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もうすぐ例会~創棋会例会は2月17日(日)~

<もうすぐ例会~創棋会例会は2月17日(日)~>

■将棋世界3月号
 2018年の詰将棋サロン年間優秀作が選ばれました。
 柳原さんおめでとうございます!
 また「伊藤果賞」が設けられ大和敏雄さんの作品が選ばれました。大和さん復活か?
 「伊藤果賞」は今年限定みたいな書き方ですが、『絶品! 4×4マスの詰将棋』(伊藤果著・マイナビ出版)のPRが狙いでしょうか(笑)
 いずれにしても詰将棋にさまざまなスポットが当てられるのは結構なことです。


■暁将棋部屋 第3号
 1月中旬に発刊されました。
 創作詰将棋だけでなくフェアリーもあり、指将棋の話題も掲載。人気作家のインタビューは轟飛龍さん。さらにこの間に「スマホ詰パラの会in大阪」や若島正さんの「チェスプロブレム入門講座」の開催など山本さんの熱意には頭が下がる思いです。
 柳原さんの「詰将棋ファン」は第二号が8月頃発売予定という記事もありました。
 良質な詰棋書が出版されるのは読む詰将棋ファンには堪えられない喜びです。


■創棋会の次回以降の課題
☆次回課題はネット作品展「教材に使える短編~駒の特性を学ぶ~」(15手以内)。
 本年2月は、昨年、一昨年に続いてネット作品展「教材に使える詰将棋」を開催します。
 今回のテーマは「駒の特性を学ぶ」です。

☆4月例会の課題は「局面の対比」(6月号作品展)。
 ある局面から数手進むと局面が微妙に変化する。多様な表現があると思います。
 昨年例題を2作紹介していますので参照下さい。
    http://sokikaitusin.blog.fc2.com/blog-entry-238.html


■創棋会の次回課題は「教材に使える短編」
 創棋会の次回課題はネット作品展「教材に使える短編~駒の特性を学ぶ~」(15手以内)です。
 「教材に使える詰将棋」は今回で3回目となります。
 当初は長めの手数の詰将棋にチャレンジいただき、詰将棋の楽しさや面白さを知ってもらおうということで「教材に使える10手台」というタイトルにしたのですが、二桁手数の作品ばかりではハードルが高いので、今回は手数区分を15手以内の短編としました。
 今回のテーマは「駒の特性を学ぶ」です。
 駒の力を発揮した詰手筋、駒の特徴がよく現れた手順、そういう作品に触れることで詰将棋の面白さや妙味を知っていただき、ますます詰将棋を好きになっていただきたい。そう考えた次第です。
 例題は、このあと紹介させていただきます。
 作家の皆さまには、課題に相応しい作品の投稿をお願いします。
 投稿作は2月例会で選考し、2月下旬に本ブログで一斉出題の予定です。

◇例題紹介
「教材に使える短編~駒の特性を学ぶ~」

 例題紹介の最後は角です。

小西逸生作 詰パラ1968年6月(『続々七手詰傑作集』第82番)
角_小西作

 七手詰コンクールに出品された作品。
 中段玉で形はやや広がっていますが、成駒がなく清潔感のある形。
 当時は駒数制限がなかったのですが、盤面10枚というのもいいですね。
 パッと見て詰形が浮かびません。
 43角成は45玉、46飛、35玉で捕まりませんし、46桂も55玉で見込みがありません。
 53角成が、取れば43角成を見て気持ちの良い一手ですが、55玉と逃げられると、これが詰むのかという局面。
 ここでうまい手順がありました。
 まず65金と捨てます。
 同香と取らせて67桂と打ちます。
 66玉と逃げられますが75馬まで、見事に詰みました。
 65金から67桂は、飛車を取られるだけでなく上部脱出されそうで、不利感があり指しにくい手順ですが、二枚角のラインを活用して巧妙な詰上り。
 角の長いリーチを活用した好作で、コンクールでは3位に輝きました。

<詰上り:75馬>
角_小西作詰上り


【手順】53角成、55玉、65金、同香、67桂、66玉、75馬まで7手詰


荒井和之作 詰パラ1985年月(『80年代ショート詰将棋ベスト200』第114番)
角_荒井作

 開き王手が見えていますが36の銀で25の龍を抜かれないように37桂の事前準備が大切なところ。
 56玉は36龍があるので銀で取る一手ですが、同銀成では68角、56玉、46金まで。よって同銀不成が正着。気の利いた応酬ですね。
 待望の開き王手ですが、どこに角を動かすのが正解でしょうか?
 13角成と馬を作るのが有望。56玉なら65角の好手があります。
 しかし35歩と捨合されると同龍も同馬も56玉で困ります。
 ここは79角と最遠移動するのが好手。

<3手目:79角>
角_荒井作79角


 79角には56玉の一手ですが、65角と捨てるのが決め手。
 このとき67玉なら68金まで。この変化のために79まで角を引いておいたわけです。
 同龍に57金までの詰。
 角の最遠移動をコンパクトに表現した好作です。

【手順】37桂、同銀不成、79角、56玉、65角、同龍、57金まで7手詰


小林敏樹作 詰パラ1987年11月(『80年代ショート詰将棋ベスト200』第148番)
角_小林作

 87年下半期の小学校半期賞受賞作。
 56金から65金とするカッコイイ開き王手の筋がありますが、26龍と飛を取られてしまいます。
 93角と打つのも良さそうですが76玉に金をどこに動いても26龍があります。
 24龍をどこかに動かさないといけません。
 44角では同龍と取らずに76玉でダメなので、33角と成れるところから打ちます。

<初手:33角>
角_小林作33角

 これなら76玉には77角成と出来ます。
 57玉と潜り込むのも93角、68玉に77角成があります。
 また44合も同角成、同龍、93角、76玉、45金まで駒余りの詰みです。
 やむなく33同龍ととったところで、93角が決め手の遠打。

<3手目:93角>
角_小林作93角

 76玉なら35金まで。
 93同龍には56金、76玉、65金まで開き王手で気持ちの良い詰上り。
 2枚の遠角で龍を翻弄する手順が素晴らしく、金の動きが作意と変化で異なるのも作品に深みを与えています。

【手順】33角、同龍、93角、同龍、56金、76玉、65金まで7手詰


 数回にわたって例題を紹介させていただきました。
 いずれも好作揃いでお楽しみいただけたと思いますが、駒の機能が存分に発揮された作品には美しさを感じます。
 そういう作品に出会えれば、解いて満足、鑑賞して納得です。
 詰将棋がきっと好きになることでしょう。

 作家の皆さまには、どうぞそんな「教材」に相応しい作品を投稿くださいますようお願いいたします。


■創棋会の今後の予定
***【次回例会】************************************************* 
[日時] 2019年2月17日(日)13時~
[場所]  大阪市港区民センター 楓
  〒552-0007 大阪市港区弁天2-1-5
    交通 地下鉄中央線・JR環状線  弁天町駅 徒歩7分
     アクセス → https://www.osakacommunity.jp/minato/access.html
[会費]  無料
[課題]  ネット作品展「教材に使える短編~駒の特性を学ぶ~」(15手以内)。

***【次々回例会】*********************************************** 
[日時] 2019年4月21日(日)13時~
[場所]  大阪市福島区民センター 303号
   〒553-0006 大阪市福島区吉野3-17-23
      アクセス → https://www.osakacommunity.jp/fukusima/access.html
[会費]  無料
[課題] 6月号作品展「局面の対比」(29手以内)

課題作の投稿などはこちらまで
→ blogsokikaitusin ■ gmail.com (■を@に変えてください))
以上
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詰パラ2月号到着

<詰パラ2月号到着>
■詰パラ2月号
・表紙。中学校担当の太刀岡さん。意外と易しい?
・詰将棋学校(12P~)。
 小学校:5年で250題。毎月百数十名の解答ですから、大変だったと思います。最後までよろしくお願いします。
 中学校:言葉通りの豪華メンバー! これは解かねば…。
 高校:会員を集める苦労はわかるような気がします。
 短大:今月の顔ぶれ結構魅力的ですね。
 大学:2月は足早。だから易しめというのは嬉しい選題。
 大院:見るからに○○っぽい作品が並びました。皆さん解きましょう。作品投稿も今がチャンス!
 大道棋教室:kisyさんは大道棋も達者なんですね。
・新人コンクール(18P~)。宮田さんも新人ですか…。
・詰備会(19P~)。形のコンパクトな作品が揃いました。
・竹俣紅女流初段卒業曲詰(20P~)。谷口さんの易しい曲詰もすっかりお馴染みに。
・全詰連の頁(21P~)。解答選手権の告知。昨年に続いて初級一般戦は会場が増えています。今年は運営の負担を勘案して競技時間が短縮されています。
・持駒のある風景(24P~)。ついに300回を迎えました。先のことなどを色々書かれていますが、人間誰しも年は取ります。明日は我が身。
・おもちゃ箱だより(26P~)。年賀詰。実戦型の初形曲詰というのは創作難度が高そう。
・ちえのわ雑文集(28P~)。ほっとさんによる「第Ч回裏短コン」。ネットの出題から結果発表までお疲れ様でした。すっかり楽しませていただきました。次回はどなたが開催してくれるのでしょうか?
・名局ライブラリー(30P~)。見開き2ページで一作とは贅沢な作品紹介ですね。ところで平成26年上期の作品紹介が3回続いています。柴田さんにはもっと昔の名作解説を期待している人が多いと思うので、そろそろギアチェンジされてもいいのでは?
・越智コレクションを訪ねて(22P~)。金子義隆さんの古図式調査レポート。
・将棋パズル雑談(36P~)。今回は比較的とっつきやすそうです。
・編集室(100P~)。ボヘミアンラプソディーのお話。私も正月休みに見ました。なかなかいい映画でした。ご覧になった詰キストの方、結構多いようですね。


■創棋会の次回以降の課題
☆次回課題はネット作品展「教材に使える短編~駒の特性を学ぶ~」(15手以内)。
 本年2月は、昨年、一昨年に続いてネット作品展「教材に使える詰将棋」を開催します。
 今回のテーマは「駒の特性を学ぶ」です。

☆4月例会の課題は「局面の対比」(6月号作品展)。
 ある局面から数手進むと局面が微妙に変化する。多様な表現があると思います。
 昨年例題を2作紹介していますので参照下さい。
   http://sokikaitusin.blog.fc2.com/blog-entry-238.html


■創棋会の次回課題は「教材に使える短編」
 創棋会の次回課題はネット作品展「教材に使える短編~駒の特性を学ぶ~」(15手以内)です。
 「教材に使える詰将棋」は今回で3回目となります。
 当初は長めの手数の詰将棋にチャレンジいただき、詰将棋の楽しさや面白さを知ってもらおうということで「教材に使える10手台」というタイトルにしたのですが、二桁手数の作品ばかりではハードルが高いので、今回は手数区分を15手以内の短編としました。
 今回のテーマは「駒の特性を学ぶ」です。
 駒の力を発揮した詰手筋、駒の特徴がよく現れた手順、そういう作品に触れることで詰将棋の面白さや妙味を知っていただき、ますます詰将棋を好きになっていただきたい。そう考えた次第です。
 例題は、このあと紹介させていただきます。
 作家の皆さまには、課題に相応しい作品の投稿をお願いします。
 投稿作は2月例会で選考し、2月下旬に本ブログで一斉出題の予定です。

◇例題紹介
「教材に使える短編~駒の特性を学ぶ~」

 今回は桂の作品を紹介します。

六車家々作 詰パラ1981年5月(『80年代ショート詰将棋ベスト200』第27番)
桂_伊藤正

初手25桂と跳ねます。

<初手:25桂>
桂_伊藤正25桂

35合は33桂成までですから23玉と引きます。
33桂成と両王手したくなりますが、12玉で詰みません。
33桂不成と跳ねます。

<3手目:33桂不成>
桂_伊藤正33桂

12玉なら21飛成がありますから32玉と逃げる一手。
そこで41桂成と飛び込めば詰み!

<5手目:41桂成>
桂_伊藤正41桂


僅かに5手で桂の三段跳を実現した好作です。
桂の特性はこのようにジャンプするところにあります。

【手順】25桂、23玉、33桂不成、32玉、41桂成まで5手詰


田中至作 詰パラ1967年7月(『白扇』第127番)
桂_田中至

本作は以前取り上げたことがありますが、桂馬を使った楽しい趣向作なので、あらためて紹介させていただきます。
43桂生や22香成が目に入りますが、いずれも上部に脱出されます。
初手は軽く32歩とします。同玉なら23桂成があるので同馬の一手。
ここで23桂打とするのがうまいタイミングで同馬とするしかありません。
これで32玉には23香成とすることができるので、今度は左から43桂と打ちます。
これも同金とするしかありません。
23の馬と43の金を質駒にしたところで、再度32歩と叩きます。

<7手目32歩>
桂_田中至32歩

玉では取れないので同馬としますが、32が塞がったので43桂と金を取ることが出来ました。
43同馬にもう一度32歩と叩きます。
これも同玉には23金があるので同馬と応じるしかありません。
そこで最後の決め手が23桂です。同馬と取らせて42金まで。
32歩と23桂・43桂の繰り返しで、玉方の馬も左右に動きます。手順に難しいところはなく、そのリズムを楽しんでいただけたのではないでしょうか。

【作意】32歩、同馬、23桂打、同馬、43桂打、同金、32歩、同馬、43桂不成、同馬、
 32歩、同馬、23桂、同馬、42金まで15手詰

桂と歩を使って玉方の駒を翻弄する、その手順のリズムは非常に楽しいと思います。
これも桂の特性がよく現れた一局かと思います。


本郷昌幸作 近代将棋1977年1月(『現代詰将棋短編名作選』第9番)
桂_本郷昌幸

もう一局桂で玉方の駒を翻弄する作品を紹介させていただきます。
盤面は馬香歩だけ、形も左右対称に近く、このまま額に入れて飾っておきたいような作品です。
41歩成から42との筋が見えていますが、その前に馬をどかさないといけません。
63桂、同馬としてから41歩成とすれば、これも同馬の一手。
もう一度63桂と捨て、同馬と取らせて、ようやく42とが実現。
61玉となった局面、何となく初形に似ていませんか?
同じように53桂から迫ります。

<9手目:53桂>
桂_本郷昌幸53桂

53桂、同馬、71歩成、同馬、53桂、同馬と馬を翻弄して、最後は72とまでの詰み。
桂馬による馬の翻弄がとても楽しい一局でした。

【手順】63桂、同馬、41歩成、同馬、63桂、同馬、42と、61玉、
53桂、同馬、71歩成、同馬、53桂、同馬、72とまで15手詰


三吉一郎作 詰パラ1968年9月(『古今短編詰将棋名作選』第143番)
桂_三吉一郎

14桂と打つのが実戦でも良く出てくる継ぎ桂の手筋。桂馬ならではの手筋です。
取る手はないので11玉と穴熊に入りますが、そこで33馬が妙手。
同桂に31飛と打てば玉は風前の灯火。
21角と打って抵抗すれば22桂成から32馬…。
おっと同角と取られて続きません。
筋に入っているようなのですが、どこで間違えたのか?
実はうまい手があるのです。
まず32馬と捨てます。
同玉に44桂と打ちます。
強力な馬と桂馬の打ち換え、何かいいことがあるのでしょうか?
同じように14桂打から33馬とします。

<7手目:33馬>
桂_三吉一郎33馬

同桂と取れば、41飛と一間離して打つのが好手。
21角合と受けますが、22桂成、同玉と同じように進めて、32桂成が好手。
今度は同玉なら42飛成があります。
同角と取らせて34桂まで、桂の吊るし詰。
この詰上りも桂の特性が良く出ています。

【手順】32馬、同玉、44桂、22玉、14桂打、11玉、33馬、同桂、
41飛、21角、22桂成、同玉、32桂成、同角、34桂まで15手詰


今回は「桂」の特性がよく現れた作品を紹介させていただきました。
作者の皆さまには「教材に相応しい」、解いて楽しく駒の特性が学べる作品の投稿をお願いします。


■創棋会の今後の予定
***【次回例会】************************************************* 
[日時] 2019年2月17日(日)13時~
[場所]  大阪市港区民センター 楓
〒552-0007 大阪市港区弁天2-1-5
交通 地下鉄中央線・JR環状線  弁天町駅 徒歩7分
アクセス → https://www.osakacommunity.jp/minato/access.html
[会費]  無料
[課題]  ネット作品展「教材に使える短編~駒の特性を学ぶ~」(15手以内)。

***【次々回例会】*********************************************** 
[日時] 2019年4月21日(日)13時~
[場所]  大阪市福島区民センター 303号
〒553-0006 大阪市福島区吉野3-17-23
アクセス → https://www.osakacommunity.jp/fukusima/access.html
[会費]  無料
[課題] 6月号作品展「局面の対比」(29手以内)

課題作の投稿などはこちらまで → blogsokikaitusin @ gmail.com
以上