替えを実行します。同銀の変化も清算して簡単ですので、51玉の逃げに、63桂を打ち、23地点での合駒桂を入手して63桂から43桂への2回目の打ち替えを行って詰め上げます。この問題は、香と桂の打ち替え手筋ですが、覚え易い手筋ですので、その他の打ち替え手筋も含めて習熟して解答や創作で活用してください。

★自作解説ありがとうございました。
 63香を62香に、63桂を43桂にと、二度の打換えが登場。
 いずれも意味付けはシンプルが、リズムのある手順です。
 36馬が左右に働き、最後桂馬と刺し違えて消えるのも心地よい。

河童生
 2度の打ち替えだが、その意味付けは違います。
 この教材を解説する先生の姿が目に浮かぶ。

★教材片手に、黒板ではなく大盤をバックにしての解説でしょうか。

野曽原直之
 桂、香と打ち換え2回。

名無し名人
 地味だが明快な意味付けの打ち換えが2回。作者予想=三宅英治氏。

★「明快=わかりやすい」ということは教材の大きなポイント。

上谷直希
 タイトルが大きなヒントでした。リズム感があります。
 【作者予想】吉松智明さん

★教材にはタイトルも重要な要素。

有吉弘敏
 基本手筋として必要な教材と思います。

★基本を易しく(優しく)教えるのが「教材」ですね。

則内誠一郎
 練習の後に復習がある。まさに理想的な教材です。

★反復練習が大切。「教材」片手に繰り返し駒を動かしてください。

占魚亭
 打ち換える桂を合駒で出す所が上手い。

★36馬が左右に働きます。

金少桂
 打ち換え一点に特化した構成。打ち換えた効果もすぐに出るので非常にわかりやすい。

★シンプルな表現が「教材」にうってつけでした。

奥鳥羽生
 寄せて返して
 植田尚宏2号養成用

★植田さんは塚田賞受賞5回など昭和を代表する作家の一人。

植田尚宏作(近代将棋1969年12月、『古今短編詰将棋名作選』第161番)
植田尚宏

【作意】15歩、同玉、17飛、16銀、24角、26玉、35角、同金、16馬、36玉、
   25銀、同桂、26馬、同馬、46金まで15手詰

★17飛の限定打から銀合、角捨に最後は25銀から26馬のたたみこむような手順が爽快です。


中出慶一作 中級者向 タイトル「角2枚を捨てて質駒を入手する手順を研究しよう」
10_質駒の作り方

【作意】24桂、31玉、21銀成、同玉、13桂不成、31玉、21桂成、同玉、12角、31玉、
   43桂、同金、21角成、同玉、43角成、同香、32金まで17手詰。

【評点】百点満点の71点(平均点×100÷3で算出)
   *平均点:2.13、良:1、可:7、否:0
       良は3点、可は2点、否は1点とし、誤無解を除いて集計

作者のことば
 まず24桂と打ち据えて、後の詰上がり形を整えます。その後、12銀→13桂→12角と打ち替えを実行して、42金を質駒とする準備を整えます。
 43桂捨を実行すれば、52角で取れる位置に金を移動させることができたので、21角成から金を入手して清涼詰で詰上がります。
2枚角を犠牲にしての質駒奪取の分かり易しい手筋ですが、他の手段でも作図できることも研究してみましょう。


★自作解説ありがとうございました。
 12銀を12角に打換えるのは思いつく筋だが、一度13桂と戦力を補充するのが俗で気づきにくいところ。
 12角と据えれば43桂で質駒を作って一気の収束です。
 清涼詰が好感度アップ。

金少桂
 いかにも市販の詰将棋本にありそうな雰囲気。
 「ヒント:金を入手するには・・・」
 そしてこんな感じ↑のヒントが問題の下に書いてありそう。

河童生
 「質駒は? そして、それを取るには?」のお勉強。

★質駒のつくり方の教材でした。

有吉弘敏
 手順は悪くないのですが、単なる駒取りは教材としても避けたいところです。

★13桂を取るのはちょっと俗でしたか。

上谷直希
  収束は見えているが、焦らない。
  【作者予想】吉松智明さん

★収束が見えた貴方は中級者卒業です。

名無し名人
 何度も21に捨てる手順がリズミカル。作者予想=三宅英治氏。

則内誠一郎
 質駒入手よりも21への捨駒3枚が見所なのでは?

★繰り返しが良いリズム感を生み出しています。

占魚亭
 心地よいリフレイン。

★繰り返しのリズムが楽しさにつながるのではないでしょうか。

野曽原直之
 角2枚を捨てて清涼詰。

★解いてさわやかというのは「教材」に必要ですね。

奥鳥羽生
 積んで崩して
 吉田健2号養成用

★吉田流超短編は一世を風靡。
吉田健

吉田健作(近代将棋1968年12月、『古今短編詰将棋名作選第』148番)

【作意】74香、62玉、63歩、同玉、55桂、64玉、73香成、75玉、65金、同玉、
   64龍、同玉、63桂成まで13手詰

★吉田さんには珍しく入玉ではありません。龍の横利きを止める74香、55桂が打ちにくい味ですが、最後に二枚とも動くところがいいですね。

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★次回例会
[日時] 2017年6月18日(日)、4月16(日)13時~
[場所]  福島区民センター
   大阪市福島区吉野3‐17‐23
   千日前線野田阪神駅、阪神野田駅、JR東西線海老江駅から徒歩5分。
   JR環状線野田駅から徒歩8分
    https://www.osakacommunity.jp/fukusima/access.html
[課題] 「持駒込みの七対子図式」
  七種(飛角金銀桂香歩)各2枚と玉の初形15枚(成駒可)
   ※双玉は不可。
・詰パラ9月号掲載予定。
・投稿先 → sokipara@yahoo.co.jp
・6月例会(6/18)で選題を行う予定。
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