とり研に行ってきました。ネット作品展の解答は本日締切!
<とり研に行ってきました&ネット作品展の解答は本日締切!>
■ネット作品展「教材に使える10手台」 解答は本日締切
2月22日に一斉出題しました。
初心者向けから上級者向けまで、詰将棋の面白さや楽しさが伝わる作品が揃っています。
解答は本日締切です!
1問でも結構ですから解けた方は、解答をお願いします。
◇解答送り先: blogsokikaitusin@gmail.com
◇解答締切 : 3/20(月)
◇解答要領 : 解けた作品には作品展の主旨に見合った評価(「良・可・否」の三段階評価)と短評をお願いします。
※優秀解答者1名に呈賞
★図面は次のサイトから取り出すことができます。
http://firestorage.jp/download/dddefb791590baf9ebbe51759cdaa1aba3c6302a
パスワード 「kyouzai」です。
■とり研に行ってきました
Web Fairy Paradise(WFP)1月号で「教材に使えるフェアリー作品展」の作品募集がありましたが、その際に「フェアリー時々詰将棋」( http://fairypara.blog.fc2.com/ )で創棋会のネット作品展「教材に使える10手台」をPRいただきました。
それがご縁で「第3回とり研」に参加させていただきました。
例によって少し早めに最寄り駅に着いたので、ミニ観光。
市内をブラブラしただけですが、海が近いのに驚きました。
(日本海ではないのですが)

会場には13時過ぎに到着。事前の案内のおかげで迷わずに済みました。
会合は13時開始ということでしたが、すでに大勢の方が来場されていました。
早速創棋会のネット作品展への解答を皆さんにお願い。
すると上谷さんから「フェアリーの教材も揃ったので近々アップします。解答よろしく」とのこと。
席上、フェアリーのルールをいくつか教わったのですが、記憶は酒とともに去りぬ…。ごめんなさい。
参加された方は、次の面々(敬称略、順不同、名字のみ)。
上谷、山路、真島、小林、梶下、小池、久保、吉松。
次々と皆さんの新作が並べられ、センスあふれる作品の数々に圧倒されました。
多才な皆さんに脱帽です。
二次会は一時間ほど参加。
後ろ髪を引かれる思いで米子を発ちましたが、大変楽しい一日を過ごすことが出来ました。
お世話いただいたとり研メンバーの皆さん、参加メンバーの皆さんありがとうございました。
今度は創棋会にも遊びに来てください。

奥(左)から、久保、上谷、山路、真島の各氏

奥(右)から、梶下、小池、小林の各氏
■おかげさまでブログアクセス 一万回 突破
3月19日にブログ「創棋会通信+α」へのアクセスが一万回を突破しました。
多くの方にご覧いただき、あらためて感謝申し上げます。
ブログ開設は1年半前、2015年9月のことでした。
その年の全国大会は大阪開催。運営に携わった大会が無事終了し、祭りの後の余韻のなかで中断されていたブログの再開を思い立った次第です。
原稿掲載は今回が98回目。
更新は不定期ですが、作品展の結果発表を除けば、平均して一週間から十日に一度の更新をしてきた感じです。
最近はできるだけ週一回の更新を心掛けているのですが、滞ることもあり、そのときは「無理するよりも継続が大切」と自分に言い訳をしています。
この間、結構反響があったのはネット作品展「すらすら解ける20手台」の開催でした。
創棋会では年に4回詰パラ誌上で作品展を開催しているのですが、ネット上でも作品展をやってみようという話になり、それなら課題はやさしい中編にスポットを当てよう、きっと発表の場に困っている作品があるに違いないということで始めたものです。その結果、常連会員以外からも多くの作品投稿や解答をいただくことが出来、企画は大成功でした。
これからも情報発信に努めてまいります。
皆さまからのご意見もどんどんいただければと存じますので、引き続きブログ「創棋会通信+α」を愛読くださいますよう、よろしくお願いします。
■ 「3月のライオン」
「3月のライオン」が3/22から公開されます。
将棋連盟のHPにも紹介が出ています。
https://www.shogi.or.jp/column/2017/03/post_124.html
映画会社の方が書いたのかと思うくらい良く出来た紹介です(笑)。
予告編もあります。これを眺めるだけでも本番を見たくなります。
解答選手権が一段落したら是非とも劇場に足を運んでみたいと思います。
■ 打歩詰の作品紹介
2月下旬より打歩詰の過去の名作を紹介しています。
「将棋めいと」13号(1992年7月)から19号(1995年11月)まで連載されていた湯村光造さんの「歩詰手筋総まくり」という論考を参考にさせていただいています。
今回は山田修司さんの作品を取り上げます。
山田修司作
(近将1968年11月、塚田賞、『夢の華』第72番、『古今中編詰将棋名作選』第119番)

本作は二歩禁を利用して、後手の打歩詰誘致を回避しようとする構想作です。
なお本作はめいと17号(1994年12月)でも取り上げられています。
24から33への逃路があるので、まず44銀と捨て、同歩と取らせて53龍の横利きを通します。
44銀に24玉は25歩、同飛、同馬、同玉、26飛、15玉、55龍、35角合、同龍、同歩、51角と進めて、42や24に何を合しても、同角以下簡単です。
44同歩となったところで、36馬から25歩とすると同じように進んで26飛、15玉となります。
ここで55龍とすれば、45や35に金銀桂香を合するのは同龍と取って簡単。
角合も51角とカッコよく遠打すれば、今度は42・33・24に金銀桂香を合するしかなく、いずれも同角成として簡単。
しかし巧妙な受けがありました。44歩を45に突き捨てる(移動合)のです。
<失敗図 45歩>

同龍と取らせてから35角合とすれば、同龍、同歩、51角には42歩合と受けることできるのです。
今度は同角成としても、手に入るのは歩だけですから、打歩詰の局面になってしまい、続きません。
他に有力そうな手が見当たらないのですが、一連の好手があります。
まず45金と捨てます。
<図① 3手目 45金>

同玉は36馬まで。24玉も34金があり、同玉に26桂と跳んで簡単ですから、同歩と応じます。
55龍の手が無くなったので条件が悪くなったように見えますが、継続手段があります。
46金と捨てるのです。
<図② 5手目 46金>

24玉と引くのは25歩から清算して25玉に36金と寄れます。16玉と逃げても26金~27飛から58龍とすれば詰みます。
46同歩と取られて、初形から強力な金が二枚消えただけのようですが、今度は最初に読んだ紛れ筋が詰むのです。
36馬から25で清算して、26飛に16玉までは絶対の応酬です。
そこで55龍とすれば35角合の一手です。
これも同龍と切って捨て51角と遠打を放ちます。
<図③ 19手目 51角>

今度は失敗図以下の展開とは異なり、玉方は46に歩があるので二歩禁のため42に歩合が出来ません。
何を合しても同角成と取れば詰みます。
【作意】44銀、同歩、45金(図①)、同歩、46金(図②)、同歩、36馬、24玉、
25歩、同飛、同馬、同玉、26飛、15玉、55龍、35角合、同龍、同歩、
51角(図③)、42桂合、同角成、同馬、26桂まで23手詰
歩の突き捨てによる巧妙な逃れ順を事前に回避するのですが、それを金の二枚捨てという鮮やかな手段で実現した素晴らしい作品でした。
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★次回例会
[日時] 2017年4月16(日)13時~
[場所] 関西将棋会館 4F和室
[課題] 次回(6月号)企画展のため作品の一般募集は行いません。
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★偶数月の第三日曜日に例会を開催します。
6月は18日です。場所は大阪市福島区民センターになります。
毎回、何か課題作を持ち寄って楽しく過ごせるようにしたいと考えています。
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※当ブログのコメントは管理者承認制になっていますが、下記アドレスに直接ご意見をいただければ、必要に応じて、返信させていただくとともに、内容をブログに反映するようにいたします。
blogsokikaitusin@gmail.com
以上
■ネット作品展「教材に使える10手台」 解答は本日締切
2月22日に一斉出題しました。
初心者向けから上級者向けまで、詰将棋の面白さや楽しさが伝わる作品が揃っています。
解答は本日締切です!
1問でも結構ですから解けた方は、解答をお願いします。
◇解答送り先: blogsokikaitusin@gmail.com
◇解答締切 : 3/20(月)
◇解答要領 : 解けた作品には作品展の主旨に見合った評価(「良・可・否」の三段階評価)と短評をお願いします。
※優秀解答者1名に呈賞
★図面は次のサイトから取り出すことができます。
http://firestorage.jp/download/dddefb791590baf9ebbe51759cdaa1aba3c6302a
パスワード 「kyouzai」です。
■とり研に行ってきました
Web Fairy Paradise(WFP)1月号で「教材に使えるフェアリー作品展」の作品募集がありましたが、その際に「フェアリー時々詰将棋」( http://fairypara.blog.fc2.com/ )で創棋会のネット作品展「教材に使える10手台」をPRいただきました。
それがご縁で「第3回とり研」に参加させていただきました。
例によって少し早めに最寄り駅に着いたので、ミニ観光。
市内をブラブラしただけですが、海が近いのに驚きました。
(日本海ではないのですが)

会場には13時過ぎに到着。事前の案内のおかげで迷わずに済みました。
会合は13時開始ということでしたが、すでに大勢の方が来場されていました。
早速創棋会のネット作品展への解答を皆さんにお願い。
すると上谷さんから「フェアリーの教材も揃ったので近々アップします。解答よろしく」とのこと。
席上、フェアリーのルールをいくつか教わったのですが、記憶は酒とともに去りぬ…。ごめんなさい。
参加された方は、次の面々(敬称略、順不同、名字のみ)。
上谷、山路、真島、小林、梶下、小池、久保、吉松。
次々と皆さんの新作が並べられ、センスあふれる作品の数々に圧倒されました。
多才な皆さんに脱帽です。
二次会は一時間ほど参加。
後ろ髪を引かれる思いで米子を発ちましたが、大変楽しい一日を過ごすことが出来ました。
お世話いただいたとり研メンバーの皆さん、参加メンバーの皆さんありがとうございました。
今度は創棋会にも遊びに来てください。

奥(左)から、久保、上谷、山路、真島の各氏

奥(右)から、梶下、小池、小林の各氏
■おかげさまでブログアクセス 一万回 突破
3月19日にブログ「創棋会通信+α」へのアクセスが一万回を突破しました。
多くの方にご覧いただき、あらためて感謝申し上げます。
ブログ開設は1年半前、2015年9月のことでした。
その年の全国大会は大阪開催。運営に携わった大会が無事終了し、祭りの後の余韻のなかで中断されていたブログの再開を思い立った次第です。
原稿掲載は今回が98回目。
更新は不定期ですが、作品展の結果発表を除けば、平均して一週間から十日に一度の更新をしてきた感じです。
最近はできるだけ週一回の更新を心掛けているのですが、滞ることもあり、そのときは「無理するよりも継続が大切」と自分に言い訳をしています。
この間、結構反響があったのはネット作品展「すらすら解ける20手台」の開催でした。
創棋会では年に4回詰パラ誌上で作品展を開催しているのですが、ネット上でも作品展をやってみようという話になり、それなら課題はやさしい中編にスポットを当てよう、きっと発表の場に困っている作品があるに違いないということで始めたものです。その結果、常連会員以外からも多くの作品投稿や解答をいただくことが出来、企画は大成功でした。
これからも情報発信に努めてまいります。
皆さまからのご意見もどんどんいただければと存じますので、引き続きブログ「創棋会通信+α」を愛読くださいますよう、よろしくお願いします。
■ 「3月のライオン」
「3月のライオン」が3/22から公開されます。
将棋連盟のHPにも紹介が出ています。
https://www.shogi.or.jp/column/2017/03/post_124.html
映画会社の方が書いたのかと思うくらい良く出来た紹介です(笑)。
予告編もあります。これを眺めるだけでも本番を見たくなります。
解答選手権が一段落したら是非とも劇場に足を運んでみたいと思います。
■ 打歩詰の作品紹介
2月下旬より打歩詰の過去の名作を紹介しています。
「将棋めいと」13号(1992年7月)から19号(1995年11月)まで連載されていた湯村光造さんの「歩詰手筋総まくり」という論考を参考にさせていただいています。
今回は山田修司さんの作品を取り上げます。
山田修司作
(近将1968年11月、塚田賞、『夢の華』第72番、『古今中編詰将棋名作選』第119番)

本作は二歩禁を利用して、後手の打歩詰誘致を回避しようとする構想作です。
なお本作はめいと17号(1994年12月)でも取り上げられています。
24から33への逃路があるので、まず44銀と捨て、同歩と取らせて53龍の横利きを通します。
44銀に24玉は25歩、同飛、同馬、同玉、26飛、15玉、55龍、35角合、同龍、同歩、51角と進めて、42や24に何を合しても、同角以下簡単です。
44同歩となったところで、36馬から25歩とすると同じように進んで26飛、15玉となります。
ここで55龍とすれば、45や35に金銀桂香を合するのは同龍と取って簡単。
角合も51角とカッコよく遠打すれば、今度は42・33・24に金銀桂香を合するしかなく、いずれも同角成として簡単。
しかし巧妙な受けがありました。44歩を45に突き捨てる(移動合)のです。
<失敗図 45歩>

同龍と取らせてから35角合とすれば、同龍、同歩、51角には42歩合と受けることできるのです。
今度は同角成としても、手に入るのは歩だけですから、打歩詰の局面になってしまい、続きません。
他に有力そうな手が見当たらないのですが、一連の好手があります。
まず45金と捨てます。
<図① 3手目 45金>

同玉は36馬まで。24玉も34金があり、同玉に26桂と跳んで簡単ですから、同歩と応じます。
55龍の手が無くなったので条件が悪くなったように見えますが、継続手段があります。
46金と捨てるのです。
<図② 5手目 46金>

24玉と引くのは25歩から清算して25玉に36金と寄れます。16玉と逃げても26金~27飛から58龍とすれば詰みます。
46同歩と取られて、初形から強力な金が二枚消えただけのようですが、今度は最初に読んだ紛れ筋が詰むのです。
36馬から25で清算して、26飛に16玉までは絶対の応酬です。
そこで55龍とすれば35角合の一手です。
これも同龍と切って捨て51角と遠打を放ちます。
<図③ 19手目 51角>

今度は失敗図以下の展開とは異なり、玉方は46に歩があるので二歩禁のため42に歩合が出来ません。
何を合しても同角成と取れば詰みます。
【作意】44銀、同歩、45金(図①)、同歩、46金(図②)、同歩、36馬、24玉、
25歩、同飛、同馬、同玉、26飛、15玉、55龍、35角合、同龍、同歩、
51角(図③)、42桂合、同角成、同馬、26桂まで23手詰
歩の突き捨てによる巧妙な逃れ順を事前に回避するのですが、それを金の二枚捨てという鮮やかな手段で実現した素晴らしい作品でした。
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★次回例会
[日時] 2017年4月16(日)13時~
[場所] 関西将棋会館 4F和室
[課題] 次回(6月号)企画展のため作品の一般募集は行いません。
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★偶数月の第三日曜日に例会を開催します。
6月は18日です。場所は大阪市福島区民センターになります。
毎回、何か課題作を持ち寄って楽しく過ごせるようにしたいと考えています。
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blogsokikaitusin@gmail.com
以上
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