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【結果発表】ネット作品展「教材に使える10手台~大駒捨てのある作品~」<7回目>

【結果発表】ネット作品展「教材に使える10手台~大駒捨てのある作品~」<7回目>

◆桜
オンライン例会が開催された頃に撮ったものです。
 桜0419_№343


■【結果発表】ネット作品展「教材に使える10手台~大駒捨てのある作品~」<7回目
 創棋会のネット作品展「教材に使える詰将棋~大駒捨てのある作品~」には、17名の方から解答をいただきました。
 解答いただいたのは次の方々です(敬称略)。皆様ありがとうございました。
    嵐田保夫、有吉弘敏、片山智之、奥鳥羽生、白木大輔、則内誠一郎、占魚亭、
    竹中健一、津久井康雄、西村章、野曽原直之、原田豪、福原徹彦、松澤成俊、
    RINTARO、安田恒雄、山下誠
 多数の方に解答に取り組んでいただきましたこと、あらためて感謝申し上げます。
 大駒捨てを堪能できる作品が揃っていたので、楽しんでいただけたのではないかと思います。
 出題は2月19日。次のURLからご覧いただけます。
    http://sokikaitusin.blog.fc2.com/blog-entry-333.html

 それでは今日は7回目の結果発表です。

⑨ 則内誠一郎作
2020kyozai09.png

【作意】54桂、同飛、33龍、同玉、51角、同飛、42角、32玉、33金、21玉
    31角成、同玉、23桂不成、21玉、11歩成迄15手。

【評点】(Aは3点、Bは2点、Cは1点とし、誤無解を除いて集計)
平均点:2.38、A:6、B:10、C:0、誤解:0、無解:0、無評価:1
初回アップ時に評点の記載が漏れていました。大変失礼しました。 4/29 pm11時追記)

★今回は短評を交えながらの作品解説とまいります。

西村 章:作者曰く「龍は33に捨てるしか使い道がない。」 

★実戦なら31角から53飛を取りに行くところですが、さすがにそれでは詰みません。
 一目で33龍の筋が浮かんだ方は相当な実力者。
 しかしそれにはちょっと事前工作が必要です。
 まず54桂と打ち、同飛と取らせて飛車の横利きをずらしておく必要があります。
 54桂、同飛とすれば33龍が実現します。
 51玉と逃げる手が気になりますが、62角と打てば、同玉に73角で簡単です。
 33龍は同玉と取るしかないのですが、そこで気持ちの良い手筋がありました。

福原徹彦: 51角~42角が好手順。

竹中健一 :33玉形で51角~42角はよくある筋ですね。 

★33同玉には51角が狙いの一手。
 42合なら23金まで。22玉なら23金、また32玉なら33金で簡単。
 同飛の一手ですが、そこで42角が気持ちの良い連続捨て。
 同香は23金まで、同玉も43金までですから、32玉とかわします。

有吉弘敏: 42角に対して同Xの9手で纏めたほうが締まってよいと思う。

松澤成俊: 角の2連捨ては取って終わりたい

★実力者からは短くまとめる案が示されましたが、作意は32玉に33金と決め、21玉に31角成と打った角を捨てるのがさわやかな決め手。

野曽原直之: 42角はあとで捨てる。

★42角をもう一度活用するのがいい感じです。

津久井康雄:角の連打は筋ですが、そこからさらに一工夫していてうまいと思いました。

★取って終わらせず、打った角を捌く筋に持ち込んで、35桂にもう一働きさせたのが上手いまとめでした。

奥鳥羽生:中盤の角連打が一つの教材。収束の角桂置き換えがもう一つの教材。

★42角と23桂を入れ替えます。

山下誠:3三龍と捨てて例の連続角捨ての筋にもっていく。

★51角から42角の連続捨ては、古図式では待宵3番が有名。
待宵3

RINTARO:好手連発。収束まで緩みない。

★15手もかかったと思えないテンポの良さ。

安田恒雄:.左辺に逃がさない大駒の活用、連続角捨ての42角がピッタリの好手。

★左辺に駒を置かずに変化を処理したのが作者の腕。

占魚亭:これも定番の筋だけど、前半が気持ちいい流れ。

★龍捨てから連続角捨てに持ち込むのが好手順。

片山智之:初手の5四桂捨て、3手目の3三龍捨て、5手目の5一角捨て、
  そして7手目の4二角打ち。玉と飛を翻弄する手順は、まさにパズル。

★54桂で吊り上げた飛車を51角で呼び戻すのが良い味です。

白木大輔:楽しく解けました。

嵐田 保夫:将棋は飛車ではなく、角がポイントを地で行く有名手筋。

★24の脱出を許さない連続角捨ての巧技。

原田豪:短評:角も竜も消えて気持ちいいですね!

★最後は小駒だけの詰み。


■創棋会の今後の予定
***【次回例会】************************************************* 
★6/21に例会を開催するかどうか、検討中です。
 4月下旬の情報ですが、大阪市の区民センターは6月末まで自粛要請の対象となっています。
 連休明け前後には感染拡大防止に向けた方針も出されると思いますので、それを待って判断させていただければと存じます。
 開催時期、方法などは、決定次第、当ブログにてご案内させていただきますので、しばしお時間をいただきますこと、ご了承ください


[日時] 2020年6月21日(日)13時~
[場所]  大阪市港区民センター 楓 
  〒552-0007 大阪市港区弁天2-1-5
  アクセス → https://www.osakacommunity.jp/minato/access.html
  <最寄駅>地下鉄中央線・JR環状線「弁天町」徒歩7分
[会費]  無料

[課題] 詰パラ9月号作品展「すらすら解ける20手台」。
  今回は詰パラ誌上とネットでのコラボ開催です。
  6月中旬までに集まった作品で一次選考を行い、詰パラ掲載作品を決定。
  そこで選に洩れた作品や追加投稿作は、8月例会で選考し、ネット作品展に出題の予定です。

***【次々回例会】*********************************************** 
[日時] 2020年8月16日(日)13時~
[場所]  大阪市福島区民センター 302号(広い部屋です)
  〒553-0006 大阪市福島区吉野3-17-23
  アクセス → https://www.osakacommunity.jp/fukusima/access.html
  <最寄駅>阪神本線 野田駅・JR東西線 海老江駅・地下鉄千日前線 野田阪神から 徒歩数分
[会費] 無料
[課題]  ネット作品展「すらすら解ける20手台」。
  今回は詰パラ誌上とネットでのコラボ開催です。

****************************************************** 

★課題作の投稿などはこちらまで
  → blogsokikaitusin■gmail.com(■を@に変えてください)
以上
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【結果発表】ネット作品展「教材に使える10手台~大駒捨てのある作品~」<6回目>

【結果発表】ネット作品展「教材に使える10手台~大駒捨てのある作品~」<6回目>

★創棋会例会は開催中止
 4月19日開催予定の創棋会例会は新型肺炎の感染拡大を受け、残念ながら中止とさせていただきました。
 会合参加を楽しみにされていた方には大変申し訳ございませんでしたが、有志のご支援により「オンライン例会」を開催しました。
 当日は多くの方に参加いただき楽しんでいただけたのは何よりです。
 サポートいただいたメンバーの皆さまにはあらためて感謝申し上げます。
 「オンライン例会」の様子は『詰将棋の欠片』で紹介されていますので、是非ご一読ください。
   → http://hirotsume.blog.fc2.com/blog-entry-984.html

 創棋会の例会、こういう状況ですから、次回以降も開催は流動的です。
 随時このブログで情報を発信してまいりますので、引き続きよろしくお願いいたします。

■桜
 先々週はまだ桜も残っていました。
 散歩の途中で樹上を見上げて撮ったものです。
桜0411_№342

■【結果発表】ネット作品展「教材に使える10手台~大駒捨てのある作品~」<6回目>
 創棋会のネット作品展「教材に使える詰将棋~大駒捨てのある作品~」には、17名の方から解答をいただきました。
 解答いただいたのは次の方々です(敬称略)。皆様ありがとうございました。
   嵐田保夫、有吉弘敏、片山智之、奥鳥羽生、白木大輔、則内誠一郎、占魚亭、
   竹中健一、津久井康雄、西村章、野曽原直之、原田豪、福原徹彦、松澤成俊、
   RINTARO、安田恒雄、山下誠
 多数の方に解答に取り組んでいただきましたこと、あらためて感謝申し上げます。
 大駒捨てを堪能できる作品が揃っていたので、楽しんでいただけたのではないかと思います。
 出題は2月19日。次のURLからご覧いただけます。
    http://sokikaitusin.blog.fc2.com/blog-entry-333.html

それでは今日は6回目の結果発表です。

⑧ 西村 章作
2020kyozai08.png

【作意】34角、同歩、13銀、同玉、22銀打、23玉、32角、同玉、33銀打、同桂
   21銀生、23玉、32銀生、同玉、22金まで15手

【評点】(Aは3点、Bは2点、Cは1点とし、誤無解を除いて集計)
  平均点:2.44、A:7、B:9、C:0、誤解:0、無解:0、無評価:1

作者のことば
 何でこの簡単な問題が柿木には解けないのか今でも不思議です。

★右上隅4×5に収まった好形の実戦型作品。
 解いてみようという気にさせる初形は教材としてもうってつけ。
 また一見して34角が有力な筋と見えるところも親切設計です(笑)
 さて、初手は13銀がいかにも手筋風。
 同桂は22金まで、23玉も24銀成があります。
 しかしあっさり同玉と応じられると、そこで22銀打としても23玉となると43香がよく利いていて34からの脱出を阻止できません。
 やはり初手は34角と捨てて逃路を封鎖するのが正着です。
 34同歩とさせてから13銀と捨てれば、同玉、22銀打、23玉と自然に追って何となく詰み形が見えてきました。
 ここで11香を動かして、33に玉を呼べば11角からの詰みが見えた方は詰棋慣れした方。
 しかし13金では、同桂なら32角から33銀打で詰むのですが、同香と取られ33銀成にも同桂と応じられると詰みません。
 23玉には32角と捨てるのが好手。
 同玉の一手に、33銀打と捨て同桂と取らせて33を塞ぎます。
 そこで21銀不成から32銀不成と銀を捌くのが気持ちの良い決め手。
 派手な手はありませんが、気持ちの良い打ち捨ての連続に、最後は打った銀をきれいに捌いて、好感の持てる作品に仕上がっています。


山下誠:スッキリした実戦型初形。豊富な持駒を使ってきれいに詰め上げる

★惜しみなく持駒を捨てる気前良さ。

有吉弘敏: 教材に適切。

★角や銀の捨て方が学べます。

津久井康雄:実戦型の教材としても秀れていると思います。

★教材は形も大切ですね。

占魚亭:定番の筋。これは教材向き。

★一つ一つはよくある手順ですが、きれいにまとめられました。

原田豪:ドカンと34角。

★大駒捨ては豪快さが命。

片山智之:「歩頭への角捨て」から始まって、「焦点への捨駒」や「銀の二連続不成」など、大技、小技の数々。詰手筋の特盛!
 「歩頭への大駒捨て」は詰将棋ではよく見かけますが、初心者からしてみたら、度肝を抜かれる手に違いありません。

★歩頭の角捨てにインパクトを感じてくれれば、詰将棋を好きになってもらえるでしょう。

則内誠一郎:指運に任せて手筋で攻め続ける。

★捨てて、捨てて、また捨てて。

野曽原直之: 捨駒連発で収束も決まっている。

★筋の良い手が正解なので解後感も良いですね。

RINTARO:実戦形作品としては秀逸。逃げ道封鎖の大駒捨てが狙いと言われると疑問。
 45角が打てる形でやってほしかった。

★43香は変化にも備えた一石二鳥の配置なのですが、ちょっと味消しでしたか。

松澤成俊: 2五歩が惜しい

★25歩が無かったら4×4に収まるのですが、変化が詰みません。

嵐田 保夫:ディフェンダーを釣り出し裏を取って、ゴール前での切り返しはまさにお手本。

★収束の銀の捌きをうまく表現していただきました。

白木大輔:楽しく解けました。

奥鳥羽生:形としての教材。手順としては、11香を動かし33玉の形で11角を狙うものも多い。実は、最初にそちらにいってしまった。

★33玉に11角(13玉に31角)というのは実戦型では頻出の手筋ですね。

竹中健一:7手目の局面で迷いました。 

★11角の筋は唯一の紛れ?

福原徹彦: 11に角を打つことを考えてしまうと深みにはまる。

★11角は実力者も一瞬考えてしまう筋でした。

安田恒雄:.:角は34に捨てた後、11から打つと想定して進めたら、味の良い短打32だった。3×3の中で、易しいけれど気持ちの良い手順です。

★11角の筋は3手収束になりがちなので、本作のまとめは小気味よい手順でした。


■創棋会の今後の予定
***【次回例会】************************************************* 
★6/21に例会を開催するかどうか、検討中です。
 本日(4/26)時点の情報ですが、大阪市の区民センターは6月末まで自粛要請の対象となっています。
 連休明け前後には感染拡大防止に向けた方針も出されると思いますので、それを待って判断させていただければと存じます。
 開催時期、方法などは、決定次第、当ブログにてご案内させていただきますので、しばしお時間をいただきますこと、ご了承ください。

[日時] 2020年6月21日(日)13時~
[場所]  大阪市港区民センター 楓 
   〒552-0007 大阪市港区弁天2-1-5
     アクセス → https://www.osakacommunity.jp/minato/access.html
     <最寄駅>地下鉄中央線・JR環状線「弁天町」徒歩7分
[会費]  無料
[課題] 詰パラ9月号作品展「すらすら解ける20手台」。
今回は詰パラ誌上とネットでのコラボ開催です。
6月中旬までに集まった作品で一次選考を行い、詰パラ掲載作品を決定。
そこで選に洩れた作品や追加投稿作は、8月例会で選考し、ネット作品展に出題の予定です。

***【次々回例会】*********************************************** 
[日時] 2020年8月16日(日)13時~
[場所]  大阪市福島区民センター 302号(広い部屋です)
〒553-0006 大阪市福島区吉野3-17-23
アクセス → https://www.osakacommunity.jp/fukusima/access.html
<最寄駅>阪神本線 野田駅・JR東西線 海老江駅・地下鉄千日前線 野田阪神から 徒歩数分
[会費] 無料
[課題]  ネット作品展「すらすら解ける20手台」。
今回は詰パラ誌上とネットでのコラボ開催です。

****************************************************** 

★課題作の投稿などはこちらまで → blogsokikaitusin■gmail.com(■を@に変えてください)
以上

【結果発表】ネット作品展「教材に使える10手台~大駒捨てのある作品~」<5回目>

【結果発表】ネット作品展「教材に使える10手台~大駒捨てのある作品~」<5回目>

★創棋会例会は開催中止
 4月19日開催予定の創棋会例会は新型肺炎の感染拡大を受け、残念ながら中止とさせていただきます。
 会合参加を楽しみにされていた方には大変申し訳ございませんが、事情お汲み取りいただきますようお願いいたします。


■桜
 この原稿を書いている時点では在宅勤務。
 非常事態宣言が出される前日に通勤途上で見かけたしだれ桜です。
 通勤が懐かしく思える今日この頃です(笑)
桜0407

■【結果発表】ネット作品展「教材に使える10手台~大駒捨てのある作品~」<5回目
 創棋会のネット作品展「教材に使える詰将棋~大駒捨てのある作品~」には、17名の方から解答をいただきました。
 解答いただいたのは次の方々です(敬称略)。皆様ありがとうございました。
    嵐田保夫、有吉弘敏、片山智之、奥鳥羽生、白木大輔、則内誠一郎、占魚亭、
    竹中健一、津久井康雄、西村章、野曽原直之、原田豪、福原徹彦、松澤成俊、
    RINTARO、安田恒雄、山下誠
 多数の方に解答に取り組んでいただきましたこと、あらためて感謝申し上げます。
 大駒捨てを堪能できる作品が揃っていたので、楽しんでいただけたのではないかと思います。
 出題は2月19日。次のURLからご覧いただけます。
    http://sokikaitusin.blog.fc2.com/blog-entry-333.html

 それでは今日は5回目の結果発表です。
 2作紹介させていただきます。

⑥ 信行寺持光作
2020kyozai06.png

【作意】33桂、同玉、11飛、同玉、33馬、22銀合、23桂、12玉、21銀、同玉
   11飛、同銀、同桂成、31玉、32銀まで15手

【評点】(Aは3点、Bは2点、Cは1点とし、誤無解を除いて集計)
平均点:1.82、A:3、B:8、C:6、誤解:0、無解:0、無評価:0

【作者のことば】
 11への飛車捨て2発が狙いの作品です。

★盤面龍馬3枚の簡素図式。
 持駒は飛銀桂桂と結構あります。
 とりあえず41飛と打ってみたくなりますが、32玉で困ります。
 12銀にも32玉。
 上から押さえる筋は53龍の守りが強力でダメです。
 となると桂を打つしかありません。
 13桂には同馬があります。
 残るは33桂。
 今度は32玉なら23銀が打てます。31玉なら21飛。
 これは同龍と取る一手。
 51飛、31歩、12銀、32玉、52飛成、42歩と進めるのは、後が続きません。
 33同龍には11飛と捨てるのが好手。
 32玉なら41銀があります、また22玉なら12飛成、31玉、23桂で詰み。
 11飛は同玉と取るしかありません。
 そこで33馬と龍を取ります。33桂捨で龍を質駒にしておいた効果です。
 「33馬・11玉・持駒桂」という形は良く出てきます。
 持駒には飛車や銀もあってここまでくれば後は簡単です。
 22合には23桂と打てば、どこに逃げても11飛までですから斜め後ろに利く銀が最善。
 それでも23桂と打ち、12玉と逃げれば21銀で危険地帯に呼び戻します。
 21同玉のとき、11飛と打ちます。
 これは同銀と取るしかなく、同桂成、31玉に32銀までの詰み。
 簡素図式から、2度の飛車捨に限定銀合と、易しいながらも楽しめる一局。


占魚亭:飛車2枚を同地点に捨てる所がいい感じです。

★11飛二発という狙いが伝わり作者もにっこり。

原田豪 :準備段階の桂が大事。

津久井康雄:冒頭3手が浮かべば後はあっさり。

★質駒を作って誘い込む飛車捨てが好手順。

嵐田 保夫:引きつけてズドーン。

★33に龍を呼んで11飛と大きな一発を見舞います

野曽原直之: 序の3手が見えづらかった。

★やや実戦的な筋だったでしょうか。

福原徹彦:  龍を取る手が予想外だったので結構迷いました。

★俗手が盲点になることも。

西村 章: 簡素形は変化を読むのが大変ですね。 

★序盤は細かな変化はありますね。

有吉弘敏: 駒取2回と収束が・・。

★最後に捨駒でもあれば印象が変わるのですが。

則内誠一郎: 押し潰す攻め方の勉強になる。

★33馬の形が定番の寄せ。

片山智之:玉方の龍を質駒にするために、3三桂捨ての小技から、1一飛捨ての大技!
 質駒を作りながら攻めをつなぐ。この発想が実戦には必要ですから、本作は実戦派にお薦めの作品と言えましょう。

★実戦派の方も解いて楽しめる作品です。

RINTARO:大駒捨ては11飛ですか。21銀から11飛の収束はあまり見ないかもしれない。

★21銀の呼び戻しは参考になる手筋。

安田恒雄:大駒のみのスッキリ配置だが、33桂~11飛が見えるとどこかで見たことのあるような配置になる。

★初形はセールスポイントの一つです。

山下誠 :B 銀合が最善の粘りだが桂打から定番の寄せ。

★この収束形が見えた方には易しかったと思います。

白木大輔 :楽しく解けました。

竹中健一:教材というか素材として使えそうです。 

★素朴な表現?

松澤成俊 :これは既成手筋

★教材に使えればということで。

奥鳥羽生 :序が馬王手の準備としての一パターン(教材)。
 玉馬間銀(角)合~桂打ちの後半も教材だが、21銀捨てがおまけ。

★習いある手筋も教材としては必要ですね。


⑦ 片山 智之作
2020kyozai07.png

【作意】12香、同玉、22角成、同飛、23金、同飛、32龍、11玉、23桂、同馬
  12飛、同馬、21香成、同馬、23桂まで15手

【評点】(Aは3点、Bは2点、Cは1点とし、誤無解を除いて集計)
  平均点:2.47、A:9、B:7、C:1、誤解:0、無解:0、無評価:0

【作者のことば】
 素材は3手詰だったのですが、そこから逆算して、穴熊の実戦型にまとめました。
 私の憧れの短編作家は(故)桑原辰雄氏なのですが、本作は、①質駒を作りながら手を進めること、②大駒を力強く、豪快に叩き切ること、そして、③一間龍を駆使することなど、随所に、桑原氏の強い影響を見ることが出来ます。
 難解性という点では、桑原氏の作品に遠く及びませんが・・・。

★初形は風通しの良い穴熊。
 22角成と金をとる手が見えています。
 同玉なら23金から12で清算して32龍と引けば、22合に23桂成以下で詰むのですが、22同飛と応じられると詰みません。
 12香と先に捨てるのが好手。
 これなら同玉の一手です。
 そこで22角成と切ります。
 同玉なら、52龍と飛車を取って、32合に23金と打てば簡単。
 22角成は同飛と応じます。
 ここで一瞬手が止まりますが23金と捨てるのが好手。
 同馬と取られると玉が堅くなったように見えますが、構わず同香成と取り、同飛に32龍が一間龍の寄せ。22合は23桂成、11玉なら23桂不成で、いずれも詰みます。
 23金には同飛が最善。
 それでも32龍と一間龍の形にするのが好手順。
 13玉と逃げても、23桂成、14玉に16飛がピッタリです。
 32龍に22合は23桂成の数の攻めがありますから11玉とかわしますが、23桂不成と飛車を取れるのが23金捨ての効果。
 同馬に12飛と捨てるのが決め手。
 これも同馬の一手ですが、そこで21香成と桂を入手して同馬に23桂までの吊るし詰。
 初形は当り駒も多く歩無しが重く感じるところもありましたが、終わってみれば気持ち良く清涼詰。


竹中健一 :どうやっても詰みそうに見えたけど、意外としぶといんですね。

★当りになっている駒が多く、簡単そうに見えますが、初手と5手目がポイントでした。

福原徹彦: 攻めれば攻めるほど守りが固くなりそうな初形。
 駒取りはあるものの、奇麗に捌けて詰むので、解後感は良い。

★大昔の故・米長九段のジョークに「さわるとどんどんかたくなるのは何でしょう?」というのがありました。
 その答は「大山名人の王様」というもの。
 福原さんのコメントで思わず思い出してしまいました(笑)。

松澤成俊: 持駒歩なら簡単なのに意地が悪い(笑)

★歩なら12しか打つところはないのですが、それでは詰将棋的には弱いですね。

原田豪: 香をどこから打つのか。。。

嵐田 保夫 :初手が全て。なまじ持駒が香だけに離して打ちたくなる所。

★14香なら13歩合、同香、同馬で守りが堅くなってしまいます。

安田恒雄 :清涼詰も、3手目以降は駒取りが多くB評価にしたいが、初手馬に触らないようにする香の単打に価値あり。
 気付くまで時間を要してしびれた。

★12香には好評が集中。

有吉弘敏: 駒取3回と、大駒捨てが12飛だけではちょっと・・・。

★駒取りは作者自認。取った駒もきれいに消えるので、印象はまずまずでは?

西村 章 :初手12香が工夫の一手、後は駒取り3回の力強い手順が続きました。 

★駒取りを力強いと感じていただければ作者の狙いが伝わりました。

占魚亭 :きれいな捌き。3手目が肝。

★質駒の取り方にも工夫があります。

山下誠:初手が大事。2三金からは爽やかな手順。

★23金が飛車の横利きを無力化して質駒をつくる一石二鳥の好手。

則内誠一郎: 23金で質駒を作る所が巧い。

★駒取りの間だけに光る一手です。

RINTARO:7手目以降の手順は好みだが、大駒捨てが課題と言われるとどうだろう。
 飛車を歩のように使うのが狙いなのかな。

★香だけでなく飛も短く使います。

津久井康雄 :導入部の手順が指しづらかったです。

★単調さを逃れる手順の組み立ては参考になります。

野曽原直之:風変わりな感触。

★駒取りが良いアクセント?

奥鳥羽生: 香筋通し~香捨て・桂打ち作りの収束形が教材。21桂を置かないパターン(配置・持駒変更要)も多い。

★23桂打までの収束も習いある手筋。


■創棋会の今後の予定
****【次回例会】************************************************* 
★例会は開催中止とさせていただきます。
 昨今の新型肺炎の感染拡大状況を勘案しての苦衷の判断です。
 楽しみにして下さった方には申し訳ございません。

[日時] 2020年4月19日(日)13時~
[場所]  大阪市福島区民センター 302号(広い部屋です)
  〒553-0006 大阪市福島区吉野3-17-23
   アクセス → https://www.osakacommunity.jp/fukusima/access.html
    <最寄駅>阪神本線 野田駅・JR東西線 海老江駅・地下鉄千日前線 野田阪神から 徒歩数分
[会費] 無料

[課題]  「駒の軌跡」。駒が移動する軌跡をテーマにした作品の投稿をお待ちしています!

***【次々回例会】*********************************************** 
[日時] 2020年6月21日(日)13時~
[場所]  大阪市港区民センター 楓 
  〒552-0007 大阪市港区弁天2-1-5
  アクセス → https://www.osakacommunity.jp/minato/access.html
  <最寄駅>地下鉄中央線・JR環状線「弁天町」徒歩7分
[会費]  無料
[課題] 後日案内させていただきます。

****************************************************** 

★課題作の投稿などはこちらまで → blogsokikaitusin■gmail.com(■を@に変えてください)
以上

【結果発表】ネット作品展「教材に使える10手台~大駒捨てのある作品~」<4回目>

【結果発表】ネット作品展「教材に使える10手台~大駒捨てのある作品~」<4回目>
★創棋会例会は開催中止
 4月19日開催予定の創棋会例会は新型肺炎の感染拡大を受け、残念ながら中止とさせていただきます。
 会合参加を楽しみにされていた方には大変申し訳ございませんが、事情お汲み取りいただきますようお願いいたします。


■解答選手権
 初級一般戦については、今年はオンライン会場での競技が行われました。
 初級戦は600名以上、一般戦は300名以上の方が参加され大盛況。
 非常時ということでの臨時の処置ですが、多くの皆様に楽しんでいただけ、良い試みだったと思います。
 スタッフの皆さまお疲れ様でした。
   https://blog.goo.ne.jp/shogi-problem

■続・桜は満開
 ご近所の桜もそろそろ散り始めました。
桜0404_4

■【結果発表】ネット作品展「教材に使える10手台~大駒捨てのある作品~」<4回目>
 創棋会のネット作品展「教材に使える詰将棋~大駒捨てのある作品~」には、17名の方から解答をいただきました。
 解答いただいたのは次の方々です(敬称略)。皆様ありがとうございました。
    嵐田保夫、有吉弘敏、片山智之、奥鳥羽生、白木大輔、則内誠一郎、占魚亭、
    竹中健一、津久井康雄、西村章、野曽原直之、原田豪、福原徹彦、松澤成俊、
    RINTARO、安田恒雄、山下誠
 多数の方に解答に取り組んでいただきましたこと、あらためて感謝申し上げます。
 大駒捨てを堪能できる作品が揃っていたので、楽しんでいただけたのではないかと思います。
 出題は2月19日。次のURLからご覧いただけます。
   http://sokikaitusin.blog.fc2.com/blog-entry-333.html

 それでは今日は4回目の結果発表です。


⑤野曽原直之作
2020kyozai05.png

【作意】42角成、同銀、63銀、51玉、53龍、同銀、43桂、41玉、42歩、同玉
   51角、43玉、33角成迄13手。

【評点】(Aは3点、Bは2点、Cは1点とし、誤無解を除いて集計)
  平均点:2.53、A:8、B:7、C:0、誤解:0、無解:1、無評価:1

【作者のことば】
 5手目53龍が主眼の一手です。

★誰が見ても第一感は51角成。
 同玉の一手に53龍と回れば52合に桂打までの詰み。
 しかし53龍には52銀右と61の銀を移動合するのが好防。
 そこで63桂と打っても61玉とかわされます。62歩と打っても、同飛と応じられ、83角、72歩合と受けられると詰みません。
 52銀右に73角と捨てるのが筋のようですが、取ってはくれず、62歩と受けられ、63桂、61玉となっては続きません。
 51角成しかないと思い込むと初手で悩むことになります。
 正解は42角成です。
 23龍の利きは通りましたが、62玉とかわされても大丈夫なのでしょうか。
 それにはいくつか詰め方がありますが、作者の用意した手は73銀です。
 73同飛なら51角がありますし、71玉と逃げるのも93角、82合、同銀成、同飛、73龍で詰みます。
 もちろん42角成を同玉なら53で簡単。
 よって42角成には同銀が最善。
 63銀と玉頭に楔を打ち込んで51玉となったところが第二の難所。
 ここで目の覚めるような一手が出ます。
 53龍のタダ捨てです!

<5手目:53龍>
野曽原53龍

 51角成と捨てて53龍とする手で悩んだ後ですから、わざわざ銀の利きに捨てに行く53龍はインパクト十分。
 52合なら43桂があります。
 同銀と取る一手。
 この瞬間玉が広くなったように感じられるのも53龍を指しにくくしている要因です。
 しかし43桂と打てば収束は目前。
 41玉と寄ったときに軽く42歩と叩くのが好打。
 同飛は31香成まで、同銀も23角まで。
 42同玉と応じるしかありませんが、51角と打てば43玉に33角成までの詰み。
 53龍が印象に残る一局でした。


津久井康雄:51角成から読みたくなる。

★皆さん第一感が51角成だったようです。

原田豪:一目51角成だが…後の龍捨ても奇手ですね!

★51角成と見せて42角成というのが巧妙なイントロでした。

RINTARO:初手51に成りたくなる。53龍が狙いの1手ですね。

竹中健一:51角成から考えてはまりました。53龍が気持ち良い手ですね。 

★42角成が入ったので、53龍の印象がより強くなりました。

西村 章: 初手もそうですが5手目53龍もとても指しにくい手でした。 

★指しにくい手の連続ですが、煩雑な変化があるわけではないので、構成が光ります。

安田恒雄 :初手角捨ては一目として、53龍の他にもう一手好手が欲しい気がします。
  25との配置は玉方24歩でも良いのでは。

★42角成が一目とは素晴らしい眼力!
 25との配置については作者のお考えをお聞かせいただければ幸いです。

山下誠:5三龍が英断。これで桂が打てて玉が狭くなる。

★43桂が見えないと53龍は指せません。

福原徹彦: 初手51角成ではうまくいかない。43桂まで進めばあとは解きやすい。

★43桂で一気に解決です。

有吉弘敏: 初手は51角成もあり、見えにくい。ただ収束が緩む。

★3手収束になってしまったのが、ちょっぴり残念でした。

占魚亭:銀に大駒2枚喰わせる前半がいい味。

★銀の利きに大駒のタダ捨て2回。

則内誠一郎: 大駒捨てに気持ちよく騙された。

★解後感は悪くありません。

片山智之: 5手目に5三龍として、「一間龍」に持ち込んで・・・。気分最高!

★「一間龍」マニアの片山さんらしい感想。

奥鳥羽生: 桂打ち以降の手順が長中編の収束に出てくる一つの形(教材)。
  それを作るための龍捨てが短編としての強手。

★43桂からの詰み形、知っておいて損はないですね。

松澤成俊: いきなり難しくなってさすが創棋会!と思った(笑)
  あとの方で捨てる方が解後感が上がる

★明らかに最初の4問とは難易度が違いますね。

嵐田保夫 :5一角成では駄目で4二角成ならいいという意外性が良く、続く5三龍〜4三桂も華麗で一番印象的だった。

★本作の特長をきれいにまとめていただき、ありがとうございました。


■創棋会の今後の予定
***【次回例会】************************************************* 
★例会は開催中止とさせていただきます。
 昨今の新型肺炎の感染拡大状況を勘案しての苦衷の判断です。
 楽しみにして下さった方には申し訳ございません。

[日時] 2020年4月19日(日)13時~
[場所]  大阪市福島区民センター 302号(広い部屋です)
〒553-0006 大阪市福島区吉野3-17-23
アクセス → https://www.osakacommunity.jp/fukusima/access.html
<最寄駅>阪神本線 野田駅・JR東西線 海老江駅・地下鉄千日前線 野田阪神から 徒歩数分
[会費] 無料

[課題]  「駒の軌跡」。駒が移動する軌跡をテーマにした作品の投稿をお待ちしています!

***【次々回例会】*********************************************** 
[日時] 2020年6月21日(日)13時~
[場所]  大阪市港区民センター 楓 
  〒552-0007 大阪市港区弁天2-1-5
  アクセス → https://www.osakacommunity.jp/minato/access.html
  <最寄駅>地下鉄中央線・JR環状線「弁天町」徒歩7分
[会費]  無料
[課題] 後日案内させていただきます。

****************************************************** 

★課題作の投稿などはこちらまで → blogsokikaitusin■gmail.com(■を@に変えてください)
以上

【結果発表】ネット作品展「教材に使える10手台~大駒捨てのある作品~」<3回目>

【結果発表】ネット作品展「教材に使える10手台~大駒捨てのある作品~」<3回目>

★創棋会例会は開催中止
 4月19日開催予定の創棋会例会は新型肺炎の感染拡大を受け、残念ながら中止とさせていただきます。
 会合参加を楽しみにされていた方には大変申し訳ございませんが、事情お汲み取りいただきますようお願いいたします。


・桜満開
 ご近所できれいに咲いていました。
桜0404_3


■【結果発表】ネット作品展「教材に使える10手台~大駒捨てのある作品~」<3回目>
 創棋会のネット作品展「教材に使える詰将棋~大駒捨てのある作品~」には、17名の方から解答をいただきました。
解答いただいたのは次の方々です(敬称略)。皆様ありがとうございました。
    嵐田保夫、有吉弘敏、片山智之、奥鳥羽生、白木大輔、則内誠一郎、占魚亭、
    竹中健一、津久井康雄、西村章、野曽原直之、原田豪、福原徹彦、松澤成俊、
    RINTARO、安田恒雄、山下誠
 多数の方に解答に取り組んでいただきましたこと、あらためて感謝申し上げます。
 大駒捨てを堪能できる作品が揃っていたので、楽しんでいただけたのではないかと思います。
 出題は2月19日。次のURLからご覧いただけます。
    http://sokikaitusin.blog.fc2.com/blog-entry-333.html

 それでは今日は3回目の結果発表です。

④ 片山 智之作
2020kyozai04.png

【作意】24銀成、同玉、22龍、14玉、36角、同馬、44飛、15玉、14飛、同玉
   25金、同馬、13玉まで13手

【評点】(Aは3点、Bは2点、Cは1点とし、誤無解を除いて集計)
   平均点:2.06、A:3、B:12、C:2、誤解:0、無解:0、無評価:0

【作者のことば】
 飛にしても、角にしても、大きく捌いて、何もないところへ捨てるので、初心者にとってはかなり強烈なインパクトではないかと・・・。
 終形をコンパクトにまとめられた点も、気に入っています。 

★あちらこちらに抜け道が開いているように見えますが、18角の睨みが強力で、脱出の心配はなさそうです。
 持駒がないので盤上の駒を活用していきます。
 32龍と寄る手がありそうですが、それには33金合の強防で続きません。
 ここは筋良く24銀成と捨て、同玉に22龍と回ります。
 24銀成に同馬なら44飛と金を取って、同玉に54龍で簡単。
 22龍に34玉は23龍があるので、14玉と銀を取ります。
 ここで36角と睨みを利かせていた角を捨てます。
 同馬に44飛と金を取ります。
 15玉とかわせば、スパッと14飛と捨てます。
 同馬なら26金があるので同玉と応じますが、そこで25金が決め手。
 同馬と取らせて13龍まで清涼詰の気持ち良い詰上り。


嵐田保夫: 水の流れるようなと言えば聞こえはいいが所謂手なりで詰む将棋。
  だが、やはり綺麗に駒を捌いて最後二枚で仕止める清涼感はいい。

★難解な手は無く、すらすらと手が進みます。清涼詰がセールスポイント。

則内誠一郎: 捌きを楽しむ作品と言えそう。

★不動駒は12と1枚。よく捌けて爽快。

有吉弘敏:短編で駒取りは厳しい。

野曽原直之:金を取る手が気になる。

★短編では駒取りは避けたい…。まさにその通り。

西村 章:44飛で金を入手後すぐ14飛と捨てる感触がいいですね。 

★駒を取ったら返す刀ですぐ捨てる。これで幾分か「駒取り」が減殺されていると感じました。

白木大輔: 楽しく解けました。

占魚亭:洗練した収束。

★14飛、25金とたたみ込むような収束は気持ち良いですね。

松澤成俊:金を取るのに気がつけば簡単

★2手目同馬の変化にも44飛と金を取る手が出てきます。

安田恒雄:角、飛を消去して気持ちの良い清涼詰だが、大模様の初形から「馬を動かして48飛での金取り」の筋が想定通り。

★配置から作意を読み取るのは練達の技!

竹中健一:これはスラスラとけました。

RINTARO:こちらもスラスラ。大駒捨てに意外性がないのが残念。 

★予定調和もまた良しということで。

津久井康雄:大駒のダイナミックな動きが見どころですね。

★飛角の捌きをダイナミックと受け止められた方もいらっしゃいます。

山下誠:大駒を大きく使って気持ちよい手順。
★大駒捨てには魅力がありますね。

原田豪:46桂、同馬の逆算が入るような気もします。

★そう言われればそんな気もします。
 馬はどこに置けばよいのでしょうか?

福原徹彦: 馬を退路封鎖に使ってコンパクトな詰上りになる。

★惜しくもミニ煙にはなりませんでした。

奥鳥羽生: 飛捨てで玉呼び戻し・金捨てで退路封鎖から龍引きの収束形が教材。

★呼び戻しと退路封鎖が学べる教材でした。


■創棋会の今後の予定
***【次回例会】************************************************* 
★例会は開催中止とさせていただきます。
 昨今の新型肺炎の感染拡大状況を勘案しての苦衷の判断です。
 楽しみにして下さった方には申し訳ございません。


[日時] 2020年4月19日(日)13時~
[場所]  大阪市福島区民センター 302号(広い部屋です)
   〒553-0006 大阪市福島区吉野3-17-23
   アクセス → https://www.osakacommunity.jp/fukusima/access.html
   <最寄駅>阪神本線 野田駅・JR東西線 海老江駅・地下鉄千日前線 野田阪神から 徒歩数分
[会費] 無料

[課題]  「駒の軌跡」。駒が移動する軌跡をテーマにした作品の投稿をお待ちしています!

***【次々回例会】*********************************************** 
[日時] 2020年6月21日(日)13時~
[場所]  大阪市港区民センター 楓
  〒552-0007 大阪市港区弁天2-1-5
    アクセス → https://www.osakacommunity.jp/minato/access.html
    <最寄駅>地下鉄中央線・JR環状線「弁天町」徒歩7分
[会費]  無料
[課題] 後日案内させていただきます。

****************************************************** 

★課題作の投稿などはこちらまで → blogsokikaitusin■gmail.com(■を@に変えてください)
以上

詰パラ4月号到着

<詰パラ4月号到着>
★創棋会例会は開催中止
 4月19日開催予定の創棋会例会は新型肺炎の感染拡大を受け、残念ながら中止とさせていただきます。
 会合参加を楽しみにされていた方には大変申し訳ございませんが、事情お汲み取りいただきますようお願いいたします。

 新型肺炎の感染拡大のなか、満開の桜を楽しむ姿も見られました。
桜0404_2

■「教材に使える詰将棋」partⅣの結果発表中
 創棋会のネット作品展「教材に使える10手台~大駒捨てのある作品~」は2/19にブログで出題させていただきました。
    http://sokikaitusin.blog.fc2.com/blog-entry-333.html
 結果発表は3/28にスタートし、以下のURLからご覧いただけます。
  1回目 → http://sokikaitusin.blog.fc2.com/blog-entry-339.html
  2回目 → http://sokikaitusin.blog.fc2.com/blog-entry-340.html
 作者ならびに解答者の皆さまにはあらためて感謝申し上げます。

■詰パラ4月号到着
・表紙は藤井憲郎さん。2013年が初入選とは思えません。
 きっと「解けてうれしい」で沢山の作品を見せていただいたからでしょうね。
・詰将棋学校(12P~)。
 小学校:年度初めで忙しい…という予定だったのに…という方は、ぜひ詰将棋を!
   19番斉田さんはなつかしいお名前。
 中学校:初めての10手台挑戦が本校という方も多いでしょう。
   難解作や構想作へのチャレンジと解けたときの達成感は詰将棋の醍醐味ですよ!
  (広告:10手台登竜門には創棋会のネット作品展「教材」もよろしく)
 高校:コロナ騒ぎの終息が見えてきません。
   詰将棋を楽しむ日々が習慣として定着すれば幸いです。
 短大:残念ながら佐久会場も含めてほぼすべての会場で初級一般戦が中止。
   この日に向けて準備に取り組んでこられた方の無念は察するに余りあります。
 大学:新学期のスタートが遅れるところもあるようです。
   自宅で学習という方もいらっしゃると思いますが、気分転換には詰将棋をどうぞ。
 大院:略記は正しく。当然のことなんですが…。
   一方で、判別可能な誤記などは救済という優しい処置。
・内藤國雄の小ルーム(18P~)。タダで取れる駒を取らずに…というのは取らず手筋の妙手順。
・詰四会作品展(20P)。この選題の言葉、どういう作品が集まったのか、興味津々。
・九州G作品展(21P)。「大駒の合駒」。小学校担当の田川さんの初入選作は意欲作。
・全詰連の頁(22P)。チャンピオン戦中止のお知らせと書籍部からのご案内。
  「無双」は初版完売で増刷とのこと、谷川さん効果?
・半期賞(23P~)。受賞者の皆さんおめでとうございます!
  中学の青木さん、短大の藤井規之さんは初受賞。
・持駒のある風景(30P~)。コロナの話。原稿執筆当時は北海道に非常事態宣言で大変だったと思います。
  石川和彦さんの「詰将棋の道3」。金無双だけで作品集をまとめられるというのはすごい力量で、しかも相当短期間で纏められたと思われるので、あらためて感服。
・おもちゃ箱だより(32P~)。年賀詰。今年は創棋会の新年例会でも鑑賞。あらためて上位作に敬意を表します。
  創棋会からは則内さんの作品が上位入賞。本ブログで紹介しています。
   出題 → http://sokikaitusin.blog.fc2.com/blog-entry-325.html
   解説 → http://sokikaitusin.blog.fc2.com/blog-entry-326.html
・ちえのわ雑文集(34P~)。管理人の鈴川さんによる「詰将棋のビジネスモデル」。
  名古屋の全国大会前夜祭でも似た話をお聞きしたような記憶があります(いささか曖昧ですが)。
  ディズニーのキャラクターのように、絵になる初形や詰め上がりをTシャツにプリントされたり、自作の好形作をTwitterのアイコンに使うようなイメージで、解かなくても価値ある作品が広く使われ、その権利が認められるというのは面白いかも。
・詰将棋の眺め方(38P~)。伊藤正さんによる内田昭氏の「不規則な銀の繰り返し」。
  50年近く前の好作が、名解説で蘇る! 毎号目の離せないコーナーです。
・会合案合(46P~)。今月号で開催予告されている、4/12香龍会、5/3詰備会、4/19創棋会はいずれも開催中止。
  残念ですがこのような状況では中止の判断もやむをえません。
  こういうときこそ会合で楽しく集えればと思ったのですが、残念!
  しかし創棋会の課題作「駒の軌跡」は皆さまの投稿を元に選考を進めてまいりますので、奮ってご投稿ください。
・結果稿(47P~)。注目すべきは短大(64P)。作品のことではなく担当業務にかかる時間の短さ!
  できればその段取り術も公開いただきたい。


■創棋会の次回課題は「駒の軌跡」です
 創棋会の次回課題は「駒の軌跡」です。
 詰パラ6月号作品展への出題作となります。
 駒が移動する軌跡をテーマにした作品の投稿をお待ちしています。
 駒の移動といっても表現はさまざまです。
 回転もあれば鋸のようなもの、水平移動に垂直移動、振子のような往復移動もそうですね。
 表現の面白さに笑みがこぼれる、手順を並べて楽しめる、そんな作品が多いのではないかと思います。
 作家の皆さんの腕の見せ所ではないでしょうか?
 創意溢れる作品の投稿をお待ちしています。
 投稿はこちらまで → blogsokikaitusin■gmail.com(■を@に変えてください)

◇例題紹介
 それでは例題紹介です。
 いつものことですが、管理人の好みで「これはいいな」と思った作品を紹介させていただきます。
 今回は角の動きを楽しんでいただける作品です。


本郷昌幸作 詰パラ1977年4月号(「現代詰将棋中編名作選」第3番)
本郷作_現中3

 33銀を取らせるわけにはいかないので、重いようでも44金と打ちます。
 同龍なら同銀成、24玉に35角と捨てて簡単。
 25玉とかわされたところで26角を動かして開き王手したいのですが、15角では27龍と香を抜かれてしまいます。
 37角引と左に引くのが正解。
 26に捨合するのは、同香から27桂があって受けになってないので、35玉と寄ります。
 それには46銀と打って穴を塞いでおくのが好手筋。
 同龍と取らせて、26角と出ます。
 25玉に、今度は15角が利きました。
 35玉には26角行と48の角を出ます。
 25玉と寄られてみると、角を動かしているだけで、なかなか筋が見えてきません。
 2枚の角も窮屈です。
 ここで、狙いの手順が飛び出します。
 59角と最遠移動!

<1図:13手目 59角>
本郷作_現中3_59角

 59角には35玉と寄るしかありません。
 今度は、26角引と15の角で王手。
 25玉とかわしたとき48角引とするのが一連の構想。
 35玉と寄ったときに、角を使うのは千日手模様。
 47桂が、46銀で蓋をしたところを開けに行くような味の良い手です。

<2図:19手目 47桂>
本郷作_現中3_47桂

 同龍と取らせて、68角と捨てるのが狙いすました一手。
 同とには、57角と連続捨てが決め手。
 同龍と取らせて45金までの詰み。

 初形の48角を59に、26角を48に移動させ、鮮やかな収束を実現させるのですが、駒の入替パズルのような手順がとても楽しめる一作です。

【詰手順】44金、25玉、37角引、35玉、46銀、同龍、26角、25玉、
  15角、35玉、26角行、25玉、59角(1図)、35玉、26角引、25玉、
  48角引、35玉、47桂(2図)、同龍、68角、同と、57角、同龍、45金まで25手詰


堀田雅裕作 将棋ジャーナル1984年11月号 改良図
(ジャーナル賞「現代詰将棋中編名作選」第58番)
堀田作_現中58

 玉を守るのは銀一枚。攻め方は大駒三枚と銀で包囲。
 すぐに詰みそうな形ですが、77龍などとやるのは99玉、79龍、89銀合と抵抗されて詰みません。
 77角と捌くのが正解。
 しかし79玉と潜られると、7段目の角と銀が龍の活用には邪魔です。
 そこで68角、88玉、79角と、もったいないようですが角を捌いて身軽にすれば、同玉に77龍と待望の龍の活用が図れました。
 89玉と寄ったところで78銀としたくなりますが、99玉でどうにもなりません。
 99玉を防いで78角とすれば、今度は79玉と逃げます。
 それには96角が好手。

<3図:11手目 96角>
堀田作_現中58_96角

 7段目の角を6段目にうごかしたことで、89玉に78銀とできます。
 98玉や99玉は龍を使っての詰みがあるので、もう一度79玉と逃げます。
 87銀の開き王手なら69玉で捕まりませんし、67銀は元の局面に戻ってしまいます。
 79玉にはあっさりと89銀が好手。
 これは同玉と取るしかなく、そこで78角と捌くのが味の良い一手。
 9筋には逃げられないので79玉ですが、そこでひらりと67角の開き王手が決め手です。

<4図:19手目 67角>
堀田作_現中58_67角

 角が67に動けば89玉とはできませんから69玉とするしかありませんが、78龍、59玉、58龍までの詰み。
 最初は必要だった67の銀が途中で邪魔駒になっていたのです。
 序盤で59の角を77→68→79と捌き、後半は67銀の消去を織り込みながら、87の角を78→96→78→67と動かして、局面を微妙に変化させながら詰みに至るという、角のパズルチックな動きが何とも言えません。

【詰手順】77角、79玉、68角、88玉、79角、同玉、77龍、89玉、
  78角、79玉、96角(3図)、89玉、78銀、79玉、89銀、同玉、
  78角、79玉、67角(4図)、69玉、78龍、59玉、58龍まで23手詰


金子義隆作 詰パラ2011年9月(「現代詰将棋中編名作選」第237番、「撫子」第32番)
金子義隆作_現中237

 持駒は豊富ですが、48玉と潜り込まれても大丈夫なのかという形。
 26銀や28金のような手は48玉でダメそうです。
 俗手ですが38銀と歩を取るのが正着。
 48玉には37銀と立ちます。
 同玉は47金打で簡単だし、49玉も48金で容易。
 まず57玉から調べましょう。
 これには47飛と打ち、66玉に55銀と引いて、75玉に64銀と打つと意外に狭く、84玉なら877飛と回って85合に75金打から詰みます。64銀に86玉なら76金と捨て同玉に75金と打って詰み。
 59玉が難物ですが、58飛と と金を取り同玉に88飛と打ちます。68歩合なら48金でも47銀でも持駒が豊富なので詰み。78歩合には47銀、67玉、58金、76玉、77歩、75玉、65金、同玉、55金という筋で詰みます。
 (58飛と取る前に89飛と打ち69銀合に58飛、同玉、47銀という順でも詰みます)
 38銀に48玉は詰むことがわかったので、同角と取る一手です。
 手順を追うとわかるのですが、38同角不成と応じます。
 18飛の横利きを通さないと安心して攻められないので47金打とします。
 これも同角不成と応じます。

<5図:4手目 47同角不成>
金子義隆作_現中237_47角

 ここまでくると何となく先が見えてきます。
 続いて36金打とします。
 これにも同角不成。
 そこでちょっと破調ですが、17飛打として合駒を訊きます。
 すぐに27飛と捨てたくなるのですがそれでは一歩足りなくなるので合駒を稼ごうという手です。
 27桂合は36金と取り、同玉なら25角、同玉、27飛、26歩、16銀で詰み。
 36金に47玉も27飛、37金(歩は59桂~48金~25銀~36角)、59桂、同と(36玉は25角)、37金、同桂成、48金、46玉、73角で詰み。
 27歩合が最善の受け。これなら先の変化の59桂がないので、同飛と取るしかないのですが、それには同角不成とします。

<6図:10手目 27同角不成>
金子義隆作_現中237_27角

 27角不成となって見事に角の一回転!
 ここからが収束ですが、47金打、26玉、15銀と平凡に追います。
 25玉となったところで局面を見ると打歩詰。
 27角が馬なら26歩と打って簡単ですがそうはいきません。
 角の一回転が不成だったのは、打歩詰に誘導するためだったのです。
 25玉には先ほど打った金を36金上と捨てます。
 これにも当然、同角不成です。
 もう一枚の金を35金と捨てるのが好手。
 これは同角と取るしかなく、26歩、同角と打歩詰が打開できました。
 14銀として24玉に25歩、同角ともう一度角を動かして、13銀不成までの詰み。

 角の一回転に36、25への翻弄も加わって楽しさ倍増の一作。

【詰手順】38銀、同角不成、47金打、同角不成(3図)、36金打、同角不成
  17飛打、27歩、同飛、同角不成(3図)、47金打、26玉、15銀、25玉、
  36金上、同角不成、35金、同角、26歩、同角、14銀、24玉、
  25歩、同角、13銀不成まで25手詰


■創棋会の今後の予定
***【次回例会】************************************************* 
★例会は開催中止とさせていただきます。
 昨今の新型肺炎の感染拡大状況を勘案しての苦衷の判断です。
 楽しみにして下さった方には申し訳ございません。

[日時] 2020年4月19日(日)13時~
[場所]  大阪市福島区民センター 302号(広い部屋です)
〒553-0006 大阪市福島区吉野3-17-23
アクセス → https://www.osakacommunity.jp/fukusima/access.html
<最寄駅>阪神本線 野田駅・JR東西線 海老江駅・地下鉄千日前線 野田阪神から 徒歩数分
[会費] 無料
[課題]  「駒の軌跡」。駒が移動する軌跡をテーマにした作品の投稿をお待ちしています!

***【次々回例会】*********************************************** 
[日時] 2020年6月21日(日)13時~
[場所]  大阪市港区民センター 楓 
〒552-0007 大阪市港区弁天2-1-5
アクセス → https://www.osakacommunity.jp/minato/access.html
<最寄駅>地下鉄中央線・JR環状線「弁天町」徒歩7分
[会費]  無料
[課題] 後日案内させていただきます。

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★課題作の投稿などはこちらまで → blogsokikaitusin■gmail.com(■を@に変えてください)
以上

【結果発表】ネット作品展「教材に使える10手台~大駒捨てのある作品~」<2回目>

【結果発表】ネット作品展「教材に使える10手台~大駒捨てのある作品~」<2回目>

自粛モードとは関係なく桜は満開です。
近所の河川敷の風景。

桜0404_1

■【結果発表】ネット作品展「教材に使える10手台~大駒捨てのある作品~」<2回目>
 創棋会のネット作品展「教材に使える詰将棋~大駒捨てのある作品~」には、17名の方から解答をいただきました。
 解答いただいたのは次の方々です(敬称略)。皆様ありがとうございました。
    嵐田保夫、有吉弘敏、片山智之、奥鳥羽生、白木大輔、則内誠一郎、占魚亭、
    竹中健一、津久井康雄、西村章、野曽原直之、原田豪、福原徹彦、松澤成俊、
    RINTARO、安田恒雄、山下誠
 多数の方に解答に取り組んでいただきましたこと、あらためて感謝申し上げます。
 大駒捨てを堪能できる作品が揃っていたので、楽しんでいただけたのではないかと思います。
 出題は2月19日。次のURLからご覧いただけます。
    http://sokikaitusin.blog.fc2.com/blog-entry-333.html

 それでは今日は第2回目の結果発表です。
 2作同時に発表させていただきます。

② 吉松 智明作
2020kyozai02

 33歩成、同桂、45馬、同桂、34金、同桂、25香、24角、35桂、13玉
 33龍、同角、23香成まで13手

【評点】(Aは3点、Bは2点、Cは1点とし、誤無解を除いて集計)
  平均点:2.71、A:12、B:5、C:0、誤解:0、無解:0、無評価:0

【作者のことば】
 1番同様よくある収束の逆算。
 27馬は45に飛び出すしか能がなく、芸の無い配置でお恥ずかしい限り。

★よくある収束とは25香からの7手詰。ご存知の方も多いと思います。
 そこに至る味付け次第で良い教材にも悪い教材にもなりますが、本作はどうでしょうか。
 35桂と打てれば話は早いのですが、13角が利いています。
 34歩がなかったら、15桂~14金から34龍のような筋もありますが、42桂も利いているのでちょっと無理そうです。
 しかし初手は33歩成くらいしかありません。
 同桂と取られますが、うまい具合に45馬と飛び出すことが出来ます。
 45馬に34合は同金と取れば、作意同様に進めて同手数駒余りの詰み。
 そこでこれも同桂と取ります。
 必然に近いやり取りですが、桂の二段跳びは気持ちの良い手順。
 この局面で25金が邪魔駒ということに気がつけば一気に手が進みます。
 34金と捨てます。
 同桂と取れば、金がいなくなったので25香と打つことが出来ます。
 24に合駒を打つのは35桂までですから24角と移動合で応じます。
 それには35桂、13玉と追ってから33龍と捨てるのが決め手。
 同角ともう一度角を動かせば25に打った香の利きが通って23香(桂)成までの詰み。
 双方の駒が良く捌け、最後は清涼詰と気持ちの良い作品でした。


安田恒雄:.守備桂の3度の跳び、龍を捨てての清涼詰、テーマにぴったりの気持ちの良い作品。

★桂が跳ねる手は軽快な印象を与えます。

RINTARO:すらすら解けました。定型の収束ですが、序の桂の2段跳ねがいいですね。 

★すらすら解ける10手台(笑)

西村 章:桂の2段跳はいつ見ても楽しいですね。 

★序盤はこれしかない手順ですが、楽しんでいただけて何よりです。

山下誠:桂馬が活躍して楽しめる作品。桂成で終わる収束もよい

★最終手は香成を選ばれた方が多かったようです。

有吉弘敏: 教材に最適。

★看寿賞作家にそう言ってもらえると嬉しいです。

片山智之:詰手筋がてんこ盛りの好作。「焦点への捨駒」や「一間龍」。おまけに、桂の二段跳ねまで鑑賞できるなんて・・・。お見事です。一間龍愛好家なので、一間龍の醍醐味を味わえる本作は、極上の逸品!

★33龍も確かに一間龍ですね。

奥鳥羽生:後半が、玉香間角(銀)合~飛捨て香筋通しの教材手順。

★漢文のような手筋名(笑)

津久井康雄:詰方の初形配置の駒がすべて消える。

★駒が消えるのは爽快ですね。

占魚亭:全ては25香実現のため。好感触の手ばかりで爽やかな解後感。

★難解な手はありませんが、タッチは悪くなかったようですね。

則内誠一郎: 4手目合駒は同手順駒余りかな?

★ここで作意が見えてしまいます(笑)

松澤成俊 :2一龍と取りたい。

★強豪ならではの発想(?)

原田豪:詰上がりは何かの模様みたいですね。

★偶然の産物かと思われます。

野曽原直之:移動合を龍捨てで動かす気持ちのいい手順。

★一応「合駒を動かす」という手順になってます。

嵐田 保夫 :抑え役の金ではなく桂香で仕上げる意外性が詰将棋の醍醐味。

★金は邪魔駒でした。

竹中健一:攻め駒がきれいに捌けて清涼詰ですね。

福原徹彦: 次々に駒を捨て、清涼詰になるのは気持ちが良い。

★大駒捨てよりも捌きと清涼詰が受け、C評価無しで好評でした。


③ RINTARO作
2020kyozai03

  32飛、23玉、34飛成、14玉、23龍、同玉、41角、12玉、34角成、22玉、
  23馬、31玉、32馬迄13手。

【評点】(Aは3点、Bは2点、Cは1点とし、誤無解を除いて集計)
  平均点:2.12、A:5、B:9、C:3、誤解:0、無解:0、無評価:0

【作者のことば】
 5手目に全てを賭けた作。11歩を飛にすると、53銀63銀を42香にできる。
 この方が4×4で1枚減になるため、見た目的には絶対上だが、初手23飛の紛れが大事だと考えてこちらを選択しました。  A

★53銀と63銀が目立ちます。
 14玉からの脱出が見えていますが、41角と打てれば阻止できる形です。
 しかし23飛と打つのは取ってくれれば41角で簡単ですが、31玉と引かれ、21飛成、42玉、32龍と調子よく追って、51玉となってみると2枚銀の守りが強力で、もう一押しが利かない形。
 31角などは同玉でも23玉でも続きません。
 仕方がないので32飛と打ちます。
 23玉と上がられると34飛成くらいしか手がありません。
 14玉とどんどん逃げます。
 36角と打っても25桂合で詰みは無さそうです。
 このへんで読みを打ち切って初形に戻って23飛を考え直した方も多いのではないでしょうか。
 実は34飛成、14玉と追ったときに素晴らしい一手がありました。
 23龍と捨てるのです。
 15玉から脱出されそうですが、37角と打てば26合の一手。
 そこで13龍と香を取り、同桂に16香まで。43角の長い足が活きました。
 23龍は同玉と取るしかありません。
 これで待望の41角が打てます。
 以下は12玉に34角成から、二枚の角を連結させての詰みとなります。
 初手に打った32飛が直後に邪魔駒となり、それを34飛成から23龍と消去するというのが本作の構想です。
 23龍はインパクト十分な妙手で、皆さんの評価もそこに集中しました。


山下誠:2三飛と打っては取ってくれないので龍に変える。後半は冗長。

★23飛打は取れば41角と打って簡単ですが、31玉、21飛成、42玉、32龍、51玉で2枚銀の守りが強力。

西村 章:初手23飛で失敗したので(31玉で不詰)23龍が発見できました。 
★試行錯誤の末にたどり着いた23龍、達成感もひとしお。

占魚亭 :23竜が決め手。

★強引に玉を引き戻す強手。

津久井康雄:変化(37角)を含んでの23龍がいい手触り。

★23龍は変化を読み切らないと指せない一手ですね。

原田豪: 上に逃げられても13の香が取れるのでセーフ。

★13香は、変化にも作意にも役立つ配置かと思ったのですが。

竹中健一:変化のための13香配置がちょっと苦しいかなぁ。

★1筋の配置にやや重複感が感じられたでしょうか。
 15玉の変化をどうまとめるか、別の表現もあったのでしょうが、シンプルな手段を選択されたものと思います。

嵐田 保夫:2三龍が主眼の一手と思うが、これに対し1五玉の方を作意にしたいくらい。

★作意は後半やや流れましたか。

福原徹彦 :23龍が盲点に入り苦戦。収束が間延びしてしまった印象。

★23龍発見の難易が評価の分かれ道。

有吉弘敏: 打った飛の積極的消去の狙いは良いが、短編で7手収束は流石に厳しい。

★後半にもう一手欲しかったですね。

松澤成俊 : 左の方が重い 1二歩無し図とダブル13手詰め出題すれば良かった(笑)

★12飛成から23龍と捨てる筋ですね。こちらも立派な作品が出来そうです。

野曽原直之:重要そうに見える持駒の飛車は捨駒だった。

★大切な駒を捨てる手を読めば正解にたどり着ける、という法則がありそうです(笑)

奥鳥羽生 :他種の駒(金・銀)ならすぐに取らせ作意に短絡するが、不自由な駒(飛)のため手数をかけて玉を誘導する。類型化はされていないので、色々なパターンが考えられる教材。

★この回りくどさが詰将棋の妙味の一つですね。

片山智之 :2三から1四への逃走ルートが見えているので、初心者にとっては、初手3二飛は指しづらいことでしょう。そのような状況の中で、5手目2三龍捨ては、まさに奇想天外な妙手に違いありません。初心者に「大駒捨ての衝撃」を感じて頂く、絶好の作品だと思いました。

★23龍はまさに意表を衝く一手でした。
 こういう手を初めて見た人にはインパクトが大きかったことと思います。

則内誠一郎 :5手目を熱く語るための教材。

★作者の心を読み取っていただき、ありがとうございました。

安田恒雄:.23龍の発見にどれだけ時間を費やしたことか。一発芸で駒数も多いけれど、敬意を表してあえてA。

★「一発芸」はピッタリの表現。多くの方に作者の狙いが伝わりました。


■創棋会の今後の予定
***【次回例会】************************************************* 
★開催は見合わせる方向です。
 次回ブログで正式にお伝えします。

[日時] 2020年4月19日(日)13時~
[場所]  大阪市福島区民センター 302号(広い部屋です)
〒553-0006 大阪市福島区吉野3-17-23
アクセス → https://www.osakacommunity.jp/fukusima/access.html
<最寄駅>阪神本線 野田駅・JR東西線 海老江駅・地下鉄千日前線 野田阪神から 徒歩数分
[会費] 無料
[課題]  「駒の軌跡」。駒が移動する軌跡をテーマにした作品の投稿をお待ちしています!

***【次々回例会】*********************************************** 
[日時] 2020年6月21日(日)13時~
[場所]  大阪市港区民センター 楓 
〒552-0007 大阪市港区弁天2-1-5
アクセス → https://www.osakacommunity.jp/minato/access.html
<最寄駅>地下鉄中央線・JR環状線「弁天町」徒歩7分
[会費]  無料
[課題] 後日案内させていただきます。

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★課題作の投稿などはこちらまで → blogsokikaitusin■gmail.com(■を@に変えてください)
以上