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もうすぐ例会~1月20日~終了後新年会!

<もうすぐ例会~1月20日~終了後新年会!>

■もうすぐ例会
 次回例会は以下の通りです。
 若島さんの講義「チェス・プロブレム入門」もあります。
 また終了後は新年会です。
 皆さまのご参加、お待ちしています。
  [日時] 2019年1月20日(日)13時~
  [場所]  大阪市福島区民センター 304号
   〒553-0006 大阪市福島区吉野3-17-23
   アクセス → https://www.osakacommunity.jp/fukusima/access.html
  [会費]  無料
  [課題] なし
 ◆若島正さんによる「チェス・プロブレム入門」の講義が14~16時に行われます。
  できるだけチェスの盤駒をご持参ください。

 ★♪☆♪★ 新年会 ★♪☆♪★
  [日時] 1月20日(日)17時30分~
  [場所] 志な乃亭 野田阪神店
     大阪市福島区大開1-14-19
     TEL:050-3462-7261
      阪神 野田駅、JR東西線 海老江駅、地下鉄千日前線 野田阪神駅から 徒歩1~2分
      参考 → https://r.gnavi.co.jp/k029418/map/
  [会費] 3千円(学生・女性千円)
    ★予約の都合上、ご参加いただける方は事前に連絡いただければ幸いです。 
       ※連絡先はブログの末尾に記載しています。

■創棋会の次回以降の課題
☆次回課題はネット作品展「教材に使える短編~駒の特性を学ぶ~」(15手以内)。
 本年2月は、昨年、一昨年に続いてネット作品展「教材に使える詰将棋」を開催します。
 今回のテーマは「駒の特性を学ぶ」です。

☆4月例会の課題は「局面の対比」(6月号作品展)。
 ある局面から数手進むと局面が微妙に変化する。多様な表現があると思います。
 昨年例題を2作紹介していますので参照下さい。
   http://sokikaitusin.blog.fc2.com/blog-entry-238.html

☆いずれも投稿先は、ブログの末尾に記載しています。
 どしどし投稿をお願いします。


■創棋会の次回課題は「教材に使える短編」
 創棋会の次回課題はネット作品展「教材に使える短編~駒の特性を学ぶ~」(15手以内)です。
 「教材に使える詰将棋」は今回で3回目となります。
 当初は長めの手数の詰将棋にチャレンジいただき、詰将棋の楽しさや面白さを知ってもらおうということで「教材に使える10手台」というタイトルにしたのですが、二桁手数の作品ばかりではハードルが高いので、今回は手数区分を15手以内の短編としました。
 今回のテーマは「駒の特性を学ぶ」です。
 駒の力を発揮した詰手筋、駒の特徴がよく現れた手順、そういう作品に触れることで詰将棋の面白さや妙味を知っていただき、ますます詰将棋を好きになっていただきたい。そう考えた次第です。
 例題は、このあと紹介させていただきます。
 作家の皆さまには、課題に相応しい作品の投稿をお願いします。
 投稿作は2月例会で選考し、2月下旬に本ブログで一斉出題の予定です。


◇例題紹介
 「教材に使える短編~駒の特性を学ぶ~」

 今回は「飛車」が主題です。
 飛車は将棋の駒で最強。遠くまで縦横に動けます。
 成れば龍王となり、斜めにも動くことが出来、まさに無敵の存在。
 詰将棋でも、その威力が存分に発揮されます。

南倫夫作 詰パラ1961年3月(『古今短編詰将棋名作選』第85番)
南倫夫

 南さんは「南流たたみ込み」と呼ばれる収束の切れ味の良さで魅せる短編を得意にされていました。
 盤面6枚と簡素な初形。
 持駒は飛車2枚。あちらこちらから飛車が打てて、すぐにも詰みそうな形です。
 たとえば32飛と打てば43玉は34飛成がありますし、51玉なら41飛と捨てるのが同玉に31飛成を見て良さそうです。しかし41飛には62玉とかわされると続きません。
 しかし41飛のような手では33玉で届きません。
 持駒の飛車二枚を活かす好手があります。
 32角成と捨てるのです。
 51玉と逃げられそうですが、そこで71飛が巧い手です。
 61合なら41飛から61飛右成でピッタリ。このように左右(あるいは上下)から二枚飛車で挟撃する筋を「サンドイッチ飛車」の形と呼びます。
 32同玉と取るしかありませんが、34飛と打つのが継続の好手段です。

<3手目:34飛>
南倫夫34飛

 玉はこの一手でしびれています。
 21玉なら31飛打から33飛行成。23玉なら33飛打。43玉には44飛打。33合も31飛打から33飛成。
 42玉と寄って凌ごうとしますが、41飛と捨てるのが決め手。
 同玉に31飛成までの詰み。
 僅か7手ですが飛車の威力が存分に発揮された一作です。

【手順】32角成、同玉、34飛、42玉、41飛、同玉、31飛成まで7手詰


小林敏樹作 詰パラ1984年7月(『80年代ショート詰将棋ベスト200』第89番)
小林敏樹

 34飛を動かして開王手する手が見えています。
 33飛成とやってみましょう。
 46玉と逃げる一手に24角成とすれば47玉に57馬まで簡単。
 いや24角成のとき35歩と捨合する妙手がありました。同馬なら37玉、同龍なら47玉で捕まりません。
 それなら飛車を引くのはどうでしょうか。
 37あたりに引いてみましょう。これは46玉ですぐに飛車がとられそうでダメです。
 38はどうでしょうか?これも46玉、24角成、47玉となると飛車がとられてしまいます。
 正解は39飛です。

<初手:39飛>
小林敏樹39飛

 これなら、46玉には24角成、47玉、57馬で詰みます。
 上部脱出が出来ないので44玉とバックし、53のと金を取って逃げようとしますが、そこで33飛成と捨てるのが決め手。
 最遠地点の39に引いた飛車を、これまた33まで長距離移動してバッサリ捨てるのが豪快な手順です。まさに飛車の特性が発揮された好局です。
 33同玉に22角成までの詰め上りも緊張感があっていい感じです。

【手順】39飛、44玉、33飛成、同玉、22角成まで5手詰


原田清美作 詰パラ1984年11月(『80年代ショート詰将棋ベスト200』第95番)
原田清美

 25玉と寄られると捕まらない形です。
 45飛と打ってみましょう。
 25合は14飛までですから、35に合する一手。
 これも同飛と取れば同銀と応じるしかありません。
 そこで14飛と打てば25玉に、26歩、同銀、36銀まで詰みます。
 でも35で取った駒が余ります。
 おかしいですね。
 実は受け方に妙手がありました。
 45飛には35銀と移動合するのが絶妙の受け。
 同飛と取ると24玉とかわされ、持駒は飛銀と強力ですが、52角が良く利いていて詰みません。
 しかし、14飛と打ってしまうと、25玉とされた局面が打歩詰。

<失敗図:25玉>
原田清美失敗図

 こうなってしまうと、ちょっと打開は難しそうです。
 何かいい方法はないでしょうか?
 失敗図で45飛がなければいいわけですね。
 そこで妙手が飛び出します。
 35飛と打つのです。

<初手:35飛>
原田清美35飛

 35に打てばこれは同銀と取るしかありません。
 14飛と打って25玉と寄った局面は、不思議なことに失敗図から45飛が消えています。
 これで26歩と打つことが出来ますから、同銀と取らせて36銀までの詰み。

 飛車の「取らせ短打」という珍しい手筋を少ない駒数で表現した好局。

【手順】35飛、同銀、14飛、25玉、26歩、同銀、36銀まで7手詰


二上達也作 1967年1月「二上詰将棋200題」
 (『古今短編詰将棋名作選』第129番、『将棋魔法陣』第二部「珠玉篇」第19番)
二上達也

 持駒が飛車二枚に金と強力ですが、25飛などと俗に攻めるのは13玉で続きません。
 詰将棋に慣れた人なら32馬の利きを外して14金までという手順がパッと浮かぶと思います。
 しかし22飛も21飛も同馬とは取ってくれず、13玉とかわされてしまいます。
 試行錯誤しているうちに、22飛に13玉のとき、12の歩がなければ12金と打って詰むということに気づくのではないでしょうか。
 どうやって12の歩を消せばよいか?
 うまい手順があります。
 まず21飛と打ちます。

<初手:21飛>
二上達也21飛

 同馬とは取れません。22合も同飛成で無効。
 13玉と逃げる一手に、25桂と活用するのが良い手です。
 角道が止まるのでちょっと抵抗がありますが、14玉なら13飛まで。
 12玉と歩を取らせたところで、13桂成と捨てます。
 21玉と飛車を取られそうですが、それには41飛の好手があるので大丈夫。
 13同玉となったところで、24飛成と捨て、同玉に22飛と打ち換えるのが好手順。

<9手目:22飛>
二上達也22飛

 22飛と打ったところは待望の局面。
 13玉なら12金がありますね。
 同馬と取るしかなく、14金までの詰み。

 2回の飛車の限定打を打ち換えで表現。変化も含めて、飛車の力が発揮された一局です。

【手順】21飛、13玉、25桂、12玉、13桂成、同玉、24飛成、同玉、22飛、同馬、14金まで11手詰

 短い手数の中に、邪魔駒消去、打換、限定打と、豊富な手筋が盛り込まれた好局。


 「教材」ということで、今回の例題も短手数のものを多く取り上げました。飛の特性がどういうものか、お役に立てれば幸いです。

■創棋会の今後の予定
***【次回例会】************************************************* 
[日時] 2019年1月20日(日)13時~
[場所]  大阪市福島区民センター 304号
  〒553-0006 大阪市福島区吉野3-17-23
  アクセス → https://www.osakacommunity.jp/fukusima/access.html
[会費]  無料
[課題] なし(皆さんの発表したいことがあれば、事前投稿でも当日持参でも結構ですので、よろしくお願いします)
◆若島正さんによる「チェス・プロブレム入門」の講義が14~16時に行われます。
 できるだけチェスの盤駒をご持参ください。

★♪☆♪★ 新年会 ★♪☆♪★
例会終了後、新年会を開催します。
 [日時] 1月20日(日)17時30分~
 [場所] 志な乃亭 野田阪神店
   大阪市福島区大開1-14-19
   TEL:050-3462-7261
   阪神 野田駅、JR東西線 海老江駅、地下鉄千日前線 野田阪神駅から 徒歩1~2分
    参考 → https://r.gnavi.co.jp/k029418/map/
[会費] 3千円(学生・女性千円)
★予約の都合上、ご参加いただける方は事前に連絡いただければ幸いです。 

***【次々回例会】*********************************************** 
[日時] 2019年2月17日(日)13時~
[場所]  大阪市港区民センター 楓
  〒552-0007 大阪市港区弁天2-1-5
  TEL:06-6572-0020
   交通 地下鉄中央線・JR環状線  弁天町駅 徒歩7分
   アクセス → https://www.osakacommunity.jp/minato/access.html
    ※1月例会と場所が異なりますのでご注意下さい。
[会費]  無料
[課題]  ネット作品展「教材に使える短編~駒の特性を学ぶ~」(15手以内)。

★例会やネット作品展への投稿、その他の連絡は下記まで
   blogsokikaitusin@gmail.com
以上
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創棋会の次回課題は「駒の特性を学ぶ」

<創棋会の次回課題は「駒の特性を学ぶ」>

 明けましておめでとうございます。
 本年も創棋会とブログ「創棋会通信+α」をよろしくお願いいたします。

■将棋世界2月号
・藤井聡太さん
 スペシャルインタビュー(22p)、谷川さんの論考(88p)、100勝達成(86p)と盛沢山。谷川さんの論考では詰将棋作家としての特徴なども触れられていて興味深いです。
・斎藤慎太郎さん
 畠山鎮さんとの師弟対談。私が2012年春に地方の将棋大会に参加したとき、畠山さんが棋士として招聘されていたのですが、午後の指導将棋のとき「弟子の結果はどうなったかご存知ないですか」という質問を受けました。前年に続く解答選手権チャンピオン戦の覇者になったかどうかを気にされていたんですね。懇親会でも斎藤さんの名前がたびたび出てきて、本当に弟子を愛されているんだなと強く感じたことをよく覚えています。
・付録はプロ棋士の詰将棋40題。全問解くのは結構骨が折れます。
・詰将棋創作キッズチャレンジ(59P)
 将棋世界ならではの素晴らしい企画。めざすは第二の藤井聡太というフレーズも嬉しいですね。応募資格は小学生以下で、A部門が最終手「桂」の1~9手詰。B部門は1~17手詰の自由創作。
 実行委員が浦野さん小林敏樹さん若島さんのゴールデンメンバー。この3人が一次審査。最終審査はA部門を斎藤さん、B部門を谷川さんという、これまた素晴らしい顔ぶれ。
 編集後記によるとこの企画の発案は若島さんとのこと。若島さんのtwitterでも発信されていて詰棋界でも反響が大きいですね。
・「将棋と文学」シンポジウム (241P)
 対談2が「盤上遊戯と小説」で若島さんといとうせいこうさん。若島さんの活躍はどこまで続くのでしょうか?


■創棋会の次回以降の課題
☆次回課題はネット作品展「教材に使える短編~駒の特性を学ぶ~」(15手以内)。
 本年2月は、昨年、一昨年に続いてネット作品展「教材に使える詰将棋」を開催します。
 今回のテーマは「駒の特性を学ぶ」です。

☆4月例会の課題は「局面の対比」(6月号作品展)。
 ある局面から数手進むと局面が微妙に変化する。多様な表現があると思います。
 昨年例題を2作紹介していますので参照下さい。
    http://sokikaitusin.blog.fc2.com/blog-entry-238.html

☆いずれも投稿先は、ブログの末尾に記載していますので、どしどし投稿をお願いします。。


■創棋会の次回課題は「教材に使える短編」
 創棋会の次回課題はネット作品展「教材に使える短編~駒の特性を学ぶ~」(15手以内)です。
 「教材に使える詰将棋」は今回で3回目となります。
 当初は長めの手数の詰将棋にチャレンジいただき、詰将棋の楽しさや面白さを知ってもらおうということで「教材に使える10手台」というタイトルにしたのですが、二桁手数の作品ばかりではハードルが高いので、今回は手数区分を15手以内の短編としました。
 今回のテーマは「駒の特性を学ぶ」です。
 駒の力を発揮した詰手筋、駒の特徴がよく現れた手順、そういう作品に触れることで詰将棋の面白さや妙味を知っていただき、ますます詰将棋を好きになっていただきたい。そう考えた次第です。
 例題は、このあと紹介させていただきます。
 作家の皆さまには、課題に相応しい作品の投稿をお願いします。
 投稿作は2月例会で選考し、2月下旬に本ブログで一斉出題の予定です。

◇例題紹介
「教材に使える短編~駒の特性を学ぶ~」

 今回は金の特性を学びたいと思います。
 実戦の格言には「金は斜めに誘え」というものがあります。金は斜め後ろに下がれないので、斜めに誘って守備力を弱めようという狙いです。その逆に「金は引く手に好手あり」という格言もあります。こちらは上ずれば斜め後ろに弱点を抱えるので、引いて守りを固めるのが良いという教えです。
 それでは詰将棋では金をどのように活用すればよいのでしょうか。
 頭金、腹金、尻金という具合に縦横に利きがあることを利用した詰め方があります。
 金ならではの動きをつかんでいただきたいと思います。

有吉澄男作 詰パラ1985年6月(『80年代ショート詰将棋ベスト200』第108番)
有吉澄

 44と56玉に逃げ道がありますが、44は17角の利き筋、また56玉には47龍が見えています。
 35金が56玉に47龍を見て筋ですが、平凡に同香とされ、同龍に56玉で脱出モード。
 23角成も34歩、47龍、46桂の妙防で詰みません。
 初手は36金とジッと寄る手が正解。
 同香は同龍まで。ちょっと見えにくいところです。
 また56玉には、47龍! 、同玉、46金までの両王手。これも気の利いた変化です。
 34玉と引くのが最善です。
 35金と突っ込んでいきたくなりますが、43玉、44金、52玉となって、53金は同銀があり、32龍も63玉で詰みません。
 ここは25金と両王手するのが好手順。43玉には32龍を見ています。
 45玉とかわされて56からの脱出を見せられますが、36龍と捨てるのが決め手。
 同玉の一手に35金と寄れば両王手のフィニッシュです。

<詰上り:35金>
有吉澄詰上り

 26の金が36→25→35と大活躍。
 寄って、進んで、引くという動きは、金ならではです。
 金という駒には重量感があり、本作に7手詰とは思えない重厚さを与えています。

【手順】36金、34玉、25金、45玉、36龍、同玉、35金まで7手詰


本間精一作 詰パラ1966年11月(『続々7手詰傑作集』第39番)
本間

 『続々7手詰傑作集』は1965年から1969年までに詰パラ誌上で発表された7手詰の好作がまとめられたもので、1969年秋に刊行されました。
 詰パラ会員になってから購読したのですが、当時の棋力では暗算で詰めることなど出来るわけもなく、一作解くたびにその素晴らしさに感動したことを思い出します。
 本作もこじんまりした形ですが、盲点に入ったのか、全く解けませんでした。
 結果発表時には「どうしても詰みません。誤植ではないでしょうか」という一言が発表されていたとのことです。
 12金から21飛や、単に41飛などを考えるのですが、いずれもすぐに切れてしまいます。
 最後には12角成などという手を考えるのですが当然詰みません。
 王手が出来る手は限られているのに詰み筋が浮かばない…。
 しかしいい手が残っていました。
 12金、31玉に22金と寄るのです!

<3手目:22金>
本間22金

 打ったばかりの金をスッと22に寄って捨てる。
 何とも言えない味の良さです。
 41玉なら31飛まで。この変化も気が利いています。
 同玉と取る一手に、12飛から13飛成とアッサリ収束。

 斜めから、そして、横に寄ってと、一枚の駒で連続王手するのは、金にしかできない動きです。
 実力者には物足りないかもしれませんが、金の動きがうまく表現された教材に相応しい一局かと考え紹介させていただきました。

【手順】12金、31玉、22金、同玉、12飛、23玉、13飛成まで7手詰


蓮湖吟人作 詰パラ1971年12月(『古今短編詰将棋名作選』第179番)
蓮湖

 中段玉ですが盤面は7枚と好形。
 36龍と引けば25合に26金までは一目ですが、16玉で脱出されそう。
 しかし17飛で上部を押さえる手には26玉で息切れ。
 ちょっと他に手がなさそうですね。
 もう一度36龍とやってみましょう。
 16玉のとき妙手がありました。
 15金と打つのです!

<3手目:15金>
蓮湖15金

 15金を同歩と取れば26飛から15龍があります。
 なおも17玉と脱出を図りますが、26龍が決め手。
 同玉に16飛までの詰上りもいい感じです。

 金は後ろの利きが少なく15金のように玉の背後から迫るのは気づきにくい一手です。
 尻金は俗手の妙手となることが多いように思います。

【手順】35龍、16玉、15金、17玉、26龍、同玉、16飛まで7手詰

 蓮湖吟人は七條兼三さんのペンネーム。解答強豪として有名な七條さんでしたが、この後長編大作を続々と発表されました。


清水一男作 詰パラ1965年7月(『詰将棋エトワール』第25番)
清水

 成駒のない初形に好感を覚えます。
 初手は軽く12角成と捨てます。
 取れば52飛成があるので14玉と逃げます。
 26桂と拠点を築き25玉となった局面が最初のヤマ場。
 34金が良さそうな手。55金に35金と引き同玉なら34馬までの読みですが、35金に15玉と寄られてダメ。46金引から35金の筋も同様。
 44金や54金は55金と飛を取られ、34馬と引くしかないのですが15玉で打歩詰。
 35金、15玉は打歩詰。そこで25金と捨てても同桂、16歩、24玉、34馬、13玉と逃げられてしまいますし、24金と開き王手するのも同玉、34馬、13玉、15飛、22玉で捕まりません。36金と引くのも24玉、35金、15玉で千日手です。
 ここで巧妙な手順がありました。
 35金、15玉のとき44金とソッポに開き王手するのです。

<7手目:44金>
清水44金

 今度は25合なら16歩と打てるので、24玉に34金までの詰み。
 55金と飛を取りますが、それでも16歩と打ちます。
 いったん24玉とかわしますが、34金から35金と捌いて34馬まで。
 攻め方の45金が35→44→34→35と縦横斜めに活躍する楽しい作品。
 金使いの名手、清水さんの会心の一作です。

【手順】12角成、14玉、26桂、25玉、35金、15玉、44金、55金、
   16歩、24玉、34金、25玉、35金、同玉、34馬まで15手詰


 「教材」ということで、今回の例題は短手数のものを多く取り上げましたが、金の特性を感じ取っていただければ幸いです。


■創棋会の今後の予定
***【次回例会】************************************************* 
[日時] 2019年1月20日(日)13時~
[場所]  大阪市福島区民センター 304号
   〒553-0006 大阪市福島区吉野3-17-23
   アクセス → https://www.osakacommunity.jp/fukusima/access.html
[会費]  無料
[課題] なし(皆さんの発表したいことがあれば、事前投稿でも当日持参でも結構ですので、よろしくお願いします)
若島正さんによる「チェス・プロブレム入門」の講義が14~16時に行われます。
 できるだけチェスの盤駒をご持参ください


★♪☆♪★ 新年会 ★♪☆♪★
例会終了後、新年会を開催します。
[日時] 1月20日(日)17時30分~
[場所] 志な乃亭 野田阪神店
  大阪市福島区大開1-14-19
  TEL:050-3462-7261
   阪神 野田駅、JR東西線 海老江駅、地下鉄千日前線 野田阪神駅から 徒歩1~2分
    参考 → https://r.gnavi.co.jp/k029418/map/
[会費] 3千円(学生・女性千円)
★予約の都合上、ご参加いただける方は事前に連絡いただければ幸いです。 

***【次々回例会】*********************************************** 
[日時] 2019年2月17日(日)13時~
[場所]  大阪市港区民センター 楓
 〒552-0007 大阪市港区弁天2-1-5
  TEL:06-6572-0020
   交通 地下鉄中央線・JR環状線  弁天町駅 徒歩7分
   アクセス → https://www.osakacommunity.jp/minato/access.html
     ※1月例会と場所が異なりますのでご注意下さい。
[会費]  無料
[課題]  ネット作品展「教材に使える短編~駒の特性を学ぶ~」(15手以内)。

★例会やネット作品展への投稿、その他の連絡は下記まで
   blogsokikaitusin@gmail.com

以上